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第63話:カルロス様に起きた奇跡
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「それにしても、サンダードラゴンの攻撃を受けて、よく命を取り留めましたね。お兄様の話では、生きていたことが奇跡だと言っておりましたわ」
サンダードラゴンの攻撃は、それほど破壊力があるらしい。
「その件なのだが、実はこれが俺を助けてくれたんだよ」
そう言うと、何やらメダルの様なものを見せてくれた。あら?このメダル、家の家紋が刻まれているわ。
「実はこれ、生前ルミタンのお父さん、元騎士団長が俺にくれた物なんだ。今回の討伐でも、これを首から下げて戦っていたんだ。これは特殊な力がある様で、サンダードラゴンの稲妻を、上手く除電してくれたみたいなんだよ。それで一命を取り留める事が出来たんだ」
「このメダルが、カルロス様を守って下さったのね…」
まさかお父様がカルロス様に託したこのメダルが、カルロス様を守ってくれるだなんて…
「それからね、俺が目覚める寸前、怖い顔の元騎士団長が現れたんだよ。“俺の可愛いルミナスを泣かせるなら、お前にはルミナスはやらん。さっさとルミナスの元へ戻れ”てね。それで気が付いたら、目の前にルミタンが寝ていたって訳さ。もしかしたら元騎士団長が、ルミタンの元に俺を返してくれたのかもしれないね…」
「お父様がですか?そう言えば私もさっき、お父様の夢を見ましたわ…」
もしかしたらお父様は、ずっと私たちの傍で、私たちを見守っていてくれていたのかもしれない。そう思ったら、涙が込みあげてきた。
「お父様…ありがとうございます…私、幸せになりますわ…」
メダルを握りしめながら、何度も何度もお父様にお礼を言った。私、お父様の事を酷く言っていたのに、それでもお父様は、亡くなってからも私たちを見守ってくれていた。
「ルミタン、泣かないで。俺は今回の奇跡は、亡くなった元騎士団長が起こしてくれたと思っているんだ。本当に元騎士団長はすごい人だ」
「はい…私の父は、最高の父ですから」
お父様、本当にありがとうございます。私にとってお父様は、最高とお父様ですわ。私、カルロス様と必ず幸せになります。だから、どうか天国で見守っていてくださいね。
心の中でそっと呟いた。
「さあ、ルミタン。まだ夜明けまでは時間がある。もう少し寝よう。俺はルミタンを抱きしめて寝るのが夢だったんだ」
そう言うと私をギュッと抱きしめたカルロス様。
「ルミタン、愛しているよ」
ゆっくり顔が近づいてきて、そのまま唇が重なる。久しぶりに触れたカルロス様の唇…温かくて柔らかい…
ん?なんだかどんどん深くなっていくような…
「ちょっと、カルロス様…ンンンンッ」
さすがにこの状況をマズイわ。そう思った時だった。
バチバチ
「痛っ!!」
いつの間にか私とカルロス様の間にあったお父様に貰ったメダルから、なぜか静電気の様なものが出たのだ。
「もしかして元騎士団長が、“ルミタンに手を出すな”て、怒っているのかな?」
常識では考えられないが、私も同じことを思った。
「私もそう思いますわ…」
何とも言えない空気が流れる。
するとカルロス様がメダルを手に取り、そっと机に置いた。
「なんだか今は元騎士団長に見張られているような気がする…クソ、せっかくルミタンと2人きりなのに…仕方がない、今日はこのまま寝よう」
「そうですね…それでは私は、ベッドから出ますね」
そう言ってベッドから出ようとしたのだが…
「元騎士団長も、一緒に眠るくらいなら怒らないよ。さあ、一緒に寝よう」
再びカルロス様によって、ベッドに戻された。チラリとメダルを見つめる。まあ、この部屋にはベッドは1つしかないし、お父様も許してくれるわよね。
そう思い、カルロス様の温もりを感じながら、そのまま眠りについたのだった。
翌日
「ルミナス、起きろ!ルミナス!!」
うるさいわね、誰よ。大きな声で叫んでいるのは…
ゆっくり目を開けると、目の前にはカルロス様の姿が。
「おはようございます、カルロス様」
「おはよう、ルミタ…」
「何がおはようございます、カルロス様だ!ルミナス、お前は何を考えているんだ。病人のベッドに潜り込んで寝るだなんて。それもカルロス殿を端っこに追いやって、自分が真ん中を陣取るだなんて!」
頭上からお兄様の怒鳴り声が聞こえてくる。
「ドリトル殿、ルミタンは俺が引き入れたのです。だからどうか、ルミタンを怒らないで下さい。それに俺たちはやましい事は何もしていませんし、もうすぐ結婚するのですから、これくらいで文句を言わないでもらいたい」
私を抱きしめながら、庇う様にお兄様に意見するカルロス様。
「だからと言って、病人のベッドに潜り込むだなんて…」
「まあまあ、カリオスティーノ侯爵、ルミナス嬢も疲れていたのでしょう。それにカルロスの性格上、きっと無理やりルミナス嬢をベッドに引き入れた事など、容易に想像できる。それにしてもカルロス、お前が目覚めて本当によかったよ。もう目覚めないかと思って、心配していたのだぞ」
公爵様が目に涙を浮かべてそう呟いた。公爵様もカルロス様の事をとても心配していたのだろう。
「父上…ご心配をおかけして申し訳ございませんでした…」
「さあ、カルロスも目覚めた事だし、王都に戻ろう。馬車の手配もしてある。カルロス、王都についたら念のため、病院を受診する様にとの事だ」
「分かりました。それじゃあルミタン、一緒に帰ろうか」
「はい、もちろんですわ」
いつもの様に私の手を握り、歩き出したカルロス様。やっぱりこの手が一番落ち着く。
サンダードラゴンの攻撃は、それほど破壊力があるらしい。
「その件なのだが、実はこれが俺を助けてくれたんだよ」
そう言うと、何やらメダルの様なものを見せてくれた。あら?このメダル、家の家紋が刻まれているわ。
「実はこれ、生前ルミタンのお父さん、元騎士団長が俺にくれた物なんだ。今回の討伐でも、これを首から下げて戦っていたんだ。これは特殊な力がある様で、サンダードラゴンの稲妻を、上手く除電してくれたみたいなんだよ。それで一命を取り留める事が出来たんだ」
「このメダルが、カルロス様を守って下さったのね…」
まさかお父様がカルロス様に託したこのメダルが、カルロス様を守ってくれるだなんて…
「それからね、俺が目覚める寸前、怖い顔の元騎士団長が現れたんだよ。“俺の可愛いルミナスを泣かせるなら、お前にはルミナスはやらん。さっさとルミナスの元へ戻れ”てね。それで気が付いたら、目の前にルミタンが寝ていたって訳さ。もしかしたら元騎士団長が、ルミタンの元に俺を返してくれたのかもしれないね…」
「お父様がですか?そう言えば私もさっき、お父様の夢を見ましたわ…」
もしかしたらお父様は、ずっと私たちの傍で、私たちを見守っていてくれていたのかもしれない。そう思ったら、涙が込みあげてきた。
「お父様…ありがとうございます…私、幸せになりますわ…」
メダルを握りしめながら、何度も何度もお父様にお礼を言った。私、お父様の事を酷く言っていたのに、それでもお父様は、亡くなってからも私たちを見守ってくれていた。
「ルミタン、泣かないで。俺は今回の奇跡は、亡くなった元騎士団長が起こしてくれたと思っているんだ。本当に元騎士団長はすごい人だ」
「はい…私の父は、最高の父ですから」
お父様、本当にありがとうございます。私にとってお父様は、最高とお父様ですわ。私、カルロス様と必ず幸せになります。だから、どうか天国で見守っていてくださいね。
心の中でそっと呟いた。
「さあ、ルミタン。まだ夜明けまでは時間がある。もう少し寝よう。俺はルミタンを抱きしめて寝るのが夢だったんだ」
そう言うと私をギュッと抱きしめたカルロス様。
「ルミタン、愛しているよ」
ゆっくり顔が近づいてきて、そのまま唇が重なる。久しぶりに触れたカルロス様の唇…温かくて柔らかい…
ん?なんだかどんどん深くなっていくような…
「ちょっと、カルロス様…ンンンンッ」
さすがにこの状況をマズイわ。そう思った時だった。
バチバチ
「痛っ!!」
いつの間にか私とカルロス様の間にあったお父様に貰ったメダルから、なぜか静電気の様なものが出たのだ。
「もしかして元騎士団長が、“ルミタンに手を出すな”て、怒っているのかな?」
常識では考えられないが、私も同じことを思った。
「私もそう思いますわ…」
何とも言えない空気が流れる。
するとカルロス様がメダルを手に取り、そっと机に置いた。
「なんだか今は元騎士団長に見張られているような気がする…クソ、せっかくルミタンと2人きりなのに…仕方がない、今日はこのまま寝よう」
「そうですね…それでは私は、ベッドから出ますね」
そう言ってベッドから出ようとしたのだが…
「元騎士団長も、一緒に眠るくらいなら怒らないよ。さあ、一緒に寝よう」
再びカルロス様によって、ベッドに戻された。チラリとメダルを見つめる。まあ、この部屋にはベッドは1つしかないし、お父様も許してくれるわよね。
そう思い、カルロス様の温もりを感じながら、そのまま眠りについたのだった。
翌日
「ルミナス、起きろ!ルミナス!!」
うるさいわね、誰よ。大きな声で叫んでいるのは…
ゆっくり目を開けると、目の前にはカルロス様の姿が。
「おはようございます、カルロス様」
「おはよう、ルミタ…」
「何がおはようございます、カルロス様だ!ルミナス、お前は何を考えているんだ。病人のベッドに潜り込んで寝るだなんて。それもカルロス殿を端っこに追いやって、自分が真ん中を陣取るだなんて!」
頭上からお兄様の怒鳴り声が聞こえてくる。
「ドリトル殿、ルミタンは俺が引き入れたのです。だからどうか、ルミタンを怒らないで下さい。それに俺たちはやましい事は何もしていませんし、もうすぐ結婚するのですから、これくらいで文句を言わないでもらいたい」
私を抱きしめながら、庇う様にお兄様に意見するカルロス様。
「だからと言って、病人のベッドに潜り込むだなんて…」
「まあまあ、カリオスティーノ侯爵、ルミナス嬢も疲れていたのでしょう。それにカルロスの性格上、きっと無理やりルミナス嬢をベッドに引き入れた事など、容易に想像できる。それにしてもカルロス、お前が目覚めて本当によかったよ。もう目覚めないかと思って、心配していたのだぞ」
公爵様が目に涙を浮かべてそう呟いた。公爵様もカルロス様の事をとても心配していたのだろう。
「父上…ご心配をおかけして申し訳ございませんでした…」
「さあ、カルロスも目覚めた事だし、王都に戻ろう。馬車の手配もしてある。カルロス、王都についたら念のため、病院を受診する様にとの事だ」
「分かりました。それじゃあルミタン、一緒に帰ろうか」
「はい、もちろんですわ」
いつもの様に私の手を握り、歩き出したカルロス様。やっぱりこの手が一番落ち着く。
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