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第16話:レアンヌ殿が気になる~アントニオ視点~
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そんな私とは裏腹に、リサは自分の娘の様に、レアンヌ殿を可愛がっている。常に彼女に寄り添い、彼女の為に洋服を作らせていた。基本的に私は、リサに好きな様にさせている。
そんな中、事件は起きた。
私の愛馬、マックがいなくなったのだ。あいつは戦場でもうまく立ち振る舞い、常に私を助けてくれた大切な相棒だ。そんなマックがいなくなっただなんて…
さらに
「大変です。レアンヌ様の姿がありません。どうやらマック様を探しに行った様で…本当にあの方は…とにかく、レアンヌ様を探しましょう」
何とレアンヌ殿までいなくなったというのだ。皆で必死にマックとレアンヌ殿を探す。すると、何とマックにまたがり、戻ってきたレアンヌ殿。あの気性が荒く、私以外絶対に背中に乗せないマックが。
さらに自分は動物と話が出来るのだと、得意そうに話をしている。その瞳は純粋そのもので、とても嘘を付いている様には見えなかった。
ただ…他の使用人たちは、全く信じていない様だったが…
それでも彼女は、私にもっとマックを走らせてやれと忠告し、自らもマックの世話がしたいと申し出たのだ。私がそれを承諾すると、嬉しそうに微笑むレアンヌ殿。
その微笑が、なぜか母上と重なった。
そして翌日、レアンヌ殿は言葉通り、マックの世話をしに来た。嬉しそうにマックと話をするレアンヌ殿。そう言えば母上も、ああやってよく動物と話をしていたな…
レアンヌ殿を見ていると、母上との楽しかった記憶が蘇り、なぜか心が温かいもので包まれるのだ。何なんだ、この気持ちは…
その後彼女と別れ、自室に戻って来たのだが…どうしても彼女が気になって、彼女がいる中庭へと向かう。すると楽しそうに鳥たちと話をするレアンヌ殿の姿が。
笑顔で動物たちと話をする彼女の姿に、私は釘付けになった。そんな私に気が付いたレアンヌ殿が、私をお茶に誘ってくれた。
嬉しそうに私にお茶を進めてくれる彼女。レアンヌ殿はいかに自分が動物たちに支えられてきたかを、嬉しそうに話してくれた。
その笑顔は本当に可愛くて、気が付くと“動物と話が出来ると言った事、私は信じるよ”と呟いてしまった。その瞬間、彼女の顔がぱぁっと明るくなったのだ。
あまりにも嬉しそうな顔をするものだから、なんだか私まで嬉しくなった。何なんだろう、この子。彼女といると、心が穏やかな気持ちになる。
もっと彼女の事が知りたい、もっと一緒にいたい、そんな思いから、彼女を森に誘った。せっかくだから、マックの背中に乗せて2人で行こうと思ったのだが…
「旦那様、まさかレアンヌ様をマック様の背中に乗せようだなんて考えておりませんよね。彼女は女性なのです。昨日の様に、スカートをまくり上げ、足を丸見えにして馬に乗るだなんてはしたない事は、絶対にさせないで下さい。とにかく、馬車を手配しますので!」
そうリサに言われてしまったのだ。リサはレアンヌ殿の事になると、人一倍口うるさくなるのだ。よほどレアンヌ殿を大切に思っているのだろう。仕方がないから、レアンヌ殿だけ馬車で向かわせることになった。
どうやらマックは馬車で向かうレアンヌ殿が気になる様で、常に後ろを気にしながら、森へと向かっている。こいつもレアンヌ殿が大好きな様だ。
目的地に着くと、リサと一緒に馬車から降りて来たレアンヌ殿。馬車の馬にも、ねぎらいの言葉をかけている。
そんなレアンヌ殿に、マックもしきりに声を上げていた。きっと彼女と話をしているのだろう。でも私には、何を話しているのか全く分からない。
私も動物の言葉が分かればな…
ついそんな事を考えてしまった。母上が楽しそうに動物と話している時ですら、こんな事を考えたことはなかったのに…なぜこんな風に思うのだろう…
そんな事を考えていると、マックが私と走りたいと言っているとレアンヌ殿が教えてくれたので、マックと走りに行く事にした。
ただ…
なぜだか彼女の事が気になる。マックも同じことを思ったのか、すぐにレアンヌ殿の元へと戻ってしまったのだ。彼女の元に戻ると、そこにいたのは、沢山の動物に囲まれ、楽しそうに話しをしている彼女の姿だった。
彼女はもしかして、動物たちを従える精霊ではないのか…そう思うほど、光輝いて見えたのだ。
この国には、あちこちに精霊が住んでいると言われている。精霊は神のような存在で、人々に崇められている。この森にも、森や生き物を守る精霊が住んでいると言われているのだ。
レアンヌ殿がむくりと立ち上がり、動物たちとどこかに行こうとしている。待ってくれ!どこに行くつもりだ?もしかして本当に彼女は精霊で、森に戻ってしまうのか?慌てて彼女の元にマックと共に向かう。
マックも怒っている様で、小さなリスに向かって声を発していた。小さなリスも、毛を逆立て怒っている。
どうやら動物たちはレアンヌ殿を森の奥に連れて行こうとしていた様で、それに対してマックが怒っていた様だ。
そんな中、事件は起きた。
私の愛馬、マックがいなくなったのだ。あいつは戦場でもうまく立ち振る舞い、常に私を助けてくれた大切な相棒だ。そんなマックがいなくなっただなんて…
さらに
「大変です。レアンヌ様の姿がありません。どうやらマック様を探しに行った様で…本当にあの方は…とにかく、レアンヌ様を探しましょう」
何とレアンヌ殿までいなくなったというのだ。皆で必死にマックとレアンヌ殿を探す。すると、何とマックにまたがり、戻ってきたレアンヌ殿。あの気性が荒く、私以外絶対に背中に乗せないマックが。
さらに自分は動物と話が出来るのだと、得意そうに話をしている。その瞳は純粋そのもので、とても嘘を付いている様には見えなかった。
ただ…他の使用人たちは、全く信じていない様だったが…
それでも彼女は、私にもっとマックを走らせてやれと忠告し、自らもマックの世話がしたいと申し出たのだ。私がそれを承諾すると、嬉しそうに微笑むレアンヌ殿。
その微笑が、なぜか母上と重なった。
そして翌日、レアンヌ殿は言葉通り、マックの世話をしに来た。嬉しそうにマックと話をするレアンヌ殿。そう言えば母上も、ああやってよく動物と話をしていたな…
レアンヌ殿を見ていると、母上との楽しかった記憶が蘇り、なぜか心が温かいもので包まれるのだ。何なんだ、この気持ちは…
その後彼女と別れ、自室に戻って来たのだが…どうしても彼女が気になって、彼女がいる中庭へと向かう。すると楽しそうに鳥たちと話をするレアンヌ殿の姿が。
笑顔で動物たちと話をする彼女の姿に、私は釘付けになった。そんな私に気が付いたレアンヌ殿が、私をお茶に誘ってくれた。
嬉しそうに私にお茶を進めてくれる彼女。レアンヌ殿はいかに自分が動物たちに支えられてきたかを、嬉しそうに話してくれた。
その笑顔は本当に可愛くて、気が付くと“動物と話が出来ると言った事、私は信じるよ”と呟いてしまった。その瞬間、彼女の顔がぱぁっと明るくなったのだ。
あまりにも嬉しそうな顔をするものだから、なんだか私まで嬉しくなった。何なんだろう、この子。彼女といると、心が穏やかな気持ちになる。
もっと彼女の事が知りたい、もっと一緒にいたい、そんな思いから、彼女を森に誘った。せっかくだから、マックの背中に乗せて2人で行こうと思ったのだが…
「旦那様、まさかレアンヌ様をマック様の背中に乗せようだなんて考えておりませんよね。彼女は女性なのです。昨日の様に、スカートをまくり上げ、足を丸見えにして馬に乗るだなんてはしたない事は、絶対にさせないで下さい。とにかく、馬車を手配しますので!」
そうリサに言われてしまったのだ。リサはレアンヌ殿の事になると、人一倍口うるさくなるのだ。よほどレアンヌ殿を大切に思っているのだろう。仕方がないから、レアンヌ殿だけ馬車で向かわせることになった。
どうやらマックは馬車で向かうレアンヌ殿が気になる様で、常に後ろを気にしながら、森へと向かっている。こいつもレアンヌ殿が大好きな様だ。
目的地に着くと、リサと一緒に馬車から降りて来たレアンヌ殿。馬車の馬にも、ねぎらいの言葉をかけている。
そんなレアンヌ殿に、マックもしきりに声を上げていた。きっと彼女と話をしているのだろう。でも私には、何を話しているのか全く分からない。
私も動物の言葉が分かればな…
ついそんな事を考えてしまった。母上が楽しそうに動物と話している時ですら、こんな事を考えたことはなかったのに…なぜこんな風に思うのだろう…
そんな事を考えていると、マックが私と走りたいと言っているとレアンヌ殿が教えてくれたので、マックと走りに行く事にした。
ただ…
なぜだか彼女の事が気になる。マックも同じことを思ったのか、すぐにレアンヌ殿の元へと戻ってしまったのだ。彼女の元に戻ると、そこにいたのは、沢山の動物に囲まれ、楽しそうに話しをしている彼女の姿だった。
彼女はもしかして、動物たちを従える精霊ではないのか…そう思うほど、光輝いて見えたのだ。
この国には、あちこちに精霊が住んでいると言われている。精霊は神のような存在で、人々に崇められている。この森にも、森や生き物を守る精霊が住んでいると言われているのだ。
レアンヌ殿がむくりと立ち上がり、動物たちとどこかに行こうとしている。待ってくれ!どこに行くつもりだ?もしかして本当に彼女は精霊で、森に戻ってしまうのか?慌てて彼女の元にマックと共に向かう。
マックも怒っている様で、小さなリスに向かって声を発していた。小さなリスも、毛を逆立て怒っている。
どうやら動物たちはレアンヌ殿を森の奥に連れて行こうとしていた様で、それに対してマックが怒っていた様だ。
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