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第48話:沢山の大切な人たちに囲まれて
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翌日、皆と一緒にアレクスリア王国へと向かう。すると
「アントニオ国王陛下、レアンヌ王妃殿下!!どうかお元気で」
「平和な国を作って下さり、ありがとうございました」
街では沢山の民たちが、手を振ってくれていた。
「旦那様、これは…」
「この街の民たちは、すっかり君の虜になったのだよ。再度戦争がはじまるという時に、君は率先して街の人たちを逃がした。そして逃げ遅れた人を屋敷で匿っていたからね。危険を顧みず、民を優先した君を皆尊敬しているのだよ」
「そんな、私は公爵夫人として、当たり前の事をしただけなのに。でも、こうやって慕われるのは嬉しいですわね。皆様、ありがとうございます」
窓から必死に手を振った。こんな私を受け入れてくれたこの街の人々の温かさに、気が付くと涙が溢れていた。
「この街の人の為にも、私たちが隣国をよりよい国にしなければいけないな」
私の涙をぬぐいながら、旦那様が呟く。
そしてあっという間に、隣国に入った。ここからまた3日程度かけて、王都を目指す。正直私たちは、この国の将軍を倒し、新たにやってくる王だ。
この国の民に、受け入れてくれるかしら?そんな不安が、私を襲った。不安を抱えたまま、ついに王都の街へと入る。すると…
参道にはたくさんの民たちの姿が。
そして
「新しい国王陛下、あの残忍な将軍を倒してくださり、ありがとうございます。新しい陛下に、万歳!」
「「「「「万歳!!!」」」」」
平民たちが嬉しそうに手を挙げて歓迎してくれているのだ。これは一体…
「この国を治めていたあの将軍、相当嫌われていたのだな。何度も足を運んでいた貴族の話では、何度も何度も泣いて感謝されたらしい。本当に奴隷の様にこき使われ、命を命と思わないやつだった様だ。そのせいで、この国の民たちは、その日生きるのがやっとだったらしい」
「まあ、そうだったのですね。そんなに酷い将軍だっただなんて…どうかこの国の平民たちが、健やかに暮らせるよう私たちも全力を尽くしましょう」
「もちろんだ。民あっての私達だからな。この国の人たちが安心して暮らせるように、これからも尽力を尽くしていこう。民の暮らしや、不自由な生活を強いられた事のある私達だからこそ、民に寄り添った政治が出来ると私は思っている。レアンヌも力を貸してくれるかい?」
「もちろんですわ。私が出来る事があれば、何でもいたします」
~1年後~
「レアンヌ王妃殿下、とてもお美しいですわ。さあ、国王陛下がお待ちです」
「ありがとう、リサ公爵夫人」
「公爵夫人だなんて、まだ慣れませんわ」
恥ずかしそうに微笑むリサ。今日は私と旦那様の結婚式だ。この1年、色々な事があった。飢えに苦しむ民たちの為に、私たちの母国、ファリシア王国から食糧援助と共に、農業の基礎を教えた。
さらに経済を発展させるため、貿易にも力を入れた。治安維持にも努め、警護部隊も発足させた。ファリシア王国から付いて来てくれた貴族を中心に、少しずつ貴族社会も浸透させた。
とにかく、本当にゼロからのスタートだったのだ。そのお陰か、今は随分とまともな国になった。これほどまでに平民たちが困っているのに、あの将軍は戦争ばかりしようとしていただなんて、本当にどうしようもない人だったのだと、憤りを覚える日々だ。
そんな中でも少しずつ進めて来た、旦那様との結婚式。今回新しい国として生まれ変わったアレクスリア王国を他の国にも見せたくて、他国の王族もたくさん呼んだ。もちろん、お父様やカロイド殿下も来てくれている。
皆私たちの為に、集まってくれているのだ。
真っ白なウエディングドレスに身を包み、リサと一緒に旦那様の待つ控室へと向かう。
「レアンヌ、とても美しいよ。まるで女神の様だ」
嬉しそうに私の傍にやって来た旦那様が、大げさに褒めてくれる。さらに
「私の可愛い娘、レアンヌ。あぁ、本当に美しい…レティシアにそっくりだ。レティシアが生きていたら、きっと泣いて喜んだだろうに…レティシア、本当にすまない…」
「父上、今日は姉上の晴れの舞台です。いつまでもビービー泣くのはお止めください。見苦しいですよ」
お父様とカロイド殿下も、控室で待っていてくれていた様だ。
「お父様もカロイド殿下も、わざわざありがとうございます。お父様も、いつまでも泣いていたらきっと、天国のお母様が心配しますわ」
そう言って慰める。
「皆様、そろそろお時間です」
「ありがとう、それじゃあレアンヌ、行こうか?陛下とカロイド殿下も、早く来賓席に向かってください。それでは後程」
お父様とカロイド殿下と別れ、旦那様と一緒に大聖堂の入口へと向かう。そして、2人でゆっくりと入場する。
来賓席にはリサやその家族、この国に来てすっかり仲良くなったシャレック侯爵家の皆様、さらに各国の王族やこの国の貴族が見守る中、足を進めていく。
私達の映像は、国中に放送されているそうだ。なんだか緊張するわね。
そして神父様の前へとやって来た。2人で誓いの言葉を述べ、サインをした。
「ここにアントニオ国王陛下とレアンヌ王妃殿下が正式に結婚したことを証明いたします」
神父様の言葉で、一斉に拍手が上がる。さらに各地の映像も流される。どうやら私たちの為に、沢山の民たちが集まってくれていた様だ。
『アントニオ陛下、レアンヌ王妃殿下、ご結婚おめでとうございます』
『この国を平和な国にしてくれてありがとうございます』
『お二人に栄光あれ』
溢れんばかりの国民たちのお祝いの声が…
さらに
“レアンヌ、結婚おめでとう!”
この声は…
声の王を振り向くと、そこにはなんとミハイル様と動物たちの姿も。ミハイル様の神秘的な姿を見た来賓客や国民たちから、歓声の声が上がる。
「皆、それにミハイル様も、来てくださったのですね。ありがとうございます」
“当たり前だろう。君は私の大切な人なのだから。私からも祝福させてもらおう”
そう言うと、ミハイル様の作り出した世界にしか咲いていない虹色の花が、降り注いだのだ。周りから一気に歓声が上がる。
「精霊め、こんな手の込んだことをして」
隣で旦那様が怒っているが…
「ミハイル様、ありがとうございます。こんな素敵な贈り物、初めてですわ」
私は嬉しくてたまらない。ずっと1人で生きて来た私、でも今は、沢山の大切な人に囲まれている。それが嬉しくてたまらない。
これからも、沢山の大切な人と共に、生きていきたい。そして今日のという日の幸せな気持ちを、私は一生忘れないだろう。
おしまい
~あとがき~
これで完結です。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
「アントニオ国王陛下、レアンヌ王妃殿下!!どうかお元気で」
「平和な国を作って下さり、ありがとうございました」
街では沢山の民たちが、手を振ってくれていた。
「旦那様、これは…」
「この街の民たちは、すっかり君の虜になったのだよ。再度戦争がはじまるという時に、君は率先して街の人たちを逃がした。そして逃げ遅れた人を屋敷で匿っていたからね。危険を顧みず、民を優先した君を皆尊敬しているのだよ」
「そんな、私は公爵夫人として、当たり前の事をしただけなのに。でも、こうやって慕われるのは嬉しいですわね。皆様、ありがとうございます」
窓から必死に手を振った。こんな私を受け入れてくれたこの街の人々の温かさに、気が付くと涙が溢れていた。
「この街の人の為にも、私たちが隣国をよりよい国にしなければいけないな」
私の涙をぬぐいながら、旦那様が呟く。
そしてあっという間に、隣国に入った。ここからまた3日程度かけて、王都を目指す。正直私たちは、この国の将軍を倒し、新たにやってくる王だ。
この国の民に、受け入れてくれるかしら?そんな不安が、私を襲った。不安を抱えたまま、ついに王都の街へと入る。すると…
参道にはたくさんの民たちの姿が。
そして
「新しい国王陛下、あの残忍な将軍を倒してくださり、ありがとうございます。新しい陛下に、万歳!」
「「「「「万歳!!!」」」」」
平民たちが嬉しそうに手を挙げて歓迎してくれているのだ。これは一体…
「この国を治めていたあの将軍、相当嫌われていたのだな。何度も足を運んでいた貴族の話では、何度も何度も泣いて感謝されたらしい。本当に奴隷の様にこき使われ、命を命と思わないやつだった様だ。そのせいで、この国の民たちは、その日生きるのがやっとだったらしい」
「まあ、そうだったのですね。そんなに酷い将軍だっただなんて…どうかこの国の平民たちが、健やかに暮らせるよう私たちも全力を尽くしましょう」
「もちろんだ。民あっての私達だからな。この国の人たちが安心して暮らせるように、これからも尽力を尽くしていこう。民の暮らしや、不自由な生活を強いられた事のある私達だからこそ、民に寄り添った政治が出来ると私は思っている。レアンヌも力を貸してくれるかい?」
「もちろんですわ。私が出来る事があれば、何でもいたします」
~1年後~
「レアンヌ王妃殿下、とてもお美しいですわ。さあ、国王陛下がお待ちです」
「ありがとう、リサ公爵夫人」
「公爵夫人だなんて、まだ慣れませんわ」
恥ずかしそうに微笑むリサ。今日は私と旦那様の結婚式だ。この1年、色々な事があった。飢えに苦しむ民たちの為に、私たちの母国、ファリシア王国から食糧援助と共に、農業の基礎を教えた。
さらに経済を発展させるため、貿易にも力を入れた。治安維持にも努め、警護部隊も発足させた。ファリシア王国から付いて来てくれた貴族を中心に、少しずつ貴族社会も浸透させた。
とにかく、本当にゼロからのスタートだったのだ。そのお陰か、今は随分とまともな国になった。これほどまでに平民たちが困っているのに、あの将軍は戦争ばかりしようとしていただなんて、本当にどうしようもない人だったのだと、憤りを覚える日々だ。
そんな中でも少しずつ進めて来た、旦那様との結婚式。今回新しい国として生まれ変わったアレクスリア王国を他の国にも見せたくて、他国の王族もたくさん呼んだ。もちろん、お父様やカロイド殿下も来てくれている。
皆私たちの為に、集まってくれているのだ。
真っ白なウエディングドレスに身を包み、リサと一緒に旦那様の待つ控室へと向かう。
「レアンヌ、とても美しいよ。まるで女神の様だ」
嬉しそうに私の傍にやって来た旦那様が、大げさに褒めてくれる。さらに
「私の可愛い娘、レアンヌ。あぁ、本当に美しい…レティシアにそっくりだ。レティシアが生きていたら、きっと泣いて喜んだだろうに…レティシア、本当にすまない…」
「父上、今日は姉上の晴れの舞台です。いつまでもビービー泣くのはお止めください。見苦しいですよ」
お父様とカロイド殿下も、控室で待っていてくれていた様だ。
「お父様もカロイド殿下も、わざわざありがとうございます。お父様も、いつまでも泣いていたらきっと、天国のお母様が心配しますわ」
そう言って慰める。
「皆様、そろそろお時間です」
「ありがとう、それじゃあレアンヌ、行こうか?陛下とカロイド殿下も、早く来賓席に向かってください。それでは後程」
お父様とカロイド殿下と別れ、旦那様と一緒に大聖堂の入口へと向かう。そして、2人でゆっくりと入場する。
来賓席にはリサやその家族、この国に来てすっかり仲良くなったシャレック侯爵家の皆様、さらに各国の王族やこの国の貴族が見守る中、足を進めていく。
私達の映像は、国中に放送されているそうだ。なんだか緊張するわね。
そして神父様の前へとやって来た。2人で誓いの言葉を述べ、サインをした。
「ここにアントニオ国王陛下とレアンヌ王妃殿下が正式に結婚したことを証明いたします」
神父様の言葉で、一斉に拍手が上がる。さらに各地の映像も流される。どうやら私たちの為に、沢山の民たちが集まってくれていた様だ。
『アントニオ陛下、レアンヌ王妃殿下、ご結婚おめでとうございます』
『この国を平和な国にしてくれてありがとうございます』
『お二人に栄光あれ』
溢れんばかりの国民たちのお祝いの声が…
さらに
“レアンヌ、結婚おめでとう!”
この声は…
声の王を振り向くと、そこにはなんとミハイル様と動物たちの姿も。ミハイル様の神秘的な姿を見た来賓客や国民たちから、歓声の声が上がる。
「皆、それにミハイル様も、来てくださったのですね。ありがとうございます」
“当たり前だろう。君は私の大切な人なのだから。私からも祝福させてもらおう”
そう言うと、ミハイル様の作り出した世界にしか咲いていない虹色の花が、降り注いだのだ。周りから一気に歓声が上がる。
「精霊め、こんな手の込んだことをして」
隣で旦那様が怒っているが…
「ミハイル様、ありがとうございます。こんな素敵な贈り物、初めてですわ」
私は嬉しくてたまらない。ずっと1人で生きて来た私、でも今は、沢山の大切な人に囲まれている。それが嬉しくてたまらない。
これからも、沢山の大切な人と共に、生きていきたい。そして今日のという日の幸せな気持ちを、私は一生忘れないだろう。
おしまい
~あとがき~
これで完結です。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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