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第21話:オニキスの理想の男になる為に~ブライン視点~
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真新しい寝間着を着たオニキスがやって来た。やっぱりオニキスは可愛いな。そう思っていると
“まあ、この寝間着、初めて着るわ。とても可愛らしいわね。でも、前着ていた寝間着、ほとんど着ないうちに新しいのに変わってしまったのよね。最近交換頻度が早くない?”
そう言って首をコテンと傾けたのだ。必死にごまかすメイドたち。
「ほら御覧なさい。オニキス様に気付かれたではありませんか。いいですか?今後はもうオニキス様の私物を取り寄せるのはお止めください」
すかさず僕そんなふざけたことを言うヴァン。誰が止めるか!
「でも、オニキスはメイドたちにうまく丸め込まれた様だよ。それにオニキスの母親でもある公爵夫人から許可は取っているんだ。何ら問題ないよ。今日着ている寝間着も可愛いな…そうだ、今度僕がオニキスに寝間着をプレゼントしよう。僕が選んだ寝間着を着るオニキスか…」
想像しただけで、鼻血が…
「殿下、想像するのはお止めください。最近出血がひどいのですから」
想像しようとした僕を現実に戻したのはヴァンだ。くっ、こいつ、僕の幸せな妄想を!
「オニキス様もそろそろ眠る様です。殿下も休んでください。それからこれ、血を作る薬です。本当にあなた様の鼻血には困ったものです」
「これは嫌だ、苦いから」
最近やたら僕に変な薬を飲ませようとしてくる。僕は血を作る薬よりも、鼻血が出なくなる薬が欲しいんだ。そうしたらオニキスの顔もじっくり見られるし、触れられるのに。
「苦くても飲んでください。飲まない様なら、しばらくモニターは没収しますよ!」
「そんな事をしたら、可愛いオニキスが見られないじゃないか。分かったよ、飲むよ」
一気に薬を飲みほした。やっぱりこの薬、苦いな。
「それでは殿下、私は失礼いたします」
「ああ、お休み。明日はいつもより2時間早く起こしてくれよ」
「…はい、かしこまりました」
まずは明日から、頑張って体を鍛えないと。それからブレッド、あいつ、ただじゃおかないからな。
翌朝、いつもより2時間早く起きた僕は、早速筋力アップを目指す。特に胸板を厚くしないと!そういえばブレッドは、騎士団でも期待の星とか言われていたな。
あいつ、相当鍛えているのだろうな。クソ、負けてられるか!
「殿下、朝からそんな無茶をされると、体に良くありません。毎日コツコツと筋力アップに励まれたらどうですか?」
ヴァンが僕に声を掛けるが、僕はとにかく早く筋力アップをして、オニキスに喜んで貰いたいんだ。だけど、さすがに無理をしすぎたな…
フラフラと自室に戻る。こういう時は、オニキスの寝顔を見るのが一番だ。すぐさまモニターを付けると、可愛らしい顔で眠っているオニキスの姿が。
ゴリラのぬいぐるみをギュッと抱きしめて眠っている。ん?あのゴリラ、ブレッドにそっくりだ。やっぱりオニキスは、ブレッドが好きなんだ!おのれブレッドめ!
「ヴァン、至急公爵夫人に手紙を書く。すぐにあのゴリラのぬいぐるみを処分してくれと!いいや、せっかくオニキスが抱きしめたぬいぐるみだ。僕に提供してもらう様に頼もう。オニキスの匂いを堪能した後、僕の手で抹殺してやる」
「殿下…ぬいぐるみに嫉妬するだなんて…メイドの話では、いつも色々なぬいぐるみを抱きしめて眠っていらっしゃるそうですよ。今日はたまたまあのゴリラだっただけです」
「たとえそうだとしても、あのゴリラ、ブレッドにそっくりじゃないか!とにかく僕は、ブレッドにオニキスを渡すつもりはない!ヴァン、学院に着いたら、すぐにブレッドとの面会を取り付けてくれ。あいつに文句を言ってやらないと気が済まない」
「殿下…それはただの言いがかりでは…はぁ~、わかりました。ブレッド様にはお昼休みでも来ていただく様に、依頼しておきます。くれぐれもブレッド様に理不尽な怒りをぶつけないで下さいね」
「分かっている。これでも僕は、王太子だ。そんな理不尽な事をしないから、安心してくれ」
「確かに普段は非常に優秀で冷静な殿下ですが、オニキス様の事になると人が変わりますからね…とにかく、私も参加しますから」
本当にうるさい男だ。僕がブレッドを八つ裂きにするとでも思っているのだろうか…でも、本当は八つ裂きにしたいくらい憎いが。
待っていろよブレッド、オニキスは絶対に渡さないからな。
“まあ、この寝間着、初めて着るわ。とても可愛らしいわね。でも、前着ていた寝間着、ほとんど着ないうちに新しいのに変わってしまったのよね。最近交換頻度が早くない?”
そう言って首をコテンと傾けたのだ。必死にごまかすメイドたち。
「ほら御覧なさい。オニキス様に気付かれたではありませんか。いいですか?今後はもうオニキス様の私物を取り寄せるのはお止めください」
すかさず僕そんなふざけたことを言うヴァン。誰が止めるか!
「でも、オニキスはメイドたちにうまく丸め込まれた様だよ。それにオニキスの母親でもある公爵夫人から許可は取っているんだ。何ら問題ないよ。今日着ている寝間着も可愛いな…そうだ、今度僕がオニキスに寝間着をプレゼントしよう。僕が選んだ寝間着を着るオニキスか…」
想像しただけで、鼻血が…
「殿下、想像するのはお止めください。最近出血がひどいのですから」
想像しようとした僕を現実に戻したのはヴァンだ。くっ、こいつ、僕の幸せな妄想を!
「オニキス様もそろそろ眠る様です。殿下も休んでください。それからこれ、血を作る薬です。本当にあなた様の鼻血には困ったものです」
「これは嫌だ、苦いから」
最近やたら僕に変な薬を飲ませようとしてくる。僕は血を作る薬よりも、鼻血が出なくなる薬が欲しいんだ。そうしたらオニキスの顔もじっくり見られるし、触れられるのに。
「苦くても飲んでください。飲まない様なら、しばらくモニターは没収しますよ!」
「そんな事をしたら、可愛いオニキスが見られないじゃないか。分かったよ、飲むよ」
一気に薬を飲みほした。やっぱりこの薬、苦いな。
「それでは殿下、私は失礼いたします」
「ああ、お休み。明日はいつもより2時間早く起こしてくれよ」
「…はい、かしこまりました」
まずは明日から、頑張って体を鍛えないと。それからブレッド、あいつ、ただじゃおかないからな。
翌朝、いつもより2時間早く起きた僕は、早速筋力アップを目指す。特に胸板を厚くしないと!そういえばブレッドは、騎士団でも期待の星とか言われていたな。
あいつ、相当鍛えているのだろうな。クソ、負けてられるか!
「殿下、朝からそんな無茶をされると、体に良くありません。毎日コツコツと筋力アップに励まれたらどうですか?」
ヴァンが僕に声を掛けるが、僕はとにかく早く筋力アップをして、オニキスに喜んで貰いたいんだ。だけど、さすがに無理をしすぎたな…
フラフラと自室に戻る。こういう時は、オニキスの寝顔を見るのが一番だ。すぐさまモニターを付けると、可愛らしい顔で眠っているオニキスの姿が。
ゴリラのぬいぐるみをギュッと抱きしめて眠っている。ん?あのゴリラ、ブレッドにそっくりだ。やっぱりオニキスは、ブレッドが好きなんだ!おのれブレッドめ!
「ヴァン、至急公爵夫人に手紙を書く。すぐにあのゴリラのぬいぐるみを処分してくれと!いいや、せっかくオニキスが抱きしめたぬいぐるみだ。僕に提供してもらう様に頼もう。オニキスの匂いを堪能した後、僕の手で抹殺してやる」
「殿下…ぬいぐるみに嫉妬するだなんて…メイドの話では、いつも色々なぬいぐるみを抱きしめて眠っていらっしゃるそうですよ。今日はたまたまあのゴリラだっただけです」
「たとえそうだとしても、あのゴリラ、ブレッドにそっくりじゃないか!とにかく僕は、ブレッドにオニキスを渡すつもりはない!ヴァン、学院に着いたら、すぐにブレッドとの面会を取り付けてくれ。あいつに文句を言ってやらないと気が済まない」
「殿下…それはただの言いがかりでは…はぁ~、わかりました。ブレッド様にはお昼休みでも来ていただく様に、依頼しておきます。くれぐれもブレッド様に理不尽な怒りをぶつけないで下さいね」
「分かっている。これでも僕は、王太子だ。そんな理不尽な事をしないから、安心してくれ」
「確かに普段は非常に優秀で冷静な殿下ですが、オニキス様の事になると人が変わりますからね…とにかく、私も参加しますから」
本当にうるさい男だ。僕がブレッドを八つ裂きにするとでも思っているのだろうか…でも、本当は八つ裂きにしたいくらい憎いが。
待っていろよブレッド、オニキスは絶対に渡さないからな。
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