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第46話:久しぶりの貴族学院はやっぱり楽しいです!
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「アリア、気を付けて行って来るんだよ!何かあったらすぐに帰って来る事、いいね!」
「大丈夫ですわ。ワイアット様。もうすっかり足も背中にも痛みはありませんし!それでは、行って来ます」
王宮の馬車に1人で乗り込んだ。そう、やっと昨日お医者様から学院に行ってもいいとの許可が下りたのだ!久しぶりの学院にワクワクが止まらない。
「待ってアリア、やっぱり心配だから俺も行くよ!」
そう言って乗り込んできたワイアット様。相変わらず私の事を物凄く大切にしてくれている。こうやってワイアット様と一緒に、馬車に乗って学院に行くのは初めてだ。嬉しくてついワイアット様に抱き着いた。
「アリアは甘えん坊だね!やっぱり学院に行くのは止めるかい?」
ギューッと抱きしめてくれたワイアット様がそう言ったが
「大丈夫ですわ。皆にも会いたいし、行って来ます!」
そう言うと、なぜか物凄く寂しそうな顔をしていた。そんな顔をされると、なんだか学院に行きづらい。そうこうしているうちに、学院に着いてしまった。
「それではワイアット様、行って来ます!送って下さり、ありがとうございました」
「あぁ、アリア。行ってしまうのかい?帰りも迎えに来るからね!」
えっ?帰りも迎えに来て下さるの?嬉しいけれど、さすがに申し訳ない様な…そう思いつつも、特に何も反論できず馬車から降りた。
「アリア、おはよう!やっと学院に来たわね!」
門で待っていてくれたのは、モカだ。
「モカ、おはよう!心配かけてごめんね。アルフレッド様はあれから大丈夫だった?」
私のお見舞いに来てくれた時、スカーレット様の罰が甘すぎると物凄く怒ってくれたのだ。そんなアルフレッド様を連れて帰ってくれたモカ。あれから1度も会っていなかったので、気になっていたのだ。
「ええ、大丈夫よ!随分怒っていたけれどね。それにしても、随分長い事休んでいたわね。このまま学院に来ないのではないかと、心配していたのよ!」
「中々お医者様の許可が下りなくて!本当は先週くらいには、もう全然痛みも無くなって歩けたのだけれど…」
「王太子殿下がダメって言ったのね…あの人、恐ろしいほどの過保護だものね。結局王宮で暮らすことになったのでしょう?でも王宮の方が安全だろうから、その方が良かったのではなくって?」
「ええ、その点は私もそう思っているわ!」
何だかんだで、ワイアット様の側にいると安心する。だから王宮で暮らすことに関しては、良かったと思っているくらいだ。
「皆もあなたが来るのを、首を長くして待っているわよ。早く教室に行きましょう」
モカと手を繋いで、教室に向かった。教室に入るや否や
「アリア、やっと来たのね。良かったわ!」
「盗賊に襲われたと聞いたわ。大丈夫だったの?」
スカーレット様の事件は、ごく一部の大臣クラスの貴族以外には知らせていないと、ワイアット様が言っていた。今回の事件は、強盗目的の盗賊による犯行として片づけられたらしい。
「ええ、お陰様でもうすっかり元気よ!それに、護衛騎士から連絡を受けたワイアット様が、すぐに助けてくれたし!皆、心配かけてごめんね」
「そう、それならよかったわ!でも次期王妃のあなたを襲うなんて、本当にふざけた盗賊よね!でも捕まってよかったわ!」
そう言って皆怒っていた。その後は久しぶりに、話しに花を咲かせた。そしてお昼休み。令嬢たちと中庭でお弁当を広げ、一緒に食べる。
久しぶりに食べる皆とのお昼ご飯は、やっぱり楽しい!相変わらず皆、私のお弁当を狙ってはいるが…そうそう、私が休んでいる間に、なんとうちのクラスで唯一婚約者がいなかったケイトが、婚約したそうだ。相手は幼馴染の伯爵令息との事。
「元々お父様から勧められていたのだけれど、彼は婚約者と言うより仲のいい友達という感じだったから、中々決心がつかなくて…でも、彼が他の人と婚約するかもって聞いて、自分の気持ちに気が付いたの!」
少し恥ずかしそうに教えてくれたケイト。
「やっぱり失いかけてみて、初めて気づく気持ちってあるのね」
そう言って盛り上がっていた。とにかく、ケイトが幸せそうで良かったわ。食後は久しぶりに焼いてきたクッキーを皆で食べた。
「アリアのお菓子はやっぱり美味しいわね。最近食べられなかったから、ずっと食べたいと思っていたのよ」
なんて、嬉しい事を言ってくれる令嬢たち。そんな事を言ってくれるのなら、明日も張り切って作ってこよう。
楽しい時間はあっという間、もう授業が終わって帰る時間だ。皆でおしゃべりしながら門を目指す。
「それじゃあ、また明日!」
そう言って令嬢たちに手を振り、馬車に乗り込もうとした時だった。
「アリア、お帰り!会いたかったよ!」
馬車から降りて来て私を抱きしめたのは、もちろんワイアット様だ。朝言っていた通り、私を迎えに来てくれた様だ。
「ワイアット様、わざわざ迎えに来てくれたのですか?」
ただでさえ忙しいワイアット様。まさか本当に馬車の中で待っていてくれていたなんて…
「当たり前だろう!そもそも、アリアは馬車に乗っていて襲われたんだ!これからは俺が乗っていない馬車になんて、乗せるつもりはないよ!」
そう言って頬ずりしている。周りから生暖かい眼差しを一心に受けているのが、物凄く気になる。でも、それだけ私を心配してくれているという事よね。
そう思ったら、嬉しくてワイアット様に抱き着いた。
「ありがとうございます!そこまで大切にして下さるなんて、とても嬉しいです。さあ、王宮に戻りましょう」
ワイアット様の手を握り、馬車に乗り込んだ。もちろん隣同士に座る。その後王宮に着くまで、ずっとイチャチャしながら過ごした2人であった。
「大丈夫ですわ。ワイアット様。もうすっかり足も背中にも痛みはありませんし!それでは、行って来ます」
王宮の馬車に1人で乗り込んだ。そう、やっと昨日お医者様から学院に行ってもいいとの許可が下りたのだ!久しぶりの学院にワクワクが止まらない。
「待ってアリア、やっぱり心配だから俺も行くよ!」
そう言って乗り込んできたワイアット様。相変わらず私の事を物凄く大切にしてくれている。こうやってワイアット様と一緒に、馬車に乗って学院に行くのは初めてだ。嬉しくてついワイアット様に抱き着いた。
「アリアは甘えん坊だね!やっぱり学院に行くのは止めるかい?」
ギューッと抱きしめてくれたワイアット様がそう言ったが
「大丈夫ですわ。皆にも会いたいし、行って来ます!」
そう言うと、なぜか物凄く寂しそうな顔をしていた。そんな顔をされると、なんだか学院に行きづらい。そうこうしているうちに、学院に着いてしまった。
「それではワイアット様、行って来ます!送って下さり、ありがとうございました」
「あぁ、アリア。行ってしまうのかい?帰りも迎えに来るからね!」
えっ?帰りも迎えに来て下さるの?嬉しいけれど、さすがに申し訳ない様な…そう思いつつも、特に何も反論できず馬車から降りた。
「アリア、おはよう!やっと学院に来たわね!」
門で待っていてくれたのは、モカだ。
「モカ、おはよう!心配かけてごめんね。アルフレッド様はあれから大丈夫だった?」
私のお見舞いに来てくれた時、スカーレット様の罰が甘すぎると物凄く怒ってくれたのだ。そんなアルフレッド様を連れて帰ってくれたモカ。あれから1度も会っていなかったので、気になっていたのだ。
「ええ、大丈夫よ!随分怒っていたけれどね。それにしても、随分長い事休んでいたわね。このまま学院に来ないのではないかと、心配していたのよ!」
「中々お医者様の許可が下りなくて!本当は先週くらいには、もう全然痛みも無くなって歩けたのだけれど…」
「王太子殿下がダメって言ったのね…あの人、恐ろしいほどの過保護だものね。結局王宮で暮らすことになったのでしょう?でも王宮の方が安全だろうから、その方が良かったのではなくって?」
「ええ、その点は私もそう思っているわ!」
何だかんだで、ワイアット様の側にいると安心する。だから王宮で暮らすことに関しては、良かったと思っているくらいだ。
「皆もあなたが来るのを、首を長くして待っているわよ。早く教室に行きましょう」
モカと手を繋いで、教室に向かった。教室に入るや否や
「アリア、やっと来たのね。良かったわ!」
「盗賊に襲われたと聞いたわ。大丈夫だったの?」
スカーレット様の事件は、ごく一部の大臣クラスの貴族以外には知らせていないと、ワイアット様が言っていた。今回の事件は、強盗目的の盗賊による犯行として片づけられたらしい。
「ええ、お陰様でもうすっかり元気よ!それに、護衛騎士から連絡を受けたワイアット様が、すぐに助けてくれたし!皆、心配かけてごめんね」
「そう、それならよかったわ!でも次期王妃のあなたを襲うなんて、本当にふざけた盗賊よね!でも捕まってよかったわ!」
そう言って皆怒っていた。その後は久しぶりに、話しに花を咲かせた。そしてお昼休み。令嬢たちと中庭でお弁当を広げ、一緒に食べる。
久しぶりに食べる皆とのお昼ご飯は、やっぱり楽しい!相変わらず皆、私のお弁当を狙ってはいるが…そうそう、私が休んでいる間に、なんとうちのクラスで唯一婚約者がいなかったケイトが、婚約したそうだ。相手は幼馴染の伯爵令息との事。
「元々お父様から勧められていたのだけれど、彼は婚約者と言うより仲のいい友達という感じだったから、中々決心がつかなくて…でも、彼が他の人と婚約するかもって聞いて、自分の気持ちに気が付いたの!」
少し恥ずかしそうに教えてくれたケイト。
「やっぱり失いかけてみて、初めて気づく気持ちってあるのね」
そう言って盛り上がっていた。とにかく、ケイトが幸せそうで良かったわ。食後は久しぶりに焼いてきたクッキーを皆で食べた。
「アリアのお菓子はやっぱり美味しいわね。最近食べられなかったから、ずっと食べたいと思っていたのよ」
なんて、嬉しい事を言ってくれる令嬢たち。そんな事を言ってくれるのなら、明日も張り切って作ってこよう。
楽しい時間はあっという間、もう授業が終わって帰る時間だ。皆でおしゃべりしながら門を目指す。
「それじゃあ、また明日!」
そう言って令嬢たちに手を振り、馬車に乗り込もうとした時だった。
「アリア、お帰り!会いたかったよ!」
馬車から降りて来て私を抱きしめたのは、もちろんワイアット様だ。朝言っていた通り、私を迎えに来てくれた様だ。
「ワイアット様、わざわざ迎えに来てくれたのですか?」
ただでさえ忙しいワイアット様。まさか本当に馬車の中で待っていてくれていたなんて…
「当たり前だろう!そもそも、アリアは馬車に乗っていて襲われたんだ!これからは俺が乗っていない馬車になんて、乗せるつもりはないよ!」
そう言って頬ずりしている。周りから生暖かい眼差しを一心に受けているのが、物凄く気になる。でも、それだけ私を心配してくれているという事よね。
そう思ったら、嬉しくてワイアット様に抱き着いた。
「ありがとうございます!そこまで大切にして下さるなんて、とても嬉しいです。さあ、王宮に戻りましょう」
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