6 / 28
どうにも訳ありおにーさん
第4話 おにーさんの理由
しおりを挟む「……つまり、「どうしても〈その人〉に会いたい」と……」
「そういうこと」
ゆっくりゆっくり山の中。
整った街道を行きながら、ぽっそりと呟くわたしに、返る声は明るく希望を帯びていた。
先ほどのいざこざで、リュウダ相手に挑戦的かつ煽情的に捲し立てていたのが嘘みたい。「訝し気・怪訝・煽り」が標準装備の人だと思ってたけど……穏やかな顔もするようである。
武骨で動かない彼の表情筋が緩やかに動くさまに、意外を覚えたわたしは、そのままぼんやりと空を眺めた。
歩くペースで後ろに流れる、青い空と高い木々。それらを重ねて考える。彼の住んでいた北シャトンから、ここの東シャトンまで……どれだけかかったんだろう。
しかも、目的は「人ひとり探すため」。
なんだか、壮絶過ぎて言葉にならない。
見つかったら奇跡のレベルじゃないかな。
そんな思いは、次の瞬間。
ぽろりと零れ落ちていた。
「……小さなころに会った人を探してこんなとこまで……」
「幼い記憶を手繰り寄せて、なんとかセント・ジュエルの人間だということは解ったが、その先がどうにも絞れなくて」
悩まし気に眉を寄せるエリックさん。
わたしは、続きを促すように顔を向け、
「名前は?」
「……わからない」
「年齢は?」
「……同い年ぐらい……かな」
「しゅっしんち」
「セント・ジュエル。……たぶん貴族か王族……だと思う」
「…………無理でしょ、それ」
どんどん顔を曇らせる彼に思わず、呆れを隠さず言ってしまった。
ここで彼にそれを言うなんて、傷に塩を塗るようなものだと解ってはいるのだが、率直に言って無理すぎる。それで探そうとしてるのが無謀だ。
「……セント・ジュエル小さいけど、それでも王族も華族もたくさんいるよ? もっと他に情報ないの?」
前から覗き込んで聞いてみる。
わたしを見下ろす瞳には、呆れとためらいが混じっていた。
「──ミリア……君、結構手厳しいよな」
「付き合ってくれなんて言うんだから、それなりに情報くれないとむり」
「…………まあ、それはそうだけど」
そーでしょ? 情報をください。
難しい顔をする彼に、しれっとした眼差しを送るわたし。
どれだけ王族に詳しくても、どれだけ華族に精通していても、それだけの情報では『絞るに絞れない』という話である。
それらを瞳に込めて。
じぃ──。と瞳で語るわたしに、彼は難しそうに顔をひそめ、空を仰いで──
「……髪の色……」
「おっ、何色??」
「……金の髪で」
──きんのかみ。……シトリン姉さま?
「金の瞳の……」
あれ、違うな。金髪金目??
「────可愛らしい子だった」
「それはおにーさんの感想であって、特徴じゃないね??」
真剣な彫刻フェイスから、あからさま。
ゆるゆるほんわりと様変わりした彼に即刻突っ込みを入れた。
うーん。なんだろう、この……いきなり賢さが下がった感じ。
最後の一言までは至極真面目で、語る表情に美しさまで感じたのに、急に緩くなった感じである。
……男の人ってこうなの?
っていうか、その探し人がそうさせちゃってる?
と、疑念も送りつつ。
流れるようにわたしの脳が用意したのは金髪金目の王族・華族の面々だ。
「地味石ミリー」「洞穴王女」なんて揶揄られてきたが、端くれでも王族。親族の顔ならわかる。
名前も知らない街道を、エリックさんと二人。
傷を受けた足を引きずりながら、腕を組みつつ考えて────
「……うーん……きんぱつ金目の……華族にはそんなの見たことないし……王族だとしたら……スファレラねえさまが……金の髪に金の瞳……かも」
「かも?」
「見る角度や感情によって色って変わるからさ~、成長で変わる人も居るし」
言って肩をすくめ、ちらりと見上げた。
そう、そうなのだ。
我々宿り石の民は、成長の過程で髪や瞳の色が変わるなどザラ。
幼い頃は金髪だったが、黒髪や茶色に変わる人も多い。
白い瞳が青に変わることもある。
だから正直、おにーさんの記憶は全くもって当てにならない確率が高い。
ちなみにわたしは、チョコブラウンの髪に琥珀の瞳。
金と言われたら金に見えないこともないが、どちらかと言えば透明な黄色。
彼が会いたい「金髪金目の子」とは条件違いだ。
もちろん、彼に会った記憶もない。
──つまり、彼の「思い出の記憶」は、今の時点でかなり使えない情報なのだが……そこは、秘密にしておいて。わたしは彼に意見を投げる。
「でも、スファレラ姉さまは違うと思う。おにーさんと同い年ぐらいじゃないもん。もうかなり上」
「…………そうか」
ぽつりと静かに意気を落とすエリックさん。
あまり動かない表情からでもはっきりと、諦め交じりに気落ちしたのが見て取れて……わたしは、言葉に詰まった。
……う……なんか……申し訳ないなあ……
小さなころの記憶を頼りにこんなとこまで来たのに、「それ全然使えないよ」なんて口が裂けても言えない……
不憫すぎる。可哀そうすぎる。だってここまで下手したら半年ぐらいかかってるよ? 何年旅したかわからないけど、そんな、おにーさんの希望を砕くようなこと、わたしには……! わたしにはできないッ……!
「…………ッ! くう……ッ!」
思わず握りこぶしで前のめり。
すっぱいものを食べた顔で唸るわたしの頭の上から────
その声は、振ってきた。
「……ミリア? 足、大丈夫か? おぶってやろうか?」
「はいっ?」
────がんめん近ぃ!!
「……痛むよな。……歩けない?」
「や、えと、ちがう、ちがうので、はい、だいじょうぶです?」
「……なんで疑問形? 無理はするなよ?」
「ハイッ」
「歩けなくなる前に言ってくれ」
「ふぁい!」
今まで見たことないぐらい近い場所にあった顔に、てんぱり慌てまくるわたしに、彼は不思議そうに首をかしげて歩き出した。
────かっ……!
勘弁してよ、もぉおお!
こっちは世間知らずの姫君(過去形)ですよ!? 免疫ないんだから!!
しっ、しんぞーに! 心臓に悪い!
でも確かに今のはわたしも悪い! まさか内部葛藤が「傷痛がってる」と取られるとは思わず無駄な心配かけた……! 一生の不覚……ッ! でも、顔面美麗カラットでいきなり覗き込むのはどーかと思うの!
────────いやっ?
って、いうか? 待って?
チガウヨ? ときめいてないよ? ときめいてナイ。
彼に好意を抱いているわけじゃない。全然ない。
純粋に驚いたの。
おどろいたの。
──そう、こんなんじゃわたし、ときめかない。
相手はよくわからない男の人。
『洞穴ミリー』は『ちょろちょろミリー』にならない。
わたし、そんなにチョロくない。
──チョロくないもん──!
────そう、固く誰かに言い放ち、心に鎮静剤を流し込むと──
普通の声を装填し、しれっと、さらっと、彼に聞く。
「ねえ、もっと他に覚えてることない?」
「……他? ……ううん」
よしよし、大丈夫。
てんぱったことはごまかせている。
わたしの追撃に、彼は眉をひそめ考え込んでいる様子だ。
わたしは返事を待つ。
青い空。きれいに舗装された街道。
歩くペースに合わせて、彼の緩い癖毛が動いている。
わたしは返事を待っている。
あ。寝ぐせついてる。
顔面綺麗だな、造形美すごいなあ。
返事を待ってる。
まつ毛長い?
瞳、カイヤナイトみたいで綺麗。
うーん、やっぱり顔面美麗カラット。
外見だけならモテるよねぇ、外見だけなら。
返事待ってる。
空青い。
鳥飛んでる。
世界ってきれい。
…………──────ねえ。ちょっと。
「…………ねえ……、それでいざ、会った時わかる……?」
一向に他が出ない彼に、わたしはしびれを切らせて問いかけた。
これだけ考えても「金髪金目の可愛らしい子」しか出てこないのは、絶望的に情報不足では……??
それらをぎゅっと込め、ジト目で覗き込んだ先、しかし彼の返答は──まっすぐだった。
「──わかる。見ればわかる」
「────……」
清々しいほど確信をもって答える彼に、わたしは圧倒され、口をつぐんでいた。
何をどうしてそう言い切れるのかさっぱりわからない。
わたしなら、探せる自信も、会ってわかると思える自信もない。
────でも。
彼にとって、それだけ、〈その子〉が特別だってこと。
……ふーん……なるほどね……
思わずこくこく頷きながら、じっ……と視線を落とし考えるわたしの隣から、彼は、懐かしさを乗せて言う。
「遊んでいた場所は覚えているんだ。おぼろげだけどな」
……遊んでた場所……
「…………俺が七つか八つのころ、親に連れられて東を巡った際、立ち寄った場所だ。そこで出会ったのは間違いないが、場所の名前が……さ。……生憎、両親も鬼籍に入っていて、確かめられる相手もいなくて」
「場所……」
「ああ。朧げだが、覚えているのは「花畑と時計塔」……」
……花畑と、時計塔……
「──ね、それ、イーサの街じゃない?」
「イーサ?」
一拍の間をおいて、閃いたわたしに、明るい声が返ってきた。
いつもの標準装備が一変、まるで少年のような顔をする彼に引っ張られ、わたしも、ぱんっ! と手を合わせ笑うと、
「そ~! 東シャトンの貴族や王族が息抜きに使うところでね? いいとこだよ!」
「──城はあるか? 城下町じゃないよな?」
「うん? 城下町じゃないよ、観光の街。ひっそりこっそりしたいから有名じゃないんだけど、時計台と花畑あるし、間違いないと思う!」
「──ほ、ほんとうに……!?」
「うん! ご飯がおいしくて、花畑が綺麗で、ご飯がおいしくて、ご飯がおいしい」
「三回も言う必要あったか?」
「ごはんがおいしい」
確かめるように聞かれて力強く答えた。
ご飯のおいしさはだいじである。
そして蘇るご飯の記憶。
イーサかぁ、懐かしいなあ……!
あそこの、とろっとした卵が乗ってるやつ美味しいんだよね~……! 食べたい。久しぶりに食べたい……!
──と、急激に胃が動き始め、思い出の味に浮足立つわたしの隣で。
エリックさんは、その表情を穏やかに彩ると──噛みしめるように、ひとこと。
「…………そうか。……やっと少し、近づけた気がする。彼女に、会いたい」
「────……」
明らかに思い人。
間違いなく好きな人。
予想はしてたけど女の子。
その事実を平坦な気持ちで受け止め、わたしは無言で顔を向け──……
「ねえ、それ、ほんとに女の子? すっごく可愛い男の子だったって可能性は?」
確かめるよーに聞いてみる。
ちょっと揺さぶってみる。
ないこともないと思うから。
しかし。
「…………いや、無い」
「なんで言い切るの」
「………………ない。ありえない。彼女は女の子だった」
「…………」
ちょっと意地悪して聞いてみたそれに、返ってきた固い声に。
……そー思いたいだけではないだろーか……
と、もっそり思ったのであった……
■■
知らなければ良かったことって、あるよね。
思い出は思い出の中のまま、直視しなければ上書きされない。そうやって生きていた方が、傷も少なく平穏に暮らしていける。
──そう思っていたから、後悔した。
イーサは、わたしの記憶の中の、綺麗な街とはほど遠い廃墟になり果てていた。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
偽りの呪いで追放された聖女です。辺境で薬屋を開いたら、国一番の不運な王子様に拾われ「幸運の女神」と溺愛されています
黒崎隼人
ファンタジー
「君に触れると、不幸が起きるんだ」――偽りの呪いをかけられ、聖女の座を追われた少女、ルナ。
彼女は正体を隠し、辺境のミモザ村で薬師として静かな暮らしを始める。
ようやく手に入れた穏やかな日々。
しかし、そんな彼女の前に現れたのは、「王国一の不運王子」リオネスだった。
彼が歩けば嵐が起き、彼が触れば物が壊れる。
そんな王子が、なぜか彼女の薬草店の前で派手に転倒し、大怪我を負ってしまう。
「私の呪いのせいです!」と青ざめるルナに、王子は笑った。
「いつものことだから、君のせいじゃないよ」
これは、自分を不幸だと思い込む元聖女と、天性の不運をものともしない王子の、勘違いから始まる癒やしと幸運の物語。
二人が出会う時、本当の奇跡が目を覚ます。
心温まるスローライフ・ラブファンタジー、ここに開幕。
『生きた骨董品』と婚約破棄されたので、世界最高の魔導ドレスでざまぁします。私を捨てた元婚約者が後悔しても、隣には天才公爵様がいますので!
aozora
恋愛
『時代遅れの飾り人形』――。
そう罵られ、公衆の面前でエリート婚約者に婚約を破棄された子爵令嬢セラフィナ。家からも見放され、全てを失った彼女には、しかし誰にも知られていない秘密の顔があった。
それは、世界の常識すら書き換える、禁断の魔導技術《エーテル織演算》を操る天才技術者としての顔。
淑女の仮面を捨て、一人の職人として再起を誓った彼女の前に現れたのは、革新派を率いる『冷徹公爵』セバスチャン。彼は、誰もが気づかなかった彼女の才能にいち早く価値を見出し、その最大の理解者となる。
古いしがらみが支配する王都で、二人は小さなアトリエから、やがて王国の流行と常識を覆す壮大な革命を巻き起こしていく。
知性と技術だけを武器に、彼女を奈落に突き落とした者たちへ、最も華麗で痛快な復讐を果たすことはできるのか。
これは、絶望の淵から這い上がった天才令嬢が、運命のパートナーと共に自らの手で輝かしい未来を掴む、愛と革命の物語。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
王家を追放された落ちこぼれ聖女は、小さな村で鍛冶屋の妻候補になります
cotonoha garden
恋愛
「聖女失格です。王家にも国にも、あなたはもう必要ありません」——そう告げられた日、リーネは王女でいることさえ許されなくなりました。
聖女としても王女としても半人前。婚約者の王太子には冷たく切り捨てられ、居場所を失った彼女がたどり着いたのは、森と鉄の匂いが混ざる辺境の小さな村。
そこで出会ったのは、無骨で無口なくせに、さりげなく怪我の手当てをしてくれる鍛冶屋ユリウス。
村の事情から「書類上の仮妻」として迎えられたリーネは、鍛冶場の雑用や村人の看病をこなしながら、少しずつ「誰かに必要とされる感覚」を取り戻していきます。
かつては「落ちこぼれ聖女」とさげすまれた力が、今度は村の子どもたちの笑顔を守るために使われる。
そんな新しい日々の中で、ぶっきらぼうな鍛冶屋の優しさや、村人たちのさりげない気遣いが、冷え切っていたリーネの心をゆっくりと溶かしていきます。
やがて、国難を前に王都から使者が訪れ、「再び聖女として戻ってこい」と告げられたとき——
リーネが選ぶのは、きらびやかな王宮か、それとも鉄音の響く小さな家か。
理不尽な追放と婚約破棄から始まる物語は、
「大切にされなかった記憶」を持つ読者に寄り添いながら、
自分で選び取った居場所と、静かであたたかな愛へとたどり着く物語です。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる