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6章 第2部 レーシスの秘密
245話 アリスのお世話
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レイジたちはレーシスたちと別れ、イベントの目玉であるエキビションマッチを観戦。凄ウデのデュエルアバター使いたちの戦いに熱狂し、満足しながら現実へ戻ったという。
すでに日は落ち、現在いるのはレイジの住むマンションの一室。そして今リビングでターミナルデバイスを使い結月と通話していた。
「わかった。当日はよろしくな」
「結月はなんて言ってたのかしら?」
通話を終えると、洗面所の方からアリスがたずねてくる。
「結月がカノンの代わりに、巫女派の代表として同行してくれるらしい。だからレジスタンス側のトップとの話し合いも、行われることになった」
そんな彼女にリビングから報告を。
カノンが行きたがっていたらしいが、さすがに危険だということで那由多たちに止められたそうだ。そこへ結月が立候補し、彼女がカノンの代行として向かうことになったとのこと。
「そう、結月が」
「アランさんの依頼ということでイヤな予感はしてたが、まさかここまで大事になるとは……。何事もなく無事終わればいいが」
「フフフ、アタシは逆に乱戦展開とかになってほしいけどね。それより早く再開してくれないかしら?」
「あー、わかった、わかった」
アリスが待ちきれないといったように催促してくるので、洗面所へと向かう。
そこには用意したイスに座り、待機しているアリスが。彼女は風呂からあがったばかりで、下着の上からレイジのワイシャツだけを着ている状態。実はさっきまでアリスの濡れた髪を、ドライヤーで乾かしてあげていたという。
「――はぁ……、なんでオレがアリスの髪を乾かさないといけないんだよ」
「一年前まで、ずっとレージがしてくれてたじゃない。そもそもあなたがやり始めたことよ。放っておけば乾くのに、きれいな髪が痛むとか寝グセがよりひどくなるとか言って無理やりね」
実は風呂に入ったあとのアリスの髪を乾かすのは、レイジの日課の一つだったのだ。彼女は非常にめんどくさがり屋。なので濡れた髪を乾かさず、そのまま放置するのである。それを見かねてしかたなくやってあげることにしたのであった。
「そうだがいい加減、そろそろ一人でやってくれないか?」
「いやよ、めんどくさい。でもやってくれるのは気持ちいいから大歓迎よ!」
「おまえな」
「フフフ、ヒカリも悪くないけど、やっぱりレージが一番ね!」
あきれるレイジをよそに、気持ちよさそうに目を細めはしゃぐアリス。
「――はぁ……、それはそれとして、今さらながらその恰好はどうにかならないのか? 目のやり場にすごく困るんだが」
彼女のワイシャツ一枚の恰好。ボタンを上まで閉めていないため胸元が見え、さらに下も見えそうなのだ。しかも現在風呂から出たばかりで、彼女の身体は火照っておりいろっぽく見えてしまう。もはや思春期男子にとって、刺激が強すぎるといわざるをえない。
「楽なんだから、別にいいじゃない。それにレージも好きでしょこの恰好」
「おい、いつだれが好きと言った?」
「あら、よくチラチラといやらしい視線を向けてくるじゃない」
アリスはレイジの顔を見て、ニヤニヤしてくる。
「なっ!? 気づいていたのか!?」
「ええ、今だって、濡れて透けたシャツのところに視線を強く感じるしね」
そう、アリスは風呂から出たとき、めんどくさいのかちゃんとタオルで身体を拭かずに服を着るのだ。そのせいでワイシャツが濡れ、彼女の肌に張り付くことに。結果、あちこち透け、非常にきわどい姿になるのであった。
正直これにはときどき煩悩に負けてしまい、盗み見てしまうことも。だがそれがまさかバレていたとは。
「し、しかたないだろ……、こっちは思春期真っ盛りの男子なんだし。というかそうならないように、ちゃんと拭いてから服を着てくれ! ちょっと刺激が強すぎる」
「それもめんどくさい。そうだわ! レージが拭いてくれたらいいんじゃないかしら?」
「そうだわ! じゃない! いったいなに考えてるんだ!? それはもう刺激が強いどころの話じゃなくなってるだろ!? 卒倒してもおかしくないぞ!?」
名案だと目を輝かせるアリスに、思いっきりツッコミを入れる。
「大げさね」
「いやいや、それにアリスだってはだかを見られるのは、さすがにはずかしいだろ?」
「レージなら別にいいわよ。なんなら一緒にお風呂でも全然かまわないし。そうだわ! 髪を洗うのもお願いしようかしら! 絶対気持ちいいわ!」
アリスはさぞ当然のように答えてくる。しかもとんでもない提案を思いつきだす始末。
もしそんなことになったら、理性が吹き飛んで間違いを犯しかねなかった。
「却下に決まってるだろ!」
「もう、今さら恥ずかしがる関係でもないでしょ。どれだけ一緒の時間を過ごしてきたと思ってるのよ」
「そういう次元の話じゃなくてだな……」
頭を抱えていると、玄関のドアが勢いよく開く音が。
「レイジ! あなたのかわいいかわいい那由多ちゃんが、来ましたよー! あれ? このくつはまさか!?」
そして那由多はドッドッドッと玄関からレイジたちの方へ、慌ただしく走ってくる。
「げっ!? 那由多が来やがった!?」
那由多にはアリスが家にいることを隠しているのだ。もしバレたらいろいろ面倒なことになるに違いない。そして最終的に、彼女もこの家に泊ると言いだすのは目に見えていた。
「やっぱりアリス・レイゼンベルトを家に入れてましたねー! って!? レ、レ、レイジ!? な、な、なにをやってるんですかー!?」
那由多はレイジたちを指さしながら、口をあわあわさせていた。
「これはだな……、ははは……」
「あら、これぐらいでなにをさわいでいるのかしら?」
笑ってごまかしていると、アリスがやれやれと首を横に振る。
「なっ!? その女の子のあこがれるシチュエーションを、これぐらいといいますか!?」
「ええ、こういうことだったら、これまでずっとレージに数えきれないほどやってもらってきたんだもの。頭を乾かしてもらうのはもちろん、朝は入れてもらったコーヒーを飲みながら髪を整えてもらったり、お姫様だっこで運んでもらったりとかいろいろとね」
「ぐはっ!? なんですか!? そのうらやまけしからんシチュエーションのオンパレードは!?」
那由多は胸を押さえ、膝を突きだす。
「レイジ! 今すぐ那由多ちゃんにも、その夢のようなことをやってください! あとワイシャツもお願いします! あの女と同じ恰好をしますので!?」
そしてレイジのほうへグイグイ詰め寄り、両手を胸元でブンブン振ってきた。
「一人でもいろいろ大変なんだから、却下だ。とくに最後のはなおさらな」
「そこをなんとか! メインヒロインとして、レイジの愛しのパートナーとしてのプライドがだまってられません!」
「あきらめなさい。あなたとレージの絆はしょせんそんな程度。これまでアタシたちがどれだけの時間、濃密な絆を育んできたと思ってるの? それで対抗しようだなんて片腹いたいわ」
食い下がる那由多に、アリスが冷たく言い放つ。
これには地団駄を踏み、悔しがる那由多。
「ムキー! 言いたい放題! なんて屈辱!」
「いや、実際のところぐうたらしてるだけで、威張れることはなにもない気が……」
「これはアタシのアドバンテージでもあるもの。手のかかる子はかわいい理論で、もうレージの心をつかんでるんだから!」
アリスはレイジの腕をつかみ、得意げにほほえむ。
「甘やかせてもらいつつ、相手の心までつかめるなんてすばらしい作戦。ぐぬぬ、そんな手があったなんて……。確かに今のレイジを見るに効果てき面の様子。ならばわたしもそれに乗かって! そうすればいっぱい夢のような体験をしつつ、レイジをメロメロに!」
「アリスでもう手一杯だ。これ以上オレの労力を増やさないでくれ」
期待に胸を膨らませる那由多の考えを、バッサリ切り捨てた。
「ガーン!? そ、そんな!?」
するとまたもや膝をつき、がっくりうなだれる那由多。
「そのポジションはすでにアタシが占領してるのよ。もはやアナタが入る隙間なんてないわ」
「ではわたしはどうすれば!? ――いえ、ここで諦めたらダメですよね! そっちが甘えるなら、こっちは逆に甘やかすです! もう那由多ちゃんなしでは生きられないぐらい、甘やかして甘やかして篭絡させてみせましょう!」
那由多は立ち上がり、なにやら闘志を燃やしだす。
「というわけでレイジ! 存分に那由多ちゃんに甘えてくださいね! なんだってしてあげますよー!」
そして彼女はレイジの腕をがっしりつかみ、慈愛に満ちたほほえみを向けてきた。
「レージ、そんな女にかまってないでアタシのお世話をしてちょうだい」
するとアリスも負けじともう片方のレイジの腕を引っ張り、甘えてきた。
「アリス・レイゼンベルト、邪魔をしないでください!」
「あら、それはこっちのセリフよ、ヒイラギナユタ。あとから来たくせにしゃしゃり出てこないでもらえるかしら」
那由多とアリスが視線で火花を散らしながら、言い争いを。
「むむむ」
「ふん」
「またこれか。ほんと勘弁してくれ……」
そして始まる二人のレイジの取り合い。
しかもこのあと予想していた通り那由多は帰ってくれず、二人ともレイジの家に泊ることになったのであった。
すでに日は落ち、現在いるのはレイジの住むマンションの一室。そして今リビングでターミナルデバイスを使い結月と通話していた。
「わかった。当日はよろしくな」
「結月はなんて言ってたのかしら?」
通話を終えると、洗面所の方からアリスがたずねてくる。
「結月がカノンの代わりに、巫女派の代表として同行してくれるらしい。だからレジスタンス側のトップとの話し合いも、行われることになった」
そんな彼女にリビングから報告を。
カノンが行きたがっていたらしいが、さすがに危険だということで那由多たちに止められたそうだ。そこへ結月が立候補し、彼女がカノンの代行として向かうことになったとのこと。
「そう、結月が」
「アランさんの依頼ということでイヤな予感はしてたが、まさかここまで大事になるとは……。何事もなく無事終わればいいが」
「フフフ、アタシは逆に乱戦展開とかになってほしいけどね。それより早く再開してくれないかしら?」
「あー、わかった、わかった」
アリスが待ちきれないといったように催促してくるので、洗面所へと向かう。
そこには用意したイスに座り、待機しているアリスが。彼女は風呂からあがったばかりで、下着の上からレイジのワイシャツだけを着ている状態。実はさっきまでアリスの濡れた髪を、ドライヤーで乾かしてあげていたという。
「――はぁ……、なんでオレがアリスの髪を乾かさないといけないんだよ」
「一年前まで、ずっとレージがしてくれてたじゃない。そもそもあなたがやり始めたことよ。放っておけば乾くのに、きれいな髪が痛むとか寝グセがよりひどくなるとか言って無理やりね」
実は風呂に入ったあとのアリスの髪を乾かすのは、レイジの日課の一つだったのだ。彼女は非常にめんどくさがり屋。なので濡れた髪を乾かさず、そのまま放置するのである。それを見かねてしかたなくやってあげることにしたのであった。
「そうだがいい加減、そろそろ一人でやってくれないか?」
「いやよ、めんどくさい。でもやってくれるのは気持ちいいから大歓迎よ!」
「おまえな」
「フフフ、ヒカリも悪くないけど、やっぱりレージが一番ね!」
あきれるレイジをよそに、気持ちよさそうに目を細めはしゃぐアリス。
「――はぁ……、それはそれとして、今さらながらその恰好はどうにかならないのか? 目のやり場にすごく困るんだが」
彼女のワイシャツ一枚の恰好。ボタンを上まで閉めていないため胸元が見え、さらに下も見えそうなのだ。しかも現在風呂から出たばかりで、彼女の身体は火照っておりいろっぽく見えてしまう。もはや思春期男子にとって、刺激が強すぎるといわざるをえない。
「楽なんだから、別にいいじゃない。それにレージも好きでしょこの恰好」
「おい、いつだれが好きと言った?」
「あら、よくチラチラといやらしい視線を向けてくるじゃない」
アリスはレイジの顔を見て、ニヤニヤしてくる。
「なっ!? 気づいていたのか!?」
「ええ、今だって、濡れて透けたシャツのところに視線を強く感じるしね」
そう、アリスは風呂から出たとき、めんどくさいのかちゃんとタオルで身体を拭かずに服を着るのだ。そのせいでワイシャツが濡れ、彼女の肌に張り付くことに。結果、あちこち透け、非常にきわどい姿になるのであった。
正直これにはときどき煩悩に負けてしまい、盗み見てしまうことも。だがそれがまさかバレていたとは。
「し、しかたないだろ……、こっちは思春期真っ盛りの男子なんだし。というかそうならないように、ちゃんと拭いてから服を着てくれ! ちょっと刺激が強すぎる」
「それもめんどくさい。そうだわ! レージが拭いてくれたらいいんじゃないかしら?」
「そうだわ! じゃない! いったいなに考えてるんだ!? それはもう刺激が強いどころの話じゃなくなってるだろ!? 卒倒してもおかしくないぞ!?」
名案だと目を輝かせるアリスに、思いっきりツッコミを入れる。
「大げさね」
「いやいや、それにアリスだってはだかを見られるのは、さすがにはずかしいだろ?」
「レージなら別にいいわよ。なんなら一緒にお風呂でも全然かまわないし。そうだわ! 髪を洗うのもお願いしようかしら! 絶対気持ちいいわ!」
アリスはさぞ当然のように答えてくる。しかもとんでもない提案を思いつきだす始末。
もしそんなことになったら、理性が吹き飛んで間違いを犯しかねなかった。
「却下に決まってるだろ!」
「もう、今さら恥ずかしがる関係でもないでしょ。どれだけ一緒の時間を過ごしてきたと思ってるのよ」
「そういう次元の話じゃなくてだな……」
頭を抱えていると、玄関のドアが勢いよく開く音が。
「レイジ! あなたのかわいいかわいい那由多ちゃんが、来ましたよー! あれ? このくつはまさか!?」
そして那由多はドッドッドッと玄関からレイジたちの方へ、慌ただしく走ってくる。
「げっ!? 那由多が来やがった!?」
那由多にはアリスが家にいることを隠しているのだ。もしバレたらいろいろ面倒なことになるに違いない。そして最終的に、彼女もこの家に泊ると言いだすのは目に見えていた。
「やっぱりアリス・レイゼンベルトを家に入れてましたねー! って!? レ、レ、レイジ!? な、な、なにをやってるんですかー!?」
那由多はレイジたちを指さしながら、口をあわあわさせていた。
「これはだな……、ははは……」
「あら、これぐらいでなにをさわいでいるのかしら?」
笑ってごまかしていると、アリスがやれやれと首を横に振る。
「なっ!? その女の子のあこがれるシチュエーションを、これぐらいといいますか!?」
「ええ、こういうことだったら、これまでずっとレージに数えきれないほどやってもらってきたんだもの。頭を乾かしてもらうのはもちろん、朝は入れてもらったコーヒーを飲みながら髪を整えてもらったり、お姫様だっこで運んでもらったりとかいろいろとね」
「ぐはっ!? なんですか!? そのうらやまけしからんシチュエーションのオンパレードは!?」
那由多は胸を押さえ、膝を突きだす。
「レイジ! 今すぐ那由多ちゃんにも、その夢のようなことをやってください! あとワイシャツもお願いします! あの女と同じ恰好をしますので!?」
そしてレイジのほうへグイグイ詰め寄り、両手を胸元でブンブン振ってきた。
「一人でもいろいろ大変なんだから、却下だ。とくに最後のはなおさらな」
「そこをなんとか! メインヒロインとして、レイジの愛しのパートナーとしてのプライドがだまってられません!」
「あきらめなさい。あなたとレージの絆はしょせんそんな程度。これまでアタシたちがどれだけの時間、濃密な絆を育んできたと思ってるの? それで対抗しようだなんて片腹いたいわ」
食い下がる那由多に、アリスが冷たく言い放つ。
これには地団駄を踏み、悔しがる那由多。
「ムキー! 言いたい放題! なんて屈辱!」
「いや、実際のところぐうたらしてるだけで、威張れることはなにもない気が……」
「これはアタシのアドバンテージでもあるもの。手のかかる子はかわいい理論で、もうレージの心をつかんでるんだから!」
アリスはレイジの腕をつかみ、得意げにほほえむ。
「甘やかせてもらいつつ、相手の心までつかめるなんてすばらしい作戦。ぐぬぬ、そんな手があったなんて……。確かに今のレイジを見るに効果てき面の様子。ならばわたしもそれに乗かって! そうすればいっぱい夢のような体験をしつつ、レイジをメロメロに!」
「アリスでもう手一杯だ。これ以上オレの労力を増やさないでくれ」
期待に胸を膨らませる那由多の考えを、バッサリ切り捨てた。
「ガーン!? そ、そんな!?」
するとまたもや膝をつき、がっくりうなだれる那由多。
「そのポジションはすでにアタシが占領してるのよ。もはやアナタが入る隙間なんてないわ」
「ではわたしはどうすれば!? ――いえ、ここで諦めたらダメですよね! そっちが甘えるなら、こっちは逆に甘やかすです! もう那由多ちゃんなしでは生きられないぐらい、甘やかして甘やかして篭絡させてみせましょう!」
那由多は立ち上がり、なにやら闘志を燃やしだす。
「というわけでレイジ! 存分に那由多ちゃんに甘えてくださいね! なんだってしてあげますよー!」
そして彼女はレイジの腕をがっしりつかみ、慈愛に満ちたほほえみを向けてきた。
「レージ、そんな女にかまってないでアタシのお世話をしてちょうだい」
するとアリスも負けじともう片方のレイジの腕を引っ張り、甘えてきた。
「アリス・レイゼンベルト、邪魔をしないでください!」
「あら、それはこっちのセリフよ、ヒイラギナユタ。あとから来たくせにしゃしゃり出てこないでもらえるかしら」
那由多とアリスが視線で火花を散らしながら、言い争いを。
「むむむ」
「ふん」
「またこれか。ほんと勘弁してくれ……」
そして始まる二人のレイジの取り合い。
しかもこのあと予想していた通り那由多は帰ってくれず、二人ともレイジの家に泊ることになったのであった。
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