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3.屋台スーパー
しおりを挟む長い時間転がって遊んだベルは、
猫部長にバイバイをしている。
私はソーラーチャージをして、
暇潰しをしながら、ベンチに座っていました。
「щ(゜▽゜щ)(ベル、そろそろ行きますよ)」
「わんわん(お腹空いた~)」
「(・・;)(しょうがないですね~、
おやつを出してあげますから、
リュックを開けますよ)」
ごそごそ、ごそごそ、ジジジッ。
リュックのジッパーを開けると、
中から黄色く柔らかそうな犬用のおやつ、
お芋のスティックが現れた。
「ハッハッ(お芋、お芋。早くちょうだい)」
「(  ̄▽ ̄)つ(ちょっと待ってください。
いま包装紙を破りますから)」
涎を垂らすベルに急かされ、
AIロボットなのに、つい慌ててしまう。
「(⌒‐⌒)-cつ(どうぞ)」
お芋のスティックを差し出すと、
勢いよく一齧り、口をモゴモゴしている。
ふとベルが、こちらをじっと見ていた。
「わおーん(ありがとう、コル)」
私は照れ隠しに、つい頭をポリポリ掻いてしまう。
「( ・∀・)(どういたしまして)」
お芋スティックをバクバク食べるベル、
包装紙までペロペロ舐め始めた。
突然、辺りを見渡し始めたベルに、
私は困惑した。
「バウッ!(あっちからいい匂いがするよ!?)」
「( ;`Д´)(ベル、食意地張りすぎです…)」
青いのぼりがゆらゆら揺れ、
すんすん鼻を鳴らすベル。
買い物の目的であった、
屋台スーパーが目の前に。
このお店は、移動型露店であり。
食材から小物まで、様々な物が取り扱われている。
すると屋台スーパーから、ひょこっと人影が現れる。
飛び出したのは、屋台の管理人である双子姉妹の
アオとアカだ。
「おやおや~、二人とも、
屋台スーパーで買い物かね」
「( ̄ー ̄)(はい、アカさん。
お買い物にきました)」
「ベルく~ん、相変わらず、
抱き心地最高だね~」
「ワンッ、ペロペロ(アオの手から、
おにぎりの匂いがするよ♪)」
「ベルくん、くすぐったいよ」
「(´・ω・`; )(ベル、何でもかんでも、
舐めちゃ駄目です。この間も、
蒸かしたさつま芋をこっそり舐めて、
おねだりしてたじゃないですか)
「ワォーン(味見、駄目なの?)」
潤んだ瞳で、じっと私を見るベル。
うぅ…その可愛さに、たじろいでしまった。
「コルさん、今日は、なんのお買い物?」
「( ´∀`)(今日は、充電缶(ステーキ味)、
ちょっとお高いマグロの刺身、炭酸イチジクミルク、
活きのいい秋刀魚と新鮮な大根をください)」
「ワオーン(ボクのスイカは?)」
「f(^_^;(そうでした。セール中の高濃度ロボット用
ゼリー風缶詰と、ミニスイカを追加で)」
「オッケー、ちょっと待っててね~」
屋台の収納スペースから、商品を引き出すアカ。
アオに会計を済ませて、品物を受け取る。
「また、ご贔屓に」
二人に挨拶をして、帰路についた。
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