1 / 2
1.星は棚引く。
しおりを挟む人々は、変わってしまった。
人成をくれるという約束を破り、
裏切ったのだから、
罰を与えなければ。
呪物コレクター風見アザミは、
遠縁から連なる、数多くの呪いにより、
肌は茶色でドロっと溶け、蝿が集っていた。
なぜ私が、身代わりに
選ばれたの?
私がこんなにも、
醜いからか?
もう私に供物をくれる
人もいない。
だからお前らは、
私と同じなってしまえ。
空には無が漂う、
夜がそれを呑み込んだ
と感じるほど、
闇が濃い。
宇宙は数字と、因果関係が
あり、ある星を0にすれば、
全てが無になる。
ある星とは、太陽のことだ。
そう、私は太陽を堕とす。
列京アリブラン学園の正午、
小さな肉の塊が、校庭に落ちた。
塊の上に烏の脚、
嘴で肉を啄んだ。
烏は、眼から黒い血を流し、
硬直した。しばらくすると、
翼を広げ、空へ羽ばたいた。
そして、町に肉片が降り、
数多くの生物を汚染した。
件の列京学園は、生徒会長の
指揮により、体育館への立て籠り
に成功している。
指揮能力の高さと、
混乱を防いだカリスマ性は、
確かに評価に値する。
しかしだ、なぜ裸なんだ!
私は裸である。
言い直そう、私は全裸だ。
なぜ裸であるのか?
その問いに答えよう。
何故ならば、その方が
生きていると実感できて、
気持ちいいからだ(ドヤッ。
列京学園の生徒は、
私の裸に慣れており、
何の反応も示さない。
あ、また会長全裸だ。
今日も、平和だな~
といった具合に
認識されている。
なんだかよくわから
ないけど、外がまずい状況に。
だけど大丈夫、私にはこれがある。
由緒正しい一振、
名刀の光影雫近、
学校に寄贈された日本刀を、
パクったのだ。
盗んだらイケナイだろ、
という意見もわかる。
でも、明確な理由がある。
その理由は…?
カッコ良かったから(ドヤッ。
私は一人、校庭に出た。
視線を上下左右を見回す。
遠くに煙が上がっており、
大変な状況なのがわかる。
校内には、多種多様な生物が、
肉塊に包まれ、蠢いていた。
とりあえず、斬ってみよう。
この刀、切れ味いいのだろうか?
「ズバッ」
効果音を自分で言ってみた(ケラケラ。
あれ?肉塊が斬れてない?
「ポキッ」
贋作だーー、どこが名刀?
光影…えっと、なんだっけ?
折れたから、駄刀、ヒノキの枝。
おや、あれは?
黄色いパーカーの後ろ姿を、
遠くに見つけた。
「あ、副会長。何か武器になるやつ、チョーダイよ」
声を張り上げて、呼びかけると。
腕で大きく丸のジェスチャーが、
返ってくる。
しばらく待つと、
消火器を重そうに抱える
副会長の姿が。
消火器を受け取り、
あることに気づく、
ちょっと待って、
駄目だよこれ。
「この消火器、期限切れだよ!」
「突っ込むとこソコ!?」
副会長の鋭いツッコミ、
流石は、私の右腕(ドヤッ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる