白の王女は、欺むけり。

七星北斗

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2.冷凍レンジ

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 呪いとは、感情や行動を
積み重ね。対象となる相手へ、
害のある形で残す、まじないの
一種だ。

 呪塊を取り込んだ生物たちは、
等しく、体内からの呪力による
侵食で、生きながら死んでいる。

 副会長の木霊礫(こだまれき)は、
期限切れの消火器を、両手で
持ち上げた会長を眺める。

 わざわざ屋上まで上がり、
どこから持ってきた
のか?謎なドローンを使用して、
空中から消火器を落とした。

 裸族の会長、いえ、間違えました。
生徒会長の楽転愛湖(らてんあいこ)さんは、
弓道部からパクった弓一式を携え、
 校庭で、ガスの噴出している消火器へ。

 薄い白煙は、大きな轟音とともに
吹き飛んだ。
 会長はこうして、模造刀、
光影雫近の敵を、一子報いたのです。

 ええ、あれは模造刀です。
会長は、名刀だと勘違いしていますが、
 この刀は、通販で3万円くらいの
品ですから、パチもんもいいとこですよ。
 寝言は、服を着て言いなさい、
全裸会長。

 しかし校庭周辺の呪塊を
一掃できたようで、アタシの
ネコちゃんパーカーも、
ニッコリです。

 ですが、鳥の糞で汚れた、
初代校長の石像も、
粉々になりました。
 思わずアタシの
ネコちゃんパーカーも、
ビクついています。

 自分の剥げカツラで滑る
という、高度な芸を披露した、
アリブラ学園の(十代目)現校長。
 この惨状を知れば、再び見ることに
なってしまう。
 なのでコッソリ、二宮さんの
石像を、代わりに置いておくことにする。

「芸術は◯発だー」

 と、ケラケラ笑う会長。
そのケツに、ついビンタしたく
なる衝動を抑え、アタシは、
表情無く、隣に立つ。

「私いま、凄くカッコよくない?(ドヤッ」

 カッコいい…?裸族の王女、
ここに極まれり(ド無表情。

 ですがこれで、外に設置されている、
備蓄倉庫への道が開けました。


 ナイス全裸会長!?


 しかし一体何が、起きているのか?
今のところ、学校の生徒は無事だけど、
いつ崩壊してもおかしくない。
 全てはこの、全裸会長の手腕に
かかっている。

「会長、アタシは、今からココアタイムな
ので…お暇しますね」

「またココアか?ミルクを飲め、
大きくなれないぞ」

「いえ?ミルクココアです」

「ならば良し」

 なんでちょっと、
偉そうなんでしょう?
 その胸をビンタしたくなる
衝動を抑え、生徒会室へ。

 やっと一息つける場所に、
ようやくセーブポイントへ、
辿り着いた気分です。
 では、ココアを入れましょう。
ガコンガコン、スコスコ…。
 給湯器のお湯が空、優雅な
ココアタイム1時間待ち。

 アタシのネコちゃんパーカーも、
しょんぼりしています。
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