片翼の翼

七星北斗

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 人間に恋をした天使。

 しかし、天使は人間を好きにはなってはいけないルールがあった。

 私は、そのことをうっかり天使の友人に話してしまった。

 友人は全てを神へばらしてしまった。

 私は地上へ逃げた。

 神はすぐに追っ手を放つ。

 私は追っ手を撃退したが、片翼を失う。

 怪我をして地上に落ちた私は、目覚めるとベットの上だった。

 助けてくれたのは、恋い焦がれた少女。

 夢のような生活だった。

 しかし、2ヶ月が経ったその日。

 堕天使を匿っていると、村人に愛する人は殺された。

 私は村人を殺し、その後は死のうかと思った。

 だが、神なら死んだあの娘を生き返させられるのでは?

 片翼の私は天界には戻れない。

 飛べない。

 そんなある日、人間が神の領域へバベルの塔を建設していると噂を聞いた。

 私はすぐに、その国へ向かった。
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