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ハッピーエンド? (後編)
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それにしても、ご主人様(フィンリー殿下)かっこいいー!
白い絹の刺繍の入った軍服に、赤に金色の縁のサッシュを掛けて、ベルトにサーベルを差してる。
それに、白馬に乗ってるー!
白馬の王子様なのだー。
長い金髪をたなびかせて、私を後ろに乗せてくれてる。
ご主人様(アランさん)は、こっそり、私に王宮から、離れる時に手を振ってくれたの。
離れたから、ご主人様(アランさん)は、執事のアランさんに逆戻りなのだ。
だから、これからは、ご主人様は、フィンリー殿下のことー。
私は、馬に乗っていて、ご主人様に言ったの。
「チュピ。残念ですー。アランさんとお別れの魔法をかけたかったでーす!」
「チュピ。悪いが、それどころでは、ないぞ! 騎士隊長ルークを先頭に、騎士隊が凄い勢いで追いかけて来るぞ!!」
「ご主人様。森に逃げましょう!!」
「わかったよ。チュピ!!」
ご主人様は、急いで白馬で、チュピと一緒に森に向かったの。
騎士隊に捕まる前に森の中に入ったの。
危なかったー。
騎士隊は、バリアのようなものに阻まれて、馬ごと跳ね返っちゃった。
何回も、森の中に入ろうとしたけど、無理だったの。
ご主人様は、不思議そうな顔をしたの。
「なぜ、ルーク達は、入れないのだ?」
私は、ご主人様に言ったの。
「ご主人様。それは、ですねー。魔獣のシュピーくんが、魔術で結界を張っているからなのです。オーイ!!シュピーくーん!!」
「これは、これは、お久し振りでございます。じょっ……」
「シッ! シュピーくん、偉いね」
「これは、これは、勿体のう、お言葉!!」
ご主人様は、また、不思議そうな顔。
「あの、フクロウに似ているのが、魔獣か?」
ご主人様と、私は、白馬に乗ったまま、森の中を周ったの。
ご主人様が言ったの。
「あれ。ルピがいるぞ」
私は、ご主人様が指差した方向を見るとルピちゃんがいたの。
「ルピちゃーん!!この間は、ありがとねー」
「いえいえ、光栄なお言葉、有り難き幸せでございます」
「うん、ルピちゃん。バイバーイ!!」
ご主人様が、首を傾げて言ったの。
「チュピ。皆、お前に随分、丁寧だな」
聞こえなーい。
すると、目の前に、巨大な竜が翼を広げて現れたの。
ご主人様が、私を片方の手で守りながら、片方の手でサーベルを構えて、言ったの。
「竜め!! チュピを襲うつもりだな。チュピのことは、私が守る!!」
私は、言ったの。
「リュリーくん。久しぶり。元気だった?」
ご主人様、その言葉を聞いてビックリしてる。
私は、リュリーくんが頭を下げたから、頭を撫でてあげたの。
「これは、名誉なことを!! じょっ……」
「シッ! またね。リュリーくん!」
ご主人様、驚いた様子で言ったの。
「凄いな。チュピ! 竜までもチュピに従う。あと、皆、じょっ……て、なんだ、あれ?」
「ご主人様ー。気にしないのでありまーす」
私は、白馬に乗ったまま、敬礼のポーズ。ケモ耳ピコピコ。シッポをフリフリ。
やがて、私のお家が見えてきたの。
ご主人様、私のお家を見て、またまた、驚いたの。
「な、なんだ。真っ白い城。それに、チュピみたいなケモ耳とシッポが生えたのが、ズラリと整列しているぞ!!」
私が近付くと、皆が言ったの。
「お帰りなさいませ。女王陛下!!」
ご主人様は、更にビックリしたの。
「チュピ。女王だったのか」
「はい、チュピ。女王でーす!」
私は、宰相を呼んだの。
「ホセくーん!!」
「お呼びでしょうか。女王陛下!!」
「ホセくん。悪いけど、チュピ、女王辞めるね」
「はっ?」
「大丈夫。チュピの代わりに親戚のフェアリーのリリーちゃんに女王になってもらうから。チュピ、ご主人様と一緒に過ごすの」
「困ります。女王陛下……しかし、仕方ありませぬ。承知致しました。どうぞ、お幸せに!!」
「うん、皆、さようなら!!」
私は、皆に涙を流しながら、手をいっぱい振って、ケモ耳ピコピコ。シッポを目一杯ブンブン。
ご主人様が言ったの。
「じょっ……て、女王のことだったのか。それにしてもいいのか。チュピ?」
「はい、チュピ。ご主人様のメイドとして、ずっと、お仕えしまーす!!」
ケモ耳ピコピコ。シッポをフリフリ。
私とご主人様は、森の中の小さな家に住んだの。
しばらくしたら、私から、ピンク色の卵が出てきたの。
ピンク色の光を放って、バリッと割れて、中から、ご主人様と私の赤ちゃんが……。
「キュ、キュ! ピ、ピッ!」
小さいケモ耳ピコピコ。小さいシッポ、フリフリ。
「ご主人様ー。赤ちゃん、可愛いの魔法かけますよー!さぁ、ご一緒にー!!」
私は、手をハートにして、左右に動かしながら、言ったの。
「パキュ、パキュ! キュピ、キュピ! チュン、チュン! ワーイ!!」
それで、手をいっぱい振ったの。
ケモ耳ピコピコ。シッポを目一杯ブンブン。
ご主人様も、喜んで、やってくれたの。
手をハートにして、左右に動かしながら言ったの。
「パキュ、パキュ! キュピ、キュピ! チュン、チュン! ワーイ!!」
それで、手をいっぱい振ってくれたの。
「キュ、キュ! ピ、ピッ!」
ハッピーエンド
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
ケモ耳シリーズ②しばし、お待ちを。
白い絹の刺繍の入った軍服に、赤に金色の縁のサッシュを掛けて、ベルトにサーベルを差してる。
それに、白馬に乗ってるー!
白馬の王子様なのだー。
長い金髪をたなびかせて、私を後ろに乗せてくれてる。
ご主人様(アランさん)は、こっそり、私に王宮から、離れる時に手を振ってくれたの。
離れたから、ご主人様(アランさん)は、執事のアランさんに逆戻りなのだ。
だから、これからは、ご主人様は、フィンリー殿下のことー。
私は、馬に乗っていて、ご主人様に言ったの。
「チュピ。残念ですー。アランさんとお別れの魔法をかけたかったでーす!」
「チュピ。悪いが、それどころでは、ないぞ! 騎士隊長ルークを先頭に、騎士隊が凄い勢いで追いかけて来るぞ!!」
「ご主人様。森に逃げましょう!!」
「わかったよ。チュピ!!」
ご主人様は、急いで白馬で、チュピと一緒に森に向かったの。
騎士隊に捕まる前に森の中に入ったの。
危なかったー。
騎士隊は、バリアのようなものに阻まれて、馬ごと跳ね返っちゃった。
何回も、森の中に入ろうとしたけど、無理だったの。
ご主人様は、不思議そうな顔をしたの。
「なぜ、ルーク達は、入れないのだ?」
私は、ご主人様に言ったの。
「ご主人様。それは、ですねー。魔獣のシュピーくんが、魔術で結界を張っているからなのです。オーイ!!シュピーくーん!!」
「これは、これは、お久し振りでございます。じょっ……」
「シッ! シュピーくん、偉いね」
「これは、これは、勿体のう、お言葉!!」
ご主人様は、また、不思議そうな顔。
「あの、フクロウに似ているのが、魔獣か?」
ご主人様と、私は、白馬に乗ったまま、森の中を周ったの。
ご主人様が言ったの。
「あれ。ルピがいるぞ」
私は、ご主人様が指差した方向を見るとルピちゃんがいたの。
「ルピちゃーん!!この間は、ありがとねー」
「いえいえ、光栄なお言葉、有り難き幸せでございます」
「うん、ルピちゃん。バイバーイ!!」
ご主人様が、首を傾げて言ったの。
「チュピ。皆、お前に随分、丁寧だな」
聞こえなーい。
すると、目の前に、巨大な竜が翼を広げて現れたの。
ご主人様が、私を片方の手で守りながら、片方の手でサーベルを構えて、言ったの。
「竜め!! チュピを襲うつもりだな。チュピのことは、私が守る!!」
私は、言ったの。
「リュリーくん。久しぶり。元気だった?」
ご主人様、その言葉を聞いてビックリしてる。
私は、リュリーくんが頭を下げたから、頭を撫でてあげたの。
「これは、名誉なことを!! じょっ……」
「シッ! またね。リュリーくん!」
ご主人様、驚いた様子で言ったの。
「凄いな。チュピ! 竜までもチュピに従う。あと、皆、じょっ……て、なんだ、あれ?」
「ご主人様ー。気にしないのでありまーす」
私は、白馬に乗ったまま、敬礼のポーズ。ケモ耳ピコピコ。シッポをフリフリ。
やがて、私のお家が見えてきたの。
ご主人様、私のお家を見て、またまた、驚いたの。
「な、なんだ。真っ白い城。それに、チュピみたいなケモ耳とシッポが生えたのが、ズラリと整列しているぞ!!」
私が近付くと、皆が言ったの。
「お帰りなさいませ。女王陛下!!」
ご主人様は、更にビックリしたの。
「チュピ。女王だったのか」
「はい、チュピ。女王でーす!」
私は、宰相を呼んだの。
「ホセくーん!!」
「お呼びでしょうか。女王陛下!!」
「ホセくん。悪いけど、チュピ、女王辞めるね」
「はっ?」
「大丈夫。チュピの代わりに親戚のフェアリーのリリーちゃんに女王になってもらうから。チュピ、ご主人様と一緒に過ごすの」
「困ります。女王陛下……しかし、仕方ありませぬ。承知致しました。どうぞ、お幸せに!!」
「うん、皆、さようなら!!」
私は、皆に涙を流しながら、手をいっぱい振って、ケモ耳ピコピコ。シッポを目一杯ブンブン。
ご主人様が言ったの。
「じょっ……て、女王のことだったのか。それにしてもいいのか。チュピ?」
「はい、チュピ。ご主人様のメイドとして、ずっと、お仕えしまーす!!」
ケモ耳ピコピコ。シッポをフリフリ。
私とご主人様は、森の中の小さな家に住んだの。
しばらくしたら、私から、ピンク色の卵が出てきたの。
ピンク色の光を放って、バリッと割れて、中から、ご主人様と私の赤ちゃんが……。
「キュ、キュ! ピ、ピッ!」
小さいケモ耳ピコピコ。小さいシッポ、フリフリ。
「ご主人様ー。赤ちゃん、可愛いの魔法かけますよー!さぁ、ご一緒にー!!」
私は、手をハートにして、左右に動かしながら、言ったの。
「パキュ、パキュ! キュピ、キュピ! チュン、チュン! ワーイ!!」
それで、手をいっぱい振ったの。
ケモ耳ピコピコ。シッポを目一杯ブンブン。
ご主人様も、喜んで、やってくれたの。
手をハートにして、左右に動かしながら言ったの。
「パキュ、パキュ! キュピ、キュピ! チュン、チュン! ワーイ!!」
それで、手をいっぱい振ってくれたの。
「キュ、キュ! ピ、ピッ!」
ハッピーエンド
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
ケモ耳シリーズ②しばし、お待ちを。
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