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第1章 転生
14話 冒険者登録
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ジンは冒険者ギルドに着くとウエスタンドアを手で押して中に入った。
受付カウンターには昨日と同じようにソフィーが書類の整理をしていたが、近づいて行くと足音で気がつき、顔を上げた。
「こんにちは、今日はどのようなご用件でしょうか?」
朝からにこやかに声をかけられるのは悪い気がしないので、気持ちも穏やかになる。
「今日は冒険者登録に来ました」
カウンターでの話が聞こえていたのか、ラウンジのテーブルにいた冒険者4人が茶々を入れてくる。
「また坊ちゃんの冒険者登録か、てめーのようなガキはどうせ長く冒険者を続けられねーんだから無駄なことはやめて、家に帰ってママのおっぱいでも飲んでな」
「ママー、こわいよーってか」
「「ゲハハハ」」
「新規登録の人に絡むのはやめてください、マスターに言いつけますよ」
「どうせ今日はいねえんだ、言えるもんなら言ってみやがれ。だいたい冒険者同士の揉め事にはギルドは不介入じゃねーのか」「そーだそーだ」
ギルドマスターがいればここまで横柄な態度を取ることのない狼の牙メンバー達であったが、運悪く不在なのでいつも以上に騒ぎ立てていた。
「登録前ですからまだ冒険者じゃありません! それから、あなたたちのクランはギルドにクレームがたくさん入ってるんですよ。街中での暴力沙汰や新人いびりの報告がいくつも上がってきているんです。ギルドは冒険者の行動を管理する義務がありますから時には口を挟ませていただきます」
「はぁ?暴力沙汰に新人いじめだと。どこに証拠があるんだ、憶測でそんな事を言うんじゃねーよ。
全く、行き遅れがガタガタ言いやがって」
ギルドハウスのアイドルに向かってなんてことを言いやがるんだとばかりに周囲の冒険者が声の主を睨もうとするが、狼の牙という性質の悪いクランメンバーだと分かったのか、その場にいた中堅冒険者達は狼の牙を見た瞬間視線を逸らしていた。
「ソフィーさん、あの人達って冒険者なんですか?」
「ええ、狼の牙というクランのメンバーで、あそこにいるのはDランクでクランでは中堅の人たちですね。
ああいう人たちは絶対に相手をしちゃダメですよ」
「程度の低い口ばかりの冒険者の相手をするのも大変ですね」
発する気配から大して強くないと感じていたのでわざと聞こえるような声で話して挑発してみた。
「口だけのガキが、ギルド職員がいると思って生意気言いやがって! 外で待ってるからな、逃げるんじゃねーぞ冒険者の厳しさを教えてやる!」
(こんなに簡単に挑発に乗るのか!こいつ単細胞かよ)
「ギルドハウス内での業務妨害にはそれなりの対応をしますが、よろしいのですか」
ソフィーがこの場を収めようと冒険者に注意するが、効果はないのであろう。
「ギルドハウスの中じゃ何もしねーよ、お代はここに置いて行くぞ」
男達はそう言い放つと、銀貨をテーブルに置きギルドハウスから出て行った。
「ソフィーさん、奴らが出て行ったので登録の手続きをしましょう」
「大丈夫ですか、あの人たち良い噂を聞きませんよ。
冒険者登録をしてしまうとギルドは何もできなくなってしまいます」
「大丈夫ですよ、あれくらい自分で対処できなくて高ランクの冒険者にはなれないでしょ」
ジンは出て行った冒険者たちの気配や所作から、自分でも対応できる程度の者たちであると感じていたので、それほど脅威には感じていないのである。
「わかりました、それでは冒険者登録の説明は必要ですか?」
「はい、初めての登録で何もわからないのでお願いします」
カウンターの周囲を見回しながら
「本当にギルドマスターはいないんですか?」
と尋ねてみたが、帰ってきた返事は
「マスターはいませんよ。お昼までいましたが、奥さんを連れて領都リョーガのギルドに向かいましたので、戻って来るのは2日後になります。リョーガのギルマスは奥さんの師匠なので、快気報告に行くと言っていましたから」
といった感じだった。
「そうなんですか、色々聞きたい事があったんですが、また後日にします」
「そうですね。それでは冒険者登録とランク制度の説明をしますね。
冒険者は成人すれば誰でも登録ができます。
登録することによって身分が保証され、入市税を払わなくてもよくなります。
冒険者はSS・S・A・B・C・D・E・Fの8つにランク分けされていて、Fから始まり依頼達成やギルドへの貢献によるポイントを貯めることでランクが上がります。
それ以外にもギルドマスターが実力があると判断した場合は本人の意思に関わらずその実力に合うランクへ変更されます。
上のランクになれば特典や優遇などがあるので頑張ってください」
「特典なんてあるんですか、それはいいですね」
「良い事ばかりではありませんよ。Cランク以上の冒険者はギルドから直接緊急依頼が発注される事があり、正当な理由がない場合は冒険者に拒否権はありません。そして拒否した場合は罰金を支払わなければいけません」
「罰金ですか、罰金を払えなければどうなるんですか?」
「罰金を支払えない場合は登録抹消になりますが、そんな人を見たことはありません。
Cランクにもなれば皆さんお金に余裕があるようですから」
「そうなんですね、気をつけます」
「ジン君は今日Fランクから始めるんだからCランクなんてまだまだ先の話ですよ、説明を続けますね。
ランクによる受注できる依頼ランクの制限がありますので、注意が必要です。
依頼を受ける場合は自分のランクの1つ上の依頼までしか受ける事ができません。
パーティで依頼を受ける場合はパーティ最上位ランクの依頼を受ける事ができます、最上位ランクが3人以上いる場合は最上位者ランクの1つ上まで受ける事ができます。
受注依頼が達成できなかった場合は罰金が発生します。罰金額は達成時報酬の30%で、罰金が払えない場合はギルドボランティアや強制労働をすることになります。
Dランク以下は3回続けて依頼失敗するとランク降格になりますので気をつけてください。
ギルドタグには緊急依頼が出された場合は表示する機能が付いていますので、表示が出た場合は1週間以内に最寄りのギルドに行ってください。
ギルドタグはランクによって色が違いこのような形をしています。他ランクについての説明も書いていますのでこれをどうぞ。」
そう言ってドッグタグのようなギルドタグの絵と説明が上に描かれ説明がその下に書かれた紙をくれた。
SS プラチナ ギルド施設使用無料・飲食無料
ギルド専用通用門の使用可
S ゴールドにプラチナライン ギルド宿泊施設使用無料
ギルド専用通用門の使用可
A ゴールド ギルド専用通用門の使用可
B シルバーにゴールドライン
C シルバー
D 銅に2本シルバーライン 難易度D以上の依頼を月3回以上
達成できない場合はEに降格
E 銅に1本シルバーライン 難易度E以上の依頼を月3回以上
達成できない場合はFに降格
F 銅 難易度F以上の依頼を月3回以上
達成できない場合は登録抹消
上のランクへの昇格ポイントと各依頼による取得ポイント
FからEへの昇格は累積50ポイント
難易度Fの依頼達成ポイントは2ポイントで失敗すると-1ポイント
EからDへの昇格は累積300ポイント
難易度Eの依頼達成ポイントは10ポイントで失敗すると-5ポイント
DからCへの昇格は累積800ポイント
難易度Dの依頼達成ポイントは20ポイントで失敗すると-10ポイント
CからBへの昇格は累積2500ポイント
難易度Cの依頼達成ポイントは50ポイントで失敗すると-25ポイント
BからAへの昇格は累積5000ポイント、Sランク以上の冒険者1名の推薦、ギルドマスターの承認
難易度Bの依頼達成ポイントは100ポイントで失敗すると-50ポイント
Sランクへの昇格はポイント制ではなくAランク昇格後Sランク以上の魔獣20体以上討伐(パーティで討伐可)
SSランクへの昇格はSランク昇格後Sランク以上の魔獣を単独討伐5体以上とダンジョン踏破
「その説明のようになっていますが、Aランク以上は非常に厳しい条件となっております。
以上のようになりますが、わからない事があればその都度質問していただければお答えします。
それでは登録をしますので、この申請用紙に記入してください。登録料は大銀貨1枚になります」
差し出された申請用紙に記入を始めた。
名前は〈ジン〉 家名は〈オキタ〉 年齢は〈15〉 種族は〈ヒューマン〉
職種?
「職種はどう書けば良いですか」
「それは記入いただかなくても大丈夫です、依頼をこなしているうちに判定されてギルドタグに反映されます」
へーそうなんだ
職種〈 〉 懲罰履歴〈なし〉 所属血盟〈なし〉 所属パーティ〈なし〉
非常時連絡先〈なし〉以上かな
「書きました」申請用紙を差し出した。
「記入漏れはないようですね、ではこの水晶に血を1滴垂らしてください」
ソフィーはそう言いながら銀の針を手渡し水晶の機械に銅製のドッグタグのようなギルドタグをセットした。
左手の親指に針を刺し水晶に血を垂らすと、水晶が少し光りはじめ10秒ほどで光が消えた。
「登録完了しました、このタグは常時お持ちください。
ギルドタグには狩猟冒険の神の加護がついているので幾つかの機能がありますので説明します。
緊急依頼表示機能・ギルドポイント積算機能・紛失防止機能・討伐履歴機能・懲罰履歴機能・依頼の達成未達リスト・防錆機能・それと死亡時はタグがギルド本部に自動通知されます。
以上ですが、他に何か聞きたいことはありませんか?」
「大丈夫です」
「それではこちらをどうぞ」
銅製の登録票を受け取り、それを首にかけると再び確認し口元を緩ませながらTシャツの中に入れるのであった。
受付カウンターには昨日と同じようにソフィーが書類の整理をしていたが、近づいて行くと足音で気がつき、顔を上げた。
「こんにちは、今日はどのようなご用件でしょうか?」
朝からにこやかに声をかけられるのは悪い気がしないので、気持ちも穏やかになる。
「今日は冒険者登録に来ました」
カウンターでの話が聞こえていたのか、ラウンジのテーブルにいた冒険者4人が茶々を入れてくる。
「また坊ちゃんの冒険者登録か、てめーのようなガキはどうせ長く冒険者を続けられねーんだから無駄なことはやめて、家に帰ってママのおっぱいでも飲んでな」
「ママー、こわいよーってか」
「「ゲハハハ」」
「新規登録の人に絡むのはやめてください、マスターに言いつけますよ」
「どうせ今日はいねえんだ、言えるもんなら言ってみやがれ。だいたい冒険者同士の揉め事にはギルドは不介入じゃねーのか」「そーだそーだ」
ギルドマスターがいればここまで横柄な態度を取ることのない狼の牙メンバー達であったが、運悪く不在なのでいつも以上に騒ぎ立てていた。
「登録前ですからまだ冒険者じゃありません! それから、あなたたちのクランはギルドにクレームがたくさん入ってるんですよ。街中での暴力沙汰や新人いびりの報告がいくつも上がってきているんです。ギルドは冒険者の行動を管理する義務がありますから時には口を挟ませていただきます」
「はぁ?暴力沙汰に新人いじめだと。どこに証拠があるんだ、憶測でそんな事を言うんじゃねーよ。
全く、行き遅れがガタガタ言いやがって」
ギルドハウスのアイドルに向かってなんてことを言いやがるんだとばかりに周囲の冒険者が声の主を睨もうとするが、狼の牙という性質の悪いクランメンバーだと分かったのか、その場にいた中堅冒険者達は狼の牙を見た瞬間視線を逸らしていた。
「ソフィーさん、あの人達って冒険者なんですか?」
「ええ、狼の牙というクランのメンバーで、あそこにいるのはDランクでクランでは中堅の人たちですね。
ああいう人たちは絶対に相手をしちゃダメですよ」
「程度の低い口ばかりの冒険者の相手をするのも大変ですね」
発する気配から大して強くないと感じていたのでわざと聞こえるような声で話して挑発してみた。
「口だけのガキが、ギルド職員がいると思って生意気言いやがって! 外で待ってるからな、逃げるんじゃねーぞ冒険者の厳しさを教えてやる!」
(こんなに簡単に挑発に乗るのか!こいつ単細胞かよ)
「ギルドハウス内での業務妨害にはそれなりの対応をしますが、よろしいのですか」
ソフィーがこの場を収めようと冒険者に注意するが、効果はないのであろう。
「ギルドハウスの中じゃ何もしねーよ、お代はここに置いて行くぞ」
男達はそう言い放つと、銀貨をテーブルに置きギルドハウスから出て行った。
「ソフィーさん、奴らが出て行ったので登録の手続きをしましょう」
「大丈夫ですか、あの人たち良い噂を聞きませんよ。
冒険者登録をしてしまうとギルドは何もできなくなってしまいます」
「大丈夫ですよ、あれくらい自分で対処できなくて高ランクの冒険者にはなれないでしょ」
ジンは出て行った冒険者たちの気配や所作から、自分でも対応できる程度の者たちであると感じていたので、それほど脅威には感じていないのである。
「わかりました、それでは冒険者登録の説明は必要ですか?」
「はい、初めての登録で何もわからないのでお願いします」
カウンターの周囲を見回しながら
「本当にギルドマスターはいないんですか?」
と尋ねてみたが、帰ってきた返事は
「マスターはいませんよ。お昼までいましたが、奥さんを連れて領都リョーガのギルドに向かいましたので、戻って来るのは2日後になります。リョーガのギルマスは奥さんの師匠なので、快気報告に行くと言っていましたから」
といった感じだった。
「そうなんですか、色々聞きたい事があったんですが、また後日にします」
「そうですね。それでは冒険者登録とランク制度の説明をしますね。
冒険者は成人すれば誰でも登録ができます。
登録することによって身分が保証され、入市税を払わなくてもよくなります。
冒険者はSS・S・A・B・C・D・E・Fの8つにランク分けされていて、Fから始まり依頼達成やギルドへの貢献によるポイントを貯めることでランクが上がります。
それ以外にもギルドマスターが実力があると判断した場合は本人の意思に関わらずその実力に合うランクへ変更されます。
上のランクになれば特典や優遇などがあるので頑張ってください」
「特典なんてあるんですか、それはいいですね」
「良い事ばかりではありませんよ。Cランク以上の冒険者はギルドから直接緊急依頼が発注される事があり、正当な理由がない場合は冒険者に拒否権はありません。そして拒否した場合は罰金を支払わなければいけません」
「罰金ですか、罰金を払えなければどうなるんですか?」
「罰金を支払えない場合は登録抹消になりますが、そんな人を見たことはありません。
Cランクにもなれば皆さんお金に余裕があるようですから」
「そうなんですね、気をつけます」
「ジン君は今日Fランクから始めるんだからCランクなんてまだまだ先の話ですよ、説明を続けますね。
ランクによる受注できる依頼ランクの制限がありますので、注意が必要です。
依頼を受ける場合は自分のランクの1つ上の依頼までしか受ける事ができません。
パーティで依頼を受ける場合はパーティ最上位ランクの依頼を受ける事ができます、最上位ランクが3人以上いる場合は最上位者ランクの1つ上まで受ける事ができます。
受注依頼が達成できなかった場合は罰金が発生します。罰金額は達成時報酬の30%で、罰金が払えない場合はギルドボランティアや強制労働をすることになります。
Dランク以下は3回続けて依頼失敗するとランク降格になりますので気をつけてください。
ギルドタグには緊急依頼が出された場合は表示する機能が付いていますので、表示が出た場合は1週間以内に最寄りのギルドに行ってください。
ギルドタグはランクによって色が違いこのような形をしています。他ランクについての説明も書いていますのでこれをどうぞ。」
そう言ってドッグタグのようなギルドタグの絵と説明が上に描かれ説明がその下に書かれた紙をくれた。
SS プラチナ ギルド施設使用無料・飲食無料
ギルド専用通用門の使用可
S ゴールドにプラチナライン ギルド宿泊施設使用無料
ギルド専用通用門の使用可
A ゴールド ギルド専用通用門の使用可
B シルバーにゴールドライン
C シルバー
D 銅に2本シルバーライン 難易度D以上の依頼を月3回以上
達成できない場合はEに降格
E 銅に1本シルバーライン 難易度E以上の依頼を月3回以上
達成できない場合はFに降格
F 銅 難易度F以上の依頼を月3回以上
達成できない場合は登録抹消
上のランクへの昇格ポイントと各依頼による取得ポイント
FからEへの昇格は累積50ポイント
難易度Fの依頼達成ポイントは2ポイントで失敗すると-1ポイント
EからDへの昇格は累積300ポイント
難易度Eの依頼達成ポイントは10ポイントで失敗すると-5ポイント
DからCへの昇格は累積800ポイント
難易度Dの依頼達成ポイントは20ポイントで失敗すると-10ポイント
CからBへの昇格は累積2500ポイント
難易度Cの依頼達成ポイントは50ポイントで失敗すると-25ポイント
BからAへの昇格は累積5000ポイント、Sランク以上の冒険者1名の推薦、ギルドマスターの承認
難易度Bの依頼達成ポイントは100ポイントで失敗すると-50ポイント
Sランクへの昇格はポイント制ではなくAランク昇格後Sランク以上の魔獣20体以上討伐(パーティで討伐可)
SSランクへの昇格はSランク昇格後Sランク以上の魔獣を単独討伐5体以上とダンジョン踏破
「その説明のようになっていますが、Aランク以上は非常に厳しい条件となっております。
以上のようになりますが、わからない事があればその都度質問していただければお答えします。
それでは登録をしますので、この申請用紙に記入してください。登録料は大銀貨1枚になります」
差し出された申請用紙に記入を始めた。
名前は〈ジン〉 家名は〈オキタ〉 年齢は〈15〉 種族は〈ヒューマン〉
職種?
「職種はどう書けば良いですか」
「それは記入いただかなくても大丈夫です、依頼をこなしているうちに判定されてギルドタグに反映されます」
へーそうなんだ
職種〈 〉 懲罰履歴〈なし〉 所属血盟〈なし〉 所属パーティ〈なし〉
非常時連絡先〈なし〉以上かな
「書きました」申請用紙を差し出した。
「記入漏れはないようですね、ではこの水晶に血を1滴垂らしてください」
ソフィーはそう言いながら銀の針を手渡し水晶の機械に銅製のドッグタグのようなギルドタグをセットした。
左手の親指に針を刺し水晶に血を垂らすと、水晶が少し光りはじめ10秒ほどで光が消えた。
「登録完了しました、このタグは常時お持ちください。
ギルドタグには狩猟冒険の神の加護がついているので幾つかの機能がありますので説明します。
緊急依頼表示機能・ギルドポイント積算機能・紛失防止機能・討伐履歴機能・懲罰履歴機能・依頼の達成未達リスト・防錆機能・それと死亡時はタグがギルド本部に自動通知されます。
以上ですが、他に何か聞きたいことはありませんか?」
「大丈夫です」
「それではこちらをどうぞ」
銅製の登録票を受け取り、それを首にかけると再び確認し口元を緩ませながらTシャツの中に入れるのであった。
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