1 / 57
プロローグ
プロローグ 何処?
しおりを挟む
なんで俺はこんな場所で倒れているんだ?
そんな疑問を感じている俺の名前は沖田 仁。
気を失っていた俺が意識を取り戻したのは、真っ白な大理石のような床の上であった。
床からひんやりとした感触が指先に伝わる。
ここはどこだ、夢か?
起き上がり周囲を見ると見渡す限り真っ白で何もない。
呆然としていると突然目の前が輝きはじめ、真っ白なローブを纏った金髪の人が老人を従えて光の中から現れた。
やっぱり夢か
などと思っていると目の前の女性が話しかけてきた。
「お気づきになりましたね。残念ですがこれは夢ではありません」
どういうことだ? この状況が分からない。
「すみません、お尋ねしますがここは何処なのでしょうか?」
「ここですか、ここは天界ですよ」
てんかい? 地理は詳しいと自負しているが、てんかいなんて地名知らないな。
「すみません、ここはどこですか? 日本国外なんてことは無いですよね」
「ここは日本ではありません、そして地球でもありません」
「え、地球じゃない?
地球じゃないっとどう言う事ですか?」
まさか、宇宙人に連れ去られたのか?
「それはありません」
なっ!心を読まれてる!!
「そう心配しなくても大丈夫です。私は宇宙人でもなければ貴方を連れ去ったりもしていません。
この場所はあなた達の言う天国の入り口で、ここより先を私達は天界と呼んでいます」
「天界って神様がいるあの天界のことですか?
ということは私は死んでしまったのですか?」
「非常に申し上げ難いのですが・・・」
「冗談でしょ! 嘘だと言ってくれーーーっ!!」
目の前で首を振られたが仁はその事実を認めたくなくて叫んでしまうと同時に1時間前の出来事を思い返すのであった。
-- 1時間前 --
20XX年3月某日、西新宿の超高層ビルの108階にある某社の社長室。
一代で築いた大企業の社長の座を息子に譲る為、仁 は荷物の整理をしていた。
仁は3日後には還暦を迎えるのだが、武術で鍛えたキレのある所作と姿勢の良さが相まって20歳は若く見え、息子と並んでいても兄弟と間違われるほど若く見える。
剣術武術に精通し、ある世界では武神とも呼ばれていたが本人は孫の持ってきたファンタジー小説の世界に憧れていたりする。
(この部屋ともお別れだな。
しばらく休みを取って女房を連れて世界一周クルーズなんてのも悪くないな)
そんなことを考えながら机の中身を段ボールに詰めていると、突然大きな揺れを感じた。
(なんだ、また地震か。最近やけに多いな)
ビルは停電し、通常なら作動するはずの非常用自家発電も動作しないのかビルの照明が消えたままで復旧しない。
それどころかバックアップ用の電池が入っているはずの天井に付いた非常灯も、廊下に設置されている非常口の表示や誘導灯も消えたままだった。
(照明が復旧しないのなら今日は帰るとするか)
仁は揺れがおさまったのを確認するとロッカーから非常持ち出し用のリュックを取り出して背負うと、備え付けの非常持ち出し用のLED懐中電灯を点灯させて部屋を出た。
フロアの突き当たりまで進んでいくと非常階段の扉を開け、真っ暗な非常階段室へと入り懐中電灯を頼りに手すりを伝いながら慎重に降りはじめる。
15分ほど階段を降りると喉が渇いた仁は休憩することにし、階段に腰を下ろすとリュックサックからミネラルウォーターを取り出した。
非常階段はビルの内部に設置されているので外の景色を見ることはできず、現在自分がどこにいるのかを知る手段は非常ドアに書いてある階数表示を見るしかない。
階段に座ったジンは目の前のドアを照らして表示を確認すると66Fと書かれていた。
(66階か。第6非常階段の66階、それも42階降りた場所とは縁起が悪いな)
これでフラグが立ってしまったのか、そう考えた直後に再び大きな揺れに襲われると体が宙に浮いたような違和感を感じた。
(なんだ?)
ジンが下を見るとたった今まで腰を下ろしていた階段が消えていた。
階段は崩れ落ちたのではなく、綺麗さっぱり消滅していたのだが瞬間的に階段が崩れたのだと思った仁は猫のように体をひねって着地体勢を整えた。
しかしその体勢を維持するもいつまでも下に着く事はなく、そのまま仁は意識を失ってしまったのだ。
-- そして現在 --
(そうだ、非常階段が壊れて落ちたんだ)
仁は非常階段が壊れて転落死したのだと思った。
(そうか、俺は死んでしまったのか。これも運命だ、仕方がない。
とすると、目の前にいるのはやはり神様?)
そんなことを考えていると目の前の神様が仁に話しかけてきた。
「あの、申し上げにくいことがあるのですが、聞いていただけますでしょうか?」
「あ、はい。どうぞ」
「実は…」
前に立っている神様がとても言いにくいことを話そうとしているようだと感じた。
(まさか!)
「私に何か問題でもありましたか、武術大会で人を殴ったり正当防衛でボコボコにしたことはありますが悪事を働いたような記憶はないのですが」
「いえ、あの…」
「もしかして天国に行けないとか、次の輪廻で虫になってしまうとかですか?
虫は嫌です、なんとか虫だけは勘弁してください!
蚤とか虱とか、まさか!
あの忌まわしきGになんて生まれ変わりたくありません、勘弁してください!」
「ちょっと、落ち着いてください!私の話を聞いてもらえませんか」
「そんなことを言って、きっと私を虫にするんだ!
何にも悪い事はしてないはずなのにーーーーっ!!」
スパーーーン!
「あたっ!」
いつのまにか、神様の右手にはハリセンが握られており、武神とも呼ばれた仁が避けることもできないほどの鋭い振りがその頭部にヒットした。
「ええい、静かにしろって言ってるだろ!!
本当に虫にするぞ、このあんぽんたん!」
ハリセンで頭を張られた仁が静かになると神様は咳をし、続けて話し始めた。
コホン
「怒鳴ってすみません、お話をしてもよろしいですか?」
仁は首を縦に振ってうなずく。
「それでは話を続けますね。
今回の件、貴方に非はありません」
「へ?そうなんですか」
(まあ、転落死だから俺に非はないよな)
「はい、実は今回貴方が死んでしまったのは私の不手際によるものなのです」
「えっ、不手際?
待ってください、ここが天界ということは貴方様は神様なんですよね。
神様でも不手際なんて事があるんですか?」
「誠に申し訳ありません、神といえども疲れもするしミスもするのです」
「そうなんですか、意外ですね」
「あ、申し遅れましたが私は始神と呼ばれており、この者はある世界の主神でゴドーと申します」
「ご丁寧にどうも、私は沖田 仁と申します」
長年の癖なのか、まっすぐ立ち自己紹介の後、上体を腰から30度くらい前へ傾けてサラリーマン時代に鍛えたお辞儀をした。
そして体を起こすと神様に質問をした。
「それで、どうして私は死んでしまったんでしょうか?」
「貴方は私の不手際で発生した時空の谷間に落ちて死んでしまいました。
数か所で発生した時空の谷間や次元断層に大勢の人が巻き込まれてしまったので急いで救出したのですが、見落としがあったようです」
(見落としたんかい!)
「申し訳ありません、元の世界に救い上げたかったのですが…」
(死んだのは俺だけなのかな?だとすると運が悪かったんだな)
「それで私は死後の世界に行くわけですか?」
「いえ、まだ寿命が残っていた罪のない者にそのようなことはできません」
「じゃあ、元の世界に戻れるんですか?」
「すみませんが、それは不可能です」
「え、不可能なんですか?」
「ええ、貴方が落ちた場所が悪すぎました。
あなたの落ちた場所は時空の谷間の底にある回廊と呼ばれる場所で、その先にあるのは地獄です。
最下層のその下にある地獄へつながる回廊に落ちてしまった者を何層も上にある元の世界に戻すには莫大なエネルギーを消費してしまうので、肉体だけでなく魂までも燃え尽きてしまうのです。
回廊に落ちた時に貴方を、この世界に引き上げることは出来たのですが、その代償としてあなたの肉体は失われてしまいました」
「そうなんですか、でも体が再生できれば神様の力で元の世界に戻れるのではないですか?」
「貴方達がいた地球は貴方の魂を救出したこの世界の何層も上位の階層にあり、今の魂のままでは戻ることができないのです。
そこで相談なのですが、この世界に転生するというのはどうでしょう」
始神の持っていたハリセンがいつの間にか杖に変わり、その杖で始神が足元をコツンと叩くと見たことのない星の景色が眼下に広がった。
「この世界であれば私が貴方の魂の器となる体を創造することができます。
その体で、この世界の住人として転生するというのはどうでしょう」
なんと始神が異世界への転生を持ちかけてきたのであった。
そんな疑問を感じている俺の名前は沖田 仁。
気を失っていた俺が意識を取り戻したのは、真っ白な大理石のような床の上であった。
床からひんやりとした感触が指先に伝わる。
ここはどこだ、夢か?
起き上がり周囲を見ると見渡す限り真っ白で何もない。
呆然としていると突然目の前が輝きはじめ、真っ白なローブを纏った金髪の人が老人を従えて光の中から現れた。
やっぱり夢か
などと思っていると目の前の女性が話しかけてきた。
「お気づきになりましたね。残念ですがこれは夢ではありません」
どういうことだ? この状況が分からない。
「すみません、お尋ねしますがここは何処なのでしょうか?」
「ここですか、ここは天界ですよ」
てんかい? 地理は詳しいと自負しているが、てんかいなんて地名知らないな。
「すみません、ここはどこですか? 日本国外なんてことは無いですよね」
「ここは日本ではありません、そして地球でもありません」
「え、地球じゃない?
地球じゃないっとどう言う事ですか?」
まさか、宇宙人に連れ去られたのか?
「それはありません」
なっ!心を読まれてる!!
「そう心配しなくても大丈夫です。私は宇宙人でもなければ貴方を連れ去ったりもしていません。
この場所はあなた達の言う天国の入り口で、ここより先を私達は天界と呼んでいます」
「天界って神様がいるあの天界のことですか?
ということは私は死んでしまったのですか?」
「非常に申し上げ難いのですが・・・」
「冗談でしょ! 嘘だと言ってくれーーーっ!!」
目の前で首を振られたが仁はその事実を認めたくなくて叫んでしまうと同時に1時間前の出来事を思い返すのであった。
-- 1時間前 --
20XX年3月某日、西新宿の超高層ビルの108階にある某社の社長室。
一代で築いた大企業の社長の座を息子に譲る為、仁 は荷物の整理をしていた。
仁は3日後には還暦を迎えるのだが、武術で鍛えたキレのある所作と姿勢の良さが相まって20歳は若く見え、息子と並んでいても兄弟と間違われるほど若く見える。
剣術武術に精通し、ある世界では武神とも呼ばれていたが本人は孫の持ってきたファンタジー小説の世界に憧れていたりする。
(この部屋ともお別れだな。
しばらく休みを取って女房を連れて世界一周クルーズなんてのも悪くないな)
そんなことを考えながら机の中身を段ボールに詰めていると、突然大きな揺れを感じた。
(なんだ、また地震か。最近やけに多いな)
ビルは停電し、通常なら作動するはずの非常用自家発電も動作しないのかビルの照明が消えたままで復旧しない。
それどころかバックアップ用の電池が入っているはずの天井に付いた非常灯も、廊下に設置されている非常口の表示や誘導灯も消えたままだった。
(照明が復旧しないのなら今日は帰るとするか)
仁は揺れがおさまったのを確認するとロッカーから非常持ち出し用のリュックを取り出して背負うと、備え付けの非常持ち出し用のLED懐中電灯を点灯させて部屋を出た。
フロアの突き当たりまで進んでいくと非常階段の扉を開け、真っ暗な非常階段室へと入り懐中電灯を頼りに手すりを伝いながら慎重に降りはじめる。
15分ほど階段を降りると喉が渇いた仁は休憩することにし、階段に腰を下ろすとリュックサックからミネラルウォーターを取り出した。
非常階段はビルの内部に設置されているので外の景色を見ることはできず、現在自分がどこにいるのかを知る手段は非常ドアに書いてある階数表示を見るしかない。
階段に座ったジンは目の前のドアを照らして表示を確認すると66Fと書かれていた。
(66階か。第6非常階段の66階、それも42階降りた場所とは縁起が悪いな)
これでフラグが立ってしまったのか、そう考えた直後に再び大きな揺れに襲われると体が宙に浮いたような違和感を感じた。
(なんだ?)
ジンが下を見るとたった今まで腰を下ろしていた階段が消えていた。
階段は崩れ落ちたのではなく、綺麗さっぱり消滅していたのだが瞬間的に階段が崩れたのだと思った仁は猫のように体をひねって着地体勢を整えた。
しかしその体勢を維持するもいつまでも下に着く事はなく、そのまま仁は意識を失ってしまったのだ。
-- そして現在 --
(そうだ、非常階段が壊れて落ちたんだ)
仁は非常階段が壊れて転落死したのだと思った。
(そうか、俺は死んでしまったのか。これも運命だ、仕方がない。
とすると、目の前にいるのはやはり神様?)
そんなことを考えていると目の前の神様が仁に話しかけてきた。
「あの、申し上げにくいことがあるのですが、聞いていただけますでしょうか?」
「あ、はい。どうぞ」
「実は…」
前に立っている神様がとても言いにくいことを話そうとしているようだと感じた。
(まさか!)
「私に何か問題でもありましたか、武術大会で人を殴ったり正当防衛でボコボコにしたことはありますが悪事を働いたような記憶はないのですが」
「いえ、あの…」
「もしかして天国に行けないとか、次の輪廻で虫になってしまうとかですか?
虫は嫌です、なんとか虫だけは勘弁してください!
蚤とか虱とか、まさか!
あの忌まわしきGになんて生まれ変わりたくありません、勘弁してください!」
「ちょっと、落ち着いてください!私の話を聞いてもらえませんか」
「そんなことを言って、きっと私を虫にするんだ!
何にも悪い事はしてないはずなのにーーーーっ!!」
スパーーーン!
「あたっ!」
いつのまにか、神様の右手にはハリセンが握られており、武神とも呼ばれた仁が避けることもできないほどの鋭い振りがその頭部にヒットした。
「ええい、静かにしろって言ってるだろ!!
本当に虫にするぞ、このあんぽんたん!」
ハリセンで頭を張られた仁が静かになると神様は咳をし、続けて話し始めた。
コホン
「怒鳴ってすみません、お話をしてもよろしいですか?」
仁は首を縦に振ってうなずく。
「それでは話を続けますね。
今回の件、貴方に非はありません」
「へ?そうなんですか」
(まあ、転落死だから俺に非はないよな)
「はい、実は今回貴方が死んでしまったのは私の不手際によるものなのです」
「えっ、不手際?
待ってください、ここが天界ということは貴方様は神様なんですよね。
神様でも不手際なんて事があるんですか?」
「誠に申し訳ありません、神といえども疲れもするしミスもするのです」
「そうなんですか、意外ですね」
「あ、申し遅れましたが私は始神と呼ばれており、この者はある世界の主神でゴドーと申します」
「ご丁寧にどうも、私は沖田 仁と申します」
長年の癖なのか、まっすぐ立ち自己紹介の後、上体を腰から30度くらい前へ傾けてサラリーマン時代に鍛えたお辞儀をした。
そして体を起こすと神様に質問をした。
「それで、どうして私は死んでしまったんでしょうか?」
「貴方は私の不手際で発生した時空の谷間に落ちて死んでしまいました。
数か所で発生した時空の谷間や次元断層に大勢の人が巻き込まれてしまったので急いで救出したのですが、見落としがあったようです」
(見落としたんかい!)
「申し訳ありません、元の世界に救い上げたかったのですが…」
(死んだのは俺だけなのかな?だとすると運が悪かったんだな)
「それで私は死後の世界に行くわけですか?」
「いえ、まだ寿命が残っていた罪のない者にそのようなことはできません」
「じゃあ、元の世界に戻れるんですか?」
「すみませんが、それは不可能です」
「え、不可能なんですか?」
「ええ、貴方が落ちた場所が悪すぎました。
あなたの落ちた場所は時空の谷間の底にある回廊と呼ばれる場所で、その先にあるのは地獄です。
最下層のその下にある地獄へつながる回廊に落ちてしまった者を何層も上にある元の世界に戻すには莫大なエネルギーを消費してしまうので、肉体だけでなく魂までも燃え尽きてしまうのです。
回廊に落ちた時に貴方を、この世界に引き上げることは出来たのですが、その代償としてあなたの肉体は失われてしまいました」
「そうなんですか、でも体が再生できれば神様の力で元の世界に戻れるのではないですか?」
「貴方達がいた地球は貴方の魂を救出したこの世界の何層も上位の階層にあり、今の魂のままでは戻ることができないのです。
そこで相談なのですが、この世界に転生するというのはどうでしょう」
始神の持っていたハリセンがいつの間にか杖に変わり、その杖で始神が足元をコツンと叩くと見たことのない星の景色が眼下に広がった。
「この世界であれば私が貴方の魂の器となる体を創造することができます。
その体で、この世界の住人として転生するというのはどうでしょう」
なんと始神が異世界への転生を持ちかけてきたのであった。
113
あなたにおすすめの小説
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
なんでもアリな異世界は、なんだか楽しそうです!!
日向ぼっこ
ファンタジー
「異世界転生してみないか?」
見覚えのない部屋の中で神を自称する男は話を続ける。
神の暇つぶしに付き合う代わりに異世界チートしてみないか? ってことだよと。
特に悩むこともなくその話を受け入れたクロムは広大な草原の中で目を覚ます。
突如襲い掛かる魔物の群れに対してとっさに突き出した両手より光が輝き、この世界で生き抜くための力を自覚することとなる。
なんでもアリの世界として創造されたこの世界にて、様々な体験をすることとなる。
・魔物に襲われている女の子との出会い
・勇者との出会い
・魔王との出会い
・他の転生者との出会い
・波長の合う仲間との出会い etc.......
チート能力を駆使して異世界生活を楽しむ中、この世界の<異常性>に直面することとなる。
その時クロムは何を想い、何をするのか……
このお話は全てのキッカケとなった創造神の一言から始まることになる……
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる