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第1章 転生
49話 朝食、そして…
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ギルドハウスのドアを開けホールに入るとキッチンでは朝食の準備が始まっていた。
「ジン、お前も飯を食っていけよ、俺のおごりだ」
珍しい事にベルンハルトが奢ってくれるというので御相伴にあずかることにする。
「一晩中走りっぱなしだったので腹ペコですよ、ホワイトバックベアのステーキをお願いします」
ベルンハルトは厨房を覗いて二人分のステーキとパンを注文してテーブルに戻ってくる。
椅子に座って待っていたジンは町に帰った安堵感でだんだん眠くなってきてウトウトし始めていた。
「ジン起きろ!ステーキがきたぞ、さあ食べよう」
目を開けると1ポンドはありそうな極厚の肉がステーキ皿の上に載ってテーブルの上には運ばれていた。
ジュウジュウと焼ける音と美味そうな匂いに眠気が吹き飛ぶ。
目の前に現れたのは焼き具合でいうとミディアムレア、肉汁のあふれている断面は半分ほど赤みが残り、ナイフで切ると切り口からは肉汁が溢れ出してきた。
その横で焼かれているジャガイモの焦げる匂いもあいあまって食欲をそそるのである。
その匂いでたまらなくなったジンはナイフで切り取った肉と付け合わせを手を休める暇もなく次から次へと口の中に放り込んだ。
最近はずっとまともな肉を食っていなかったという事もありあっという間に皿の上からステーキが消えていく。
気がついた時には皿の上には何もなくなっていて、腹もパンパンに膨れこれ以上は食べるのは不可能なほどであった。
「ふぁ~、もう無理! これ以上食べられません、満足しました」
「俺は腹半分といったところかな、朝だからこのくらいでやめておこう。
ジン、お前は食べ盛りなんだから遠慮せずにお代わりしていいんだぞ」
ベルンハルトはジンの倍のステーキを食べたというのに腹半分とは凄まじい胃袋の持ち主である。
「いえもう大丈夫、遠慮なんてしませんがこれ以上お腹に入りません。ごちそうさまでした」
「遠慮しやがって」
「してませんよ、普通の人は朝からそんなに食べません!」
(全くどんな胃をしてるんだこのオヤジは)
そんな会話をしているとソフィさんやギルドハウスの職員が受付カウンターに出てきてテーブルにいるベルンハルトに気がついた。
「おはようございます、マスター帰ってきていたんですね」
「おう、さっき着いたばかりだ、悪いが今日は早く帰るぞ」
「書類がたくさん溜まっていますが…」
「今日は勘弁してくれ、一晩中馬を走らせて帰ったからヘロヘロだ」
「そうですか、それなら仕方ありませんね」
「悪いな。おっと忘れる前にやるべき事をしておくか」
そういうとベルンハルトは立ち上がり、カウンターの後ろのオフィスに入って行くと真新しいタグを手にして出てきた。
「ジン、カウンターに来てタグを出してくれ。新しい物と取り替える」
そう言うと俺の方を向きギルドタグをくれとばかりに広げた手を前に出していた。
冗談なのかと思っていたが本気だったようだ。
「え、本当にランクアップですか?この前このタグになったばかりですよ」
「え!ジン君、ランクアップするの?Sランクは推薦が必要ですよね」
ソフィーは驚いてベルンハルトを見た。
「リンダルのおっさんと兄貴がギルド本部に出す書類にSランクになるのに十分な実力と功績があると承認してくれたから問題ない。
何せこの国に3人しかいないSSランクのうちの1人が認めたんだ、誰も文句を言う奴はいないだろう」
そう言ってギルドタグを俺の手から奪うとランクアップの作業を始めた。
「ついこの間、冒険者になったばかりだとは思えない討伐数だな、数だけなら30年冒険者をやってる俺より多いぞ」
ギルドタグを挿し込んだ機械に表示される依頼達成数や討伐数を見ながらベルンハルトは驚いている。
「よし出来た、これで俺と同じSランク冒険者だ。
Sランクなりたての頃は腕試しで絡んでくる冒険者がいるから気をつけろよ。
特にお前みたいに成人してすぐSランクになったやつは今までいなかったからな」
「気をつけます」
「どうしようもない時はやっても良いが、できれば相手を再起不能にしないでくれると助かる。
どんな奴でも冒険者はギルドの大事な財産だからな。
それから今回の報奨金なんだが、白金貨2枚で我慢してくれ。
お前の働きに対して少ないがあの状況だ、子爵も復興で金がかかるから我慢してくれ」
そう言いながらギルドタグと袋に入れた白金貨2枚を俺に手渡した。
「大丈夫ですよ、お金は十分にありますから。
それからタチの悪い冒険者に絡まれたら逃げますよ、面倒ごとは避けたいですから」
「そうだな、用心することに越したことはないからな。
今日から泊まるのは金の麦亭だろ、俺もあとで顔を出すとメルに行っておいてくれ」
「わかりました、伝えておきますね。
そういえば、いろいろ調べたいことがあるんですけど、図書館ってこの近くにありますか?」
まだまだ知らないことが沢山あるので、ナビゲーターのレイのデータベースに知識や情報を蓄える為に、図書館へ行きたかったのだ。
「図書館?この町には魔法書屋と本屋はあるが図書館は領都に行かないとないぞ。
何を調べたいんだ?」
「冒険者に必要な常識や知識を知りたいので、全般的にどんな本でも片っ端から読もうと思っています」
「少しならここにあるが貸し出しはできないんだ。その辺のテーブルで読むなら貸してやるからこっちに取りに来い」
ベルンハルトがオフィスの奥から持ってきた本や地図それに図鑑等を片っ端から読ませてもらうことにした。
読むと言うのは正しくないかもしれない、なぜならレイにイメージスキャンさせてデータベース化する為に1ページずつ捲っていくだけなのだ。
あっという間に魔物図鑑・魔物解体手順書・薬草図鑑・大陸地図・王国地図・領内地図・王家と貴族の名簿・領地と特産物・王国の成り立ち・ダンジョン図鑑・武器防具図鑑などを読み上げた。
「ありがとうございます。全部読んじゃいました、他にはないですか?」
「もう読んだのか。まだ昼にもなっていないぞ」
「一度見ると大体覚えてしまうんですよ。魔法の手引きとか初歩の魔法とかいった本は本屋に行けば売っていますか?」
「売ってるが貸本屋にもあるぞ。
でも初歩の本なんていうのは子供用だぞ、お前くらい魔法が使えれば必要ないだろう」
「いや、火と氷と光しか使えませんから自己流じゃなくてどうやって最初覚えるか知りたいんですよ」
「普通あれだけの魔法を使っておいて今更基本もないだろう。
て言うか、お前全部自己流なのか?
詠唱もなしに使えるから、どこぞの高位の魔法使いに弟子入りしてたのかと思ったぞ」
刀の柄頭をポンと叩きながら
「いえ、俺は刀の方が得意ですよ。魔法はまだ素人だと思います」
「はあ?」
ベルンハルトはぽかんと口を開けたまま固まってしまった。
心の中では(嘘をつけ、お前が素人ならこの世の中の魔法使いのほとんどが素人だ)とツッコミを入れていたのだ。
開いた口が塞がらないとはこういった状況なのであろう。
しかしジンの言葉は事実で有り余る魔力に物を言わせた魔法の行使はらくにできるのであるが微妙な調整の必要な魔法を使うことが少ないので得意とは言えないのである。
「本当ですよ、威力の調整なんてできないから下手をするとどんな惨事が起きるかわからないんです。
だからそういうことができるようになろうと思って、初心者の本か基本書を読みたいんです」
「そうなのか、それなら金の麦亭の先にある貸本屋に置いてるから行ってみるといい」
「帰りに寄ってみます、それじゃあありがとうございました」
冒険者ギルドを出たジンは足取りも軽く貸本屋へと向ったのであった。
「ジン、お前も飯を食っていけよ、俺のおごりだ」
珍しい事にベルンハルトが奢ってくれるというので御相伴にあずかることにする。
「一晩中走りっぱなしだったので腹ペコですよ、ホワイトバックベアのステーキをお願いします」
ベルンハルトは厨房を覗いて二人分のステーキとパンを注文してテーブルに戻ってくる。
椅子に座って待っていたジンは町に帰った安堵感でだんだん眠くなってきてウトウトし始めていた。
「ジン起きろ!ステーキがきたぞ、さあ食べよう」
目を開けると1ポンドはありそうな極厚の肉がステーキ皿の上に載ってテーブルの上には運ばれていた。
ジュウジュウと焼ける音と美味そうな匂いに眠気が吹き飛ぶ。
目の前に現れたのは焼き具合でいうとミディアムレア、肉汁のあふれている断面は半分ほど赤みが残り、ナイフで切ると切り口からは肉汁が溢れ出してきた。
その横で焼かれているジャガイモの焦げる匂いもあいあまって食欲をそそるのである。
その匂いでたまらなくなったジンはナイフで切り取った肉と付け合わせを手を休める暇もなく次から次へと口の中に放り込んだ。
最近はずっとまともな肉を食っていなかったという事もありあっという間に皿の上からステーキが消えていく。
気がついた時には皿の上には何もなくなっていて、腹もパンパンに膨れこれ以上は食べるのは不可能なほどであった。
「ふぁ~、もう無理! これ以上食べられません、満足しました」
「俺は腹半分といったところかな、朝だからこのくらいでやめておこう。
ジン、お前は食べ盛りなんだから遠慮せずにお代わりしていいんだぞ」
ベルンハルトはジンの倍のステーキを食べたというのに腹半分とは凄まじい胃袋の持ち主である。
「いえもう大丈夫、遠慮なんてしませんがこれ以上お腹に入りません。ごちそうさまでした」
「遠慮しやがって」
「してませんよ、普通の人は朝からそんなに食べません!」
(全くどんな胃をしてるんだこのオヤジは)
そんな会話をしているとソフィさんやギルドハウスの職員が受付カウンターに出てきてテーブルにいるベルンハルトに気がついた。
「おはようございます、マスター帰ってきていたんですね」
「おう、さっき着いたばかりだ、悪いが今日は早く帰るぞ」
「書類がたくさん溜まっていますが…」
「今日は勘弁してくれ、一晩中馬を走らせて帰ったからヘロヘロだ」
「そうですか、それなら仕方ありませんね」
「悪いな。おっと忘れる前にやるべき事をしておくか」
そういうとベルンハルトは立ち上がり、カウンターの後ろのオフィスに入って行くと真新しいタグを手にして出てきた。
「ジン、カウンターに来てタグを出してくれ。新しい物と取り替える」
そう言うと俺の方を向きギルドタグをくれとばかりに広げた手を前に出していた。
冗談なのかと思っていたが本気だったようだ。
「え、本当にランクアップですか?この前このタグになったばかりですよ」
「え!ジン君、ランクアップするの?Sランクは推薦が必要ですよね」
ソフィーは驚いてベルンハルトを見た。
「リンダルのおっさんと兄貴がギルド本部に出す書類にSランクになるのに十分な実力と功績があると承認してくれたから問題ない。
何せこの国に3人しかいないSSランクのうちの1人が認めたんだ、誰も文句を言う奴はいないだろう」
そう言ってギルドタグを俺の手から奪うとランクアップの作業を始めた。
「ついこの間、冒険者になったばかりだとは思えない討伐数だな、数だけなら30年冒険者をやってる俺より多いぞ」
ギルドタグを挿し込んだ機械に表示される依頼達成数や討伐数を見ながらベルンハルトは驚いている。
「よし出来た、これで俺と同じSランク冒険者だ。
Sランクなりたての頃は腕試しで絡んでくる冒険者がいるから気をつけろよ。
特にお前みたいに成人してすぐSランクになったやつは今までいなかったからな」
「気をつけます」
「どうしようもない時はやっても良いが、できれば相手を再起不能にしないでくれると助かる。
どんな奴でも冒険者はギルドの大事な財産だからな。
それから今回の報奨金なんだが、白金貨2枚で我慢してくれ。
お前の働きに対して少ないがあの状況だ、子爵も復興で金がかかるから我慢してくれ」
そう言いながらギルドタグと袋に入れた白金貨2枚を俺に手渡した。
「大丈夫ですよ、お金は十分にありますから。
それからタチの悪い冒険者に絡まれたら逃げますよ、面倒ごとは避けたいですから」
「そうだな、用心することに越したことはないからな。
今日から泊まるのは金の麦亭だろ、俺もあとで顔を出すとメルに行っておいてくれ」
「わかりました、伝えておきますね。
そういえば、いろいろ調べたいことがあるんですけど、図書館ってこの近くにありますか?」
まだまだ知らないことが沢山あるので、ナビゲーターのレイのデータベースに知識や情報を蓄える為に、図書館へ行きたかったのだ。
「図書館?この町には魔法書屋と本屋はあるが図書館は領都に行かないとないぞ。
何を調べたいんだ?」
「冒険者に必要な常識や知識を知りたいので、全般的にどんな本でも片っ端から読もうと思っています」
「少しならここにあるが貸し出しはできないんだ。その辺のテーブルで読むなら貸してやるからこっちに取りに来い」
ベルンハルトがオフィスの奥から持ってきた本や地図それに図鑑等を片っ端から読ませてもらうことにした。
読むと言うのは正しくないかもしれない、なぜならレイにイメージスキャンさせてデータベース化する為に1ページずつ捲っていくだけなのだ。
あっという間に魔物図鑑・魔物解体手順書・薬草図鑑・大陸地図・王国地図・領内地図・王家と貴族の名簿・領地と特産物・王国の成り立ち・ダンジョン図鑑・武器防具図鑑などを読み上げた。
「ありがとうございます。全部読んじゃいました、他にはないですか?」
「もう読んだのか。まだ昼にもなっていないぞ」
「一度見ると大体覚えてしまうんですよ。魔法の手引きとか初歩の魔法とかいった本は本屋に行けば売っていますか?」
「売ってるが貸本屋にもあるぞ。
でも初歩の本なんていうのは子供用だぞ、お前くらい魔法が使えれば必要ないだろう」
「いや、火と氷と光しか使えませんから自己流じゃなくてどうやって最初覚えるか知りたいんですよ」
「普通あれだけの魔法を使っておいて今更基本もないだろう。
て言うか、お前全部自己流なのか?
詠唱もなしに使えるから、どこぞの高位の魔法使いに弟子入りしてたのかと思ったぞ」
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「いえ、俺は刀の方が得意ですよ。魔法はまだ素人だと思います」
「はあ?」
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心の中では(嘘をつけ、お前が素人ならこの世の中の魔法使いのほとんどが素人だ)とツッコミを入れていたのだ。
開いた口が塞がらないとはこういった状況なのであろう。
しかしジンの言葉は事実で有り余る魔力に物を言わせた魔法の行使はらくにできるのであるが微妙な調整の必要な魔法を使うことが少ないので得意とは言えないのである。
「本当ですよ、威力の調整なんてできないから下手をするとどんな惨事が起きるかわからないんです。
だからそういうことができるようになろうと思って、初心者の本か基本書を読みたいんです」
「そうなのか、それなら金の麦亭の先にある貸本屋に置いてるから行ってみるといい」
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