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第1章【初めまして、異世界】
第3話【行くことに】
しおりを挟む私が生まれてから3ヶ月位かな、たった。精霊は成長が速く、そして止まるのも速い。
それは私も同じようで今はもう10才くらいの見た目になっている。中身は0才だけど。
『前世も合わせれば7……』
「だからあああああ! 年齢のことは言わないで!」
『そうですか……あ、因みに私の前世は犬です』
い、犬……。狐なのに犬とは。そもそも人間以外も来世は精霊になれるんだね。
「あ! 私ね、街に行きたい」
「ふーん、街かぁ」
んぎゃああああ! うええええええええ?!
と叫びそうになったのを心の中だけにした私は凄いと思う。あの変態が来た、いや、来てしまった。心臓がバクバクと活動している。いつもより元気だね。
『またですか! クズ!』
「僕はクズじゃないよ。テットウィークズっていう名前さ。世の令嬢達はテット様と言うのに」
「貴方にはクズで十分です。それに覚えやすいもの」
『で、クズは何の用事で? ネルを家族にしたいとか言うなら今すぐ潰しますが』
ニコッと効果音が出る程笑うキーツ(狐からもじってそう呼んでいる)。狐なのに笑っているという事が分かる。
は、背後からドス黒いオーラが出てるなんてネルフィス知らない……!
「やだなぁ、ネルフィス様が病にでもかかっていないか見に来ただけさ」
「私は元気なんで今すぐお引き取り願います」
「それに、僕なら君を街に連れていける」
『私が連れて行けます。これでも人間になり旅をしていました』
「街にはキーツと二人で行けます。前世の記憶もありますし」
どこかの誰かに君、お母さんは? と聞かれても慌てずお使い! と言える。それに小物を見たりする時はお母さんにプレゼントとも言える位には言葉を用意している。
コミュ障を発揮し、喋れなくなるなど言語道断。そうなれば街を見て歩くことが出来なくなるかもしれない。
「えぇー。でも結構顔は広いよ? 貴族だし」
クズがそういった瞬間私とキーツは身構える。ここに来る貴族は大体精霊の力目当て、私目当て。クズもそうなの……?
「あっはは、そんな顔しないで。別に僕は君達に興味は……ないと言ったら嘘になるね! でも力が欲しいわけじゃない。僕には契約妖精がいるし」
『なんだ……でもネルはまだ渡しませんから。こう見えて0才ですし』
契約妖精か……私も契約できるかな? 契約妖精とは妖精と契約し、妖精の力を貸してもらうこと。勿論精霊とも契約できる。
精霊以外にも神獣や、神、悪魔とかが居るからその人達なら精霊の私でも契約できるかも。
「知ってる知ってる。いやぁ、今でも可愛いから将来が楽しみだなぁ」
「……精霊って、姿を変える事が出来るんですよ。未来の姿は無理ですが過去なら確実に、動物なら半分くらいの確率で姿が変わります」
『私もネルに怯えられないように狐になってるだけですし。人間にもなれます』
キーツの人間姿……それはぜひ見てみたい。
「ま、貴族で顔が広くて街のこともよく知っている僕が案内するよ! 何もしないから、ね、ね? 良いって言ってくれなきゃ君たちを攫うか王に報告しようかなぁ~」
「分かりました。頼みます」
『何気に脅すのはどうかと思いますよ』
「ゲフンゲフン! 近場の街へ行こうか」
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