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第1章 転生そして異世界へ
第3話
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〇〇は、宿に向かいながら先ほどの受付嬢セレネの言葉を考えていた。セレネが言うには俺の職業は、800年前の皇帝様と同じらしい。と言っても、そういう文章や、ちゃんとした調査によるものはないらしくただの噂程度らしいが。だとしても強奪者は一般ではなれない職業ということだから何かしらの強みがあると思う。でも、名前が名前だし、前世を引き継いでいるだけだったらただの犯罪者になるからなぁ。それにスキルではなく固有スキルに鑑定だなんて始めてと言われたしな。分からないことだらけだ。取り敢えず両方とも自分で確かめてみるしかなさそうだ。他のスキルに関してもいいたいことはあるがまあ豪運と詠唱破棄は持っていて損はないだろう。問題は時空魔法だよな。使い方も分からないし誰に聞くにしても知り合いもいないわけだしな。こちらも自分で確かめるしかなさそうだ。
「きゃー」
すぐ近くから悲鳴が聞こえてきた。辺りを見渡すと人が居ないどうやら考えているうちに道を間違えてしまったようだ。
「姉ちゃんよ~俺たちといい事しないか~」
少し酔った様子の声が聞こえる。どこかで聞いたことある声だ。襲っているのは後ろ姿だか、男だと分かる。襲われているのは、顔はよく見えないが〇〇と同じ高校生くらいの女の子だろう。助けないのも目覚めが悪いので助けに行こう。
「おい、その女の子は嫌がっているように見えるが?この辺りは治安が悪いようだな。やめておいたがいいんじゃないか?」
「あぁん、にいちゃんケガしちまうぞ~?俺の気分が変わらねぇうちにさっさと消えるんだな。」
聞き覚えのある声だとは思ったがまさか冒険者ギルドで絡んできたやつだとは、セレネがBランクって言っていたよな?腕は確かって、これは少しヤバイんじゃないのか?穏便に済ませないと酔っているようだし、
「ヘボトさん、こんな事してていいの?ギルドに報告しちゃうよ?」
「誰がヘボトだ、俺の名前は魔双剣使いヘバト様だ。もういいお前を殺したら目撃者は誰もいなくなるだろ?」
怒った顔でそう言い腰に下げている双剣を抜いた。双剣に魔法それぞれ炎と氷をまとっている。
「死ね」
ヤバイ〇〇は賭けに出た。時空魔法で止めたいところだがあいにくとMP0ではどうしようもない。強奪を使ってみるしかない。
「強奪」
一撃目をギリギリで避けると強奪と叫んだ。するとヘバトの双剣に付いていた炎と氷が無くなった。
(どういう事だ?強奪で炎と氷を奪ったのか?だが、俺は炎も氷も持っていないぞ?くそっ、こんな時に役に立つスキルでもあれば...そうだ!鑑定スキルだ。固有スキルだから分かるかもしれない。)
〇〇は、自分に鑑定スキルをかけてみた。
するとスキルの欄に見慣れないスキルが増えていた。
名前 : サトウ 〇〇
職業 : 強奪者
LV : 1
HP : 13
MP : 0
攻撃 : 26
俊敏 : 52
体力 : ♾
運 : 100
《スキル》
時空魔法 詠唱破棄 炎魔法 氷魔法
《固有スキル》
強奪 体力無限 豪運 鑑定 限界突破
(どういう事だ?俺は強奪を使ってヘバトから炎魔法と氷魔法のスキルを奪ったのか?)
「どうなってやがる?炎と氷が消えたなんて初めてだ。それに魔法が発動しねぇ。ガキがなんかしやがったのか?」
(どうやらそうみたいだな。だが、俺が不利な状況はそのままだな。魔法を奪えたのはいいが、ヘバトはまだ剣を持っている。それに対して俺は素手だ。どうする。MP0だからせっかく奪えた炎魔法と氷魔法も使えないし。逃げるわけにもいかない。そうだ、スキルを奪えたのならMPや攻撃量なんかも奪えるかも知れない。やってみる価値はあるな。)
「強奪」
バダッ、ヘバトが倒れた。
(なんだなにがどうなったんだ?死んでしまったのか?鑑定してみるか。 )
名前 : ヘバト バッホ
職業 : 魔双剣士
LV : 0
HP : 0
MP : 0
攻撃 : 0
俊敏 : 0
体力 : 0
運 : 0
《スキル》
なし
《固有スキル》
なし
(なっ...俺が殺したのか?奪ったのなら俺のステータスはどうなっているんだ?)
名前 : サトウ 〇〇
職業 : 強奪者
LV : 34
HP : 859
MP : 602
攻撃 : 1375
俊敏 : 800
体力 : ♾
運 : 100
《スキル》
時空魔法 詠唱破棄 炎魔法 氷魔法 双剣術
魔法剣 威圧
《固有スキル》
強奪 体力無限 豪運 鑑定 限界突破
(これは、殺したからレベルが上がったというより経験値とステータスを奪ったのか?ステータスを奪いHPが0になり死んだって事か?)
「あの~。助けていただきありがとうございます。私はイリースと言います。こちらの方は、突然倒れましたが大丈夫なんでしょうか?」
(イリースか、自分を襲った相手を心配だなんて頭おかしいのか?正直に伝える必要もないしここは誤魔化しておくか。)
「どういたしまして。大丈夫でしたか?こいつなら気絶しただけなので少ししたらまた目をさましますよ。ところで道を迷ってしまったのだけど《銀の月亭》という宿屋を知っているかね?」
「大丈夫です。なら、ほっといて良さそうですね。その宿屋でしたら案内しますよ。」
「その提案に甘えさせてもらおう。申し訳ない。」
「いえいえ恩人ですし。では、行きましょう。」
笑顔でそう言い歩いていくイリース。
(笑顔が見れて良かった本当に大丈夫なようだ。それにしても宿屋に着いたら自分の事をもう少し詳しく知る必要があるな。おや、意外と近かったのかもう着いたみたいだ。)
「ようこそ《銀の月亭》へ!」
宿を前にしてまるで自分の宿屋であるようにいうイリース出会った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はここまでです。
3話もなかなか進みません。m(._.)m
4話では〇〇の事がもう少し詳しくわかります。予定ではその後に市場のような場所に行きます。あとは、想像にお任せw
誤字やアドバイスがあったら教えて下さい!
2019年8月4日
「きゃー」
すぐ近くから悲鳴が聞こえてきた。辺りを見渡すと人が居ないどうやら考えているうちに道を間違えてしまったようだ。
「姉ちゃんよ~俺たちといい事しないか~」
少し酔った様子の声が聞こえる。どこかで聞いたことある声だ。襲っているのは後ろ姿だか、男だと分かる。襲われているのは、顔はよく見えないが〇〇と同じ高校生くらいの女の子だろう。助けないのも目覚めが悪いので助けに行こう。
「おい、その女の子は嫌がっているように見えるが?この辺りは治安が悪いようだな。やめておいたがいいんじゃないか?」
「あぁん、にいちゃんケガしちまうぞ~?俺の気分が変わらねぇうちにさっさと消えるんだな。」
聞き覚えのある声だとは思ったがまさか冒険者ギルドで絡んできたやつだとは、セレネがBランクって言っていたよな?腕は確かって、これは少しヤバイんじゃないのか?穏便に済ませないと酔っているようだし、
「ヘボトさん、こんな事してていいの?ギルドに報告しちゃうよ?」
「誰がヘボトだ、俺の名前は魔双剣使いヘバト様だ。もういいお前を殺したら目撃者は誰もいなくなるだろ?」
怒った顔でそう言い腰に下げている双剣を抜いた。双剣に魔法それぞれ炎と氷をまとっている。
「死ね」
ヤバイ〇〇は賭けに出た。時空魔法で止めたいところだがあいにくとMP0ではどうしようもない。強奪を使ってみるしかない。
「強奪」
一撃目をギリギリで避けると強奪と叫んだ。するとヘバトの双剣に付いていた炎と氷が無くなった。
(どういう事だ?強奪で炎と氷を奪ったのか?だが、俺は炎も氷も持っていないぞ?くそっ、こんな時に役に立つスキルでもあれば...そうだ!鑑定スキルだ。固有スキルだから分かるかもしれない。)
〇〇は、自分に鑑定スキルをかけてみた。
するとスキルの欄に見慣れないスキルが増えていた。
名前 : サトウ 〇〇
職業 : 強奪者
LV : 1
HP : 13
MP : 0
攻撃 : 26
俊敏 : 52
体力 : ♾
運 : 100
《スキル》
時空魔法 詠唱破棄 炎魔法 氷魔法
《固有スキル》
強奪 体力無限 豪運 鑑定 限界突破
(どういう事だ?俺は強奪を使ってヘバトから炎魔法と氷魔法のスキルを奪ったのか?)
「どうなってやがる?炎と氷が消えたなんて初めてだ。それに魔法が発動しねぇ。ガキがなんかしやがったのか?」
(どうやらそうみたいだな。だが、俺が不利な状況はそのままだな。魔法を奪えたのはいいが、ヘバトはまだ剣を持っている。それに対して俺は素手だ。どうする。MP0だからせっかく奪えた炎魔法と氷魔法も使えないし。逃げるわけにもいかない。そうだ、スキルを奪えたのならMPや攻撃量なんかも奪えるかも知れない。やってみる価値はあるな。)
「強奪」
バダッ、ヘバトが倒れた。
(なんだなにがどうなったんだ?死んでしまったのか?鑑定してみるか。 )
名前 : ヘバト バッホ
職業 : 魔双剣士
LV : 0
HP : 0
MP : 0
攻撃 : 0
俊敏 : 0
体力 : 0
運 : 0
《スキル》
なし
《固有スキル》
なし
(なっ...俺が殺したのか?奪ったのなら俺のステータスはどうなっているんだ?)
名前 : サトウ 〇〇
職業 : 強奪者
LV : 34
HP : 859
MP : 602
攻撃 : 1375
俊敏 : 800
体力 : ♾
運 : 100
《スキル》
時空魔法 詠唱破棄 炎魔法 氷魔法 双剣術
魔法剣 威圧
《固有スキル》
強奪 体力無限 豪運 鑑定 限界突破
(これは、殺したからレベルが上がったというより経験値とステータスを奪ったのか?ステータスを奪いHPが0になり死んだって事か?)
「あの~。助けていただきありがとうございます。私はイリースと言います。こちらの方は、突然倒れましたが大丈夫なんでしょうか?」
(イリースか、自分を襲った相手を心配だなんて頭おかしいのか?正直に伝える必要もないしここは誤魔化しておくか。)
「どういたしまして。大丈夫でしたか?こいつなら気絶しただけなので少ししたらまた目をさましますよ。ところで道を迷ってしまったのだけど《銀の月亭》という宿屋を知っているかね?」
「大丈夫です。なら、ほっといて良さそうですね。その宿屋でしたら案内しますよ。」
「その提案に甘えさせてもらおう。申し訳ない。」
「いえいえ恩人ですし。では、行きましょう。」
笑顔でそう言い歩いていくイリース。
(笑顔が見れて良かった本当に大丈夫なようだ。それにしても宿屋に着いたら自分の事をもう少し詳しく知る必要があるな。おや、意外と近かったのかもう着いたみたいだ。)
「ようこそ《銀の月亭》へ!」
宿を前にしてまるで自分の宿屋であるようにいうイリース出会った。
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今日はここまでです。
3話もなかなか進みません。m(._.)m
4話では〇〇の事がもう少し詳しくわかります。予定ではその後に市場のような場所に行きます。あとは、想像にお任せw
誤字やアドバイスがあったら教えて下さい!
2019年8月4日
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