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第一部
048「強制退場?(2)」
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「えっと、退場じゃないよな」
「違う違う。『ダブル』は向こうじゃ完徹できないんだ。きっと」
「そう。絶対無理。今まで完徹の成功例はないし、実験も全部失敗してるの」
天沢が妙に詳しい上に確信を込めて話す。
まあ、そのことは今はいい。
だからオレも記事を読んで、自分なりに内容を噛み砕く。
「つまり体の方がオレの意識をこっちに戻すため、強制的に眠らせたって事?」
「そう。それしかないよ」
そう言って、天沢がかなり強く頷く。
「けど、夜明けまで数時間あるし、そこから寝たらいいんじゃあ」
「厳密に24時間じゃなくてもいいけど、プラス2、3時間が限度らしいよ。それで寝る時間を込みにすると、タイムリミットは期限からさらに2時間猶予がいるの。
月待君、向こうでは今日は何時に起きた? 早朝に起きたんじゃない?」
首を傾げて聞いて来る姿が、小動物じみている。
「えーっと、野営の遅番だったから、深夜12時か1時くらいから起きてた」
「じゃ、ビンゴじゃないか。むしろ起きすぎてるぐらいだろ」
「だね。規格外の体に感謝していいのかも。多分、戦闘中だったから体が無理やり起きてたんだよ」
「詳しいな、天沢さん」
「え、えっと、友達から聞いてたのと、最近ちょっと調べるようにもなってるから」
「おっ。同士の自主的な成長は嬉しい事だね」
タクミはオレの事より天沢さんの事に興味が向いている。そのうち疑いだすんじゃないだろうか。彼女も『ダブル』なのではと。
それともタクミが反応しないという事は、オレの思い違いなんだろうか。
まあ、今はいいか。
「なあ、じゃあオレは今晩も向こうに行けるって事でオーケー?」
「う、うん。それは大丈夫、と思う。戦闘も終わってるし近くに人もいるから、体も大丈夫だと思うよ。神官戦士さんは頼りになりそうだし」
「その神官戦士の人の方は、強制睡眠大丈夫なのか?」
「問題ないだろ。今日はオレが起きた後に寝てるんだから」
「それもそうか。にしても、常々思うけど神官戦士の人ってすげー神経太いよな。もしくは無警戒すぎ」
「オレのことを心から信頼してくれているんだよ」
じゃなかったら、確かに疑問に感じる。けど、逆に信頼してないとかマジで言われたら、マジ泣きする自信がある。
「普通そんなことあるか? まだまだ知り合ったばかりの他人だぞ」
「う~ん、向こうでは信頼しあうのは結構当たり前だよ。でないと冒険や旅は難しいって言うし」
「ある意味、サバイバルだからな。助け合いが基本なんだよ」
オレが天沢に合わせることになったけど、実際そうだ。タクミも本気で言ってはいない。
「助け合いかー、いいよなーショウは。主人公みたいにちょー強い美少女と二人旅とか。……なあ、全部ショウの妄想や作り話じゃないよな」
「ここまで振り回しておいて、妄想はないだろ。本当は他人に話せないことを話してるのに」
「身バレするショウが悪い。というのはジョーク。話してくれて嬉しいよ。話が本当だとしたら、今まで曖昧だったこと、分からなかったことの謎がかなり氷解したし。
あ、それより、昨晩の他の新ネタも話してくれよ」
「月曜でいいだろ」
「じゃあ、今から月曜の予行演習」
「いいけど。けど、今日の顛末は明日にならないと分からないけど、いいのか?」
「大丈夫。それは月曜日の楽しみしておくから」
タクミは相変わらずだ。天沢も期待を込めた視線を送ってくる。
目は口ほどにものを言うと言うけど、天沢の場合はかなり当てはまる気がする。
仕方ないので、「ハァ」とわざとらしくため息しておく。
「じゃ、話す前に本格的に昼にしようぜ。胸のつかえが下りて、腹減ってきたし」
その後、さらに1時間以上かけて、夜の出来事を中心に話していった。
もう説明も慣れていたので、立て板に水とまではいかないけど、かなり弁舌能力はアップしている話しぶりだと思う。
「『轟爆陣』って、大賢者デイブの生み出したオリジナルスペルだよね!」
天沢が超~喰いついてきた。さすが厨二病魔法。
「天沢さん知ってんのか?」
「う、うん。えっと、もちろん話で聞いたことあるだけだけど、ネット上にもその魔法のメカニズムや理論とか色々アップされてるよ」
「何、じゃあその大賢者デイブって、自分で自分の魔法公開してるって事か?」
「大賢者デイブかー、ネットじゃ有名人だよな。オリジナルを中心に魔法の事しか情報出さないから偽物認定もされてるけど、良くも悪くも有名人だな」
言われてみれば、名前を見た事がある気もする。
しかし頭をひねっても、オレの頭から何かが出てくる事は無い。
「タクミも知ってるのか。やっぱ『ネームド』?」
「大賢者デイブそのものが二つ名だよ」
「10年以上『夢』を見続けると賢者、20年で大賢者。しかも大賢者デイブは、『アナザー・スカイ』の最初期の時点で20代って話だから、リアルなら40代、下手すりゃ50手前のおっさんになると言われてる」
「そりゃ『大賢者』すぎだろ。デイブの方は? 外人だからか?」
「ふ、太ってるから」
「デブをもじってデイブ。誰いうともなく、大賢者デイブって呼ばれるようになったらしい」
「あっちの住人にも名が轟いているって言うよ。太ってるって情報もあっちの人の情報だし」
「悪口そのままの二つ名を受け入れてるって、どうなんだ?」
色んな意味で、凄いやつもいたもんだ。
けどそいつは、ハルカさんが師事した事があるのだから、実在の『ダブル』と言う事だ。ちょっと覚えておこう。
「で、伝説の『爆轟陣』を間近で見た感想は?」
「うーん、爆弾が爆発した感じ。目の前だったし、防御魔法なかったら最低でも火傷はしてただろうなぁ」
「表現が貧困。そこは月曜までにリテイクな」
「そういえば、魔法発動最後の言葉も、大賢者デイブの言葉そのままだよ。ホラ」
マジだった。スマホの画面には、同じ言葉が書かれていた。
ていうか、ハルカさんよく覚えたな。こんな恥ずかしい言葉。厨二病全開じゃないか。
「そういえば、天沢もオレのうる覚えの呪文をちょっと訂正してくれてたけど、これを知ってたからか」
「そ、そうだよ。本当にあるとは思わなかったけど」
「ボクもそこまでサポートしきれてなかった。まだまだクンフーが足りないなー」
その後も夕方近くまで話し込んでしまった。店はそれほどそれほど混んでいなかったが、さすがにちょっと店には悪き気がしたが、高校生の客なんてこんなもんだろう。
それにタクミが何とかしてくれるに違いない。
というかタクミは、このままこの店でバイトに突入だ。でなければ、もっとだべり込んでいたかもしれなかった。
「今日はありがとなー。参考になったよ」
「なら、お返しにはより面白い話をよろしく。ていうかさ、ボクをそっちに誘ってくれよー」
そう言って、両腕を肩にかけてもたれかかってくる。
野郎のスキンシップなど、嬉しくも何ともない。
取りあえず嫌な表情を浮かべておく。
「無茶言うなよ」
「えーっ。でも近くに『ダブル』がいると発症しやすいって言うだろ。ねえ、天沢さん」
「ど、どうかな?」
天沢が突然振られて困っている。
「ほら、天沢も困ってるだろ。その話ってただの都市伝説だろ」
「まあ、そうなんだけどな。でも、幻想症候群自体が都市伝説扱いされてるんだし、少しは期待してもいいだろ」
タクミのしつこさには天沢も苦笑いだ。そしてそのタクミを振り切り、帰り道の途中まで天沢と二人になる。
しかしファミレスからだとすぐに分かれるので、そこまでは自転車を降りて話しながら歩く。
「けど、こうして話が聞けて私は嬉しいよ」
「そうか? けどまあ、少人数相手の方が話しやすいよ」
「そういう事じゃないんだけど」
小声で反論するところが似合っている。今日は私服だし、いつもより可愛く見えるのも良い感じだ。これがリア充だと、今日会った時点で褒めるんだろうけど、オレにはまだ無理そうだ。
結局、適当に話をして「また月曜日」と挨拶を交わして別れるのが精一杯だった。
「ハルカさんとだとリードしてくれるから、オレもあれだけ話せてるんだよなー。ダメダメだなオレは」
天沢の姿が見えなくなった時点で、空しく独り言を言う程度なのが今のオレだった。
「違う違う。『ダブル』は向こうじゃ完徹できないんだ。きっと」
「そう。絶対無理。今まで完徹の成功例はないし、実験も全部失敗してるの」
天沢が妙に詳しい上に確信を込めて話す。
まあ、そのことは今はいい。
だからオレも記事を読んで、自分なりに内容を噛み砕く。
「つまり体の方がオレの意識をこっちに戻すため、強制的に眠らせたって事?」
「そう。それしかないよ」
そう言って、天沢がかなり強く頷く。
「けど、夜明けまで数時間あるし、そこから寝たらいいんじゃあ」
「厳密に24時間じゃなくてもいいけど、プラス2、3時間が限度らしいよ。それで寝る時間を込みにすると、タイムリミットは期限からさらに2時間猶予がいるの。
月待君、向こうでは今日は何時に起きた? 早朝に起きたんじゃない?」
首を傾げて聞いて来る姿が、小動物じみている。
「えーっと、野営の遅番だったから、深夜12時か1時くらいから起きてた」
「じゃ、ビンゴじゃないか。むしろ起きすぎてるぐらいだろ」
「だね。規格外の体に感謝していいのかも。多分、戦闘中だったから体が無理やり起きてたんだよ」
「詳しいな、天沢さん」
「え、えっと、友達から聞いてたのと、最近ちょっと調べるようにもなってるから」
「おっ。同士の自主的な成長は嬉しい事だね」
タクミはオレの事より天沢さんの事に興味が向いている。そのうち疑いだすんじゃないだろうか。彼女も『ダブル』なのではと。
それともタクミが反応しないという事は、オレの思い違いなんだろうか。
まあ、今はいいか。
「なあ、じゃあオレは今晩も向こうに行けるって事でオーケー?」
「う、うん。それは大丈夫、と思う。戦闘も終わってるし近くに人もいるから、体も大丈夫だと思うよ。神官戦士さんは頼りになりそうだし」
「その神官戦士の人の方は、強制睡眠大丈夫なのか?」
「問題ないだろ。今日はオレが起きた後に寝てるんだから」
「それもそうか。にしても、常々思うけど神官戦士の人ってすげー神経太いよな。もしくは無警戒すぎ」
「オレのことを心から信頼してくれているんだよ」
じゃなかったら、確かに疑問に感じる。けど、逆に信頼してないとかマジで言われたら、マジ泣きする自信がある。
「普通そんなことあるか? まだまだ知り合ったばかりの他人だぞ」
「う~ん、向こうでは信頼しあうのは結構当たり前だよ。でないと冒険や旅は難しいって言うし」
「ある意味、サバイバルだからな。助け合いが基本なんだよ」
オレが天沢に合わせることになったけど、実際そうだ。タクミも本気で言ってはいない。
「助け合いかー、いいよなーショウは。主人公みたいにちょー強い美少女と二人旅とか。……なあ、全部ショウの妄想や作り話じゃないよな」
「ここまで振り回しておいて、妄想はないだろ。本当は他人に話せないことを話してるのに」
「身バレするショウが悪い。というのはジョーク。話してくれて嬉しいよ。話が本当だとしたら、今まで曖昧だったこと、分からなかったことの謎がかなり氷解したし。
あ、それより、昨晩の他の新ネタも話してくれよ」
「月曜でいいだろ」
「じゃあ、今から月曜の予行演習」
「いいけど。けど、今日の顛末は明日にならないと分からないけど、いいのか?」
「大丈夫。それは月曜日の楽しみしておくから」
タクミは相変わらずだ。天沢も期待を込めた視線を送ってくる。
目は口ほどにものを言うと言うけど、天沢の場合はかなり当てはまる気がする。
仕方ないので、「ハァ」とわざとらしくため息しておく。
「じゃ、話す前に本格的に昼にしようぜ。胸のつかえが下りて、腹減ってきたし」
その後、さらに1時間以上かけて、夜の出来事を中心に話していった。
もう説明も慣れていたので、立て板に水とまではいかないけど、かなり弁舌能力はアップしている話しぶりだと思う。
「『轟爆陣』って、大賢者デイブの生み出したオリジナルスペルだよね!」
天沢が超~喰いついてきた。さすが厨二病魔法。
「天沢さん知ってんのか?」
「う、うん。えっと、もちろん話で聞いたことあるだけだけど、ネット上にもその魔法のメカニズムや理論とか色々アップされてるよ」
「何、じゃあその大賢者デイブって、自分で自分の魔法公開してるって事か?」
「大賢者デイブかー、ネットじゃ有名人だよな。オリジナルを中心に魔法の事しか情報出さないから偽物認定もされてるけど、良くも悪くも有名人だな」
言われてみれば、名前を見た事がある気もする。
しかし頭をひねっても、オレの頭から何かが出てくる事は無い。
「タクミも知ってるのか。やっぱ『ネームド』?」
「大賢者デイブそのものが二つ名だよ」
「10年以上『夢』を見続けると賢者、20年で大賢者。しかも大賢者デイブは、『アナザー・スカイ』の最初期の時点で20代って話だから、リアルなら40代、下手すりゃ50手前のおっさんになると言われてる」
「そりゃ『大賢者』すぎだろ。デイブの方は? 外人だからか?」
「ふ、太ってるから」
「デブをもじってデイブ。誰いうともなく、大賢者デイブって呼ばれるようになったらしい」
「あっちの住人にも名が轟いているって言うよ。太ってるって情報もあっちの人の情報だし」
「悪口そのままの二つ名を受け入れてるって、どうなんだ?」
色んな意味で、凄いやつもいたもんだ。
けどそいつは、ハルカさんが師事した事があるのだから、実在の『ダブル』と言う事だ。ちょっと覚えておこう。
「で、伝説の『爆轟陣』を間近で見た感想は?」
「うーん、爆弾が爆発した感じ。目の前だったし、防御魔法なかったら最低でも火傷はしてただろうなぁ」
「表現が貧困。そこは月曜までにリテイクな」
「そういえば、魔法発動最後の言葉も、大賢者デイブの言葉そのままだよ。ホラ」
マジだった。スマホの画面には、同じ言葉が書かれていた。
ていうか、ハルカさんよく覚えたな。こんな恥ずかしい言葉。厨二病全開じゃないか。
「そういえば、天沢もオレのうる覚えの呪文をちょっと訂正してくれてたけど、これを知ってたからか」
「そ、そうだよ。本当にあるとは思わなかったけど」
「ボクもそこまでサポートしきれてなかった。まだまだクンフーが足りないなー」
その後も夕方近くまで話し込んでしまった。店はそれほどそれほど混んでいなかったが、さすがにちょっと店には悪き気がしたが、高校生の客なんてこんなもんだろう。
それにタクミが何とかしてくれるに違いない。
というかタクミは、このままこの店でバイトに突入だ。でなければ、もっとだべり込んでいたかもしれなかった。
「今日はありがとなー。参考になったよ」
「なら、お返しにはより面白い話をよろしく。ていうかさ、ボクをそっちに誘ってくれよー」
そう言って、両腕を肩にかけてもたれかかってくる。
野郎のスキンシップなど、嬉しくも何ともない。
取りあえず嫌な表情を浮かべておく。
「無茶言うなよ」
「えーっ。でも近くに『ダブル』がいると発症しやすいって言うだろ。ねえ、天沢さん」
「ど、どうかな?」
天沢が突然振られて困っている。
「ほら、天沢も困ってるだろ。その話ってただの都市伝説だろ」
「まあ、そうなんだけどな。でも、幻想症候群自体が都市伝説扱いされてるんだし、少しは期待してもいいだろ」
タクミのしつこさには天沢も苦笑いだ。そしてそのタクミを振り切り、帰り道の途中まで天沢と二人になる。
しかしファミレスからだとすぐに分かれるので、そこまでは自転車を降りて話しながら歩く。
「けど、こうして話が聞けて私は嬉しいよ」
「そうか? けどまあ、少人数相手の方が話しやすいよ」
「そういう事じゃないんだけど」
小声で反論するところが似合っている。今日は私服だし、いつもより可愛く見えるのも良い感じだ。これがリア充だと、今日会った時点で褒めるんだろうけど、オレにはまだ無理そうだ。
結局、適当に話をして「また月曜日」と挨拶を交わして別れるのが精一杯だった。
「ハルカさんとだとリードしてくれるから、オレもあれだけ話せてるんだよなー。ダメダメだなオレは」
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