60 / 528
第一部
060「帰るための一歩(2)」
しおりを挟む
(まあ、参拝者としか思わないだろうからな)
そう思いつつも、まずは神社に対する礼儀として、一通りお参りを済ませる。その間も、彼女は静かに、そしてオレの邪魔にならないように境内の掃除を続けている。
しかしオレは、当初の目的通り彼女への突撃を敢行した。
「あ、あの!」
「ハイ、何か御用でしょうか。それとも何かお探しでしょうか?」
マニュアルに載せたいくらいの完璧な営業スマイル。
しかし多くの男性は、その笑顔だけで撃沈されてしまうだろう。オレもその例外では無かった。
男って悲しい、ではない。
「えっと、おみくじ引きたいんですが」
「これは申し訳ありません。まだ社務所を開けておりませんでしたね。少々お待ちください。今準備しますね」
あくまで丁寧でビジネスライクな言葉使いだけど、かなり手慣れた様子で、何より媚びのない良く通る声が耳に心地よかった。
(ファンがいそうだよな)
おみくじの結果は大吉。無駄に大吉だった。嫌味なくらい良い事ばかり書いてある。
なんだか今日一日の幸運をすべて使い切ったように思わなくもなかったが、めげずになけなしの勇気をふるい起こそうとした。
けど、遠くからの声に出鼻を挫かれてしまう。
裏門の方から、太い犬の鳴き声複数と少女の声が響いてきたからだ。少女の声には、聞き覚えがあった。何しろ昨日も聞いた声だ。
「だ、ダメだって、きっと今掃除してるんだから~」
情けない悲鳴の主は、やはり天沢だった。
大柄な二匹の犬、白いシベリアンハスキーと黒めのシェパード。どちらも大柄でペットというより番犬な感じで、狼とタイマン張れそうな程立派な体格をしている。
天沢はその二匹の散歩なのだろうが、主導権は完全に犬たちの方にあった。
体重が40キロあるかないかであろう華奢な天沢よりも、二匹合わせた犬たちの方が体重ありそうだし、何よりパワーが決定的に違っていた。
「ヒエーっ」という、お約束な声が響いてきそうなほどだ。
あの二匹の散歩を毎日しているなら、自然と体も鍛えられるだろうと納得してしまう。
そして、社務所の窓口から少し顔を出した美人の巫女さんが、その様子を見てクスリと笑みを浮かべる。
今度の笑みは本物で、さっきの何倍も魅力的だった。
「あ、申し訳ありません。あの子は私どもの知り合いなものでして」
「そうなんですか。あの娘、オレのクラスメートなんですよ」
笑顔につられるように、自然とそんな言葉が出た。
「アラ、そうなんですか」と、巫女さんが意外そうな顔をオレに向ける。無防備な顔もまた魅力的だった。
そんなオレの生物としての葛藤をよそに、二人の少女が会話を進めている。
「もういいぞ、玲奈。人もいないし、もう境内の掃除は終わってるから、茂みの方なら構わないぞ」
「あ、ハ~イ、静さん。ホラっ、あっちはダメだからね」
「相変わらずだな、玲奈は」
「ヘヘヘ~、あの子たちのために、いつもすみません。……あ、アレ、アレレ」
いつもと違う明るい調子の天沢の声が、朝の境内に響く。当然視線は、オレ様に釘付けだ。
「よっ! おはよう」
「お、おはよう。えっ、でも、どうしてここに?」
「厄払いのご近所神社巡り、だったりして」
「何それ、ちょっと可笑しい。けど、ホントなの?」
「おいおい玲奈、私にも早く彼氏さんを紹介して欲しんだがな」
「か、彼氏!? ち、違います。た、ただのクラスメートです」
巫女さんのからかうような雰囲気が込められた言葉に、天沢は耳まで真っ赤にしている。
オレは天沢が連れいる2匹の犬からの遠慮ない品定めを受けつつ、巫女さんの方に向いて軽く頭を下げる。
「月待翔太です。見ての通り、天沢のクラスメートです」
「私は常磐静(じょうばんしず)。玲奈の友達なら、好きに呼んでくれていいよ」
「じゃ、常磐さんで。えっと、目上ですよね」
「ああ。玲奈と同い年だと、3つほど違う事になるかな」
常磐さんの少し偉そうな感じの独特の口調が、妙に堂に入っていた。
実のところ、既にフルネームもニックネームも知っていたのだけど、ここはあくまで初対面で通した。実際初対面だし。
(にしても、『御前』ってニックネームもうなづけるな。て言うか、親は子の名前で遊んじゃだめだろ)
おれの心の声を見透かすような視線を軽く流した常磐さんは、特に気にするでもなく「で?」とそのまま天沢に視線を送る。
面白がっているのは明白だった。
「シズさんは何か誤解しているのかもしれないけど、クラスメートで同じ部活なだけで、全然彼氏とかじゃぁ……」
「そうか、じゃあ男友達の月待君でいいのかな?」
「別にわざわざ男を強調しなくてもいいでしょう」
いつもの天沢とは違う姿に、オレは呆気にとられていた。
「見ろ、月待君が目を丸くしてるぞ」
「えっと、違うの。いや、違わないのかもしれないけど違うのよ、月待君」
「どっちだよ。それより、天沢と常磐さんは友達って事でいんでしょうか?」
思わずつられて笑ってしまう。それにこんな明るい天沢は、とても新鮮だ。
それに引き換え、常磐さんはクールで知的な印象だ。いや、見た目通りの人だというオーラが違う。
「家同士でつき合いがあるんだ。私はこの神社の子で、天沢の家は昔はこの辺りを拠点にしていた豪農だったんだ。うちにとっては、大切な氏子様だよ」
「そんなの昔の話しだよ。ホントだよ、月待君。今はもう全然大したことないから」
「それでも氏子なのは変わりないし、こうして家族でつき合いさせてもらっているんだ」
そう言うと、長身の常盤さんが小柄な天沢を少し上からガバっと抱きこむ。
(なんか、家族より親密そうなんですけど)
天沢がオレの前だからかどうか小さな悲鳴をあげているが、面白がった表情の常盤さんはますます天沢を玩具にしている。多分、いつもの光景なのだろう。
そうしたスキンシップを一段落させると、天沢を抱き込んだ姿勢のまま常盤さんの顔と視線がオレの真正面に向けられた。
天沢の方は、恥ずかしさでグロッキー状態だ。
「月待君、ありがとう。玲奈は人見知りが激しいのに友達になってくれて。私が言うことではないと思うが、これからも仲良くしてやって欲しい」
「いや、そんな。……ハイ、分かりました」
「ウン、いい返事だな」
そのまま右手を差し出してくる。
その手を握り返すとひんやりとして気持ちよかった。
「これで私とも知人、いやトモダチだ。ヨロシク頼む」
「はい、こちらこそ」
そこでようやく天沢を解放した常盤さんは、魅力的な細いおとがいに右手の指を折り曲げて親指と人差し指だけを当てる。何をしても絵になる人だ。
ただ、若い人同士が握手というのは少し珍しいが、そういうところは『ダブル』っぽい気がした。
「ところで月待君、今さっき厄払いのご近所神社巡りと言っていたが」
本当かとその瞳は語っている。意外という以上に真剣な眼差しに、思わず気圧されそうになる。
少し視線を逸らせた先の天沢も、オレの事情を察したかのようにコクリと小さくうなずく。
オレも今度こそ腹をくくった。予定とは随分違うが、状況はずっといいと思えた。
これも多分、天沢のおかげだ。
「えっと、出来れば笑わないで聞いていただけますか。オレとしては真剣なんです」
常磐さんはオレの瞳を見据え、オレも逸らさずに頑張った。こんな場面じゃなきゃ、顔を逸らすか赤面していた筈だ。
そうして何秒が経過したのだろう。常盤さんの隣では、天沢の視線がオレと常磐の間を何度も行き来していた。
「……フム。いいだろ。込み入った話みたいだし、こっちに来てくれ」
それだけ言うと、常盤さんはオレ達を社務所の方へと導いた。
そう思いつつも、まずは神社に対する礼儀として、一通りお参りを済ませる。その間も、彼女は静かに、そしてオレの邪魔にならないように境内の掃除を続けている。
しかしオレは、当初の目的通り彼女への突撃を敢行した。
「あ、あの!」
「ハイ、何か御用でしょうか。それとも何かお探しでしょうか?」
マニュアルに載せたいくらいの完璧な営業スマイル。
しかし多くの男性は、その笑顔だけで撃沈されてしまうだろう。オレもその例外では無かった。
男って悲しい、ではない。
「えっと、おみくじ引きたいんですが」
「これは申し訳ありません。まだ社務所を開けておりませんでしたね。少々お待ちください。今準備しますね」
あくまで丁寧でビジネスライクな言葉使いだけど、かなり手慣れた様子で、何より媚びのない良く通る声が耳に心地よかった。
(ファンがいそうだよな)
おみくじの結果は大吉。無駄に大吉だった。嫌味なくらい良い事ばかり書いてある。
なんだか今日一日の幸運をすべて使い切ったように思わなくもなかったが、めげずになけなしの勇気をふるい起こそうとした。
けど、遠くからの声に出鼻を挫かれてしまう。
裏門の方から、太い犬の鳴き声複数と少女の声が響いてきたからだ。少女の声には、聞き覚えがあった。何しろ昨日も聞いた声だ。
「だ、ダメだって、きっと今掃除してるんだから~」
情けない悲鳴の主は、やはり天沢だった。
大柄な二匹の犬、白いシベリアンハスキーと黒めのシェパード。どちらも大柄でペットというより番犬な感じで、狼とタイマン張れそうな程立派な体格をしている。
天沢はその二匹の散歩なのだろうが、主導権は完全に犬たちの方にあった。
体重が40キロあるかないかであろう華奢な天沢よりも、二匹合わせた犬たちの方が体重ありそうだし、何よりパワーが決定的に違っていた。
「ヒエーっ」という、お約束な声が響いてきそうなほどだ。
あの二匹の散歩を毎日しているなら、自然と体も鍛えられるだろうと納得してしまう。
そして、社務所の窓口から少し顔を出した美人の巫女さんが、その様子を見てクスリと笑みを浮かべる。
今度の笑みは本物で、さっきの何倍も魅力的だった。
「あ、申し訳ありません。あの子は私どもの知り合いなものでして」
「そうなんですか。あの娘、オレのクラスメートなんですよ」
笑顔につられるように、自然とそんな言葉が出た。
「アラ、そうなんですか」と、巫女さんが意外そうな顔をオレに向ける。無防備な顔もまた魅力的だった。
そんなオレの生物としての葛藤をよそに、二人の少女が会話を進めている。
「もういいぞ、玲奈。人もいないし、もう境内の掃除は終わってるから、茂みの方なら構わないぞ」
「あ、ハ~イ、静さん。ホラっ、あっちはダメだからね」
「相変わらずだな、玲奈は」
「ヘヘヘ~、あの子たちのために、いつもすみません。……あ、アレ、アレレ」
いつもと違う明るい調子の天沢の声が、朝の境内に響く。当然視線は、オレ様に釘付けだ。
「よっ! おはよう」
「お、おはよう。えっ、でも、どうしてここに?」
「厄払いのご近所神社巡り、だったりして」
「何それ、ちょっと可笑しい。けど、ホントなの?」
「おいおい玲奈、私にも早く彼氏さんを紹介して欲しんだがな」
「か、彼氏!? ち、違います。た、ただのクラスメートです」
巫女さんのからかうような雰囲気が込められた言葉に、天沢は耳まで真っ赤にしている。
オレは天沢が連れいる2匹の犬からの遠慮ない品定めを受けつつ、巫女さんの方に向いて軽く頭を下げる。
「月待翔太です。見ての通り、天沢のクラスメートです」
「私は常磐静(じょうばんしず)。玲奈の友達なら、好きに呼んでくれていいよ」
「じゃ、常磐さんで。えっと、目上ですよね」
「ああ。玲奈と同い年だと、3つほど違う事になるかな」
常磐さんの少し偉そうな感じの独特の口調が、妙に堂に入っていた。
実のところ、既にフルネームもニックネームも知っていたのだけど、ここはあくまで初対面で通した。実際初対面だし。
(にしても、『御前』ってニックネームもうなづけるな。て言うか、親は子の名前で遊んじゃだめだろ)
おれの心の声を見透かすような視線を軽く流した常磐さんは、特に気にするでもなく「で?」とそのまま天沢に視線を送る。
面白がっているのは明白だった。
「シズさんは何か誤解しているのかもしれないけど、クラスメートで同じ部活なだけで、全然彼氏とかじゃぁ……」
「そうか、じゃあ男友達の月待君でいいのかな?」
「別にわざわざ男を強調しなくてもいいでしょう」
いつもの天沢とは違う姿に、オレは呆気にとられていた。
「見ろ、月待君が目を丸くしてるぞ」
「えっと、違うの。いや、違わないのかもしれないけど違うのよ、月待君」
「どっちだよ。それより、天沢と常磐さんは友達って事でいんでしょうか?」
思わずつられて笑ってしまう。それにこんな明るい天沢は、とても新鮮だ。
それに引き換え、常磐さんはクールで知的な印象だ。いや、見た目通りの人だというオーラが違う。
「家同士でつき合いがあるんだ。私はこの神社の子で、天沢の家は昔はこの辺りを拠点にしていた豪農だったんだ。うちにとっては、大切な氏子様だよ」
「そんなの昔の話しだよ。ホントだよ、月待君。今はもう全然大したことないから」
「それでも氏子なのは変わりないし、こうして家族でつき合いさせてもらっているんだ」
そう言うと、長身の常盤さんが小柄な天沢を少し上からガバっと抱きこむ。
(なんか、家族より親密そうなんですけど)
天沢がオレの前だからかどうか小さな悲鳴をあげているが、面白がった表情の常盤さんはますます天沢を玩具にしている。多分、いつもの光景なのだろう。
そうしたスキンシップを一段落させると、天沢を抱き込んだ姿勢のまま常盤さんの顔と視線がオレの真正面に向けられた。
天沢の方は、恥ずかしさでグロッキー状態だ。
「月待君、ありがとう。玲奈は人見知りが激しいのに友達になってくれて。私が言うことではないと思うが、これからも仲良くしてやって欲しい」
「いや、そんな。……ハイ、分かりました」
「ウン、いい返事だな」
そのまま右手を差し出してくる。
その手を握り返すとひんやりとして気持ちよかった。
「これで私とも知人、いやトモダチだ。ヨロシク頼む」
「はい、こちらこそ」
そこでようやく天沢を解放した常盤さんは、魅力的な細いおとがいに右手の指を折り曲げて親指と人差し指だけを当てる。何をしても絵になる人だ。
ただ、若い人同士が握手というのは少し珍しいが、そういうところは『ダブル』っぽい気がした。
「ところで月待君、今さっき厄払いのご近所神社巡りと言っていたが」
本当かとその瞳は語っている。意外という以上に真剣な眼差しに、思わず気圧されそうになる。
少し視線を逸らせた先の天沢も、オレの事情を察したかのようにコクリと小さくうなずく。
オレも今度こそ腹をくくった。予定とは随分違うが、状況はずっといいと思えた。
これも多分、天沢のおかげだ。
「えっと、出来れば笑わないで聞いていただけますか。オレとしては真剣なんです」
常磐さんはオレの瞳を見据え、オレも逸らさずに頑張った。こんな場面じゃなきゃ、顔を逸らすか赤面していた筈だ。
そうして何秒が経過したのだろう。常盤さんの隣では、天沢の視線がオレと常磐の間を何度も行き来していた。
「……フム。いいだろ。込み入った話みたいだし、こっちに来てくれ」
それだけ言うと、常盤さんはオレ達を社務所の方へと導いた。
0
あなたにおすすめの小説
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
一般トレジャーハンターの俺が最強の魔王を仲間に入れたら世界が敵になったんだけど……どうしよ?
大好き丸
ファンタジー
天上魔界「イイルクオン」
世界は大きく分けて二つの勢力が存在する。
”人類”と”魔族”
生存圏を争って日夜争いを続けている。
しかしそんな中、戦争に背を向け、ただひたすらに宝を追い求める男がいた。
トレジャーハンターその名はラルフ。
夢とロマンを求め、日夜、洞窟や遺跡に潜る。
そこで出会った未知との遭遇はラルフの人生の大きな転換期となり世界が動く
欺瞞、裏切り、秩序の崩壊、
世界の均衡が崩れた時、終焉を迎える。
最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)
排他的経済水域
ファンタジー
12歳の誕生日
冒険者になる事が憧れのケインは、教会にて
スキル適性値とオリジナルスキルが告げられる
強いスキルを望むケインであったが、
スキル適性値はG
オリジナルスキルも『スキル重複』というよくわからない物
友人からも家族からも馬鹿にされ、
尚最強の冒険者になる事をあきらめないケイン
そんなある日、
『スキル重複』の本来の効果を知る事となる。
その効果とは、
同じスキルを2つ以上持つ事ができ、
同系統の効果のスキルは効果が重複するという
恐ろしい物であった。
このスキルをもって、ケインの下剋上は今始まる。
HOTランキング 1位!(2023年2月21日)
ファンタジー24hポイントランキング 3位!(2023年2月21日)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる