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夜の命令、ご主人様に全部見せて
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夜の帳が屋敷をすっぽりと包みこみ、窓の外には明かりひとつ見えなかった。
しんと静まり返った廊下を、ひなたは薄いメイド服の裾をつまんで歩いていた。
ランプを持つ手が微かに震えている。昼間の図書室での出来事が、まだ脳裏に焼きついて離れなかったからだ。
(…なんで、あんなことされて…)
でも、蓮は本気だった。
あの低い声も、太ももに刻まれたキスの跡も、全部、今もリアルに残っている。
「ご主人様のお部屋、今夜は“夜のご奉仕”を学びます」
自分で読まされたメモ。蓮が無表情で書いた筆跡。
恥ずかしい単語の羅列を、読み上げたときのあの眼差し――命令だった。従わなきゃいけない。
(でも、本当にあの部屋に入ったら……)
扉の前に立ったひなたは、一度深く息を吸って、ノックもせずに静かにドアを開けた。
「……来たな」
低い声。
まるで獲物を待ちかまえていたかのように、蓮は椅子に腰かけていた。シャツのボタンはいくつか外されていて、視線はまっすぐひなたの胸元を射抜いている。
「ちゃんと、命令通り、ひとりで来たね。いい子」
「…………うん」
声にならない返事を呑み込んで、ひなたはそっとドアを閉じた。
その音が、まるで別世界の扉を閉じるみたいに響いた。
「今日は、全部脱がなくていい。俺が見たいのは――制服のまま、お前が感じてる顔だから」
「そ、そんな……!」
「命令」
その一言で、もう反論の余地はない。
制服のまま、蓮のベッドの端に腰を下ろすと、彼がすぐ隣に座った。
「足、こっちに向けて。…そう、ちょっと広げて」
「やっ、そんな……恥ずかしい……っ」
「言われたとおりにする。それがメイドの基本だろ?」
頬を赤らめながら、ひなたは制服のスカートを自分の手で少し持ち上げた。
足を開くと、蓮の視線がすっとその間に落ちた。
「パンツ、ちゃんと履いてきたな。…でも、濡れてんじゃん」
「なっ……! 違っ、それは……!」
「確かめていい?」
「やっ……ん、くすぐったいっ……!」
蓮の指先が、下着の上から優しくなぞる。
触れるか触れないかの強さで、でも確実に熱が移ってくる。
「わかるか? 俺の指、ここに触れてるだけで、もう身体が反応してる」
「や、やだ……言わないで……っ」
「じゃあ、もっと分かりやすくしてやる」
スルッと、指がパンツの隙間に入り込み、しっとり濡れた部分をなぞる。
そのまま、縦にゆっくり滑らせた。
「んぅっ……! だめっ、それ以上……!」
「お前の“ご奉仕”、まだ終わってないぞ」
「ご、奉仕って、こんなこと……っ」
「こういうこと。身体でも、ちゃんと“従う”って証明するんだ」
指が下着の中へ滑り込み、ぬるりと蜜の中をなぞってくる。
そのまま人差し指が奥へ進んで、入り口を押し広げるように――
「っ……あ、だめ……そんなとこ……!」
「動くな。じっとして。ご主人様が、確かめてんだから」
「んんっ、あっ、ひく……ぅん……!」
中を探るように指が動いて、蜜がぬちゅっ、くちゅっ、と音を立てた。
蓮の表情は真剣で、けれどどこか嬉しそうにほほえんでいる。
「声、我慢してんの? もっと聞かせて。ほら、感じてる声を」
「そ、そんなの、だって……っ、恥ずかしい……」
「じゃあ、言わせてやる」
指がいっそう深く差し込まれて、膣壁をなぞられると――ひなたは反射的に脚を閉じそうになったが、それを蓮の膝で押さえられる。
「逃げんな。全部、見せろ」
「やっ、あっ……やあっ……だめぇ……!」
蜜が垂れて、太ももに熱く流れた。
下着も制服も濡れ始めているのに、蓮は止めない。
「もっと素直になれよ。そしたら、俺も……優しくしてやるから」
その囁きに、ひなたはただ目を潤ませて、小さく頷いた。
しんと静まり返った廊下を、ひなたは薄いメイド服の裾をつまんで歩いていた。
ランプを持つ手が微かに震えている。昼間の図書室での出来事が、まだ脳裏に焼きついて離れなかったからだ。
(…なんで、あんなことされて…)
でも、蓮は本気だった。
あの低い声も、太ももに刻まれたキスの跡も、全部、今もリアルに残っている。
「ご主人様のお部屋、今夜は“夜のご奉仕”を学びます」
自分で読まされたメモ。蓮が無表情で書いた筆跡。
恥ずかしい単語の羅列を、読み上げたときのあの眼差し――命令だった。従わなきゃいけない。
(でも、本当にあの部屋に入ったら……)
扉の前に立ったひなたは、一度深く息を吸って、ノックもせずに静かにドアを開けた。
「……来たな」
低い声。
まるで獲物を待ちかまえていたかのように、蓮は椅子に腰かけていた。シャツのボタンはいくつか外されていて、視線はまっすぐひなたの胸元を射抜いている。
「ちゃんと、命令通り、ひとりで来たね。いい子」
「…………うん」
声にならない返事を呑み込んで、ひなたはそっとドアを閉じた。
その音が、まるで別世界の扉を閉じるみたいに響いた。
「今日は、全部脱がなくていい。俺が見たいのは――制服のまま、お前が感じてる顔だから」
「そ、そんな……!」
「命令」
その一言で、もう反論の余地はない。
制服のまま、蓮のベッドの端に腰を下ろすと、彼がすぐ隣に座った。
「足、こっちに向けて。…そう、ちょっと広げて」
「やっ、そんな……恥ずかしい……っ」
「言われたとおりにする。それがメイドの基本だろ?」
頬を赤らめながら、ひなたは制服のスカートを自分の手で少し持ち上げた。
足を開くと、蓮の視線がすっとその間に落ちた。
「パンツ、ちゃんと履いてきたな。…でも、濡れてんじゃん」
「なっ……! 違っ、それは……!」
「確かめていい?」
「やっ……ん、くすぐったいっ……!」
蓮の指先が、下着の上から優しくなぞる。
触れるか触れないかの強さで、でも確実に熱が移ってくる。
「わかるか? 俺の指、ここに触れてるだけで、もう身体が反応してる」
「や、やだ……言わないで……っ」
「じゃあ、もっと分かりやすくしてやる」
スルッと、指がパンツの隙間に入り込み、しっとり濡れた部分をなぞる。
そのまま、縦にゆっくり滑らせた。
「んぅっ……! だめっ、それ以上……!」
「お前の“ご奉仕”、まだ終わってないぞ」
「ご、奉仕って、こんなこと……っ」
「こういうこと。身体でも、ちゃんと“従う”って証明するんだ」
指が下着の中へ滑り込み、ぬるりと蜜の中をなぞってくる。
そのまま人差し指が奥へ進んで、入り口を押し広げるように――
「っ……あ、だめ……そんなとこ……!」
「動くな。じっとして。ご主人様が、確かめてんだから」
「んんっ、あっ、ひく……ぅん……!」
中を探るように指が動いて、蜜がぬちゅっ、くちゅっ、と音を立てた。
蓮の表情は真剣で、けれどどこか嬉しそうにほほえんでいる。
「声、我慢してんの? もっと聞かせて。ほら、感じてる声を」
「そ、そんなの、だって……っ、恥ずかしい……」
「じゃあ、言わせてやる」
指がいっそう深く差し込まれて、膣壁をなぞられると――ひなたは反射的に脚を閉じそうになったが、それを蓮の膝で押さえられる。
「逃げんな。全部、見せろ」
「やっ、あっ……やあっ……だめぇ……!」
蜜が垂れて、太ももに熱く流れた。
下着も制服も濡れ始めているのに、蓮は止めない。
「もっと素直になれよ。そしたら、俺も……優しくしてやるから」
その囁きに、ひなたはただ目を潤ませて、小さく頷いた。
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