剣と魔法とデスゲーム -転生先の異世界でデスゲーム勃発!?絶対に死にたくねぇ…だったら敵の能力を奪って生き残ってやる!-

泥水すする

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第2章 ラクスマリア城とラクシャータ王女の剣

2話 堕落した三日間

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 あれから…というと、つまりは俺がラクスマリア城で目覚めてからを指す。あれから完全に体調が戻るまで実に3日間が過ぎていた。
 
 そんな俺の堕落しきった三日間とは刺激のない日常に過ぎなかった。特に何をやる訳でもなく、窓から見える街の風景を覗いて、「おーおー、人がゴミのようだ」とは優越そうに呟いたり、呟かなかったり、うん、とにかく暇だったわけだ。


 暇過ぎて部屋を物色してみたところで何があるわけではなく、部屋の外へ出ようにも何故か外側から鍵がかかっていて出れないし。
 まぁそれはさておいて、現状俺の状況についてを知りたいわけだ。3日前謎の少女の来訪を最後にこの部屋には誰一人として訪問者はおらず、飯さえも届けられてはいない。


 いや俺はいいんだよ別に、だって味覚も食欲もないわけだからそもそも飯すら必要ないし、ただそれって俺の場合にのみ適用することであって、今の俺はアルテマ・スコットスミスに成り代わっているわけだからそんな俺の身体状況をラクスマリア城の皆は知らない筈なんだが…だよな?
 

『結構な重体だったはずなのにお見舞いどころか飯すらも運ばれてこないってさぁ…アルテマはラクスマリア城でどんな立ち位置なんだよ全く…誰かしらの護衛についてるとは聞いたが…』


 とりあえず、恒例のステータス閲覧タイムへと移るか…


ステータス展開中…
----------------------------


class : jokerジョーカー
【たけし】


LV  : 10
HP : 856 / 856
MP : 348 / 348



ATK攻撃 : 1047
DEF防御 : 532
MAT魔法攻撃 : 261
MAE魔法防御 : 182


【装備】
・アルテマの剣   ランク[AA+] レア度[★★★★★]


【称号スキル】
・アルテマ・スコットスミス LV:1

【魔法スキル】
・スモールフレイム LV:1


【固有スキル】
・スキルドレイン LV :xxx  (一対象につき一回のみ使用可能)
・スキルブレイク LV :xxx  (一対象につき一回のみ使用可能)
※一対象に対してスキルドレインとスキルブレイクの併用は不可とする
・罪の在り方 LV:xxx (使用可能時期に制限があります)


【通常スキル】
・見切り LV:5 
・流水の型 LV:3 
・鉄壁の構え LV:4
・闇足 LV:4 
・火剣 LV:2 
・氷剣 LV:2 
・雷の剣鳴 LV:3 
・先陣の先駆け LV:3 
・水狐の寵愛 LV:xxx (ただいま使用できません)
※水狐との契約が解除されました。
※スキル発動には再度契約する必要があります。
・剣鬼形態 LV:1 
・リバースマジック LV:2 
・熱血心 LV:2
・リバウンドリアクション LV:3 
・エリアドロップ LV:3
・エリアスリーパー LV:5 
・隼の舞 LV:4
・影分身 LV:1


【メソッド】
・ LV :11まで残り経験値367


----------------------------


 ここ三日間ですっかり俺のステータスは正常な状態まで回復していた。
 状態異常についてはいつの間にか消えており、今ではすっかり元気なもんだった。にしてもあれは何だったのだろうか?


 [スキルドレイン]を発動してからだからあれが[スキルドレイン]が関係していることは間違いないだろうが、にしても[スキルドレイン]を使用する度にあんな事になってちゃあ困るわけだ。


 ただ多分だが、あの状態異常[???]は俺が[スキルドレイン]の能力をフルには活用し過ぎたからだと予想していた…と、俺。


 [スキルドレイン]の発動して直ぐにも体が高熱になっていくのを感じていたが、その時はまだ我慢できない程じゃなかった。本格的にヤバイと感じ始めたのは全てが終わった後、[スキルドレイン]が完了した後のふと拍子だった。 
 以上を踏まえて、[スキルドレイン]はただ漠然と行えばいいものでもないと考える。


『そう言えばアンヘルも言ってたっけ、人間の蓄積できる情報量には限界があるって…』


 俺は今回人1人を[スキルドレイン]にて取り込んで、しかもスキルやら魔法やらを仰山ぎょうさんに。
 そう言えば、生前の時パソコンやスマホもデータのダウンロード中は機体が熱くなってたっけな?
 ざっくりし過ぎてるが、つまりはそういうことなのかもしれない。オーバーヒートってやつ。


『これからは[スキルドレイン]の発動にも注意が必要だな。やり過ぎ注意、ただやらなさ過ぎるのってのもあまり良くない。程々に、か…』


 まぁあれだ、加減具合はその時々に決めれば良い。
 無難に奪えるならそれば良し。奪えないならそこまで。
 無理は禁物。一番は俺の命を最優先に、ただ俺が優位に生き残れる未来なのであればそれに越したことはないのだから。


「よし、少しずつだか希望が見えてきたぞ…」


 残る問題はやはりといってこのラクスマリア城に於いての俺の立ち位置についてだ。
 俺、というよりもアルテマが普段どういった位置付けにいて、どういった扱い受けていたか、ということである。その状況次第では俺の活動できる自由度も限られてくるわけだし、身の振り方にも気を配らなければならなくなる。あまり悪い状況にならないことを俺は望んでいる。


 いっそのことこのまま勝手に城を抜け出してしまおうかと考えてみたりもした。
 が、やはりといってまだそこまでリスキーな行動を実行するには早過ぎるような気がして、いざ踏み込むには些か早慶が過ぎるではないかと考える自分がいた。


 この異世界ベルハイムに来てまだ日も浅く、尚且つ未だ右も左もよく分からない俺にとって、今回のアルテマ・スコットスミスというポジショニングとはこの異世界ベルハイムを詳しく把握する為には必要不可欠なまたとないチャンスなのかもしれない。
 逃げ出すチャンスはあっても今回のような誰かに成り代われるチャンスが今後巡ってくると限らないわけだし…


「はぁ、一体全体どうしたもんかね…」


 とりあえず、暇だ。


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