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第4章 騒乱と死闘
14話 罪の在り方
しおりを挟む不思議な感覚に包まれていた。
ただただ、体が自由に感じた。
またあんなにも感じた痛みも、恐れも、何もない。
あるのはただ、「生きねば」という使命感と、「生きよ」という命令感。それは全て、俺が俺自身に課した使命と命令である。
俺自身が生きたいと望む、生きる道を望んだ。
だから俺は再び立ち上がる。
立ち上がり、目の前の脅威を排除する為に、俺はーーー
『再び、稼働する』
Now loading…
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ステータス展開中…
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class : joker
【たけし】
※状態[罪に塗れた姿]
LV : 29
HP :
MP :
ATK :
DEF :
MAT :
MAE :
----------------------------
これはかつて、アルテマに[スキルドレイン]を使用した時にも一緒に手に入れたスキル。
しかも多分、これはアルテマから奪った[スキル]じゃない。
俺が無意識には発現させた[スキル]ーー【固有スキル】。
ずっと疑問だった。
この[スキル]は何だろうって、ずっと思っていた。
でも不思議と、使おうとは思ったことは今まで一度もなかった。
何でかは分からない。
ただ別に俺には必要ないって思っていた。
それがどうだ。
いざこうして、[罪の在り方]を発動してみて、俺は底知れない力に歓喜すら覚えていた。
これで負けない。
ノブナガを殺せる。
どこまでもいける。
ーー生きる事を、許された。
「何ですか、その力は?」
それはノブナガの声。
靄のかかったような声だった。
どうしてこんなにも聞き取りづらいのかーーと考えて、笑いが自然と溢れ出るようだった。
「君は何をーー」
そう言いかけたノブナガの言葉を最後まで聞く終わるよりも先に、俺はノブナガの肋を拳でぶち抜いた。メキメキメキと、骨の砕けた音を聞いたのは何も俺の勘違いなどではないだろう。
「ーーっがはぁ!」
ノブナガのそんな嗚咽を聞いて、俺はすぐ様ノブナガの右肩を残った左手にて鷲掴みにした。
鷲掴みにして、圧力をかける。未だかつて聞いた事のなかった
肉と骨の砕けていく音が、何とも心地よく感じていた。
「良い音だ」
「……っぐぅ、joker、君は、一体…」
痛みに悶えながらも必死に声を出したノブナガに、俺は笑って答えた。
「俺は俺、たけしだ」
「嘘だネ…」
「嘘じゃない。お前が殺しかけた、雑魚だよ、俺は?」
そう、俺は雑魚。雑魚だったーー
「ありがとうノブナガ。俺はやっと理解したよ。欲に準ずるってことは、こんなにも気持ちいい感覚だったんだな…」
ノブナガの苦悶に満ちた顔を見るのが、堪らなく幸せだった。
「さぁ、やろう、ノブナガ。俺は、お前を全力で殺す。抗ってみろよ…全力で」
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