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11章 宿屋娘が憧れの先輩と一緒にとろとろえっちになってしまうお話
234:指導
しおりを挟む「ユーノ様……♡ わたくしが、全部、飲んで差し上げますわ♡ だから、安心して、おなかいっぱい、出してしまって、よろしくてよ……♡」
その、悪魔の囁きが、最後の引き金となりました。
「あ゛……あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!!」
ユーノくんの身体が大きくしなり、凄まじい勢いで、灼熱の生命力が解き放たれました。それは、昨夜エレナ先輩に注がれたものよりも、さらに濃厚で、魔力を帯びた、極上の霊液。リリアさんは、そのすべてを、一滴たりとも零すまいと、その豊満な胸と、飢えた口で、必死に受け止め、そして、ごくり、と喉を鳴らして、すべてを飲み干したのでした。
錬金術の特別授業、という名目のもと、リリアさんは、自らの豊満な乳房と、熟練の舌技を駆使して、若きご主人様であるユーノくんから、その有り余る生命力のエッセンスを、すべて搾り取ってしまいました。ごくり、と最後の熱い一滴までを飲み干した彼女の口元には、白い液体が艶かしく光っています。
「ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡♡♡♡♡♡♡あったかい…♡♡♡♡♡」
恍惚の表情で、満足げなため息をつくリリアさん。その姿は、もはや知的な魔術師見習いではなく、ただひたすらに雄の精気を求める、淫らなサキュバスそのものでした。はだけたメイド服から惜しげもなく晒された、雪のように白い双丘。その頂で、硬く尖ったままの乳首が、彼女の興奮が未だ冷めやらぬことを物語っています。
「ふぅ……♡ ごちそうさまでした、ユーノ様♡」
彼女は、はだけたメイド服を整えることもせず、その豊満な胸を惜しげもなく晒したまま、まるで大学の講義でもするように、真面目な顔で語り始めました。
「さて、ユーノ様。今の、わたくしが飲み干したものが何か、お分かりになりますか? あれは、ただの汚い汁ではありませんのよ? 錬金術的に言えば、あれは『第一質料(プリマ・マテリア)』。すなわち、すべての生命の源となる、極めて高純度な『生命力(ヴィータ)』と『魂の欠片(アニマ)』の集合体なのですわ」
リリアさんは、指先についた白い液体を、再びぺろりと舐めとります。その仕草一つ一つが、薬の効果で火照ったユーノくんの目に、たまらなく扇情的に映りました。
「特に、ユーノ様のような、高貴な血を引く方のそれは、凝縮された『魔素(マナ)』を大量に含んでおり、高位の霊薬や、ホムンクルスを生成する際の、最高の触媒となり得るのです。その価値は、同じ重さの賢者の石にも匹敵すると、古代の文献には記されておりますのよ? ですから、決して、無駄にしてはいけません。いいですわね?♡」
それは、あまりにも場違いで、あまりにも学術的で、そして、あまりにも倒錯した、愛の授業なのでした。
しかし、リリアさんの特別授業は、まだ終わりではありません。彼女は、にこり、と悪戯っぽく微笑むと、さらに衝撃的な言葉を口にしたのです。
「そしてユーノ様。次の段階に進むためには、わたくしたちには、もう一つ、極めて重要で、そして希少な錬金素材が必要となりますの」
「つ、次の、素材…?」
まだ快感の余韻でぼんやりとした頭で、ユーノくんが問い返します。
「ええ。それは、『破瓜の血』。すなわち、乙女が、初めて殿方を受け入れた際に流す、聖なる血のことですわ」
リリアさんは、うっとりとした表情で、自らの平らな下腹部に、そっと手を置きました。
「この血には、女性が守り続けてきた純潔の魔力と、初めての快楽によって魂が変質する瞬間の、膨大なエネルギーが凝縮されています。これを触媒として加えることで、先ほどの『第一質料』は、ただの生命力のエッセンスから、奇跡を呼び起こす『霊薬』へと昇華されるのですわ」
その言葉の意味を、ユーノくんは瞬時に理解しました。目の前のお姉ちゃん先生は、今、自分に、その「初めて」を捧げると言っているのです。
「ユーノ様。忘れてはなりませんわ。あなたは、このアストリナを、いずれ背負って立つ、アストール家の次期当主。わたくしの、魔術師見習いの初めてを奪うからには、それ相応の覚悟と、そして、殿方としての務めを果たしていただかなくてはなりませんのよ?」
リリアさんは、眼鏡の奥の瞳を、挑戦的に細めます。それは、年下の少年に、すべてを委ねるか弱い乙女の態度ではありません。自らの純潔を、最高の価値を持つ捧げものとして、若き主君に差し出す、誇り高き魔術師の顔でした。
「女性をリードし、そのすべてを悦びで満たして差し上げるのが、高貴なる殿方の、使命ですわ。さあ、ユーノ様。わたくしを、本当の女に、してくださいますか?♡」
その、あまりにも大胆で、抗いがたいおねだり。緑の薬で理性が麻痺し、身体の奥底で雄の本能が目覚め始めていたユーノくんにとって、それは、もはや断ることのできない、甘い命令でした。
「……わかったよ、リリアおねえちゃん」
ユーノくんは、ごくり、と喉を鳴らし、決意を固めた瞳で、目の前の美しい先生を見つめ返します。男として、この人の初めてを貰う。その言葉の重みが、彼の小さな肩に、ずしりとのしかかります。しかし、それと同時に、未知なる儀式への、どうしようもない興奮が、身体の芯から湧き上がってくるのを感じていました。
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