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5章 人妻エルフとえっちな呪いのお話
94:来賓室
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『リーゼ。自分で動いてみなさい』
絶頂の余韻にけいれんするリーゼの身体に、男は無慈悲に、そして絶対的な支配者として命じた。彼女の意識が快感の奔流に呑まれ、現実との境界が曖昧になっていることなどお構いなしに、その肢体を貪り尽くす前に、まずはリーゼ自身の意思で、この背徳の舞台を愉しませてもらおうという、彼の嗜虐的な意図は明らかであった。
「……はい♡あなた……♡」
もはやリーゼに、否という選択肢はない。蕩けきったサファイアの瞳で、ベッドに横たわる新たな「夫」を見上げ、か細く、しかし媚びるように濡れた声で、そう答えることしかできなかった。
ゆっくりと、まるで壊れ物を扱うかのように、リーゼは自らの腰を動かし始めた。
◇◇◇
「♡や、ぁ゛...ぁ゛、っ♡ん♡♡♡ん、っ♡...んぁ...♡」
その動きは、あまりにも微かで、ためらいに満ちていた。簡単に、あまりにもあっけなく絶頂の淵へと突き落とされてしまわないように。男の、神話の攻城兵器を思わせるほどの隆起が、自身の最も敏感な弱点を的確に擦り上げないように、全身の神経を集中させ、何とか力を加減しようと試みる。
ぬるり、と粘液の絡まる生々しい水音が、静寂のルーンに守られた部屋にいやらしく響き渡る。自らの手で、他の男の猛りを受け入れ、その上で腰を振るという、この上なく背徳的な光景。そのすべてを、椅子に縛り付けられた夫の姿をした人形が、絶望の瞳で見つめている。その事実が、リーゼの中に残った、最後の理性の欠片を激しく揺さぶった。
(だめ……これ以上、あの人の前で、みっともない姿を晒すわけには……)
人形だと頭では理解していても、その瞳から感じる悲痛な熱は、あまりにも本物だった。せめて、我を忘れて獣のように乱れる無様な姿だけは、この愛する(あるいは、愛していた)人の前でさらすことは避けたい。その、あまりにもか弱く、そして惨めなプライドが、彼女の動きをさらにぎこちないものにさせていた。
だが、淫紋『蕩婦の嘆き』は、そんな彼女のささやかな抵抗をあざ笑うかのように、男の強大な魔力と欲望に共鳴し、じゅわ、じゅわ、と灼熱の疼きを迸らせる。もっと、もっと深く、この圧倒的な存在に貫かれたい。魂ごと、この快感の海の底に沈んでしまいたい。その抗いがたい衝動が、身体の内側から彼女の理性を焼き尽くしていく。
◇◇◇
『リーゼ?』
業を煮やしたかのように、男が低い声で問いかけた。その声は、穏やかでありながら、逆らうことを許さない絶対的な圧力を孕んでいる。
『夫を感じさせてはくれないのかな?』
「♡ぁ゛...ぁ゛...ぁ゛?」
『悲しいことだが、致し方ない。どうやら、まだ男の悦ばせ方が分かっていないようだ。私が改めて、その身体に教えてあげよう。しっかり中で受け止めなさい』
その言葉が、新たな凌辱の始まりを告げるゴングとなった。次の瞬間、アシュワースはそれまでの静寂が嘘であったかのように、獣のように、その腰を力強く突き上げた。
「♡ひぎゅ♡そこ、きもちっ♡あ゛♡まって、まって、いぐ♡いくいく、♡♡あ゛う♡♡ッッッッあぅッ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡」
不意を突かれたリーゼの身体が、まるで玩具のようにベッドの上で激しく跳ねる。抵抗など、できるはずもなかった。男の肉茎は、その表面に施された魔術的強化による微細な凹凸で、膣壁の全方位をがりがりと削り取るように抉りながら、子宮の入り口を容赦なく穿つ。一突きごとに角度を微妙に変え、快感の神経が集中する場所を的確に、そして執拗に刺激し続ける。それは、もはや交合というよりは、魔導具の性能を確かめるための、冷徹な実験であった。
男は、リーゼの豊かな臀部を両手でわしりと掴んでその動きを完全に固定すると、椅子に縛られたグンナルのゴーレムへと、侮蔑と憐憫の入り混じった視線を向けた。
『おい、グンナル。よく見ておけ。お前の妻の、この素晴らしい肉体をな。この締まり具合、この熱、そしてこの潤い。まるで最高級のビロードだ。お前のような病み上がりのなまくらでは、この名器の真価を引き出すことなど到底不可能だろうな』
その言葉は、魔導具の鑑定結果を報告するかのように、どこまでも冷静で、残酷な響きを帯びていた。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡ひぎゅ♡そ、そんなことぉ♡あ゛♡♡あ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
否定しようとする言葉は、しかし、男の容赦ない突き上げによって、甘く淫らな嬌声へと変わる。
『見ろ。この膣壁の痙攣を。私の楔を締め付け、もっと奥へ、もっと深くへと誘っている。これは、ただの発情ではない。お前では決して満たしてやることのできなかった、魂の渇きそのものなのだよ。そうだろ?リーゼ君』
「♡あ゛、あ゛あ゛、あ゛♡そ、そうですぅ♡あ゛ッッきもちっ♡あ゛♡♡あ゛♡♡いっちゃ♡ッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
息も絶え絶えに、リーゼは肯定の喘ぎを返す。罪悪感も、羞恥心も、すべてが快感の奔流に呑み込まれ、ただ目の前の男を悦ばせることだけが、彼女の存在理由となっていた。男の言葉の一つ一つが、淫紋を通して彼女の脳髄に直接焼き付けられ、その支配をより強固なものへと変えていく。
絶頂の余韻にけいれんするリーゼの身体に、男は無慈悲に、そして絶対的な支配者として命じた。彼女の意識が快感の奔流に呑まれ、現実との境界が曖昧になっていることなどお構いなしに、その肢体を貪り尽くす前に、まずはリーゼ自身の意思で、この背徳の舞台を愉しませてもらおうという、彼の嗜虐的な意図は明らかであった。
「……はい♡あなた……♡」
もはやリーゼに、否という選択肢はない。蕩けきったサファイアの瞳で、ベッドに横たわる新たな「夫」を見上げ、か細く、しかし媚びるように濡れた声で、そう答えることしかできなかった。
ゆっくりと、まるで壊れ物を扱うかのように、リーゼは自らの腰を動かし始めた。
◇◇◇
「♡や、ぁ゛...ぁ゛、っ♡ん♡♡♡ん、っ♡...んぁ...♡」
その動きは、あまりにも微かで、ためらいに満ちていた。簡単に、あまりにもあっけなく絶頂の淵へと突き落とされてしまわないように。男の、神話の攻城兵器を思わせるほどの隆起が、自身の最も敏感な弱点を的確に擦り上げないように、全身の神経を集中させ、何とか力を加減しようと試みる。
ぬるり、と粘液の絡まる生々しい水音が、静寂のルーンに守られた部屋にいやらしく響き渡る。自らの手で、他の男の猛りを受け入れ、その上で腰を振るという、この上なく背徳的な光景。そのすべてを、椅子に縛り付けられた夫の姿をした人形が、絶望の瞳で見つめている。その事実が、リーゼの中に残った、最後の理性の欠片を激しく揺さぶった。
(だめ……これ以上、あの人の前で、みっともない姿を晒すわけには……)
人形だと頭では理解していても、その瞳から感じる悲痛な熱は、あまりにも本物だった。せめて、我を忘れて獣のように乱れる無様な姿だけは、この愛する(あるいは、愛していた)人の前でさらすことは避けたい。その、あまりにもか弱く、そして惨めなプライドが、彼女の動きをさらにぎこちないものにさせていた。
だが、淫紋『蕩婦の嘆き』は、そんな彼女のささやかな抵抗をあざ笑うかのように、男の強大な魔力と欲望に共鳴し、じゅわ、じゅわ、と灼熱の疼きを迸らせる。もっと、もっと深く、この圧倒的な存在に貫かれたい。魂ごと、この快感の海の底に沈んでしまいたい。その抗いがたい衝動が、身体の内側から彼女の理性を焼き尽くしていく。
◇◇◇
『リーゼ?』
業を煮やしたかのように、男が低い声で問いかけた。その声は、穏やかでありながら、逆らうことを許さない絶対的な圧力を孕んでいる。
『夫を感じさせてはくれないのかな?』
「♡ぁ゛...ぁ゛...ぁ゛?」
『悲しいことだが、致し方ない。どうやら、まだ男の悦ばせ方が分かっていないようだ。私が改めて、その身体に教えてあげよう。しっかり中で受け止めなさい』
その言葉が、新たな凌辱の始まりを告げるゴングとなった。次の瞬間、アシュワースはそれまでの静寂が嘘であったかのように、獣のように、その腰を力強く突き上げた。
「♡ひぎゅ♡そこ、きもちっ♡あ゛♡まって、まって、いぐ♡いくいく、♡♡あ゛う♡♡ッッッッあぅッ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡」
不意を突かれたリーゼの身体が、まるで玩具のようにベッドの上で激しく跳ねる。抵抗など、できるはずもなかった。男の肉茎は、その表面に施された魔術的強化による微細な凹凸で、膣壁の全方位をがりがりと削り取るように抉りながら、子宮の入り口を容赦なく穿つ。一突きごとに角度を微妙に変え、快感の神経が集中する場所を的確に、そして執拗に刺激し続ける。それは、もはや交合というよりは、魔導具の性能を確かめるための、冷徹な実験であった。
男は、リーゼの豊かな臀部を両手でわしりと掴んでその動きを完全に固定すると、椅子に縛られたグンナルのゴーレムへと、侮蔑と憐憫の入り混じった視線を向けた。
『おい、グンナル。よく見ておけ。お前の妻の、この素晴らしい肉体をな。この締まり具合、この熱、そしてこの潤い。まるで最高級のビロードだ。お前のような病み上がりのなまくらでは、この名器の真価を引き出すことなど到底不可能だろうな』
その言葉は、魔導具の鑑定結果を報告するかのように、どこまでも冷静で、残酷な響きを帯びていた。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡ひぎゅ♡そ、そんなことぉ♡あ゛♡♡あ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
否定しようとする言葉は、しかし、男の容赦ない突き上げによって、甘く淫らな嬌声へと変わる。
『見ろ。この膣壁の痙攣を。私の楔を締め付け、もっと奥へ、もっと深くへと誘っている。これは、ただの発情ではない。お前では決して満たしてやることのできなかった、魂の渇きそのものなのだよ。そうだろ?リーゼ君』
「♡あ゛、あ゛あ゛、あ゛♡そ、そうですぅ♡あ゛ッッきもちっ♡あ゛♡♡あ゛♡♡いっちゃ♡ッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
息も絶え絶えに、リーゼは肯定の喘ぎを返す。罪悪感も、羞恥心も、すべてが快感の奔流に呑み込まれ、ただ目の前の男を悦ばせることだけが、彼女の存在理由となっていた。男の言葉の一つ一つが、淫紋を通して彼女の脳髄に直接焼き付けられ、その支配をより強固なものへと変えていく。
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