孤独な船長、AIと異星存在と海賊と教団と偉い人といろいろに巻き込まれて仲間ともども大変えっちなことになりました

アレ

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25章 姉妹と王様のおかわりプレイ

571:夜明け

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国王レオニダス・アルテミスの私室は、夜明けの光の中で、昨夜の狂宴の残滓を無様に晒していた。床に転がる空の酒瓶、乱れたシーツに刻まれた淫らな染み、そして、熟れた果実と生命の匂いが混じり合った、濃厚で背徳的な空気。その全てが、この部屋で二人の若き花が、一人の老いた獣によって無慈悲に散らされたことを物語っていた。

ルナとセレスが、重い瞼をゆっくりと開いた時、ベッドの主であるレオニダスの姿は、既になかった。代わりに、部屋の隅にある執務机で、彼は山と積まれた書類に目を通していた。その横顔は、昨夜の醜悪な獣のそれとは到底思えぬほど、穏やかで、理知的ですらあった。まるで、一夜にして、別人に入れ替わってしまったかのようだ。

「……おお、目覚めたか、二人とも」
書類から顔を上げたレオニダスは、人の良い田舎の地主のような、気さくな笑みを浮かべた。
「昨夜は、朕も少々、羽目を外しすぎたようだ。許せよ」
その、あまりにも軽い口調。ルナとセレスは、あまりの変貌ぶりに、言葉を失った。昨夜の陵辱が、まるで夢であったかのような、非現実的な感覚。しかし、ドレスの下で疼く身体の痛みと、内部に残る彼の胤の感触が、それが紛れもない現実であったことを、無慈悲に突きつけていた。

「昨夜の、お主たちの奉仕、実に見事であった。朕は、心から満足したぞ」
レオニダスは、満足げに頷くと、続けた。
「よって、王妃としての試験は、合格と認める。今日より、お主たちは、第254王妃ルナ、第255王妃セレスを名乗ることを、朕が直々に許可する。光栄に思うがよい」

その、あまりにも傲慢で、独善的な言葉。しかし、二人は、それに反論する気力すら、もはや残ってはいなかった。ただ、呆然と、その言葉を聞いているだけだった。だが、数秒の沈黙の後、セレスを演じるノインが、ゆっくりと口を開いた。
「……そのお言葉、大変光栄に存じます。ですが、辞退させていただきますわ」
「ほう?」
レオニダスの眉が、ぴくりと動く。
「わたくしたちには、一族の再興という、果たさねばならぬ使命がございます。陛下の妃となるなど、あまりにもったいないお言葉。ですが、今は、その任に集中したく存じます」
その言葉に、ルナも、はっと我に返り、こくりと頷いた。

「ククク…そうか、そうか。残念だが、仕方あるまい」
レオニダスは、意外にも、あっさりと引き下がった。それどころか、どこか楽しげに、カラカラと笑っている。
「ならば、何か褒美をくれてやらねばな。何が望みだ? 金か? 土地か? それとも、地位か?」

その言葉を待っていたかのように、ルナが、その黒く染められた瞳を輝かせた。
「陛下。わたくしたちが望むのは、ただ一つ。座標シグマ9・デルタ4に位置する宙域の領有権でございます」
「ほう、座標シグマ9・デルタ4とな? あのような、クリサリスの蛮族どもがうろつく、不毛の岩塊が、お主たちに何の役に立つというのだ?」
レオニダスは、訝しげに問い返す。
「わたくしたちの一族に伝わる、古い伝承によりますと、その宙域には、一族の再興に不可欠な、ある『資源』が眠っているとされておりますの」
ルナは、真実と嘘を巧みに織り交ぜながら、答えた。

「ふむ……」
レオニダスは、顎に手をやり、しばし考え込む。そして、その唇に、意地の悪い笑みを浮かべた。 「よかろう。だが、タダでくれてやるわけにはいかぬな」 彼は、椅子から立ち上がると、その鍛え上げられた、しかし醜悪な裸体を揺らしながら、再びベッドへと近づいてきた。
「……昨夜のように、もう一度、朕を満足させてみよ。そうすれば、あの不毛の岩塊など、くれてやらんでもないぞ?」

その唇に、意地の悪い笑みを浮かべたレオニダスは、椅子から立ち上がると、その鍛え上げられた、しかし醜悪な裸体を揺らしながら、再びベッドへと近づいてきた。
「……昨夜のように、もう一度、朕を満足させてみよ。そうすれば、あの不毛の岩塊など、くれてやらんでもないぞ?」

その、あまりにも下品な提案。しかし、ルナとセレスは、顔を見合わせると、こくり、と頷いた。そして、まるで示し合わせたかのように、ベッドから降り、王の前に跪くと、その醜悪な『王錫』へと、その唇で奉仕を開始した。昨夜の陵辱によって、彼女たちの心は、既に壊れていた。ただ、目的を果たすためだけに、その身体を、道具として使うことに、何の躊躇もなくなっていたのだ。
「ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡」
「♡ぁ゛ぅ...っ、あ゛♡.すき..っ♡すき♡ぃ゛...♡」
二人の、熟練した奉仕に、レオニダスの醜悪な器官は、瞬く間に熱と硬さを取り戻していく。王の私室に、再び、背徳的な水音が、ねっとりと響き渡り始めた。
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