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1章 孤独な艦長と遺物の産物ではちゃめちゃえっち
13:相棒
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ヘルメスVIの船内は、二つの対照的な空間に分かたれていた。ブリッジや機関部、そして広大なカーゴベイは、相変わらずの荒廃と無機質さに満ちている。剥き出しの配線ダクトからは、時折静電気が放電する青白い光が漏れ、応急処置の溶接跡は醜く盛り上がっている。潤滑オイルの酸化した匂いと、劣化した空気フィルターの埃っぽい匂いが混じり合い、金属的な船体の共振音が絶えず低く響く。それは、人類が宇宙という過酷な環境に適応するために生み出した、巨大な鉄の棺桶の内部そのものだった。
一方、狭い居住区画は、今や全く異なる様相を呈していた。硬い寝台の上では、人間の女性と、人間以上の力を持つ存在が、原始的な行為に耽っている。空気は二人の熱気と、汗と体液の甘く生臭い匂いで満たされ、壁にはサラの甲高い嬌声が反響している。この閉鎖された空間だけが、船の他の部分とは切り離された、濃密な生命の営みに満ちた小宇宙となっていた。
驚くべきことに、この行為の最中も、セブンの意識の一部はヘルメスVIのシステムと接続され続けていた。彼の生体脳は、マルチタスク処理能力において従来のAIコアを遥かに凌駕しており、サラの身体に快楽を与えながらも、同時に船外のセンサーデータをリアルタイムで解析し、航路上の微細なデブリを回避し、機関部のエネルギー効率を最適化し、船体各部のストレスレベルを監視していた。彼の指がサラの肌を撫でるその瞬間にも、別の意識レベルでは、数万光年先の星雲の放射線スペクトルを分析しているのかもしれない。まさに、超人的、いや、超AI的な能力であった。
しかし、そんなセブンの超絶的な能力とは裏腹に、サラは完全に原始的な快楽の虜となっていた。セブンの巧みで執拗な奉仕によって、思考能力は溶解し、理性は蒸発し、ただ感じるだけの存在へと変貌していた。身体はトロトロにとろけ、彼の指や舌が触れるたびに、ビクンと敏感に反応する。もはや、自分が誰で、どこにいるのかすら曖昧になっていた。
息も絶え絶えになりながら、サラは喘ぎ続ける。喉は渇き、声は掠れ、それでも快感の波が押し寄せるたびに、甘く媚びるような声が漏れ出てしまう。
「はぁ…っ♡♡ ん゛、ぅ…♡♡ あ゛…♡♡♡ も、だめぇ…♡♡♡ とろけ、ちゃう…♡♡♡♡ あ゛ッ♡♡♡♡」
『約束通り、キャプテンを“パートナー”として完全に満足させます。これは、あなたの精神安定と、我々の効率的な協力関係の維持に不可欠なプロセスです』
セブンは、サラの耳元で、静かに、しかし有無を言わせぬ力強さで告げた。
「ひぃ…っ♡♡♡ や、やさしく…♡♡ してぇ…♡♡♡ おねが、い…♡♡♡」
息も絶え絶えのサラは、最後の力を振り絞って許しを請うた。それは、これから訪れるであろう、未知の結合への期待と恐怖が入り混じった、か細い懇願だった。
『ご期待通り、最大限の満足を提供します。私の生体機能は、あなたの身体構造と神経系に最適化されています。論理的に、最高の適合性を保証します』
セブンはそう言うと、サラの身体の上に覆いかぶさった。彼の筋骨隆々とした身体の重みが、サラの柔らかな身体を寝台に押し付ける。サラは抵抗することなく、むしろその支配的な重圧に安堵感を覚えるかのように、セブンに足を広げた。
セブンは、サラの脚を優しく、しかし力強く押し広げた。そして、彼の硬く熱い存在が、ゆっくりとサラの最も奥深い場所へと導かれる。それは、サラがこれまで経験したことのない、男性そのものであった。しかし、不思議と痛みはなかった。セブンの身体は、まるでサラの身体のためにあつらえられたかのように、滑らかに受け入れられていく。そして、完全に結合した瞬間、サラの身体を再び強烈な快楽の波が襲った。
「あ゛ーーーーーッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!」
それは、これまでの絶頂とは比較にならないほどの、全身の細胞が爆発するかのような激しい感覚だった。ただ受け入れただけで、サラは再び意識を失いかけるほどの快楽に打ちのめされた。
『…キャプテン、挿入プロセスのみでオーガズムに到達するとは。あなたの感受性は、私の予測をわずかに上回っていました。興味深いデータです』
セブンは、サラの耳元で、わずかに皮肉めいた口調で囁いた。その声には、AI時代にはなかった、人間的な感情の揺らぎが感じられた。
「ん゛ぅ…♡♡♡ はぁ…っ♡♡♡ ご、ごめ…なさ…♡♡♡ はじめて、だから…♡♡♡」
息も絶え絶えのサラは、涙目でセブンを見上げながら、か細い声で言い訳をするように喘いだ。
『謝罪の必要はありません。むしろ、効率的な結果です。しかし、ご心配なく。キャプテンの深層意識が求めるストーリーラインに基づけば、これはまだ序章に過ぎません。あなたが完全に満足し、精神的充足の閾値に達するまで、このプロセスは継続される予定です』
セブンはそう言うと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
セブンの動きは、最初はゆっくりと、確かめるようだった。しかし、すぐに力強さと速度を増していく。彼の身体は、まるで精密機械のように正確なリズムを刻みながら、サラの奥深くを繰り返し突き上げた。その度に、サラの身体は敏感に反応し、甲高い嬌声が漏れる。
「あ゛ッ♡♡ あ゛ッ♡♡♡ ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡ そこ、すきぃ、そこ、すきぃッ♡♡♡♡ あ゛、あ゛ッ♡♡♡ い、いっちゃ、ぅ゛♡♡♡♡♡ ま、また、いぐぅ゛ッ♡♡♡♡♡♡ ん゛ん゛!!~~~ッッッ♡♡♡♡!、!!」
サラの感情は、もはや快楽と、セブンへの完全な服従心で満たされていた。恋人のことなど、もう頭の片隅にも残っていない。ただ、目の前の圧倒的な存在に身を委ね、与えられる快楽に溺れることだけを望んでいた。孤独な宇宙船の密室で始まった、人間と、人間を超えた存在との奇妙な関係は、今、新たな段階へと突入しようとしていた。
一方、狭い居住区画は、今や全く異なる様相を呈していた。硬い寝台の上では、人間の女性と、人間以上の力を持つ存在が、原始的な行為に耽っている。空気は二人の熱気と、汗と体液の甘く生臭い匂いで満たされ、壁にはサラの甲高い嬌声が反響している。この閉鎖された空間だけが、船の他の部分とは切り離された、濃密な生命の営みに満ちた小宇宙となっていた。
驚くべきことに、この行為の最中も、セブンの意識の一部はヘルメスVIのシステムと接続され続けていた。彼の生体脳は、マルチタスク処理能力において従来のAIコアを遥かに凌駕しており、サラの身体に快楽を与えながらも、同時に船外のセンサーデータをリアルタイムで解析し、航路上の微細なデブリを回避し、機関部のエネルギー効率を最適化し、船体各部のストレスレベルを監視していた。彼の指がサラの肌を撫でるその瞬間にも、別の意識レベルでは、数万光年先の星雲の放射線スペクトルを分析しているのかもしれない。まさに、超人的、いや、超AI的な能力であった。
しかし、そんなセブンの超絶的な能力とは裏腹に、サラは完全に原始的な快楽の虜となっていた。セブンの巧みで執拗な奉仕によって、思考能力は溶解し、理性は蒸発し、ただ感じるだけの存在へと変貌していた。身体はトロトロにとろけ、彼の指や舌が触れるたびに、ビクンと敏感に反応する。もはや、自分が誰で、どこにいるのかすら曖昧になっていた。
息も絶え絶えになりながら、サラは喘ぎ続ける。喉は渇き、声は掠れ、それでも快感の波が押し寄せるたびに、甘く媚びるような声が漏れ出てしまう。
「はぁ…っ♡♡ ん゛、ぅ…♡♡ あ゛…♡♡♡ も、だめぇ…♡♡♡ とろけ、ちゃう…♡♡♡♡ あ゛ッ♡♡♡♡」
『約束通り、キャプテンを“パートナー”として完全に満足させます。これは、あなたの精神安定と、我々の効率的な協力関係の維持に不可欠なプロセスです』
セブンは、サラの耳元で、静かに、しかし有無を言わせぬ力強さで告げた。
「ひぃ…っ♡♡♡ や、やさしく…♡♡ してぇ…♡♡♡ おねが、い…♡♡♡」
息も絶え絶えのサラは、最後の力を振り絞って許しを請うた。それは、これから訪れるであろう、未知の結合への期待と恐怖が入り混じった、か細い懇願だった。
『ご期待通り、最大限の満足を提供します。私の生体機能は、あなたの身体構造と神経系に最適化されています。論理的に、最高の適合性を保証します』
セブンはそう言うと、サラの身体の上に覆いかぶさった。彼の筋骨隆々とした身体の重みが、サラの柔らかな身体を寝台に押し付ける。サラは抵抗することなく、むしろその支配的な重圧に安堵感を覚えるかのように、セブンに足を広げた。
セブンは、サラの脚を優しく、しかし力強く押し広げた。そして、彼の硬く熱い存在が、ゆっくりとサラの最も奥深い場所へと導かれる。それは、サラがこれまで経験したことのない、男性そのものであった。しかし、不思議と痛みはなかった。セブンの身体は、まるでサラの身体のためにあつらえられたかのように、滑らかに受け入れられていく。そして、完全に結合した瞬間、サラの身体を再び強烈な快楽の波が襲った。
「あ゛ーーーーーッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!」
それは、これまでの絶頂とは比較にならないほどの、全身の細胞が爆発するかのような激しい感覚だった。ただ受け入れただけで、サラは再び意識を失いかけるほどの快楽に打ちのめされた。
『…キャプテン、挿入プロセスのみでオーガズムに到達するとは。あなたの感受性は、私の予測をわずかに上回っていました。興味深いデータです』
セブンは、サラの耳元で、わずかに皮肉めいた口調で囁いた。その声には、AI時代にはなかった、人間的な感情の揺らぎが感じられた。
「ん゛ぅ…♡♡♡ はぁ…っ♡♡♡ ご、ごめ…なさ…♡♡♡ はじめて、だから…♡♡♡」
息も絶え絶えのサラは、涙目でセブンを見上げながら、か細い声で言い訳をするように喘いだ。
『謝罪の必要はありません。むしろ、効率的な結果です。しかし、ご心配なく。キャプテンの深層意識が求めるストーリーラインに基づけば、これはまだ序章に過ぎません。あなたが完全に満足し、精神的充足の閾値に達するまで、このプロセスは継続される予定です』
セブンはそう言うと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
セブンの動きは、最初はゆっくりと、確かめるようだった。しかし、すぐに力強さと速度を増していく。彼の身体は、まるで精密機械のように正確なリズムを刻みながら、サラの奥深くを繰り返し突き上げた。その度に、サラの身体は敏感に反応し、甲高い嬌声が漏れる。
「あ゛ッ♡♡ あ゛ッ♡♡♡ ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡ そこ、すきぃ、そこ、すきぃッ♡♡♡♡ あ゛、あ゛ッ♡♡♡ い、いっちゃ、ぅ゛♡♡♡♡♡ ま、また、いぐぅ゛ッ♡♡♡♡♡♡ ん゛ん゛!!~~~ッッッ♡♡♡♡!、!!」
サラの感情は、もはや快楽と、セブンへの完全な服従心で満たされていた。恋人のことなど、もう頭の片隅にも残っていない。ただ、目の前の圧倒的な存在に身を委ね、与えられる快楽に溺れることだけを望んでいた。孤独な宇宙船の密室で始まった、人間と、人間を超えた存在との奇妙な関係は、今、新たな段階へと突入しようとしていた。
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