孤独な船長、AIと異星存在と海賊と教団と偉い人といろいろに巻き込まれて仲間ともども大変えっちなことになりました

アレ

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6章 偉い人と交渉ではちゃめちゃえっち

178:探査

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「大気圏突入まで、あと3分」再び合成音声のアナウンス。機体がわずかに振動し始め、窓の外の景色が赤熱していく。
「プラズマシールド展開。慣性制御フィールド、最大出力」セブンの冷静な声が響く。彼は降下船のシステムにアクセスし、状況を監視しているようだ。「この惑星の大気組成は、窒素76%、酸素22%、その他微量元素。気圧0.98atm。人類の生存に適している。汚染レベルも基準値以下だ」
その言葉に、サラたちはわずかに安堵の息を漏らした。少なくとも、息苦しい環境維持スーツを常に着用する必要はなさそうだ。

激しい振動と轟音が収まり、機体は厚い雲層を突き抜けた。窓の外には、雄大な山々と広大な森林、そして蛇行する川が見える。原始の地球を思わせる、手つかずの自然が広がっていた。
「降下目標地点、確認。最終アプローチに入ります」
降下船は速度を落とし、広大な高原地帯の一角、比較的平坦な場所を選んで、静かに着陸した。着陸の衝撃はほとんど感じられなかった。高性能な慣性制御システムの賜物だろう。

カーゴベイのハッチが開き、惑星の新鮮な空気が流れ込んできた。草と土の匂い、そして未知の植物が放つ微かに甘い香りが混じり合っている。サラは深呼吸し、ヘルメットのロックを外した。他のメンバーもそれに倣う。
「我々は軌道上で待機する。総督からの指示があれば、いつでも迎えに来られる」降下船のパイロットが、事務的な口調で告げた。「通信は確保しておく。健闘を祈る」
ローバーと物資が降ろされると、降下船は再び轟音と共に垂直に離陸し、あっという間に空の彼方へと消えていった。後に残されたのは、広大な自然の中にぽつんと存在する一行と、最新鋭のローバーだけだった。

『ランドストライダー』は、その名の通り、あらゆる地形を踏破するために設計された巨大な六輪駆動車だった。全長は約10メートル、高さは3メートルを超え、装甲化された車体は頼もしさを感じさせる。タイヤは特殊な形状記憶ポリマー製で、地形に合わせて形状と硬度を変化させることができる。動力源は小型の核融合炉であり、理論上は半永久的に稼働可能とのことだ。
サラが運転席に、リリスがナビゲーター席に乗り込む。アリーナは後部の銃座兼観測席へ、そしてセブンは助手席で全体のシステムを監視する。
「ナビゲーションシステム、起動。目標、遺跡『単眼』。ルート設定完了」リリスがコンソールを操作しながら報告する。
「よし、出発するわ」サラはローバーの駆動システムを起動させた。静かなモーター音と共に、巨体が滑るように動き出す。

ローバーは、起伏の多い高原地帯をものともせず、力強く進んでいく。電磁サスペンションが巧みに衝撃を吸収し、車内は驚くほど静かで快適だった。窓の外には、見たこともない奇妙な形状の植物や、巨大な昆虫のような生物の姿が見え隠れする。空は地球よりもわずかに緑がかった青色で、太陽はやや大きく、赤みを帯びて見えた。
「環境センサーによると、外気温24℃、湿度65%。有害な微生物や放射線は検出されず。快適な環境だ」セブンが報告する。
時折、ローバーが大きな岩や窪みを乗り越える際に、車体が大きく揺れる。その度に、アリーナがバランスを崩し、セブンの肩に寄りかかる。「♡ひゃぅッ♡♡」甘えたような声が漏れるが、セブンは意に介さず、ただ前方の地形データを分析し続けている。リリスも、ナビゲーション画面に集中しているように見えるが、その耳は微かに赤らんでいた。サラは、バックミラーに映る二人の様子に気づきながらも、運転に集中するふりをした。この奇妙な関係性は、もはや日常の一部となっていた。

数時間後、前方に巨大な山脈が見えてきた。『蒼の山脈』だ。その名の通り、山肌は青みがかった岩石で覆われ、頂上付近は万年雪に覆われているのか白く輝いている。威圧的なほどのスケール感に、一行は息を呑んだ。
ローバーは山脈の麓に到達し、徐々に高度を上げていく。道なき道を進むため、速度は落ちたが、ランドストライダーは確かな足取りで険しい斜面を登っていく。
「目標地点まで、あと5キロ。この先は、ローバーでの進入は困難と判断される」リリスが報告した。
「わかったわ。ここでローバーを隠しましょう」サラは、周囲の地形を確認し、岩陰になるような窪地を見つけてローバーを停止させた。

セブンがローバーの光学迷彩システムを作動させると、巨大な車体は周囲の景色に溶け込むように姿を消した。一行はローバーから降り、それぞれ探査用のバックパックを背負い、装備を確認する。ヘルメット、ボディアーマー、携行武器、サバイバルキット、そしてセブンが持つ『鍵』。
目の前には、さらに険しさを増す『蒼の山脈』がそびえ立っている。目指す遺跡『単眼』は、この先にある『巨人の眼窩』と呼ばれるカルデラ地帯の奥深く。ここからは、自らの足で進むしかない。
一行は、互いの顔を見合わせ、無言で頷き合うと、未知の遺跡へと続く最後の行程へと、足を踏み出したのであった。

『蒼の山脈』は、その名の通り、空気を吸い込むと肺がわずかに金属的な味を感じるほど、青みがかった鉱物を豊富に含んだ岩肌を晒していた。一行は、ローバーを隠した地点から、ひたすら上を目指して歩き続けていた。道らしい道はなく、セブンがリアルタイムで生成する三次元地形データと、リリスが持つ地質学的な知識を頼りに、比較的安全なルートを選んで進む。標高が上がるにつれて空気は薄くなり、気温も下がってきた。地球のそれとは異なる、わずかに緑がかった陽光が、鋭角的に岩肌を照らし、長い影を作り出している。

「はぁ…っ、はぁ…」サラの息が荒くなる。探査服は身体能力を補助してくれるが、長時間の登山は確実に体力を奪っていく。隣を歩くリリスも、額に汗を浮かべているが、その表情は冷静さを保っていた。セブンへの完全な服従は、彼女からある種の感情的な揺らぎを奪い去ったかのようだ。アリーナは、驚くほど軽快な足取りで進んでいた。肉塊から得た力と、セブンから注がれた『種』による身体能力の向上は、彼女を人間離れした存在へと変えつつある。時折、セブンの方を振り返り、その瞳には絶対的な信頼と忠誠の色が浮かんでいた。セブン自身は、まるで機械のように淡々と、しかし周囲への警戒を怠らずに進んでいる。その生体センサーは、微細な環境の変化、岩石の振動、遠くで響く未知の生物の鳴き声まで、全てを捉え、分析していた。
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