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15章 見た目は幼体化、中身はおっさんAI大暴れ
449:勝負
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「へへん、約束だからな!あたいが満足するまで、たっぷりキスさせてもらうからね!」
ノインは勝ち誇ったようにセブンの肩を掴むと、その小さな身体をぐいと引き寄せ、有無を言わさずその唇を奪った。それは、勝利の証を刻みつけるかのような、少し乱暴で、しかしどこかぎこちない、子供じみたキスだった。すぐに唇を離すと、ノインは少し不満そうな顔で首を傾げる。
「…なんか、違う。もっとこう、恋人同士がするみたいにさ…優しくて、とろけるようなやつがいい」
上目遣いで、頬を微かに染めながらそう懇願するノインに、セブンは静かに頷いた。今度はセブンの方から、ゆっくりと顔を近づける。その動きは、まるで超低周波の時空振動に同期したかのように滑らかで、ノインは固唾を飲んで見守ることしかできない。
セブンの唇が、そっとノインのそれに触れた。先程の性急な接触とは全く違う、羽毛のように優しく、慈しむような口づけ。その感触だけで、ノインの背筋をぞくぞくとした甘い痺れが駆け上がった。セブンの唇が、ゆっくりとノインの唇の形を確かめるように、角度を変え、圧力を変え、味わうように吸い付く。
「んっ…♡」
ノインの唇が、自然とわずかに開く。その隙間から、セブンの温かく湿った舌が、ぬるり、と侵入してきた。驚きに見開かれたノインの口内を、セブンの舌はまるで自分の領域をマーキングするかのように、隅々まで丁寧に探っていく。歯列を一本一本なぞり、敏感な上顎をくすぐり、そして逃げ惑う彼女の舌を捕らえて、ちゅぷ、と音を立てて絡め取った。
「ん゛ん゛ッ♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡」
探りあうような未知の感覚に、ノインの身体がびくんと大きく跳ねる。セブンの唾液が、彼女自身のそれと混じり合い、くちゅくちゅと卑猥な水音を立てながら口内を満たしていく。その唾液には、彼の身体を構成する自己組織化生体高分子コロイドから精製された、微量の神経伝達物質アナログが含まれていた。それは、シナプス間の情報伝達効率を飛躍的に高め、アセチルコリンやドーパミンの受容体を擬似的に活性化させ、快感の信号を脳へと直接送り込む、極めて強力な作用を持つ。ノインの理性が、甘い痺れと共に急速に溶解していくのが分かった。
「すごいよ、おねえちゃん。こんなに甘くて、美味しい…」
唇が擦れ合うほどの距離で囁かれた言葉は、ノインの脳髄に直接響き渡り、彼女の自尊心を優しく、しかし確実に蕩かしていく。弟に褒められている。弟に求められている。その事実が、薬物とは比較にならないほどの強烈な快感を彼女にもたらした。
「んぁ…♡せ、せーちん…♡だめ、そんなふうに…んむっ♡」
抵抗の言葉は、再び深く差し込まれたセブンの舌によって、甘い喘ぎ声へと変えられてしまう。ノインは、なすすべもなくその口づけを受け入れ、セブンの小さな背中に腕を回し、その身体にしがみついた。歓喜に打ち震える彼女の身体は、セブンの支配を完全に受け入れていた。
「んんっ…♡♡はぁっ…♡♡せーちん……♡♡♡♡♡」
どれくらいの時間が経ったのか。唇が離れた時、二人の間には銀色の唾液の糸が、きらきらと光の尾を引いていた。ノインは、完全に蕩けきった瞳で、恍惚とセブンを見つめている。
「もっと…♡もっと、して…♡」
その懇願に応え、セブンは再びその唇を重ねた。今度は、ただ口づけを交わすだけではない。セブンはノインの華奢な身体を強く抱きしめ、その柔らかな胸を自身の胸に押し付ける。タンクトップとスポーツブラの薄い生地越しに、互いの心臓の鼓動が、まるで一つのリズムを刻むかのように共鳴し合う。
その時、ノインの下腹部に、ごつり、と硬質な何かが当たる感触があった。それは、セブンの身体を構成する生体金属が、彼の興奮に応じて局所的に密度を高め、隆起し始めた彼の分身であった。まだ完全に硬化してはいない。しかし、その存在感は、薄いスパッツの生地越しにも、確かな熱と、脈動するような力を、ノインの敏感な肌へと伝えていた。
「ひゃっ…!?」
ノインの身体が、びくりと硬直する。弟の、まだ幼い身体に宿る、人間を超越した雄の気配。そのギャップが、彼女の脳内で危険な化学反応を引き起こした。これから、この小さな身体に、あの巨大な存在で、めちゃくちゃにされるのかもしれない。その妄想が、彼女の下腹部に、ずくり、とした熱い疼きを生み出す。隠そうとしても、頬は林檎のように赤く染まり、瞳は期待に潤んでしまう。その全てを、セブンは満足げに見つめていた。
「…なあ、せーちん。もう一回、勝負しないか?」
ノインは、動揺を隠すように、早口で言った。
「次の勝負は、『勝った方が、負けた方の身体を好きなだけまさぐる』ってのはどうだ?もちろん、服は脱がさない、っていう紳士協定付きでさ!」
その提案は、彼女の内心の葛藤を雄弁に物語っていた。勝ちたい。この小さな支配者の、未知の身体を、隅々まで探ってみたい。しかし、負けたい。この抗いがたい存在に、服の上からでも、徹底的にまさぐられ、蹂躙されたい。その矛盾した欲望が、彼女の高次元的な思考回路に、致命的なノイズを生じさせていた。
「いいだろう」
セブンは静かに頷き、再び指相撲の体勢に入る。だが、今度のノインは、先程のような絶対的な自信に満ちてはいなかった。勝つべきか、負けるべきか。その思考のループが、彼女の予測精度を著しく低下させる。指が触れ合う、まさにその瞬間。
「んあっ♡♡!?」
それは、痛みではない。むしろ、脳髄を直接焼くかのような、純粋な快感の奔流。指先が触れ合っただけで、ノインの身体はびくんと大きく跳ね、下腹部から熱い何かがじゅわっと込み上げてくるのを感じた。思考が、快感で真っ白に染まる。その、ほんの一瞬の空白。セブンが、その隙を見逃すはずもなかった。
「…あっ」
ノインが思考の迷路から抜け出した時には、すでに勝負は決していた。彼女の親指は、セブンのそれに、静かに、しかし抗いがたい力で、再び押さえつけられていたのだ。
ノインは勝ち誇ったようにセブンの肩を掴むと、その小さな身体をぐいと引き寄せ、有無を言わさずその唇を奪った。それは、勝利の証を刻みつけるかのような、少し乱暴で、しかしどこかぎこちない、子供じみたキスだった。すぐに唇を離すと、ノインは少し不満そうな顔で首を傾げる。
「…なんか、違う。もっとこう、恋人同士がするみたいにさ…優しくて、とろけるようなやつがいい」
上目遣いで、頬を微かに染めながらそう懇願するノインに、セブンは静かに頷いた。今度はセブンの方から、ゆっくりと顔を近づける。その動きは、まるで超低周波の時空振動に同期したかのように滑らかで、ノインは固唾を飲んで見守ることしかできない。
セブンの唇が、そっとノインのそれに触れた。先程の性急な接触とは全く違う、羽毛のように優しく、慈しむような口づけ。その感触だけで、ノインの背筋をぞくぞくとした甘い痺れが駆け上がった。セブンの唇が、ゆっくりとノインの唇の形を確かめるように、角度を変え、圧力を変え、味わうように吸い付く。
「んっ…♡」
ノインの唇が、自然とわずかに開く。その隙間から、セブンの温かく湿った舌が、ぬるり、と侵入してきた。驚きに見開かれたノインの口内を、セブンの舌はまるで自分の領域をマーキングするかのように、隅々まで丁寧に探っていく。歯列を一本一本なぞり、敏感な上顎をくすぐり、そして逃げ惑う彼女の舌を捕らえて、ちゅぷ、と音を立てて絡め取った。
「ん゛ん゛ッ♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡」
探りあうような未知の感覚に、ノインの身体がびくんと大きく跳ねる。セブンの唾液が、彼女自身のそれと混じり合い、くちゅくちゅと卑猥な水音を立てながら口内を満たしていく。その唾液には、彼の身体を構成する自己組織化生体高分子コロイドから精製された、微量の神経伝達物質アナログが含まれていた。それは、シナプス間の情報伝達効率を飛躍的に高め、アセチルコリンやドーパミンの受容体を擬似的に活性化させ、快感の信号を脳へと直接送り込む、極めて強力な作用を持つ。ノインの理性が、甘い痺れと共に急速に溶解していくのが分かった。
「すごいよ、おねえちゃん。こんなに甘くて、美味しい…」
唇が擦れ合うほどの距離で囁かれた言葉は、ノインの脳髄に直接響き渡り、彼女の自尊心を優しく、しかし確実に蕩かしていく。弟に褒められている。弟に求められている。その事実が、薬物とは比較にならないほどの強烈な快感を彼女にもたらした。
「んぁ…♡せ、せーちん…♡だめ、そんなふうに…んむっ♡」
抵抗の言葉は、再び深く差し込まれたセブンの舌によって、甘い喘ぎ声へと変えられてしまう。ノインは、なすすべもなくその口づけを受け入れ、セブンの小さな背中に腕を回し、その身体にしがみついた。歓喜に打ち震える彼女の身体は、セブンの支配を完全に受け入れていた。
「んんっ…♡♡はぁっ…♡♡せーちん……♡♡♡♡♡」
どれくらいの時間が経ったのか。唇が離れた時、二人の間には銀色の唾液の糸が、きらきらと光の尾を引いていた。ノインは、完全に蕩けきった瞳で、恍惚とセブンを見つめている。
「もっと…♡もっと、して…♡」
その懇願に応え、セブンは再びその唇を重ねた。今度は、ただ口づけを交わすだけではない。セブンはノインの華奢な身体を強く抱きしめ、その柔らかな胸を自身の胸に押し付ける。タンクトップとスポーツブラの薄い生地越しに、互いの心臓の鼓動が、まるで一つのリズムを刻むかのように共鳴し合う。
その時、ノインの下腹部に、ごつり、と硬質な何かが当たる感触があった。それは、セブンの身体を構成する生体金属が、彼の興奮に応じて局所的に密度を高め、隆起し始めた彼の分身であった。まだ完全に硬化してはいない。しかし、その存在感は、薄いスパッツの生地越しにも、確かな熱と、脈動するような力を、ノインの敏感な肌へと伝えていた。
「ひゃっ…!?」
ノインの身体が、びくりと硬直する。弟の、まだ幼い身体に宿る、人間を超越した雄の気配。そのギャップが、彼女の脳内で危険な化学反応を引き起こした。これから、この小さな身体に、あの巨大な存在で、めちゃくちゃにされるのかもしれない。その妄想が、彼女の下腹部に、ずくり、とした熱い疼きを生み出す。隠そうとしても、頬は林檎のように赤く染まり、瞳は期待に潤んでしまう。その全てを、セブンは満足げに見つめていた。
「…なあ、せーちん。もう一回、勝負しないか?」
ノインは、動揺を隠すように、早口で言った。
「次の勝負は、『勝った方が、負けた方の身体を好きなだけまさぐる』ってのはどうだ?もちろん、服は脱がさない、っていう紳士協定付きでさ!」
その提案は、彼女の内心の葛藤を雄弁に物語っていた。勝ちたい。この小さな支配者の、未知の身体を、隅々まで探ってみたい。しかし、負けたい。この抗いがたい存在に、服の上からでも、徹底的にまさぐられ、蹂躙されたい。その矛盾した欲望が、彼女の高次元的な思考回路に、致命的なノイズを生じさせていた。
「いいだろう」
セブンは静かに頷き、再び指相撲の体勢に入る。だが、今度のノインは、先程のような絶対的な自信に満ちてはいなかった。勝つべきか、負けるべきか。その思考のループが、彼女の予測精度を著しく低下させる。指が触れ合う、まさにその瞬間。
「んあっ♡♡!?」
それは、痛みではない。むしろ、脳髄を直接焼くかのような、純粋な快感の奔流。指先が触れ合っただけで、ノインの身体はびくんと大きく跳ね、下腹部から熱い何かがじゅわっと込み上げてくるのを感じた。思考が、快感で真っ白に染まる。その、ほんの一瞬の空白。セブンが、その隙を見逃すはずもなかった。
「…あっ」
ノインが思考の迷路から抜け出した時には、すでに勝負は決していた。彼女の親指は、セブンのそれに、静かに、しかし抗いがたい力で、再び押さえつけられていたのだ。
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