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第37話 ドラゴンの丸焼き
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復讐の騎士バルドルは深い森の木陰に身を潜めながら、混乱の極みにあった。
彼の目に映る光景は、彼の信じてきた全ての常識と復讐の誓いを根底から揺さぶっていた。
あれから数日、彼は監視を続けていた。
アシュリー・フォン・ヴァルハイトという少女の行動は、予測不能そのものだった。
ある日は趣味の土いじりと称して、一夜で村を建て替える。
またある日は畑仕事に飽きたと言って、巨大な岩で水切りをして遊び湖の対岸にまで届かせていた。
そのどれもが人の域を超えた神の御業。
しかし、その力の使い道はあまりにも個人的で、平和的で、そしてどこか子供じみていた。
破壊の化身。虐殺の紅姫。
彼が憎み続けたその姿は、どこにも見当たらない。
(……これも、演技だというのか)
バルドルは自分に言い聞かせる。
そうだ。これは全て周囲を欺き、油断させるための壮大な芝居なのだ。いつか必ず彼女は本性を現す。その瞬間を、俺は見逃さない。
そう信じることでしか、彼は己の正気を保てなかった。
そんなある日のことだった。
ヴァルハイト領は新たな問題に直面していた。
豊穣の女神の祝福はあまりにも過剰だったのだ。
「姫様!大変でございます!」
村長のボルツが城まで血相を変えて駆け込んできた。
「備蓄庫が……備蓄庫が、ジャガイモで埋まって、もう何も入りませぬ!」
私の畑から採れる作物はその成長速度も大きさも異常だった。収穫しても翌日にはまた新たな実がなっている。村人総出で収穫しても、消費が全く追いつかないのだ。
村の食糧庫は巨大なジャガイモやカボチャで満杯になり、もはや人が入る隙間すらなかった。
「うーん、それは困ったわね」
私はバルコニーで紅茶を飲みながら、その報告に眉をひそめた。
食べ物を無駄にするのは前世の日本人としての感覚が許さない。
「何か、他に保存できる場所はないのかしら」
「もはや村中の家が食料で埋まりつつあります!このままでは、我らはジャガイモの海に沈んでしまいますぞ!」
ボルツの悲鳴は切実だった。
私は腕を組んで、うーんと唸った。
もっと多くの人間にこの食料を分け与える必要がある。そうだ、宴会だ。村人全員を集めて盛大な食事会を開けば、少しは消費できるだろう。
だが、ジャガイモやカボチャばかりではさすがに飽きる。
何かメインディッシュになるような、豪華な食材はないものか。
その時、私の脳裏に一つの記憶が閃いた。
「……そういえば」
私は、ぽん、と手を打った。
「森の奥に、大きいトカゲさんが寝てたわよね。あれ、まだいるかしら」
その、何気ない一言。
それを聞いた瞬間、ボルツと私の後ろに控えていたゼノの顔が凍り付いた。
「……おおきい、とかげ……?」
ボルツが震える声で鸚鵡返しに尋ねた。
「ま、まさか……姫様……。それは……森の主、古竜様のことにございましょうか……?」
「あら、そんな大層な名前だったの?まあ、そうかもしれないわね」
私は事もなげに答えた。
「この前、ちょっと寝かしつけてきたから、まだあの場所にいるはずよ。あれだけ大きければ村の皆で食べても十分でしょう。よし、決まりね。今日の晩餐は、ドラゴンの丸焼きよ」
私がにこやかにそう宣言した瞬間。
ボルツは白目を剥いてその場に卒倒した。
ゼノは感動のあまりわなわなと震え、「ああ……我が主は、神話の食材を民に与えその血肉とすることで、民を新たなるステージへと導かれるおつもりなのだ……!」などと、また一人で壮大な解釈を始めていた。
その日の午後。
私を先頭に、村の男たちと卒倒から復活したボルツ、そしてゼノとシロからなる奇妙な一団が森の奥深くへと進んでいた。
もちろんその行列を、復讐の騎士バルドルが遠くから監視している。
やがて私たちはエンシェントドラゴンが眠る広場へとたどり着いた。
黒曜石の巨体は私がデコピンをしたあの日から、ぴくりとも動かずただ静かに横たわっている。穏やかな寝息だけがその生存を証明していた。
「……おお……」
「本当に……森の主様が……」
村人たちはその神々しくも恐ろしい姿を前に、ひれ伏して祈りを捧げ始めた。
バルドルもまた木陰からその光景を目の当たりにし、息を呑んだ。
(エンシェントドラゴン……!馬鹿な、本当に一人でこれを……!?)
彼の常識がガラガラと音を立てて崩れていく。
私はそんな彼らの様子を気にすることなく、ドラゴンの巨大な尻尾をひょい、と掴んだ。
「さて、と。それじゃあ、運びましょうか」
私は何百トン、何千トンあるか分からないその巨体を、まるで大きな大根でも引き抜くかのように軽々と引きずり始めた。
ズズズズズ……という地響きと共にドラゴンの巨体が動く。
地面には巨大な轍のような跡がくっきりと刻まれていった。
村人たちと、そしてバルドルは、その人間離れした神話の一場面のような光景を、開いた口が塞がらないままただ見つめることしかできなかった。
村の広場に運ばれたドラゴンは、それだけで広場の半分を埋め尽くしてしまった。
村中が前代未聞の祭りの準備で活気づく。
巨大なたき火がいくつも熾され、男たちがドラゴンの硬い鱗を剥がそうと斧を振るうが全く歯が立たない。
「だめだ!傷一つつかねえ!」
「さすがは伝説の竜だ!」
彼らが困り果てていると、私が見かねて歩み出た。
「貸してちょうだい」
私はゼノがどこからか用意した、ミスリル銀でできた巨大な解体用の剣を受け取るとドラゴンの腹にそれを当てた。
そして魚を三枚におろすような、実に滑らかな手つきでその刃をすっと滑らせた。
ザシュッ、という音と共に鋼鉄よりも硬いはずのドラゴンの鱗と皮が、まるで絹布のようにあっさりと切り裂かれていく。
現れたのは美しい桜色をした、極上の肉だった。
「「「おおおおおおおっ!」」」
村人たちから割れんばかりの歓声が上がる。
その後はまさにお祭り騒ぎだった。
切り分けられた竜肉は巨大な鉄串に刺され、たき火の上でじっくりと焼かれていく。滴り落ちる脂が火に落ち、じゅう、という音と共に食欲をそそる香ばしい煙が空へと立ち上った。
その匂いはバルドルが潜む森の中にまで届いていた。
やがて肉が焼き上がった。
村人たちは生まれて初めて見る竜肉を前に、目を輝かせている。
「さあ、みんな、たくさん食べてちょうだい!」
私の声を合図に宴が始まった。
子供たちが我先にと焼き立ての肉にかぶりつく。
「おいしい!」
「鶏肉みたいだけど、もっとずっと味が濃い!」
大人たちも酒を酌み交わしながら、その未知の味に舌鼓を打った。広場は笑顔と、笑い声と、幸福な喧騒で満たされていた。
子供たちが私の周りに集まってきた。
「アシュリー様、ありがとう!」
「こんなに美味しいもの、初めて食べたよ!」
彼らは私の膝に乗り、竜の骨付き肉を無心に頬張っている。
私はそんな子供たちの頭を優しく撫でながら、自分も一口竜肉を味わった。
「うん、美味しいわね、これ」
その光景をバルドルは、遠くの暗がりからただ黙って見つめていた。
彼の心の中は今、完全な嵐に見舞われていた。
憎しみ。
それが彼の全てだったはずだ。
故郷を滅ぼした悪魔を討つ。それだけが彼の生きる意味だった。
しかし、目の前に広がる光景は、何だ。
民に伝説の竜の肉を振る舞い、子供たちに囲まれて穏やかに微笑む少女。
その姿のどこに、彼が憎むべき悪魔の影があるというのか。
自分の復讐は、この幸福な光景を、この子供たちの笑顔を破壊することになる。
それはかつてアシュリーが自分の故郷にしたことと、一体何が違うというのだ。
復讐を果たしたとして、その先に何が残る?
何も残らない。ただ新たな憎しみと、虚しさだけが広がるのではないか。
ガラガラ……
彼の心の中で復讐という名の巨大な柱が、音を立てて崩れていく。
何が正義で、何が悪なのか。
誰が敵で、誰が味方なのか。
もう、何も分からなかった。
長年彼を支えてきた唯一の目的が、今霧のように掻き消えようとしていた。
バルドルは震える手で顔を覆った。
彼の復讐の旅は、この日事実上の終わりを迎えた。
そして代わりに始まったのは、答えのない問いに苛まれる長い長い苦悩の日々だった。
彼の目に映る光景は、彼の信じてきた全ての常識と復讐の誓いを根底から揺さぶっていた。
あれから数日、彼は監視を続けていた。
アシュリー・フォン・ヴァルハイトという少女の行動は、予測不能そのものだった。
ある日は趣味の土いじりと称して、一夜で村を建て替える。
またある日は畑仕事に飽きたと言って、巨大な岩で水切りをして遊び湖の対岸にまで届かせていた。
そのどれもが人の域を超えた神の御業。
しかし、その力の使い道はあまりにも個人的で、平和的で、そしてどこか子供じみていた。
破壊の化身。虐殺の紅姫。
彼が憎み続けたその姿は、どこにも見当たらない。
(……これも、演技だというのか)
バルドルは自分に言い聞かせる。
そうだ。これは全て周囲を欺き、油断させるための壮大な芝居なのだ。いつか必ず彼女は本性を現す。その瞬間を、俺は見逃さない。
そう信じることでしか、彼は己の正気を保てなかった。
そんなある日のことだった。
ヴァルハイト領は新たな問題に直面していた。
豊穣の女神の祝福はあまりにも過剰だったのだ。
「姫様!大変でございます!」
村長のボルツが城まで血相を変えて駆け込んできた。
「備蓄庫が……備蓄庫が、ジャガイモで埋まって、もう何も入りませぬ!」
私の畑から採れる作物はその成長速度も大きさも異常だった。収穫しても翌日にはまた新たな実がなっている。村人総出で収穫しても、消費が全く追いつかないのだ。
村の食糧庫は巨大なジャガイモやカボチャで満杯になり、もはや人が入る隙間すらなかった。
「うーん、それは困ったわね」
私はバルコニーで紅茶を飲みながら、その報告に眉をひそめた。
食べ物を無駄にするのは前世の日本人としての感覚が許さない。
「何か、他に保存できる場所はないのかしら」
「もはや村中の家が食料で埋まりつつあります!このままでは、我らはジャガイモの海に沈んでしまいますぞ!」
ボルツの悲鳴は切実だった。
私は腕を組んで、うーんと唸った。
もっと多くの人間にこの食料を分け与える必要がある。そうだ、宴会だ。村人全員を集めて盛大な食事会を開けば、少しは消費できるだろう。
だが、ジャガイモやカボチャばかりではさすがに飽きる。
何かメインディッシュになるような、豪華な食材はないものか。
その時、私の脳裏に一つの記憶が閃いた。
「……そういえば」
私は、ぽん、と手を打った。
「森の奥に、大きいトカゲさんが寝てたわよね。あれ、まだいるかしら」
その、何気ない一言。
それを聞いた瞬間、ボルツと私の後ろに控えていたゼノの顔が凍り付いた。
「……おおきい、とかげ……?」
ボルツが震える声で鸚鵡返しに尋ねた。
「ま、まさか……姫様……。それは……森の主、古竜様のことにございましょうか……?」
「あら、そんな大層な名前だったの?まあ、そうかもしれないわね」
私は事もなげに答えた。
「この前、ちょっと寝かしつけてきたから、まだあの場所にいるはずよ。あれだけ大きければ村の皆で食べても十分でしょう。よし、決まりね。今日の晩餐は、ドラゴンの丸焼きよ」
私がにこやかにそう宣言した瞬間。
ボルツは白目を剥いてその場に卒倒した。
ゼノは感動のあまりわなわなと震え、「ああ……我が主は、神話の食材を民に与えその血肉とすることで、民を新たなるステージへと導かれるおつもりなのだ……!」などと、また一人で壮大な解釈を始めていた。
その日の午後。
私を先頭に、村の男たちと卒倒から復活したボルツ、そしてゼノとシロからなる奇妙な一団が森の奥深くへと進んでいた。
もちろんその行列を、復讐の騎士バルドルが遠くから監視している。
やがて私たちはエンシェントドラゴンが眠る広場へとたどり着いた。
黒曜石の巨体は私がデコピンをしたあの日から、ぴくりとも動かずただ静かに横たわっている。穏やかな寝息だけがその生存を証明していた。
「……おお……」
「本当に……森の主様が……」
村人たちはその神々しくも恐ろしい姿を前に、ひれ伏して祈りを捧げ始めた。
バルドルもまた木陰からその光景を目の当たりにし、息を呑んだ。
(エンシェントドラゴン……!馬鹿な、本当に一人でこれを……!?)
彼の常識がガラガラと音を立てて崩れていく。
私はそんな彼らの様子を気にすることなく、ドラゴンの巨大な尻尾をひょい、と掴んだ。
「さて、と。それじゃあ、運びましょうか」
私は何百トン、何千トンあるか分からないその巨体を、まるで大きな大根でも引き抜くかのように軽々と引きずり始めた。
ズズズズズ……という地響きと共にドラゴンの巨体が動く。
地面には巨大な轍のような跡がくっきりと刻まれていった。
村人たちと、そしてバルドルは、その人間離れした神話の一場面のような光景を、開いた口が塞がらないままただ見つめることしかできなかった。
村の広場に運ばれたドラゴンは、それだけで広場の半分を埋め尽くしてしまった。
村中が前代未聞の祭りの準備で活気づく。
巨大なたき火がいくつも熾され、男たちがドラゴンの硬い鱗を剥がそうと斧を振るうが全く歯が立たない。
「だめだ!傷一つつかねえ!」
「さすがは伝説の竜だ!」
彼らが困り果てていると、私が見かねて歩み出た。
「貸してちょうだい」
私はゼノがどこからか用意した、ミスリル銀でできた巨大な解体用の剣を受け取るとドラゴンの腹にそれを当てた。
そして魚を三枚におろすような、実に滑らかな手つきでその刃をすっと滑らせた。
ザシュッ、という音と共に鋼鉄よりも硬いはずのドラゴンの鱗と皮が、まるで絹布のようにあっさりと切り裂かれていく。
現れたのは美しい桜色をした、極上の肉だった。
「「「おおおおおおおっ!」」」
村人たちから割れんばかりの歓声が上がる。
その後はまさにお祭り騒ぎだった。
切り分けられた竜肉は巨大な鉄串に刺され、たき火の上でじっくりと焼かれていく。滴り落ちる脂が火に落ち、じゅう、という音と共に食欲をそそる香ばしい煙が空へと立ち上った。
その匂いはバルドルが潜む森の中にまで届いていた。
やがて肉が焼き上がった。
村人たちは生まれて初めて見る竜肉を前に、目を輝かせている。
「さあ、みんな、たくさん食べてちょうだい!」
私の声を合図に宴が始まった。
子供たちが我先にと焼き立ての肉にかぶりつく。
「おいしい!」
「鶏肉みたいだけど、もっとずっと味が濃い!」
大人たちも酒を酌み交わしながら、その未知の味に舌鼓を打った。広場は笑顔と、笑い声と、幸福な喧騒で満たされていた。
子供たちが私の周りに集まってきた。
「アシュリー様、ありがとう!」
「こんなに美味しいもの、初めて食べたよ!」
彼らは私の膝に乗り、竜の骨付き肉を無心に頬張っている。
私はそんな子供たちの頭を優しく撫でながら、自分も一口竜肉を味わった。
「うん、美味しいわね、これ」
その光景をバルドルは、遠くの暗がりからただ黙って見つめていた。
彼の心の中は今、完全な嵐に見舞われていた。
憎しみ。
それが彼の全てだったはずだ。
故郷を滅ぼした悪魔を討つ。それだけが彼の生きる意味だった。
しかし、目の前に広がる光景は、何だ。
民に伝説の竜の肉を振る舞い、子供たちに囲まれて穏やかに微笑む少女。
その姿のどこに、彼が憎むべき悪魔の影があるというのか。
自分の復讐は、この幸福な光景を、この子供たちの笑顔を破壊することになる。
それはかつてアシュリーが自分の故郷にしたことと、一体何が違うというのだ。
復讐を果たしたとして、その先に何が残る?
何も残らない。ただ新たな憎しみと、虚しさだけが広がるのではないか。
ガラガラ……
彼の心の中で復讐という名の巨大な柱が、音を立てて崩れていく。
何が正義で、何が悪なのか。
誰が敵で、誰が味方なのか。
もう、何も分からなかった。
長年彼を支えてきた唯一の目的が、今霧のように掻き消えようとしていた。
バルドルは震える手で顔を覆った。
彼の復讐の旅は、この日事実上の終わりを迎えた。
そして代わりに始まったのは、答えのない問いに苛まれる長い長い苦悩の日々だった。
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