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第38話 第一の亡命者
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ドラゴンの丸焼きの宴から数日が過ぎた。
復讐の騎士バルドルはもはや抜け殻のようだった。彼の心を長年支配してきた憎悪の炎は、ヴァルハイト領で目にした数々の信じがたい光景によって勢いを失い、今や消えかけの燻る炭のようになっていた。
彼は監視を続けていた。だが、その目的はもはや復讐のためではなかった。
ただ、知りたかったのだ。
アシュリー・フォン・ヴァルハイトという少女の正体を。
彼女は悪魔なのか、それとも女神なのか。あるいはそのどちらでもない、全く新しい何か別の存在なのか。
答えを求めて、彼は今日も木陰から彼女の姿を追っていた。
しかし彼が目にするのは、どこまでも平和な光景ばかりだった。
巨大なジャガイモの皮を剥くのに苦労している村の女性のために、風魔法で皮だけを綺麗に剥ぎ取ってあげるアシュリー。
壊れた農具を土魔法で新品同様に修理してあげるアシュリー。
川で溺れかけた子供を水面を歩いて助け出し、「危ないじゃない」と優しく叱るアシュリー。
そのどれもが領民への深い慈愛に満ちた、為政者の姿そのものだった。
彼女が通る道には自然と村人たちの笑顔の輪ができる。子供たちは彼女の服の裾を掴んで離さない。
(……これが、俺が憎むべき悪魔の姿だというのか)
バルドルの心は引き裂かれそうだった。
認めたくない。だが、認めざるを得ない。
このヴァルハイト領は確かに楽園だった。彼女によって創られた、奇跡の楽園だ。
自分の復讐は、この楽園を、この笑顔を破壊する行為に他ならない。
それは、正義なのか?
死んでいった同胞たちはそれを望むのだろうか?
答えは、出なかった。
苦悩の日々が続く中、バルドルは一つの決意を固めた。
このままでは前に進めない。
復讐者として生きることも、この平穏を受け入れることもできず心が腐っていくだけだ。
けじめをつけなければならない。
たとえ彼女が聖女のような人物であったとしても、彼女が自分の故郷を滅ぼしたという事実は決して消えない。
その罪を問わねばならない。
騎士として、一人の男として。
彼は全ての迷いを断ち切るように、強く唇を噛んだ。
そして月が雲に隠れた夜、彼は行動を開始した。
最後の戦いのために。
その夜、アシュリーは一人城のバルコニーで夜空を眺めていた。
満腹になった村人たちの喧騒も今は静まり、領地は穏やかな眠りについている。
ただ風の音と、遠くで鳴く虫の声だけが聞こえる。
「……静かでいい夜ね」
こんな穏やかな夜が、ずっと続けばいい。
彼女がそう願った、その時だった。
「―――その首、貰い受ける」
背後から、鋼のように冷たい声が響いた。
アシュリーが振り返ると、そこに一人の男が立っていた。
ぼろ布を纏い、顔には深い疲労の色が浮かんでいる。だが、その瞳だけは死を覚悟した戦士の鋭い光を放っていた。
手には抜き身の長剣。その切っ先は真っ直ぐに彼女の心臓に向けられている。
「あなた……最近ずっと、私を見ていた人ね」
アシュリーは驚くこともなく、静かに言った。
彼女は、ずっと前からバルドルの存在に気づいていたのだ。
バルドルは、その事実に一瞬だけ動揺したがすぐに気を取り直した。
「いかにも。俺の名はバルドル。軍事国家グリモリアが元騎士団長」
彼は騎士の礼法に則り、堂々と名乗りを上げた。
「アシュリー・フォン・ヴァルハイト! 我が王、我が同胞、我が故郷の仇!その命、ここで貰い受ける!」
その声は覚悟を決めた者の、揺るぎない響きを持っていた。
アシュリーは、その名乗りを聞いて少しだけ首を傾げた。
「グリモリア……?ああ、思い出したわ。あの、城壁がやけに硬かった国ね」
その口調はまるで昔読んだ本の感想を述べるかのように、どこまでも他人事だった。
「ごめんなさい。私、あまり昔のことは覚えていなくて。それで、私に何か御用かしら?」
悪びれる様子も、嘲る様子もない。
ただ純粋な無関心。
その態度がバルドルの最後の理性を焼き切った。
「―――ふざけるなッ!!」
咆哮と共に、バルドルは動いた。
床を蹴る力は、大理石に亀裂を走らせる。彼の渾身の力が込められた宝剣が閃光となってアシュリーに襲いかかった。
それは音速を超える一撃。達人ですら目で追うことのできない必殺の剣閃。
しかし。
キィン、という甲高い金属音と共に、その剣は虚空でぴたりと止まった。
「……なっ!?」
バルドルは我が目を疑った。
彼の宝剣の切っ先はアシュリーが何気なく掲げた、白く細い人差し指の、その先端に触れてびくとも動かなくなっていた。
まるで見えない壁に阻まれたかのように。いや、それ以上の、世界の法則そのものに拒絶されたかのような絶対的な抵抗。
「困るわ」
アシュリーは心底面倒くさそうに、小さくため息をついた。
「私、争い事は嫌いなのよ。私のスローライフの邪魔になるから」
その言葉が、引き金だった。
アシュリーの身体からこれまで抑えられていた無意識の覇気が、洪水の如く溢れ出した。
それはバルドルが夜襲の際に感じた『死』のプレッシャーとはまた違う。
『面倒くさい』『邪魔』という、彼女の個人的な感情。
それがレベル100の力によって、世界そのものを否定するほどの絶対的な『拒絶』のオーラへと変換されたのだ。
バルドルの全身を、凄まじい圧力が襲う。
立っていることさえできない。剣を握る指から力が抜けていく。
彼は抗うこともできず、その場にがくりと膝をついた。
カラン、と宝剣が手から滑り落ちる音が、やけに大きく響いた。
完全な、敗北だった。
「……殺せ」
膝をついたまま、バルドルは絞り出すように言った。
復讐は果たせなかった。騎士としての誇りも砕け散った。もはや生きる意味はない。
しかし、アシュリーの返答は彼の予想を遥かに超えていた。
「どうして?面倒だから嫌よ」
彼女はあっさりとそう言った。
「それより、あなた、剣の腕はなかなかのものみたいね。実はうちの村、最近イノシシが畑を荒らして困っているの」
アシュリーは少し困ったように頬を掻いた。
「よかったら、害獣駆除でも手伝ってくれないかしら?報酬は、そうね……うちの畑で採れたジャガイモ一年分で、どう?」
「…………は?」
バルドルは間の抜けた声を上げた。
害獣駆除?
ジャガイモ一年分?
今、自分は命乞いではなく就職の斡旋をされているのか?
あまりにもズレた、あまりにも突拍子もない提案に彼の頭脳は完全に停止した。
やがて彼の口から、くつくつと乾いた笑いが込み上げてきた。
それはいつしか、腹の底からの大笑いへと変わっていた。
「は……ははは……!はーはっはっはっ!」
彼は涙を流しながら笑い続けた。
復讐も、誇りも、故郷も、全てがどうでもよくなってしまった。
この、規格外の少女。この、常識が一切通用しない嵐のような存在。
この方の下でなら。
この方の創る世界でなら。
失われた故郷をもう一度、この手で再興できるかもしれない。
そんな馬鹿げた希望が彼の心に、確かな光となって灯ったのだ。
バルドルは笑うのをやめると、涙に濡れた顔を上げた。
そして床に落ちていた宝剣を拾い上げると、それをアシュリーに捧げるように差し出し、深く、深く頭を垂れた。
「……我が剣、そしてこの命、貴女様に捧げます」
その声にはもう迷いはなかった。
「どうか、このバルドルを貴女様の配下に加えていただきたい。ジャガイモ一年分で、結構ですので」
「え?配下?」
アシュリーはきょとんとした顔で首を傾げた。
「うーん、よく分からないけど……。まあ、屈強な働き手が増えるのは助かるわね。よろしくね、バルドルさん」
彼女はまるで新しい農具でも手に入れたかのように、あっさりと頷いた。
こうして復讐に燃えた亡国の騎士は、その剣を新たな主に捧げた。
ヴァルハイト領、最初の家臣の誕生。
それは後に大陸全土を揺るがすことになる『ヴァルハイト騎士団』の、あまりにもささやかで、そしてどこか滑稽な始まりの瞬間だった。
復讐の騎士バルドルはもはや抜け殻のようだった。彼の心を長年支配してきた憎悪の炎は、ヴァルハイト領で目にした数々の信じがたい光景によって勢いを失い、今や消えかけの燻る炭のようになっていた。
彼は監視を続けていた。だが、その目的はもはや復讐のためではなかった。
ただ、知りたかったのだ。
アシュリー・フォン・ヴァルハイトという少女の正体を。
彼女は悪魔なのか、それとも女神なのか。あるいはそのどちらでもない、全く新しい何か別の存在なのか。
答えを求めて、彼は今日も木陰から彼女の姿を追っていた。
しかし彼が目にするのは、どこまでも平和な光景ばかりだった。
巨大なジャガイモの皮を剥くのに苦労している村の女性のために、風魔法で皮だけを綺麗に剥ぎ取ってあげるアシュリー。
壊れた農具を土魔法で新品同様に修理してあげるアシュリー。
川で溺れかけた子供を水面を歩いて助け出し、「危ないじゃない」と優しく叱るアシュリー。
そのどれもが領民への深い慈愛に満ちた、為政者の姿そのものだった。
彼女が通る道には自然と村人たちの笑顔の輪ができる。子供たちは彼女の服の裾を掴んで離さない。
(……これが、俺が憎むべき悪魔の姿だというのか)
バルドルの心は引き裂かれそうだった。
認めたくない。だが、認めざるを得ない。
このヴァルハイト領は確かに楽園だった。彼女によって創られた、奇跡の楽園だ。
自分の復讐は、この楽園を、この笑顔を破壊する行為に他ならない。
それは、正義なのか?
死んでいった同胞たちはそれを望むのだろうか?
答えは、出なかった。
苦悩の日々が続く中、バルドルは一つの決意を固めた。
このままでは前に進めない。
復讐者として生きることも、この平穏を受け入れることもできず心が腐っていくだけだ。
けじめをつけなければならない。
たとえ彼女が聖女のような人物であったとしても、彼女が自分の故郷を滅ぼしたという事実は決して消えない。
その罪を問わねばならない。
騎士として、一人の男として。
彼は全ての迷いを断ち切るように、強く唇を噛んだ。
そして月が雲に隠れた夜、彼は行動を開始した。
最後の戦いのために。
その夜、アシュリーは一人城のバルコニーで夜空を眺めていた。
満腹になった村人たちの喧騒も今は静まり、領地は穏やかな眠りについている。
ただ風の音と、遠くで鳴く虫の声だけが聞こえる。
「……静かでいい夜ね」
こんな穏やかな夜が、ずっと続けばいい。
彼女がそう願った、その時だった。
「―――その首、貰い受ける」
背後から、鋼のように冷たい声が響いた。
アシュリーが振り返ると、そこに一人の男が立っていた。
ぼろ布を纏い、顔には深い疲労の色が浮かんでいる。だが、その瞳だけは死を覚悟した戦士の鋭い光を放っていた。
手には抜き身の長剣。その切っ先は真っ直ぐに彼女の心臓に向けられている。
「あなた……最近ずっと、私を見ていた人ね」
アシュリーは驚くこともなく、静かに言った。
彼女は、ずっと前からバルドルの存在に気づいていたのだ。
バルドルは、その事実に一瞬だけ動揺したがすぐに気を取り直した。
「いかにも。俺の名はバルドル。軍事国家グリモリアが元騎士団長」
彼は騎士の礼法に則り、堂々と名乗りを上げた。
「アシュリー・フォン・ヴァルハイト! 我が王、我が同胞、我が故郷の仇!その命、ここで貰い受ける!」
その声は覚悟を決めた者の、揺るぎない響きを持っていた。
アシュリーは、その名乗りを聞いて少しだけ首を傾げた。
「グリモリア……?ああ、思い出したわ。あの、城壁がやけに硬かった国ね」
その口調はまるで昔読んだ本の感想を述べるかのように、どこまでも他人事だった。
「ごめんなさい。私、あまり昔のことは覚えていなくて。それで、私に何か御用かしら?」
悪びれる様子も、嘲る様子もない。
ただ純粋な無関心。
その態度がバルドルの最後の理性を焼き切った。
「―――ふざけるなッ!!」
咆哮と共に、バルドルは動いた。
床を蹴る力は、大理石に亀裂を走らせる。彼の渾身の力が込められた宝剣が閃光となってアシュリーに襲いかかった。
それは音速を超える一撃。達人ですら目で追うことのできない必殺の剣閃。
しかし。
キィン、という甲高い金属音と共に、その剣は虚空でぴたりと止まった。
「……なっ!?」
バルドルは我が目を疑った。
彼の宝剣の切っ先はアシュリーが何気なく掲げた、白く細い人差し指の、その先端に触れてびくとも動かなくなっていた。
まるで見えない壁に阻まれたかのように。いや、それ以上の、世界の法則そのものに拒絶されたかのような絶対的な抵抗。
「困るわ」
アシュリーは心底面倒くさそうに、小さくため息をついた。
「私、争い事は嫌いなのよ。私のスローライフの邪魔になるから」
その言葉が、引き金だった。
アシュリーの身体からこれまで抑えられていた無意識の覇気が、洪水の如く溢れ出した。
それはバルドルが夜襲の際に感じた『死』のプレッシャーとはまた違う。
『面倒くさい』『邪魔』という、彼女の個人的な感情。
それがレベル100の力によって、世界そのものを否定するほどの絶対的な『拒絶』のオーラへと変換されたのだ。
バルドルの全身を、凄まじい圧力が襲う。
立っていることさえできない。剣を握る指から力が抜けていく。
彼は抗うこともできず、その場にがくりと膝をついた。
カラン、と宝剣が手から滑り落ちる音が、やけに大きく響いた。
完全な、敗北だった。
「……殺せ」
膝をついたまま、バルドルは絞り出すように言った。
復讐は果たせなかった。騎士としての誇りも砕け散った。もはや生きる意味はない。
しかし、アシュリーの返答は彼の予想を遥かに超えていた。
「どうして?面倒だから嫌よ」
彼女はあっさりとそう言った。
「それより、あなた、剣の腕はなかなかのものみたいね。実はうちの村、最近イノシシが畑を荒らして困っているの」
アシュリーは少し困ったように頬を掻いた。
「よかったら、害獣駆除でも手伝ってくれないかしら?報酬は、そうね……うちの畑で採れたジャガイモ一年分で、どう?」
「…………は?」
バルドルは間の抜けた声を上げた。
害獣駆除?
ジャガイモ一年分?
今、自分は命乞いではなく就職の斡旋をされているのか?
あまりにもズレた、あまりにも突拍子もない提案に彼の頭脳は完全に停止した。
やがて彼の口から、くつくつと乾いた笑いが込み上げてきた。
それはいつしか、腹の底からの大笑いへと変わっていた。
「は……ははは……!はーはっはっはっ!」
彼は涙を流しながら笑い続けた。
復讐も、誇りも、故郷も、全てがどうでもよくなってしまった。
この、規格外の少女。この、常識が一切通用しない嵐のような存在。
この方の下でなら。
この方の創る世界でなら。
失われた故郷をもう一度、この手で再興できるかもしれない。
そんな馬鹿げた希望が彼の心に、確かな光となって灯ったのだ。
バルドルは笑うのをやめると、涙に濡れた顔を上げた。
そして床に落ちていた宝剣を拾い上げると、それをアシュリーに捧げるように差し出し、深く、深く頭を垂れた。
「……我が剣、そしてこの命、貴女様に捧げます」
その声にはもう迷いはなかった。
「どうか、このバルドルを貴女様の配下に加えていただきたい。ジャガイモ一年分で、結構ですので」
「え?配下?」
アシュリーはきょとんとした顔で首を傾げた。
「うーん、よく分からないけど……。まあ、屈強な働き手が増えるのは助かるわね。よろしくね、バルドルさん」
彼女はまるで新しい農具でも手に入れたかのように、あっさりと頷いた。
こうして復讐に燃えた亡国の騎士は、その剣を新たな主に捧げた。
ヴァルハイト領、最初の家臣の誕生。
それは後に大陸全土を揺るがすことになる『ヴァルハイト騎士団』の、あまりにもささやかで、そしてどこか滑稽な始まりの瞬間だった。
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