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第80話 大陸連合軍の結成
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宰相が発した『魔王討伐令』は、魔法通信によって瞬く間に大陸全土へと伝播した。
その内容はあまりにも衝撃的で、各国、各都市の指導者たちを大きな混乱と、そして決断の渦へと巻き込んでいった。
北の辺境に追放されたはずの悪役令嬢、アシュリー・フォン・ヴァルハイト。
彼女が世界の異変を引き起こしている『魔王』であり、今や大陸全土に対する脅威となっている。
そしてその討伐のために、聖女リリアの名の下、大陸連合軍を結成する。
アストライア王国の、一方的な宣言。
諸国の王侯貴族たちの反応は、三つに分かれた。
一つは、アストライア王国の主張を全面的に支持し、即座に連合軍への参加を表明した国々。
彼らは元々アストライア王国と強固な同盟関係にあったり、聖女リリアの奇跡を盲信していたりする敬虔な国々だった。
「聖女様のお言葉とあらば、疑う余地はない!」
「魔王の脅威、座して見過ごすわけにはいかん! 我が国の騎士団、全てを差し出そう!」
彼らは正義感と信仰心に燃え、何の疑いもなくこの『聖戦』へと身を投じることを決めた。
二つ目は、状況を静観し日和見を決め込んだ国々。
彼らはアストライア王国の強引なやり方に不信感を抱きつつも、アシュリーという存在への恐怖もまた無視できなかった。
「魔王というのは大げさだが、あの『紅姫』が危険な存在であることは間違いない」
「どちらに付くのが得策か……。今は動くべき時ではあるまい」
彼らは両陣営を天秤にかけ、有利な方につくために情報収集と腹の探り合いを始めた。
そして三つ目。
少数ではあったが、アストライア王国の宣言に明確な『否』を突きつけた者たちもいた。
それはヴァルハイト領と密かに交易を行い、その異常なまでの豊かさと、そこに住まう人々の平和な暮らしぶりを直接見聞きしていた商人ギルドや、一部の自由都市だった。
「馬鹿を言え! あの地が魔王の巣だと!? 俺が見たのは飢えも争いもない、楽園そのものだったぞ!」
ヴァルハイト商会を率いるマーカスは、ギルドの会合で激しく反論した。
「アシュリー様は女神だ! 民を愛し、あらゆる者を受け入れる慈悲深きお方だ! それを魔王呼ばわりするなど、言語道断!」
彼の言葉は、しかし大勢の前ではかき消された。
彼の主張は、ヴァルハイト領との交易で私腹を肥やす商人のポジショントークだと見なされたのだ。
結局、大勢は決した。
アシュリーという未知の存在への『恐怖』。
そして聖女リリアという分かりやすい『正義』の旗印。
この二つが大陸の指導者たちの心を、一つの方向へと導いた。
魔王は討たれるべきである、と。
アストライア王国の呼びかけに応じ、大陸の西側諸国を中心に続々と連合軍への参加表明がなされた。
数万の兵士が、それぞれの国からアストライア王国の王都近郊へと集結し始める。
歩兵、騎馬隊、弓兵、魔導士団。
その規模は大陸の歴史上、過去最大のものだった。
大陸の半分を巻き込んだ巨大な軍事同盟、『大陸連合軍』がここに結成されたのだ。
その総大将にはもちろん、アストライア王国のエリオット王子が就くはずだった。
しかし彼は『病気療養中』。
その代理として全軍の指揮を執ることになったのは、他ならぬ宰相その人だった。
彼は民衆と諸侯の前に立ち、高らかに宣言した。
「諸君らの勇気に感謝する! 我らの正義は今、ここに結集した! いざ北へ! 魔王の首を取り、この世界に真の平和を取り戻すのだ!」
「「「うおおおおおおおおっ!」」」
数万の兵士たちの雄叫びが大地を揺がした。
その熱狂と興奮の裏で、宰相は自らの計画が最終段階へと進んだことに昏い満足感を覚えていた。
この巨大な戦争。
その中で流されるであろうおびただしい血と、絶望の叫び。
それら全てが、災厄を完全に目覚めさせるための最高の贄となるのだから。
その頃。
全ての元凶として大陸中から憎悪と敵意を向けられている私は、というと。
「……ふうん。連合軍、ねえ」
ゼノが持ち込んだ報告書――夜鴉からもたらされた最新の情報を読みながら、私は心底面倒くさそうに鼻を鳴らした。
私の前にはバルドル、エルウィン、ブロッケン、ガロウといった我が領地の幹部たちが、厳しい表情で勢揃いしている。
「アシュリー様。敵の数は、およそ五万。対する我らの兵力はヴァルハイト騎士団を主力に、各種族の義勇兵を合わせても二千に満たませぬ」
バルドルが冷静に、しかし悔しそうに戦力差を報告した。
「数の差は圧倒的だな。まともにぶつかれば勝ち目はない」
ブロッケン王も腕を組んで唸る。
部屋の空気は重かった。誰もがこれから始まるであろう絶望的な戦いを前に、緊張を隠せないでいた。
その中で、一人だけ。
私は全く動じていなかった。
「……それで?」
私は報告書から顔を上げ、きょとんとした顔で彼らに尋ねた。
「それが何か問題なのかしら?」
「……へ?」
その場にいた全員が、間の抜けた声を上げた。
「だ、だって、数が……」
「数? ああ、そうね。多いわね。掃除が大変そうだわ」
私はまるで部屋に大量の蟻が発生したのを憂うかのように、事もなげに言った。
「……アシュリー様」
エルウィンが恐る恐る口を開いた。
「失礼ながら敵の戦力を、過小評価なさっておられるのでは……? 彼らもまた各国の精鋭。我らにとって大きな脅威となるはずですが……」
「脅威?」
私は心底不思議そうに首を傾げた。
そして私の隣で退屈そうに床に寝そべっていたシロの、もふもふの頭をぽんと撫でた。
「ねえ、シロ」
「あおん?」
「あなたのお昼寝を邪魔するハエが、五万匹くらい庭に迷い込んできたら、どうする?」
私の問いにシロは少しだけ面倒くさそうに目を開けると、ふぁーと大きなあくびをした。
そして前足をぺろりと一舐めした。
そのあまりにも些細な仕草。
しかしその場にいた幹部たちはその意味を瞬時に理解した。
ハエが五万匹?
そんなもの、一舐めで終わりだ、と。
神獣はそう言っているのだ。
会議室の空気が一変した。
先ほどまでの重苦しい緊張は嘘のように消え失せ、代わりに、ある種の絶対的な確信と、そして敵に対する深い憐憫の念がその場を満たし始めた。
そうだ。
我々は何を恐れていたのだ。
我らの上には神獣すらただのペットとして従える、この絶対的な御方がいらっしゃるというのに。
数の差など、この御方の前では何の意味もなさない。
「……失礼いたしました」
バルドルが恥じ入るように頭を下げた。
「我らはまだ我が主の御力の、その深淵を理解できていなかったようです」
私はそんな彼らの様子の変化には気づかず、一つ大きな伸びをした。
「まあ、いいわ。お客さんがわざわざ遠くから会いに来てくれるっていうんだから。もてなしてあげないわけには、いかないわよね」
私はにっこりと悪役令嬢のように、しかしどこまでも楽しげに微笑んだ。
「最高の歓迎の準備を始めましょうか。彼らが二度と私の庭を荒らそうなんて思わないような、とびっきりのね」
その言葉はヴァルハイト領の、全面的な迎撃態勢への移行を告げる号砲となった。
大陸連合軍は自分たちがこれから足を踏み入れようとしている場所が、魔王の城などではなく気まぐれな神が治める理不尽なまでの聖域であることを、まだ知らない。
彼らの『正義の聖戦』は、始まる前からその結末を定められていた。
その内容はあまりにも衝撃的で、各国、各都市の指導者たちを大きな混乱と、そして決断の渦へと巻き込んでいった。
北の辺境に追放されたはずの悪役令嬢、アシュリー・フォン・ヴァルハイト。
彼女が世界の異変を引き起こしている『魔王』であり、今や大陸全土に対する脅威となっている。
そしてその討伐のために、聖女リリアの名の下、大陸連合軍を結成する。
アストライア王国の、一方的な宣言。
諸国の王侯貴族たちの反応は、三つに分かれた。
一つは、アストライア王国の主張を全面的に支持し、即座に連合軍への参加を表明した国々。
彼らは元々アストライア王国と強固な同盟関係にあったり、聖女リリアの奇跡を盲信していたりする敬虔な国々だった。
「聖女様のお言葉とあらば、疑う余地はない!」
「魔王の脅威、座して見過ごすわけにはいかん! 我が国の騎士団、全てを差し出そう!」
彼らは正義感と信仰心に燃え、何の疑いもなくこの『聖戦』へと身を投じることを決めた。
二つ目は、状況を静観し日和見を決め込んだ国々。
彼らはアストライア王国の強引なやり方に不信感を抱きつつも、アシュリーという存在への恐怖もまた無視できなかった。
「魔王というのは大げさだが、あの『紅姫』が危険な存在であることは間違いない」
「どちらに付くのが得策か……。今は動くべき時ではあるまい」
彼らは両陣営を天秤にかけ、有利な方につくために情報収集と腹の探り合いを始めた。
そして三つ目。
少数ではあったが、アストライア王国の宣言に明確な『否』を突きつけた者たちもいた。
それはヴァルハイト領と密かに交易を行い、その異常なまでの豊かさと、そこに住まう人々の平和な暮らしぶりを直接見聞きしていた商人ギルドや、一部の自由都市だった。
「馬鹿を言え! あの地が魔王の巣だと!? 俺が見たのは飢えも争いもない、楽園そのものだったぞ!」
ヴァルハイト商会を率いるマーカスは、ギルドの会合で激しく反論した。
「アシュリー様は女神だ! 民を愛し、あらゆる者を受け入れる慈悲深きお方だ! それを魔王呼ばわりするなど、言語道断!」
彼の言葉は、しかし大勢の前ではかき消された。
彼の主張は、ヴァルハイト領との交易で私腹を肥やす商人のポジショントークだと見なされたのだ。
結局、大勢は決した。
アシュリーという未知の存在への『恐怖』。
そして聖女リリアという分かりやすい『正義』の旗印。
この二つが大陸の指導者たちの心を、一つの方向へと導いた。
魔王は討たれるべきである、と。
アストライア王国の呼びかけに応じ、大陸の西側諸国を中心に続々と連合軍への参加表明がなされた。
数万の兵士が、それぞれの国からアストライア王国の王都近郊へと集結し始める。
歩兵、騎馬隊、弓兵、魔導士団。
その規模は大陸の歴史上、過去最大のものだった。
大陸の半分を巻き込んだ巨大な軍事同盟、『大陸連合軍』がここに結成されたのだ。
その総大将にはもちろん、アストライア王国のエリオット王子が就くはずだった。
しかし彼は『病気療養中』。
その代理として全軍の指揮を執ることになったのは、他ならぬ宰相その人だった。
彼は民衆と諸侯の前に立ち、高らかに宣言した。
「諸君らの勇気に感謝する! 我らの正義は今、ここに結集した! いざ北へ! 魔王の首を取り、この世界に真の平和を取り戻すのだ!」
「「「うおおおおおおおおっ!」」」
数万の兵士たちの雄叫びが大地を揺がした。
その熱狂と興奮の裏で、宰相は自らの計画が最終段階へと進んだことに昏い満足感を覚えていた。
この巨大な戦争。
その中で流されるであろうおびただしい血と、絶望の叫び。
それら全てが、災厄を完全に目覚めさせるための最高の贄となるのだから。
その頃。
全ての元凶として大陸中から憎悪と敵意を向けられている私は、というと。
「……ふうん。連合軍、ねえ」
ゼノが持ち込んだ報告書――夜鴉からもたらされた最新の情報を読みながら、私は心底面倒くさそうに鼻を鳴らした。
私の前にはバルドル、エルウィン、ブロッケン、ガロウといった我が領地の幹部たちが、厳しい表情で勢揃いしている。
「アシュリー様。敵の数は、およそ五万。対する我らの兵力はヴァルハイト騎士団を主力に、各種族の義勇兵を合わせても二千に満たませぬ」
バルドルが冷静に、しかし悔しそうに戦力差を報告した。
「数の差は圧倒的だな。まともにぶつかれば勝ち目はない」
ブロッケン王も腕を組んで唸る。
部屋の空気は重かった。誰もがこれから始まるであろう絶望的な戦いを前に、緊張を隠せないでいた。
その中で、一人だけ。
私は全く動じていなかった。
「……それで?」
私は報告書から顔を上げ、きょとんとした顔で彼らに尋ねた。
「それが何か問題なのかしら?」
「……へ?」
その場にいた全員が、間の抜けた声を上げた。
「だ、だって、数が……」
「数? ああ、そうね。多いわね。掃除が大変そうだわ」
私はまるで部屋に大量の蟻が発生したのを憂うかのように、事もなげに言った。
「……アシュリー様」
エルウィンが恐る恐る口を開いた。
「失礼ながら敵の戦力を、過小評価なさっておられるのでは……? 彼らもまた各国の精鋭。我らにとって大きな脅威となるはずですが……」
「脅威?」
私は心底不思議そうに首を傾げた。
そして私の隣で退屈そうに床に寝そべっていたシロの、もふもふの頭をぽんと撫でた。
「ねえ、シロ」
「あおん?」
「あなたのお昼寝を邪魔するハエが、五万匹くらい庭に迷い込んできたら、どうする?」
私の問いにシロは少しだけ面倒くさそうに目を開けると、ふぁーと大きなあくびをした。
そして前足をぺろりと一舐めした。
そのあまりにも些細な仕草。
しかしその場にいた幹部たちはその意味を瞬時に理解した。
ハエが五万匹?
そんなもの、一舐めで終わりだ、と。
神獣はそう言っているのだ。
会議室の空気が一変した。
先ほどまでの重苦しい緊張は嘘のように消え失せ、代わりに、ある種の絶対的な確信と、そして敵に対する深い憐憫の念がその場を満たし始めた。
そうだ。
我々は何を恐れていたのだ。
我らの上には神獣すらただのペットとして従える、この絶対的な御方がいらっしゃるというのに。
数の差など、この御方の前では何の意味もなさない。
「……失礼いたしました」
バルドルが恥じ入るように頭を下げた。
「我らはまだ我が主の御力の、その深淵を理解できていなかったようです」
私はそんな彼らの様子の変化には気づかず、一つ大きな伸びをした。
「まあ、いいわ。お客さんがわざわざ遠くから会いに来てくれるっていうんだから。もてなしてあげないわけには、いかないわよね」
私はにっこりと悪役令嬢のように、しかしどこまでも楽しげに微笑んだ。
「最高の歓迎の準備を始めましょうか。彼らが二度と私の庭を荒らそうなんて思わないような、とびっきりのね」
その言葉はヴァルハイト領の、全面的な迎撃態勢への移行を告げる号砲となった。
大陸連合軍は自分たちがこれから足を踏み入れようとしている場所が、魔王の城などではなく気まぐれな神が治める理不尽なまでの聖域であることを、まだ知らない。
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