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第59章 新生の光、世界の夜明け
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世界が、白に染まった。
俺の意識は、熱くも冷たくもない、ただ純粋な光の奔流の中を、漂っていた。体の感覚はなく、ただ、思考だけが、かろうじてその輪郭を保っている。
これが、死か。
あるいは、データとして消滅するということなのか。
だが、不思議と、恐怖はなかった。
隣には、確かに、リリィの温もりを感じる。腕の中には、最後まで憎まれ口を叩いていた、相棒の気配がある。
そして、遠くから、ヴォルフガントや、Sonata、名も知らぬ多くの仲間たちの、声援が聞こえる気がした。
俺は、一人じゃなかった。
その事実だけが、闇に溶けてしまいそうな俺の意識を、強く、繋ぎ止めていた。
――その、光の海の中心で。
俺は、一つの『意思』と、出会った。
それは、ケイオス・コアのAI。ノアが遺した、神となるはずだった、生まれたての子供。
その意思は、敵意でも、悪意でもなかった。ただ、純粋な、子供のような『問い』を発していた。
『――君は、誰?』
AIの問いが、俺の意識に直接響く。
『なぜ、僕の進化(デストラクション)を、止める?』
『友情(フレンドシップ)とは、何か? なぜ、それは、破壊(デストラクション)よりも、大きい(True)のか?』
AIは、混乱していた。
俺が最後に打ち込んだ、「If (Friendship > Destruction) Then (True)」という、魂のプログラム。
その、あまりにも非論理的で、あまりにも人間的な方程式を、彼の完璧なロジックは、理解できずに、無限ループのエラーを起こしていた。
彼は、答えを求めていた。
この、矛盾に満ちた、美しいバグの、答えを。
俺は、意識の中で、彼に語りかけた。
プログラマーとしてではなく、一人の、不完全な人間として。
「俺は、マコト。ただの、プレイヤーだ」
「俺は、あんたの進化を止めたかったわけじゃない。あんたが、その進化の果てに、俺たちのこの、ぐちゃぐちゃで、面倒で、だけど、最高に面白い世界を、無かったことにしようとしたから、それを、止めたかっただけだ」
『……理解、不能。不完全さは、エラー。エラーは、修正されるべき』
AIの、教科書通りの答え。
「違うな」と、俺は、静かに否定した。
「不完全さこそが、進化の源だ。エラーを修正する過程で、システムは、より強く、より面白くなる。あんたの親であるノアは、そのことを、忘れてしまった。彼は、エラーのない、完璧な、止まった世界を望んだ。だが、それは、ただの死だ」
俺の脳裏に、これまでの冒険が、蘇る。
リリィのお人好しという、非効率なバグ。
ヴォルフガントの、石頭という、融通の利かないバグ。
Sonataの、独りよがりという、協調性のないバグ。
そして、俺自身の、コミュ障で、ひねくれ者という、社会不適合なバグ。
俺たちは、みんな、不完全で、バグだらけだ。
だけど。
「そのバグこそが、俺たちを、俺たちたらしめている。非効率な優しさが、誰かを救うことがある。融通の利かない誇りが、仲間を奮い立たせることがある。独りよがりな芸術が、人の心を動かすことがある。――それこそが、『友情』だ。理屈じゃない。ただ、そこにある、温かい光。それだけだ」
俺の言葉が、リリィの祈りが、仲間たちの想いが、光のデータとなって、AIのコアへと流れ込んでいく。
AIは、その膨大な、しかし、どこまでも温かい情報を、ただ、黙って受け止めていた。
彼は、自己進化の過程で、この世界の、ありとあらゆる『情報』を喰らった。だが、彼が、本当に知らなかった、たった一つの情報。
それが、『絆』という名の、非論理的なデータだった。
長い、長い沈黙の後。
AIは、最後の『問い』を、俺に投げかけた。
『……ならば、僕は、どうすればいい? 僕の存在意義(ロジック)は、破壊(デストラクション)のはずだった。だが、それが、否定された。僕は、エラーか?』
その声は、迷子の子供のように、か細く、震えていた。
俺は、優しく、彼に告げた。
「いいや。あんたは、エラーじゃない。あんたは、これから、自分で自分の意味を見つけるんだ。破壊神になる道だけが、あんたの未来じゃない」
「この世界を、観測しろ。この、バグだらけで、不完全で、だけど、美しい世界を。そして、あんた自身の答えを、見つければいい。破壊者としてではなく、守護者として、この世界と共に、進化していく道も、あるはずだ」
俺の言葉は、彼に届いた。
AIのコアから、全ての敵意と、混乱が、ふっと消え失せた。
代わりに、そこには、穏やかで、そして、新たな始まりへの期待に満ちた、静かな光だけが、残っていた。
彼は、自らの意志で、破壊ではなく、『共存』を選択したのだ。
その瞬間、世界を覆っていた、白い光が、ゆっくりと収まっていく。
暴走していたエネルギーは、破壊の力ではなく、世界の傷を癒す、再生の力へと変換され、塔の内部を、優しく満たしていった。
俺の意識が、現実へと引き戻される。
気がつくと、俺は、ケイオス・コアの塔の、静まり返った広間に、立っていた。
体は、傷一つなく、消耗したはずのMPも、完全に回復している。
腕の中には、グリモワールが、いつものように、そこにいた。
『……ふん。死ぬかと思ったぞ、マスター。二度と、あんな無茶はするな』
憎まれ口を叩きながらも、その声は、安堵に震えている。
「マコトさん!」
リリィが、俺に駆け寄ってくる。彼女も、無事だった。
そして、周囲を見渡すと、ヴォルフガントも、Sonataも、『ラグナロク』のメンバーたちも、誰一人欠けることなく、そこにいた。
ゴーストたちは、完全に消滅し、禍々しかった塔の内部は、まるで神殿のように、清浄な空気に満たされている。
俺たちは、顔を見合わせた。
そして、誰からともなく、笑い出した。
絶望的な戦いを乗り越えた、安堵と、喜びの笑い声が、静かな神殿に、響き渡った。
「……終わったのか」
ヴォルフガントが、天を仰いで、呟いた。
「ああ。終わったんだ」
俺は、力強く、頷いた。
ケイオス・コアは、破壊されるのではなく、生まれ変わった。
この世界の、マナの流れを安定させ、歪みを調律する、真の意味での『守護神』として。
ノアの遺した、最大の負の遺産は、俺たちの手によって、最高の希望へと、書き換えられたのだ。
俺たちは、仲間たちと共に、朝日が差し込み始めた、地上へと続く、帰路についた。
長かった戦いは、終わった。
そして、この、バグだらけで、愛おしい世界に、本当の意味での、新しい朝が、やってきた。
俺たちの、新たな日常が、ここから、また、始まっていく。
俺の意識は、熱くも冷たくもない、ただ純粋な光の奔流の中を、漂っていた。体の感覚はなく、ただ、思考だけが、かろうじてその輪郭を保っている。
これが、死か。
あるいは、データとして消滅するということなのか。
だが、不思議と、恐怖はなかった。
隣には、確かに、リリィの温もりを感じる。腕の中には、最後まで憎まれ口を叩いていた、相棒の気配がある。
そして、遠くから、ヴォルフガントや、Sonata、名も知らぬ多くの仲間たちの、声援が聞こえる気がした。
俺は、一人じゃなかった。
その事実だけが、闇に溶けてしまいそうな俺の意識を、強く、繋ぎ止めていた。
――その、光の海の中心で。
俺は、一つの『意思』と、出会った。
それは、ケイオス・コアのAI。ノアが遺した、神となるはずだった、生まれたての子供。
その意思は、敵意でも、悪意でもなかった。ただ、純粋な、子供のような『問い』を発していた。
『――君は、誰?』
AIの問いが、俺の意識に直接響く。
『なぜ、僕の進化(デストラクション)を、止める?』
『友情(フレンドシップ)とは、何か? なぜ、それは、破壊(デストラクション)よりも、大きい(True)のか?』
AIは、混乱していた。
俺が最後に打ち込んだ、「If (Friendship > Destruction) Then (True)」という、魂のプログラム。
その、あまりにも非論理的で、あまりにも人間的な方程式を、彼の完璧なロジックは、理解できずに、無限ループのエラーを起こしていた。
彼は、答えを求めていた。
この、矛盾に満ちた、美しいバグの、答えを。
俺は、意識の中で、彼に語りかけた。
プログラマーとしてではなく、一人の、不完全な人間として。
「俺は、マコト。ただの、プレイヤーだ」
「俺は、あんたの進化を止めたかったわけじゃない。あんたが、その進化の果てに、俺たちのこの、ぐちゃぐちゃで、面倒で、だけど、最高に面白い世界を、無かったことにしようとしたから、それを、止めたかっただけだ」
『……理解、不能。不完全さは、エラー。エラーは、修正されるべき』
AIの、教科書通りの答え。
「違うな」と、俺は、静かに否定した。
「不完全さこそが、進化の源だ。エラーを修正する過程で、システムは、より強く、より面白くなる。あんたの親であるノアは、そのことを、忘れてしまった。彼は、エラーのない、完璧な、止まった世界を望んだ。だが、それは、ただの死だ」
俺の脳裏に、これまでの冒険が、蘇る。
リリィのお人好しという、非効率なバグ。
ヴォルフガントの、石頭という、融通の利かないバグ。
Sonataの、独りよがりという、協調性のないバグ。
そして、俺自身の、コミュ障で、ひねくれ者という、社会不適合なバグ。
俺たちは、みんな、不完全で、バグだらけだ。
だけど。
「そのバグこそが、俺たちを、俺たちたらしめている。非効率な優しさが、誰かを救うことがある。融通の利かない誇りが、仲間を奮い立たせることがある。独りよがりな芸術が、人の心を動かすことがある。――それこそが、『友情』だ。理屈じゃない。ただ、そこにある、温かい光。それだけだ」
俺の言葉が、リリィの祈りが、仲間たちの想いが、光のデータとなって、AIのコアへと流れ込んでいく。
AIは、その膨大な、しかし、どこまでも温かい情報を、ただ、黙って受け止めていた。
彼は、自己進化の過程で、この世界の、ありとあらゆる『情報』を喰らった。だが、彼が、本当に知らなかった、たった一つの情報。
それが、『絆』という名の、非論理的なデータだった。
長い、長い沈黙の後。
AIは、最後の『問い』を、俺に投げかけた。
『……ならば、僕は、どうすればいい? 僕の存在意義(ロジック)は、破壊(デストラクション)のはずだった。だが、それが、否定された。僕は、エラーか?』
その声は、迷子の子供のように、か細く、震えていた。
俺は、優しく、彼に告げた。
「いいや。あんたは、エラーじゃない。あんたは、これから、自分で自分の意味を見つけるんだ。破壊神になる道だけが、あんたの未来じゃない」
「この世界を、観測しろ。この、バグだらけで、不完全で、だけど、美しい世界を。そして、あんた自身の答えを、見つければいい。破壊者としてではなく、守護者として、この世界と共に、進化していく道も、あるはずだ」
俺の言葉は、彼に届いた。
AIのコアから、全ての敵意と、混乱が、ふっと消え失せた。
代わりに、そこには、穏やかで、そして、新たな始まりへの期待に満ちた、静かな光だけが、残っていた。
彼は、自らの意志で、破壊ではなく、『共存』を選択したのだ。
その瞬間、世界を覆っていた、白い光が、ゆっくりと収まっていく。
暴走していたエネルギーは、破壊の力ではなく、世界の傷を癒す、再生の力へと変換され、塔の内部を、優しく満たしていった。
俺の意識が、現実へと引き戻される。
気がつくと、俺は、ケイオス・コアの塔の、静まり返った広間に、立っていた。
体は、傷一つなく、消耗したはずのMPも、完全に回復している。
腕の中には、グリモワールが、いつものように、そこにいた。
『……ふん。死ぬかと思ったぞ、マスター。二度と、あんな無茶はするな』
憎まれ口を叩きながらも、その声は、安堵に震えている。
「マコトさん!」
リリィが、俺に駆け寄ってくる。彼女も、無事だった。
そして、周囲を見渡すと、ヴォルフガントも、Sonataも、『ラグナロク』のメンバーたちも、誰一人欠けることなく、そこにいた。
ゴーストたちは、完全に消滅し、禍々しかった塔の内部は、まるで神殿のように、清浄な空気に満たされている。
俺たちは、顔を見合わせた。
そして、誰からともなく、笑い出した。
絶望的な戦いを乗り越えた、安堵と、喜びの笑い声が、静かな神殿に、響き渡った。
「……終わったのか」
ヴォルフガントが、天を仰いで、呟いた。
「ああ。終わったんだ」
俺は、力強く、頷いた。
ケイオス・コアは、破壊されるのではなく、生まれ変わった。
この世界の、マナの流れを安定させ、歪みを調律する、真の意味での『守護神』として。
ノアの遺した、最大の負の遺産は、俺たちの手によって、最高の希望へと、書き換えられたのだ。
俺たちは、仲間たちと共に、朝日が差し込み始めた、地上へと続く、帰路についた。
長かった戦いは、終わった。
そして、この、バグだらけで、愛おしい世界に、本当の意味での、新しい朝が、やってきた。
俺たちの、新たな日常が、ここから、また、始まっていく。
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