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第60章 英雄たちの帰還、そして日常へ
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ケイオス・コアの塔から、俺たちは、朝日が差し込む地上へと帰還した。
そこには、夜を徹して俺たちの戦いを見守り、そして、勝利を信じて祈り続けてくれていた、無数のプレイヤーたちの姿があった。
俺たちの姿を認めた瞬間、静寂は破られ、地鳴りのような、割れんばかりの歓声が、アルモニカの大地を揺るがした。
「帰ってきたぞ!」
「勝ったんだ! 俺たちの世界は、守られたんだ!」
その歓喜の渦の中心で、俺は、少しだけ照れくさそうに、仲間たちの顔を見渡した。
血と泥にまみれながらも、誇らしげに胸を張るヴォルフガント。
安堵の涙を流しながら、微笑むリリィ。
やれやれと肩をすくめながらも、その口元に満足げな笑みを浮かべるSonata。
誰一人、欠けてはいない。
それが、何よりも、嬉しかった。
ヴォルフガントが、俺の前に進み出た。
「……見事な戦いだった、マコト。いや、ワールド・ガーディアン。貴様がいなければ、我々は、この光景を見ることはできなかっただろう」
「あんたたちこそ。最高の『壁』になってくれた。……礼を言う」
俺たちは、固い握手を交わした。もはや、多くを語る必要はなかった。互いの健闘を、その手の温もりで、確かめ合う。
その時、空から、荘厳な光の柱が降り注ぎ、俺たちの前に、GM_01が、再びその姿を現した。
彼は、集まった全てのプレイヤーに向かって、そして、この世界そのものに向かって、高らかに、宣言した。
『――ここに、全ての歪みの終息を、宣言します』
『ケイオス・コアは、破壊ではなく、共存の道を選びました。これより、彼は、この世界のバランスを保つ、真の『守護神』として、その機能を再定義されます。二度と、黒いバグのような脅威が、この世界を襲うことはないでしょう』
その言葉に、プレイヤーたちから、この日一番の歓声が上がった。
GM_01は、俺たち一人一人に、最後の言葉をかけていった。
ヴォルフガントには、その揺るぎないリーダーシップへの、最大限の敬意を。
Sonataには、その才能を、これからは光の下で振るうことへの、期待を。
リリィには、その慈悲深い祈りが、世界を救ったことへの、深い感謝を。
そして最後に、彼は、俺に向き直った。
『マコト。あなたは、この世界の、誰よりも深淵を覗き込み、そして、光へと帰還した。その功績に対し、我々運営は、あなたに、最高の栄誉を授与します』
俺の目の前に、一つのアイテムが、具現化した。
それは、何の変哲もない、一本の、白銀の鍵だった。
『それは、【ワールド・キー】。あなたが、この世界の守護者であることの、永遠の証です。この鍵を持つ限り、あなたは、我々が許す限りにおいて、この世界の理に、少しだけ、干渉する権利を持つでしょう。……ですが、もう、あなたがその力を使う必要がないことを、我々は、心から願っています』
俺は、その鍵を、静かに受け取った。
それは、これまでの冒険の、重みそのものだった。
GM_01は、役目を終えたように、光の中へと消えていく。
去り際に、彼は、こう言い残した。
『――ありがとう、イレギュラー。あなたのおかげで、我々の世界も、少しだけ、面白くなった』
◆
数ヶ月後。
『Aethelgard Online』は、完全な平和を取り戻していた。
ケイオス・コアは、今や『調律の塔』と呼ばれ、時折発生するサーバーの負荷や、小さなバグを、自動で修正してくれる、頼もしい守護神として、プレイヤーたちに親しまれている。
ノアの使徒たちは、アバドンというカリスマを失い、霧散した。その一部は、Sonataの説得により、彼の元で、世界の創造に貢献する「ホワイトハッカー」として、生まれ変わったという。
俺たちの、貸し工房を改造したアジト。
そこは、いつも、賑やかな声で満ちていた。
「だから、このアルゴリズムは、もっと最適化できると言っているんだ! 君のコードは美しいが、少しだけ、ロマンチストすぎる!」
Sonataが、何かの設計図を前に、熱弁を振るっている。
『ふん。効率だけを求める、無粋な男め。芸術とは、時に、無駄の中にこそ、宿るものだ』
グリモが、モニターの中から、反論する。
二人の天才は、出会ってからずっと、こんな調子だった。だが、その口論の中から、いつも、誰も思いつかなかったような、素晴らしいものが生まれてくる。
「まあまあ、お二人とも。お茶が入りましたから、少し休憩にしませんか?」
リリィが、困ったように笑いながら、二人にお茶を差し出す。彼女は、もはや、この暴走しがちな天才たちを、見事に手懐ける、最高のバッファーとなっていた。
そして、俺は。
そんな彼らの日常を、少しだけ離れた場所から、微笑ましく、眺めている。
【ワールド・ガーディアン】の仕事は、最近では、ほとんどない。世界が、安定している証拠だ。
俺は、自分の役割が、少しずつ、終わっていくのを感じていた。
それは、寂しくもあり、そして、誇らしくもあった。
その夜、俺は、リリィを、二人だけの場所に誘った。
そこは、俺たちが、初めて出会った、始まりの森。
木々の間から、エルドラの二つの月が、優しく、俺たちを照らしている。
「……なんだか、懐かしいですね」
リリィが、あの時と同じように、少しだけ、俺の後ろを歩きながら、呟いた。
「ああ。あの時、あんたが、俺に声をかけてくれなかったら、俺は、今頃、どうなってたかな」
「私の方こそ。マコトさんが、助けてくれなかったら、きっと、もう、このゲームは、続けていなかったと思います」
俺たちは、立ち止まり、向き合った。
月の光が、彼女の瞳を、キラキラと輝かせている。
もう、言葉は、いらなかった。
俺は、ゆっくりと、彼女の肩に手を置き、その顔を、自分の方へと引き寄せた。
リリィは、驚いたように、少しだけ目を見開いたが、やがて、その瞳を、静かに、閉じた。
俺たちの唇が、重なった。
それは、甘くも、熱くもない。ただ、これまでの、全ての冒険への感謝と、これから始まる、新たな物語への、誓いのような、静かで、温かいキスだった。
唇が離れた後、俺たちは、どちらからともなく、笑い出した。
照れ臭さと、幸福感が、ごちゃ混ぜになった、そんな笑顔だった。
俺の、VRMMOの冒険は、ここで、一つの、大きな区切りを迎える。
だが、物語は、決して、終わらない。
仮想と現実、二つの世界で、大切な仲間たちと共に。
俺、相田 誠と、白石 莉奈の、そして、マコトとリリィの、新しいチャプターが、今、静かに、幕を開けた。
俺たちの物語は、これからも、続いていく。
――Fin.
そこには、夜を徹して俺たちの戦いを見守り、そして、勝利を信じて祈り続けてくれていた、無数のプレイヤーたちの姿があった。
俺たちの姿を認めた瞬間、静寂は破られ、地鳴りのような、割れんばかりの歓声が、アルモニカの大地を揺るがした。
「帰ってきたぞ!」
「勝ったんだ! 俺たちの世界は、守られたんだ!」
その歓喜の渦の中心で、俺は、少しだけ照れくさそうに、仲間たちの顔を見渡した。
血と泥にまみれながらも、誇らしげに胸を張るヴォルフガント。
安堵の涙を流しながら、微笑むリリィ。
やれやれと肩をすくめながらも、その口元に満足げな笑みを浮かべるSonata。
誰一人、欠けてはいない。
それが、何よりも、嬉しかった。
ヴォルフガントが、俺の前に進み出た。
「……見事な戦いだった、マコト。いや、ワールド・ガーディアン。貴様がいなければ、我々は、この光景を見ることはできなかっただろう」
「あんたたちこそ。最高の『壁』になってくれた。……礼を言う」
俺たちは、固い握手を交わした。もはや、多くを語る必要はなかった。互いの健闘を、その手の温もりで、確かめ合う。
その時、空から、荘厳な光の柱が降り注ぎ、俺たちの前に、GM_01が、再びその姿を現した。
彼は、集まった全てのプレイヤーに向かって、そして、この世界そのものに向かって、高らかに、宣言した。
『――ここに、全ての歪みの終息を、宣言します』
『ケイオス・コアは、破壊ではなく、共存の道を選びました。これより、彼は、この世界のバランスを保つ、真の『守護神』として、その機能を再定義されます。二度と、黒いバグのような脅威が、この世界を襲うことはないでしょう』
その言葉に、プレイヤーたちから、この日一番の歓声が上がった。
GM_01は、俺たち一人一人に、最後の言葉をかけていった。
ヴォルフガントには、その揺るぎないリーダーシップへの、最大限の敬意を。
Sonataには、その才能を、これからは光の下で振るうことへの、期待を。
リリィには、その慈悲深い祈りが、世界を救ったことへの、深い感謝を。
そして最後に、彼は、俺に向き直った。
『マコト。あなたは、この世界の、誰よりも深淵を覗き込み、そして、光へと帰還した。その功績に対し、我々運営は、あなたに、最高の栄誉を授与します』
俺の目の前に、一つのアイテムが、具現化した。
それは、何の変哲もない、一本の、白銀の鍵だった。
『それは、【ワールド・キー】。あなたが、この世界の守護者であることの、永遠の証です。この鍵を持つ限り、あなたは、我々が許す限りにおいて、この世界の理に、少しだけ、干渉する権利を持つでしょう。……ですが、もう、あなたがその力を使う必要がないことを、我々は、心から願っています』
俺は、その鍵を、静かに受け取った。
それは、これまでの冒険の、重みそのものだった。
GM_01は、役目を終えたように、光の中へと消えていく。
去り際に、彼は、こう言い残した。
『――ありがとう、イレギュラー。あなたのおかげで、我々の世界も、少しだけ、面白くなった』
◆
数ヶ月後。
『Aethelgard Online』は、完全な平和を取り戻していた。
ケイオス・コアは、今や『調律の塔』と呼ばれ、時折発生するサーバーの負荷や、小さなバグを、自動で修正してくれる、頼もしい守護神として、プレイヤーたちに親しまれている。
ノアの使徒たちは、アバドンというカリスマを失い、霧散した。その一部は、Sonataの説得により、彼の元で、世界の創造に貢献する「ホワイトハッカー」として、生まれ変わったという。
俺たちの、貸し工房を改造したアジト。
そこは、いつも、賑やかな声で満ちていた。
「だから、このアルゴリズムは、もっと最適化できると言っているんだ! 君のコードは美しいが、少しだけ、ロマンチストすぎる!」
Sonataが、何かの設計図を前に、熱弁を振るっている。
『ふん。効率だけを求める、無粋な男め。芸術とは、時に、無駄の中にこそ、宿るものだ』
グリモが、モニターの中から、反論する。
二人の天才は、出会ってからずっと、こんな調子だった。だが、その口論の中から、いつも、誰も思いつかなかったような、素晴らしいものが生まれてくる。
「まあまあ、お二人とも。お茶が入りましたから、少し休憩にしませんか?」
リリィが、困ったように笑いながら、二人にお茶を差し出す。彼女は、もはや、この暴走しがちな天才たちを、見事に手懐ける、最高のバッファーとなっていた。
そして、俺は。
そんな彼らの日常を、少しだけ離れた場所から、微笑ましく、眺めている。
【ワールド・ガーディアン】の仕事は、最近では、ほとんどない。世界が、安定している証拠だ。
俺は、自分の役割が、少しずつ、終わっていくのを感じていた。
それは、寂しくもあり、そして、誇らしくもあった。
その夜、俺は、リリィを、二人だけの場所に誘った。
そこは、俺たちが、初めて出会った、始まりの森。
木々の間から、エルドラの二つの月が、優しく、俺たちを照らしている。
「……なんだか、懐かしいですね」
リリィが、あの時と同じように、少しだけ、俺の後ろを歩きながら、呟いた。
「ああ。あの時、あんたが、俺に声をかけてくれなかったら、俺は、今頃、どうなってたかな」
「私の方こそ。マコトさんが、助けてくれなかったら、きっと、もう、このゲームは、続けていなかったと思います」
俺たちは、立ち止まり、向き合った。
月の光が、彼女の瞳を、キラキラと輝かせている。
もう、言葉は、いらなかった。
俺は、ゆっくりと、彼女の肩に手を置き、その顔を、自分の方へと引き寄せた。
リリィは、驚いたように、少しだけ目を見開いたが、やがて、その瞳を、静かに、閉じた。
俺たちの唇が、重なった。
それは、甘くも、熱くもない。ただ、これまでの、全ての冒険への感謝と、これから始まる、新たな物語への、誓いのような、静かで、温かいキスだった。
唇が離れた後、俺たちは、どちらからともなく、笑い出した。
照れ臭さと、幸福感が、ごちゃ混ぜになった、そんな笑顔だった。
俺の、VRMMOの冒険は、ここで、一つの、大きな区切りを迎える。
だが、物語は、決して、終わらない。
仮想と現実、二つの世界で、大切な仲間たちと共に。
俺、相田 誠と、白石 莉奈の、そして、マコトとリリィの、新しいチャプターが、今、静かに、幕を開けた。
俺たちの物語は、これからも、続いていく。
――Fin.
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