16 / 44
第16話 深夜の差し入れ
イザベラとの間に確かな絆が生まれたことで、私の心には穏やかな湖のような静けさが広がっていた。
満たされた心は、自然と周囲に目を向ける余裕を生む。
そして私の視線は、夜ごと書斎に籠り、一人戦い続ける夫の背中へと注がれるようになっていた。
レオナルドは、あれから毎晩のように候補者の選定に没頭していた。
国中から集められた情報を精査し、僅かな懸念材料も見逃すまいと神経をすり減らしている。
その姿は、まるで精密な機械のようだった。
だが、その機械の部品が少しずつ摩耗していることに、気づいている者は少なかった。
目の下に浮かぶ濃い隈。食事の時に見せる、一瞬の疲労の色。
彼は、娘のために一人で全てを背負い込み、その重さに耐えていた。
「何か、私にできることはないかしら」
その夜も、私は寝台の上で輾転としていた。
イザベラは天使のような寝顔で眠っている。この子の未来のために、あの人は今も戦っている。
そう思うと、居ても立ってもいられなくなった。
私は静かにベッドを抜け出すと、まっすぐに厨房へと向かった。
深夜の厨房は、静まり返っていた。
昼間の喧騒が嘘のように、整然と磨き上げられた調理器具が月明かりを鈍く反射している。
私は料理長のセバスチャンに教わった場所から、いくつかの食材を取り出した。
温かいスープは勿論、今日はもう一品、彼のために作りたいものがあった。
それは、前世のゲームで、彼の好物として設定されていた、シンプルなローストビーフのサンドイッチ。
この世界の彼が本当にそれを好むかは分からない。
でも、これは賭けであり、私のささやかな願いでもあった。
手際よく調理を進める。
厨房に、香ばしい肉の焼ける匂いと、パンの香りがふわりと立ち上った。
出来上がった夜食をトレイに乗せ、私は再びあの城へと向かう。
以前よりも、心なしか足取りは軽かった。
扉の前で深呼吸をするのは同じ。だが、そこに含まれる緊張の種類は、明らかに以前とは違っていた。
扉をノックすると、中から前回と同じように「入れ」という低い声が返ってきた。
私が部屋に入ると、レオナルドは書類の山から一瞬だけ顔を上げた。
私の姿を認めると、その鋼色の瞳に浮かんだのは、警戒ではなく、わずかな驚きと「またか」と言いたげな諦めが混じったような色だった。
彼のテリトリーに、私の存在が少しずつ許容され始めている証拠かもしれない。
「夜分に申し訳ありません。お夜食をお持ちしました」
私は静かに彼の机に近づき、トレイを置いた。
スープの温かい湯気と、サンドイッチの香ばしい匂いが、彼の周囲に漂う張り詰めた空気を和らげる。
「……必要ないと言ったはずだが」
彼はそう言いながらも、その視線はサンドイッチにちらりと向けられていた。
その小さな反応に、私は内心で小さく笑みを浮かべる。
「ですが、空腹のままでは良い仕事はできませんわ。それに、最高の教師を見つけるというお仕事は、この国で最も重要なことの一つですから」
私の言葉に、レオナルドはふいと視線を逸らした。
図星だったのかもしれない。
「……教師探しは、難航しているのですか?」
私は彼の隣にそっと立ち、心配を込めて尋ねた。
彼は重い息を一つ吐くと、目の前の書類の束を無造作に指し示した。
「能力は申し分ないが、人格に問題がある。人格は清廉だが、指導経験が乏しい。経験は豊富だが、思想が古い。……完璧な人間など、存在しないとは分かっているが」
その声には、苛立ちと疲労が色濃く滲んでいた。
彼は、娘のために「最高」ではなく「完璧」を求めているのだ。
そのあまりに真っ直ぐで、不器用な愛情が、彼自身を追い詰めていた。
「あなた」
私は、思わず彼の名を呼んでいた。
彼は怪訝な顔で私を見る。
「あまり、ご無理をなさらないでください。あなたの体が倒れてしまっては、元も子もありませんわ。イザベラも、きっと悲しみます」
私の言葉に、レオナルドは虚を突かれたようだった。
彼の周りには、彼の能力を当てにし、彼の判断を仰ぐ人間は数多くいるだろう。
だが、彼の身体を、その健康を、心から気遣う人間は、これまでどれほどいただろうか。
彼はしばらく黙り込んだ後、諦めたように手を伸ばした。
そして、サンドイッチを一つ手に取る。
私は固唾を飲んで、その様子を見守った。
彼が、大きな口でサンドイッチを一口食べる。
咀嚼する間、その表情に変化はない。
だが、その動きが止まることはなかった。
一口、また一口と、彼は黙々とサンドイッチを食べ進めていく。
やがて、一つ目を食べ終えると、彼はもう一つのサンドイッチにも手を伸ばした。
全てを食べ終え、彼は添えてあったスープの器を手に取った。
こくり、こくりと喉を鳴らし、温かいスープを飲み干していく。
その姿は、まるで長い間砂漠を彷徨っていた旅人が、ようやくオアシスに辿り着いたかのようだった。
空になった器を、ことりと静かに机に置く。
そして、彼は書類に視線を落としたまま、ぽつりと呟いた。
その声は、ほとんど吐息に近いくらい、小さなものだった。
「……美味い」
その一言で、私の心臓が大きく跳ねた。
嬉しくて、愛おしくて、胸がきゅうっと締め付けられる。
だが、驚きはそれだけでは終わらなかった。
彼は、さらに言葉を続けたのだ。
「……ありがとう」
不器用で、ぎこちなくて、でも、紛れもない感謝の言葉。
私は、息をするのも忘れて、彼の横顔を見つめていた。
耳が、ほんのりと赤い。
氷の公爵様が、照れている。
その事実に気づいた瞬間、私の頬まで熱くなった。
「い、いえ。当然のことをしたまでですわ」
慌ててそう答えるのが、精一杯だった。
これ以上ここにいては、私の心臓がもたないかもしれない。
「では、私はこれで。ごゆっくり」
私は空になったトレイを手に、そそくさと部屋を後にしようとした。
扉に手をかけた、その背中に。
「……また、頼む」
先夜と同じ、だが前よりも少しだけはっきりとした声が、かけられた。
私は振り返ることができなかった。
ただ、「はい、喜んで」とだけ答え、逃げるように部屋を出る。
閉じた扉の向こう側で、レオナルドは一人、残されたスープの温もりが宿る器に、そっと指で触れていた。
そして、誰も見ていないのを良いことに、ほんのわずかだけ、その口元を緩めた。
一方、扉の外に立つ私は、熱くなった頬を押さえながら、その場にしばらく立ち尽くしていた。
二人の間の分厚い氷が、また少し、音を立てて溶けていく。
その雪解け水がもたらす温かさは、少しだけ甘くて、私の心を静かに満たしていくのだった。
満たされた心は、自然と周囲に目を向ける余裕を生む。
そして私の視線は、夜ごと書斎に籠り、一人戦い続ける夫の背中へと注がれるようになっていた。
レオナルドは、あれから毎晩のように候補者の選定に没頭していた。
国中から集められた情報を精査し、僅かな懸念材料も見逃すまいと神経をすり減らしている。
その姿は、まるで精密な機械のようだった。
だが、その機械の部品が少しずつ摩耗していることに、気づいている者は少なかった。
目の下に浮かぶ濃い隈。食事の時に見せる、一瞬の疲労の色。
彼は、娘のために一人で全てを背負い込み、その重さに耐えていた。
「何か、私にできることはないかしら」
その夜も、私は寝台の上で輾転としていた。
イザベラは天使のような寝顔で眠っている。この子の未来のために、あの人は今も戦っている。
そう思うと、居ても立ってもいられなくなった。
私は静かにベッドを抜け出すと、まっすぐに厨房へと向かった。
深夜の厨房は、静まり返っていた。
昼間の喧騒が嘘のように、整然と磨き上げられた調理器具が月明かりを鈍く反射している。
私は料理長のセバスチャンに教わった場所から、いくつかの食材を取り出した。
温かいスープは勿論、今日はもう一品、彼のために作りたいものがあった。
それは、前世のゲームで、彼の好物として設定されていた、シンプルなローストビーフのサンドイッチ。
この世界の彼が本当にそれを好むかは分からない。
でも、これは賭けであり、私のささやかな願いでもあった。
手際よく調理を進める。
厨房に、香ばしい肉の焼ける匂いと、パンの香りがふわりと立ち上った。
出来上がった夜食をトレイに乗せ、私は再びあの城へと向かう。
以前よりも、心なしか足取りは軽かった。
扉の前で深呼吸をするのは同じ。だが、そこに含まれる緊張の種類は、明らかに以前とは違っていた。
扉をノックすると、中から前回と同じように「入れ」という低い声が返ってきた。
私が部屋に入ると、レオナルドは書類の山から一瞬だけ顔を上げた。
私の姿を認めると、その鋼色の瞳に浮かんだのは、警戒ではなく、わずかな驚きと「またか」と言いたげな諦めが混じったような色だった。
彼のテリトリーに、私の存在が少しずつ許容され始めている証拠かもしれない。
「夜分に申し訳ありません。お夜食をお持ちしました」
私は静かに彼の机に近づき、トレイを置いた。
スープの温かい湯気と、サンドイッチの香ばしい匂いが、彼の周囲に漂う張り詰めた空気を和らげる。
「……必要ないと言ったはずだが」
彼はそう言いながらも、その視線はサンドイッチにちらりと向けられていた。
その小さな反応に、私は内心で小さく笑みを浮かべる。
「ですが、空腹のままでは良い仕事はできませんわ。それに、最高の教師を見つけるというお仕事は、この国で最も重要なことの一つですから」
私の言葉に、レオナルドはふいと視線を逸らした。
図星だったのかもしれない。
「……教師探しは、難航しているのですか?」
私は彼の隣にそっと立ち、心配を込めて尋ねた。
彼は重い息を一つ吐くと、目の前の書類の束を無造作に指し示した。
「能力は申し分ないが、人格に問題がある。人格は清廉だが、指導経験が乏しい。経験は豊富だが、思想が古い。……完璧な人間など、存在しないとは分かっているが」
その声には、苛立ちと疲労が色濃く滲んでいた。
彼は、娘のために「最高」ではなく「完璧」を求めているのだ。
そのあまりに真っ直ぐで、不器用な愛情が、彼自身を追い詰めていた。
「あなた」
私は、思わず彼の名を呼んでいた。
彼は怪訝な顔で私を見る。
「あまり、ご無理をなさらないでください。あなたの体が倒れてしまっては、元も子もありませんわ。イザベラも、きっと悲しみます」
私の言葉に、レオナルドは虚を突かれたようだった。
彼の周りには、彼の能力を当てにし、彼の判断を仰ぐ人間は数多くいるだろう。
だが、彼の身体を、その健康を、心から気遣う人間は、これまでどれほどいただろうか。
彼はしばらく黙り込んだ後、諦めたように手を伸ばした。
そして、サンドイッチを一つ手に取る。
私は固唾を飲んで、その様子を見守った。
彼が、大きな口でサンドイッチを一口食べる。
咀嚼する間、その表情に変化はない。
だが、その動きが止まることはなかった。
一口、また一口と、彼は黙々とサンドイッチを食べ進めていく。
やがて、一つ目を食べ終えると、彼はもう一つのサンドイッチにも手を伸ばした。
全てを食べ終え、彼は添えてあったスープの器を手に取った。
こくり、こくりと喉を鳴らし、温かいスープを飲み干していく。
その姿は、まるで長い間砂漠を彷徨っていた旅人が、ようやくオアシスに辿り着いたかのようだった。
空になった器を、ことりと静かに机に置く。
そして、彼は書類に視線を落としたまま、ぽつりと呟いた。
その声は、ほとんど吐息に近いくらい、小さなものだった。
「……美味い」
その一言で、私の心臓が大きく跳ねた。
嬉しくて、愛おしくて、胸がきゅうっと締め付けられる。
だが、驚きはそれだけでは終わらなかった。
彼は、さらに言葉を続けたのだ。
「……ありがとう」
不器用で、ぎこちなくて、でも、紛れもない感謝の言葉。
私は、息をするのも忘れて、彼の横顔を見つめていた。
耳が、ほんのりと赤い。
氷の公爵様が、照れている。
その事実に気づいた瞬間、私の頬まで熱くなった。
「い、いえ。当然のことをしたまでですわ」
慌ててそう答えるのが、精一杯だった。
これ以上ここにいては、私の心臓がもたないかもしれない。
「では、私はこれで。ごゆっくり」
私は空になったトレイを手に、そそくさと部屋を後にしようとした。
扉に手をかけた、その背中に。
「……また、頼む」
先夜と同じ、だが前よりも少しだけはっきりとした声が、かけられた。
私は振り返ることができなかった。
ただ、「はい、喜んで」とだけ答え、逃げるように部屋を出る。
閉じた扉の向こう側で、レオナルドは一人、残されたスープの温もりが宿る器に、そっと指で触れていた。
そして、誰も見ていないのを良いことに、ほんのわずかだけ、その口元を緩めた。
一方、扉の外に立つ私は、熱くなった頬を押さえながら、その場にしばらく立ち尽くしていた。
二人の間の分厚い氷が、また少し、音を立てて溶けていく。
その雪解け水がもたらす温かさは、少しだけ甘くて、私の心を静かに満たしていくのだった。
あなたにおすすめの小説
契約結婚から始まる公爵家改造計画 ~魔力ゴミ令嬢は最強魔術師の胃袋をつかみました~
夢喰るか
恋愛
貧乏男爵令嬢エマは、破格の報酬に惹かれて「人食い公爵」と恐れられるヴォルガード公爵邸の乳母に応募する。そこで出会ったのは、魔力過多症で衰弱する三歳のレオと、冷酷な氷の魔術師ジークフリート。前世の保育士経験を持つエマは、自身の「浄化魔力」で作った料理でレオを救い、契約結婚を結ぶことに。エマの温かさに触れ、ジークフリートの凍りついた心は次第に溶けていく。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
皇子の婚約者になりたくないので天の声に従いました
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
幼い頃から天の声が聞こえるシラク公爵の娘であるミレーヌ。
この天の声にはいろいろと助けられていた。父親の命を救ってくれたのもこの天の声。
そして、進学に向けて騎士科か魔導科を選択しなければならなくなったとき、助言をしてくれたのも天の声。
ミレーヌはこの天の声に従い、騎士科を選ぶことにした。
なぜなら、魔導科を選ぶと、皇子の婚約者という立派な役割がもれなくついてきてしまうからだ。
※完結しました。新年早々、クスっとしていただけたら幸いです。軽くお読みください。
前妻を忘れられない公爵に嫁ぎましたが、私は代わりにはなりません
れおぽん
恋愛
没落寸前の実家を救うため、ユリアは「前妻を忘れられない」と噂されるグレン・アルヴェス公爵へ嫁ぐことになった。
けれどそれは、祝福される婚礼ではなく、ただ都合よく差し出されただけの再婚だった。
公爵家には今も、亡き前妻アデルの気配が色濃く残っている。
閉ざされた部屋、止まったままの時間、そして新しい花嫁を拒む冷たい視線。
それでもユリアは決めていた。
誰かの代わりとして愛されるくらいなら、最初から何も望まないと。
愛のないはずの再婚。
けれど、屋敷に残された過去と向き合ううちに、ユリアは少しずつグレンの孤独と不器用な優しさを知っていく。
これは、亡き人の影に閉ざされた公爵家で、代用品ではない“ただ一人”になっていく花嫁の再生と恋の物語。
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
7年ぶりに私を嫌う婚約者と目が合ったら自分好みで驚いた
小本手だるふ
恋愛
真実の愛に気づいたと、7年間目も合わせない婚約者の国の第二王子ライトに言われた公爵令嬢アリシア。
7年ぶりに目を合わせたライトはアリシアのどストライクなイケメンだったが、真実の愛に憧れを抱くアリシアはライトのためにと自ら婚約解消を提案するがのだが・・・・・・。
ライトとアリシアとその友人たちのほのぼの恋愛話。
※よくある話で設定はゆるいです。
誤字脱字色々突っ込みどころがあるかもしれませんが温かい目でご覧ください。
取り巻き令嬢Aは覚醒いたしましたので
モンドール
恋愛
揶揄うような微笑みで少女を見つめる貴公子。それに向き合うのは、可憐さの中に少々気の強さを秘めた美少女。
貴公子の周りに集う取り巻きの令嬢たち。
──まるでロマンス小説のワンシーンのようだわ。
……え、もしかして、わたくしはかませ犬にもなれない取り巻き!?
公爵令嬢アリシアは、初恋の人の取り巻きA卒業を決意した。
(『小説家になろう』にも同一名義で投稿しています。)