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第42話:守旧派の敵意
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第一王子アルフォンスの登場に、ホールにいた貴族たちの空気が変わった。
彼らはまるで太陽に引き寄せられる惑星のように、自然と王子への敬意と追従の道を開けた。その視線は憧憬と忠誠に満ちている。彼は間違いなくこの王国の次代を担う、輝かしい光そのものだった。
そして今、その光は影を討つためにまっすぐに進んでくる。
アルフォンスは、数人の若い貴族――彼の腹心である騎士団のメンバーたち――を伴い、壁際で孤立するゼノンの前で足を止めた。
「君が、ゼノン・フォン・アークライトか」
その声は若々しいが、王族としての威厳と、鍛え上げられた者だけが持つ張りのある響きを持っていた。
「初めまして、アルフォンス王子。お噂はかねがね」
ゼノンは表情一つ変えず、貴族としての最低限の礼を取った。その動きは完璧に洗練されていたが、どこか機械的だった。
アルフォンスは、そんなゼノンの態度を鋭い観察眼で見つめていた。
「噂、か。君に関する噂も、この王都では色々流れている。ある者は君を救国の英雄と讃え、ある者は冷酷非情な悪魔と罵る。……真実はどちらなのかな?」
探るような、試すような問いだった。
周囲の貴族たちは固唾をのんで、そのやり取りを見守っている。
「どちらでもありません」
ゼノンの答えは、あまりにも簡潔で、そしてアルフォンスの期待を裏切るものだった。
「私はただ、非効率なものを合理的なものに置き換えているだけです。その結果に対する評価は、見る者の主観によって変わるもの。私自身が関知することではありません」
「……ほう」
アルフォンスの眉が、わずかに動いた。
「では、君の領地で起きていることも、全て合理的な判断の結果だと? 民から搾取してきたギルドを力で解体し、先祖代々受け継がれてきた伝統をいとも簡単に捨て去ることもか」
「はい。古いシステムが組織の成長を阻害する癌となっていた。ならば、それを外科手術で切除するのは当然の処置です」
その言葉に、アルフォンスの背後に控えていた貴族の一人が侮蔑の声を上げた。
「なんと不遜な! 伝統とは我々の先達が血と汗で築き上げてきた、この国の礎そのものだ! それを癌だと?」
「礎が腐っているのなら、新しいものに取り替えるべきでしょう。過去の栄光に固執し変化を拒む組織は、いずれ滅びます。歴史が証明している」
ゼノンの返答には、一切の躊躇いがなかった。
まるで絶対的な真理を語るかのように。
その揺るぎない態度がアルフォンスの神経を逆撫でした。彼の理想とする、民に寄り添い伝統を重んじる統治者の姿とは、あまりにもかけ離れていた。
「君の言うことは、理屈としては正しいのかもしれん」
アルフォンスの声のトーンが一段低くなった。
「だが、君のやり方には最も重要なものが決定的に欠けている。……それは、『心』だ」
彼はゼノンの蒼い瞳を、まっすぐに見据えて言った。
「統治とは数字を動かすゲームではない! 人々の心に寄り添い、その幸福を願い、共に未来を築いていく神聖な営みだ! 君は民を、ただの労働力、ただの数字としか見ていない! そんなやり方で真の豊かさなど、築けるはずがない!」
それはアルフォ-ンスの信念の叫びだった。
彼の言葉に、周囲の貴族たちは感動したように力強く頷いている。
だが、ゼノンはその熱弁を、まるで遠い国の出来事のように冷めた目で聞いていた。
(心、か。また定義の曖昧な、非合理的な概念が出てきたな)
彼の頭の中では、アルフォンスの言葉が即座に分析、解体されていく。
(『人々の幸福』の定義が曖昧だ。幸福度を測る指標として、ここでは『可処分所得』と『平均寿命』を採用するのが最も客観的だろう。その二つの指標において、我が領の民は、この一年で劇的な向上を見せている。つまり彼の主張は、客観的なデータによって既に論破されている)
ゼノンは反論する価値もない、と判断した。
この男との議論は平行線を辿るだけだ。時間の無駄だ。
彼は小さく、ほとんど気づかれないほどの、ため息をついた。
そしてアルフォンスに背を向け、その場を立ち去ろうとした。
「……待て」
アルフォンスの怒気をはらんだ声が、ゼノンの背中に突き刺さった。
「何故何も言わん! 私の言葉が間違っているとでも言うのか!」
「いいえ」
ゼノンは振り返らずに答えた。
「あなたの言葉は間違ってはいません。ただ、あまりにも理想に偏りすぎている。理想だけでは腹は膨れない。飢えた民を救うことはできない。それだけです」
「貴様……!」
その言葉は、アルフォ-ンスのプライドを決定的に傷つけた。
民を想う自分の高潔な理想を、まるで子供の戯言のように一蹴された。
彼の顔が屈辱に赤く染まる。
「ゼノン様! さすがに王子殿下に対して、その物言いは……!」
グレイが慌てて間に入ろうとするが、もはや手遅れだった。
ゼノンの「悪評」は、この瞬間、王都の守旧派たちの間で確定的な「事実」となった。
「もうよい」
アルフォンスは震える声を抑えつけ、冷たく言い放った。
「君という人間がよく分かった。君は騎士の誇りも、貴族の義務も、そして人の心も持たない、ただの冷血な機械だ。……だが、覚えておくがいい。その歪んだやり方が、このベルシュタイン王国でいつまでも通用すると、思うなよ」
それは明確な宣戦布告だった。
ゼノンは、その言葉にようやくゆっくりと振り返った。
そして初めて、アルフォンスの目をまっすぐに見て言った。
「ご忠告、感謝します。ですが、王子。一つ訂正させていただきたい」
「何だ」
「私のやり方が歪んでいるのではありません。歪んでいるのは、非効率な伝統と無意味なプライドにしがみつき、ゆっくりと沈みゆくこの国のあり方そのものです」
その場にいた全ての人間が息を飲んだ。
辺境の公爵家の三男坊が、王国の第一王子、次期国王に向かって国そのものを否定した。
もはや不遜や傲慢という言葉では生ぬるい。
それは反逆にも等しい挑戦状だった。
アルフォンスは怒りのあまり言葉も出ず、ただゼノンを睨みつけることしかできなかった。
ゼノンはそんな彼に軽く一礼すると、今度こそ何の躊躇いもなくその場を去っていった。
まるで道端の石ころを蹴飛ばした後のように、何の感慨もなく。
残されたホールは、気まずい沈黙とゼノンへのむき出しの敵意で満たされていた。
この夜、ゼノン・フォン・アークライトは、王都のほぼ全ての守旧派貴族を敵に回した。
彼は自ら、最も困難で最も茨の多い道を選んだのだ。
屋敷への帰り道。馬車の中で、グレイは生きた心地がしなかった。
「ゼノン様……なぜあのようなことを……。これで我々は完全に孤立してしまいました……」
「問題ない」
ゼノンは、窓の外を流れる王都の夜景を眺めながら静かに答えた。
「敵と味方がはっきりした。むしろ効率的だ。これで誰を最初に排除すべきか、明確になったからな」
その言葉の恐ろしいほどの冷たさに、グレイは背筋が凍るのを感じた。
自分の主君は今、この国の王子とその取り巻き全てを「排除すべき障害」として明確にロックオンしたのだ。
社交界という魔窟での一夜は、静かだが決定的な戦いの火蓋が切られた夜となった。
彼らはまるで太陽に引き寄せられる惑星のように、自然と王子への敬意と追従の道を開けた。その視線は憧憬と忠誠に満ちている。彼は間違いなくこの王国の次代を担う、輝かしい光そのものだった。
そして今、その光は影を討つためにまっすぐに進んでくる。
アルフォンスは、数人の若い貴族――彼の腹心である騎士団のメンバーたち――を伴い、壁際で孤立するゼノンの前で足を止めた。
「君が、ゼノン・フォン・アークライトか」
その声は若々しいが、王族としての威厳と、鍛え上げられた者だけが持つ張りのある響きを持っていた。
「初めまして、アルフォンス王子。お噂はかねがね」
ゼノンは表情一つ変えず、貴族としての最低限の礼を取った。その動きは完璧に洗練されていたが、どこか機械的だった。
アルフォンスは、そんなゼノンの態度を鋭い観察眼で見つめていた。
「噂、か。君に関する噂も、この王都では色々流れている。ある者は君を救国の英雄と讃え、ある者は冷酷非情な悪魔と罵る。……真実はどちらなのかな?」
探るような、試すような問いだった。
周囲の貴族たちは固唾をのんで、そのやり取りを見守っている。
「どちらでもありません」
ゼノンの答えは、あまりにも簡潔で、そしてアルフォンスの期待を裏切るものだった。
「私はただ、非効率なものを合理的なものに置き換えているだけです。その結果に対する評価は、見る者の主観によって変わるもの。私自身が関知することではありません」
「……ほう」
アルフォンスの眉が、わずかに動いた。
「では、君の領地で起きていることも、全て合理的な判断の結果だと? 民から搾取してきたギルドを力で解体し、先祖代々受け継がれてきた伝統をいとも簡単に捨て去ることもか」
「はい。古いシステムが組織の成長を阻害する癌となっていた。ならば、それを外科手術で切除するのは当然の処置です」
その言葉に、アルフォンスの背後に控えていた貴族の一人が侮蔑の声を上げた。
「なんと不遜な! 伝統とは我々の先達が血と汗で築き上げてきた、この国の礎そのものだ! それを癌だと?」
「礎が腐っているのなら、新しいものに取り替えるべきでしょう。過去の栄光に固執し変化を拒む組織は、いずれ滅びます。歴史が証明している」
ゼノンの返答には、一切の躊躇いがなかった。
まるで絶対的な真理を語るかのように。
その揺るぎない態度がアルフォンスの神経を逆撫でした。彼の理想とする、民に寄り添い伝統を重んじる統治者の姿とは、あまりにもかけ離れていた。
「君の言うことは、理屈としては正しいのかもしれん」
アルフォンスの声のトーンが一段低くなった。
「だが、君のやり方には最も重要なものが決定的に欠けている。……それは、『心』だ」
彼はゼノンの蒼い瞳を、まっすぐに見据えて言った。
「統治とは数字を動かすゲームではない! 人々の心に寄り添い、その幸福を願い、共に未来を築いていく神聖な営みだ! 君は民を、ただの労働力、ただの数字としか見ていない! そんなやり方で真の豊かさなど、築けるはずがない!」
それはアルフォ-ンスの信念の叫びだった。
彼の言葉に、周囲の貴族たちは感動したように力強く頷いている。
だが、ゼノンはその熱弁を、まるで遠い国の出来事のように冷めた目で聞いていた。
(心、か。また定義の曖昧な、非合理的な概念が出てきたな)
彼の頭の中では、アルフォンスの言葉が即座に分析、解体されていく。
(『人々の幸福』の定義が曖昧だ。幸福度を測る指標として、ここでは『可処分所得』と『平均寿命』を採用するのが最も客観的だろう。その二つの指標において、我が領の民は、この一年で劇的な向上を見せている。つまり彼の主張は、客観的なデータによって既に論破されている)
ゼノンは反論する価値もない、と判断した。
この男との議論は平行線を辿るだけだ。時間の無駄だ。
彼は小さく、ほとんど気づかれないほどの、ため息をついた。
そしてアルフォンスに背を向け、その場を立ち去ろうとした。
「……待て」
アルフォンスの怒気をはらんだ声が、ゼノンの背中に突き刺さった。
「何故何も言わん! 私の言葉が間違っているとでも言うのか!」
「いいえ」
ゼノンは振り返らずに答えた。
「あなたの言葉は間違ってはいません。ただ、あまりにも理想に偏りすぎている。理想だけでは腹は膨れない。飢えた民を救うことはできない。それだけです」
「貴様……!」
その言葉は、アルフォ-ンスのプライドを決定的に傷つけた。
民を想う自分の高潔な理想を、まるで子供の戯言のように一蹴された。
彼の顔が屈辱に赤く染まる。
「ゼノン様! さすがに王子殿下に対して、その物言いは……!」
グレイが慌てて間に入ろうとするが、もはや手遅れだった。
ゼノンの「悪評」は、この瞬間、王都の守旧派たちの間で確定的な「事実」となった。
「もうよい」
アルフォンスは震える声を抑えつけ、冷たく言い放った。
「君という人間がよく分かった。君は騎士の誇りも、貴族の義務も、そして人の心も持たない、ただの冷血な機械だ。……だが、覚えておくがいい。その歪んだやり方が、このベルシュタイン王国でいつまでも通用すると、思うなよ」
それは明確な宣戦布告だった。
ゼノンは、その言葉にようやくゆっくりと振り返った。
そして初めて、アルフォンスの目をまっすぐに見て言った。
「ご忠告、感謝します。ですが、王子。一つ訂正させていただきたい」
「何だ」
「私のやり方が歪んでいるのではありません。歪んでいるのは、非効率な伝統と無意味なプライドにしがみつき、ゆっくりと沈みゆくこの国のあり方そのものです」
その場にいた全ての人間が息を飲んだ。
辺境の公爵家の三男坊が、王国の第一王子、次期国王に向かって国そのものを否定した。
もはや不遜や傲慢という言葉では生ぬるい。
それは反逆にも等しい挑戦状だった。
アルフォンスは怒りのあまり言葉も出ず、ただゼノンを睨みつけることしかできなかった。
ゼノンはそんな彼に軽く一礼すると、今度こそ何の躊躇いもなくその場を去っていった。
まるで道端の石ころを蹴飛ばした後のように、何の感慨もなく。
残されたホールは、気まずい沈黙とゼノンへのむき出しの敵意で満たされていた。
この夜、ゼノン・フォン・アークライトは、王都のほぼ全ての守旧派貴族を敵に回した。
彼は自ら、最も困難で最も茨の多い道を選んだのだ。
屋敷への帰り道。馬車の中で、グレイは生きた心地がしなかった。
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「問題ない」
ゼノンは、窓の外を流れる王都の夜景を眺めながら静かに答えた。
「敵と味方がはっきりした。むしろ効率的だ。これで誰を最初に排除すべきか、明確になったからな」
その言葉の恐ろしいほどの冷たさに、グレイは背筋が凍るのを感じた。
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