14 / 100
第14話:過去との決別
しおりを挟む
オークジェネラルの全身から放たれる黒いオーラが、砦の中庭の空気をビリビリと震わせる。天に掲げられた戦斧には、もはや原型を留めないほどの闇のエネルギーが渦を巻いていた。あれは、自らの生命力を魔力に変換して放つ、捨て身の一撃だろう。
対する俺も、ロングソードを正眼に構え、意識を極限まで集中させていた。百回以上の死で蓄積された筋力、耐久力、敏捷性。その全てを、この瞬間、解き放つ。
「グルオオオオオオオッ!」
ジェネラルの咆哮が、最後の攻撃の合図だった。振り下ろされた戦斧から、黒い破壊の奔流が放たれる。地面を抉り、空気を裂きながら、全てを飲み込む津波のように俺へと殺到した。
俺はその奔流に対し、真っ直ぐに剣を突き出した。
「はあっ!」
特別な技ではない。ただ、純粋に、自分の持つ全ての力を切っ先に込めただけの、渾身の一突き。
俺の剣先と、破壊の奔流が激突する。
凄まじい衝撃。世界から音が消え、次に爆発的な轟音が鼓膜を打った。俺の体は、まるで木の葉のようにいとも簡単に吹き飛ばされる。チェインメイルは瞬時に蒸発し、皮膚が焼け爛れ、骨が砕ける感覚。
だが、俺の突きは、確かに奔流の中心を貫いていた。
ほんの一瞬、破壊の力が二つに分かたれる。そのわずかな隙間を、俺の意識は見逃さなかった。
(……見えた)
一撃の核となる部分。力の流れ。そして、技の後に訪れるであろう、一瞬の硬直。
それら全てをその身に刻み込みながら、俺の体は光の粒子となって消滅した。オークジェネラルが放った最後の一撃は、砦の壁を半壊させ、森の木々を薙ぎ倒し、やがてその力を失った。
後に残されたのは、荒い息をつきながら膝を折る、満身創痍のオークジェネラルだけだった。
木賃宿のベッドで、俺は静かに目を開けた。
全身を駆け巡る幻の激痛は、これまで経験した中でも最大のものだった。だが、それと同時に、今まで感じたことのないほどの力が体に満ち溢れているのを感じた。
ステータスウィンドウを開く。
【カイル・アッシュフィールド】
レベル:1
HP:20/20
MP:5/5
筋力:255
耐久力:280
敏捷性:248
魔力:5
スキル:やりなおし
毒耐性:高
**闇属性耐性:微**
全てのステータスが、爆発的に上昇していた。耐久力に至っては、一回の死で30近くも跳ね上がっている。そして、新たに追加された『闇属性耐性』の文字。
「……感謝するぜ、オークジェネラル」
俺は呟き、ベッドから立ち上がった。体は、驚くほど軽い。もはや、自分が人間という種族の枠組みの中にいるのかどうかさえ、分からなくなっていた。
俺は装備を整え、最後の戦いのために再びあの砦へと向かった。
半壊した砦にたどり着くと、そこには昨日と同じ光景が広がっていた。傷つき、疲弊しきったオークジェネラルが、瓦礫の中で一人、静かに座り込んでいた。俺が倒したオークたちの死体は、まだそのまま放置されている。
俺が姿を現すと、ジェネラルはゆっくりと顔を上げた。その目に、驚愕の色が浮かぶ。昨日、己の全生命力をかけて葬ったはずの敵が、無傷で再び目の前に現れたのだ。その絶望は、いかばかりか。
「……これで、本当に最後だ」
俺はロングソードを構える。ジェネラルも、最後の力を振り絞るように立ち上がり、戦斧を拾い上げた。だが、その体はもはや限界だった。昨日の一撃で、生命力のほとんどを使い果たしてしまったのだろう。
戦いは、一瞬で決した。
ジェネラルが渾身の力で振り下ろした斧。俺はそれを、昨日と同じように真っ向から受け止めた。
だが、今度は吹き飛ばされない。
「なっ……!?」
ジェネラルの目が、信じられないものを見るように見開かれた。俺は、片手で振り下ろされた戦斧を、ぴたりと止めていた。ステータスが爆発的に上昇した俺にとって、もはやこの一撃は脅威ではなかった。
「お前の力、確かに受け取った」
俺は戦斧を弾き返し、がら空きになったジェネラルの胴体に、ロングソードを深々と突き立てた。
「グ……ォ……」
ジェネラルは苦悶の声を漏らし、その巨体から力が抜けていく。俺は、その耳元で静かに囁いた。
「お前は強かった。俺が出会った中で、最高の敵だった」
それが、俺なりの敬意の示し方だった。
ジェネラルは、何かを理解したように、静かに目を閉じた。そして、ゆっくりと前のめりに倒れ込み、二度と動かなくなった。
静寂が訪れる。
砦に吹き込む風の音だけが、やけに大きく聞こえた。
俺はジェネラルの亡骸の前に立ち、しばらくの間、動かなかった。
大きな達成感があった。それは、ただ強い敵を倒したというだけのものではない。この死闘を通じて、俺は確実に、そして飛躍的に成長した。
同時に、俺は自分の過去と向き合っていた。
アランたちに追放された、無力な自分。荷物持ちとして、ただ蔑まれるだけだった自分。ゴブリン一体に殺された、惨めな自分。
それらの過去が、走馬灯のように頭をよぎる。
だが、もう、あの頃の俺はいない。
オークジェネラルとの死闘は、俺に絶対的な自信を与えてくれた。死を乗り越えることで無限に強くなれる、この『やりなおし』というスキルと共に歩んでいく覚悟を、固めてくれた。
アラン、ゴードン、レナ。
彼らへの憎しみが消えたわけではない。だが、もはやどうでもよくなっていた。彼らは、俺がこれから進む道の、遥か後方にいる存在だ。振り返る価値もない。
俺は、彼らに追放されたおかげで、この力を手に入れたのだ。皮肉なものだ。
俺はオークジェネラルの亡骸から、討伐の証である巨大な角を一つ切り取った。そして、一度も振り返ることなく、半壊した砦を後にした。
背中に差す夕日が、温かかった。
それはまるで、俺の新しい門出を祝福しているかのようだった。
追放された荷物持ち、カイル・アッシュフィールドは、この日、この場所で完全に死んだ。
そして、最強のレベル1冒険者として、生まれ変わったのだ。
過去との決別を果たした俺の足取りは、驚くほどに軽やかだった。
対する俺も、ロングソードを正眼に構え、意識を極限まで集中させていた。百回以上の死で蓄積された筋力、耐久力、敏捷性。その全てを、この瞬間、解き放つ。
「グルオオオオオオオッ!」
ジェネラルの咆哮が、最後の攻撃の合図だった。振り下ろされた戦斧から、黒い破壊の奔流が放たれる。地面を抉り、空気を裂きながら、全てを飲み込む津波のように俺へと殺到した。
俺はその奔流に対し、真っ直ぐに剣を突き出した。
「はあっ!」
特別な技ではない。ただ、純粋に、自分の持つ全ての力を切っ先に込めただけの、渾身の一突き。
俺の剣先と、破壊の奔流が激突する。
凄まじい衝撃。世界から音が消え、次に爆発的な轟音が鼓膜を打った。俺の体は、まるで木の葉のようにいとも簡単に吹き飛ばされる。チェインメイルは瞬時に蒸発し、皮膚が焼け爛れ、骨が砕ける感覚。
だが、俺の突きは、確かに奔流の中心を貫いていた。
ほんの一瞬、破壊の力が二つに分かたれる。そのわずかな隙間を、俺の意識は見逃さなかった。
(……見えた)
一撃の核となる部分。力の流れ。そして、技の後に訪れるであろう、一瞬の硬直。
それら全てをその身に刻み込みながら、俺の体は光の粒子となって消滅した。オークジェネラルが放った最後の一撃は、砦の壁を半壊させ、森の木々を薙ぎ倒し、やがてその力を失った。
後に残されたのは、荒い息をつきながら膝を折る、満身創痍のオークジェネラルだけだった。
木賃宿のベッドで、俺は静かに目を開けた。
全身を駆け巡る幻の激痛は、これまで経験した中でも最大のものだった。だが、それと同時に、今まで感じたことのないほどの力が体に満ち溢れているのを感じた。
ステータスウィンドウを開く。
【カイル・アッシュフィールド】
レベル:1
HP:20/20
MP:5/5
筋力:255
耐久力:280
敏捷性:248
魔力:5
スキル:やりなおし
毒耐性:高
**闇属性耐性:微**
全てのステータスが、爆発的に上昇していた。耐久力に至っては、一回の死で30近くも跳ね上がっている。そして、新たに追加された『闇属性耐性』の文字。
「……感謝するぜ、オークジェネラル」
俺は呟き、ベッドから立ち上がった。体は、驚くほど軽い。もはや、自分が人間という種族の枠組みの中にいるのかどうかさえ、分からなくなっていた。
俺は装備を整え、最後の戦いのために再びあの砦へと向かった。
半壊した砦にたどり着くと、そこには昨日と同じ光景が広がっていた。傷つき、疲弊しきったオークジェネラルが、瓦礫の中で一人、静かに座り込んでいた。俺が倒したオークたちの死体は、まだそのまま放置されている。
俺が姿を現すと、ジェネラルはゆっくりと顔を上げた。その目に、驚愕の色が浮かぶ。昨日、己の全生命力をかけて葬ったはずの敵が、無傷で再び目の前に現れたのだ。その絶望は、いかばかりか。
「……これで、本当に最後だ」
俺はロングソードを構える。ジェネラルも、最後の力を振り絞るように立ち上がり、戦斧を拾い上げた。だが、その体はもはや限界だった。昨日の一撃で、生命力のほとんどを使い果たしてしまったのだろう。
戦いは、一瞬で決した。
ジェネラルが渾身の力で振り下ろした斧。俺はそれを、昨日と同じように真っ向から受け止めた。
だが、今度は吹き飛ばされない。
「なっ……!?」
ジェネラルの目が、信じられないものを見るように見開かれた。俺は、片手で振り下ろされた戦斧を、ぴたりと止めていた。ステータスが爆発的に上昇した俺にとって、もはやこの一撃は脅威ではなかった。
「お前の力、確かに受け取った」
俺は戦斧を弾き返し、がら空きになったジェネラルの胴体に、ロングソードを深々と突き立てた。
「グ……ォ……」
ジェネラルは苦悶の声を漏らし、その巨体から力が抜けていく。俺は、その耳元で静かに囁いた。
「お前は強かった。俺が出会った中で、最高の敵だった」
それが、俺なりの敬意の示し方だった。
ジェネラルは、何かを理解したように、静かに目を閉じた。そして、ゆっくりと前のめりに倒れ込み、二度と動かなくなった。
静寂が訪れる。
砦に吹き込む風の音だけが、やけに大きく聞こえた。
俺はジェネラルの亡骸の前に立ち、しばらくの間、動かなかった。
大きな達成感があった。それは、ただ強い敵を倒したというだけのものではない。この死闘を通じて、俺は確実に、そして飛躍的に成長した。
同時に、俺は自分の過去と向き合っていた。
アランたちに追放された、無力な自分。荷物持ちとして、ただ蔑まれるだけだった自分。ゴブリン一体に殺された、惨めな自分。
それらの過去が、走馬灯のように頭をよぎる。
だが、もう、あの頃の俺はいない。
オークジェネラルとの死闘は、俺に絶対的な自信を与えてくれた。死を乗り越えることで無限に強くなれる、この『やりなおし』というスキルと共に歩んでいく覚悟を、固めてくれた。
アラン、ゴードン、レナ。
彼らへの憎しみが消えたわけではない。だが、もはやどうでもよくなっていた。彼らは、俺がこれから進む道の、遥か後方にいる存在だ。振り返る価値もない。
俺は、彼らに追放されたおかげで、この力を手に入れたのだ。皮肉なものだ。
俺はオークジェネラルの亡骸から、討伐の証である巨大な角を一つ切り取った。そして、一度も振り返ることなく、半壊した砦を後にした。
背中に差す夕日が、温かかった。
それはまるで、俺の新しい門出を祝福しているかのようだった。
追放された荷物持ち、カイル・アッシュフィールドは、この日、この場所で完全に死んだ。
そして、最強のレベル1冒険者として、生まれ変わったのだ。
過去との決別を果たした俺の足取りは、驚くほどに軽やかだった。
28
あなたにおすすめの小説
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
才能に打ち砕かれた日から、僕の最強は始まった
雷覇
ファンタジー
ワノクニ、蒼神流・蒼月道場。
天城蒼真は幼き頃から剣を学び、努力を重ねてきた。
だがある日、異世界から来た「勇者」瀬名隼人との出会いが、すべてを変える。
鍛錬も経験もない隼人は、生まれながらの天才。
一目見ただけで蒼真と幼馴染の朱音の剣筋を見切り、打ち破った。
朱音は琴音の命で、隼人の旅に同行することを決意する。
悔しさを抱えた蒼真は、道場を後にする。
目指すは“修羅の山”――魔族が封印され、誰も生きて戻らぬ死地へと旅立つ。
「役立たず」と追放されたが、俺のスキルは【経験値委託】だ。解除した瞬間、勇者パーティーはレベル1に戻り、俺だけレベル9999になった
たまごころ
ファンタジー
「悪いがクビだ、アレン。お前のような戦闘スキルのない寄生虫は、魔王討伐の旅には連れていけない」
幼馴染の勇者と、恋人だった聖女からそう告げられ、俺は極寒の雪山に捨てられた。
だが、彼らは勘違いしている。
俺のスキルは、単なる【魔力譲渡】じゃない。
パーティメンバーが得た経験値を管理・分配し、底上げする【経験値委託(キックバック)】という神スキルだったのだ。
俺をパーティから外すということは、契約解除を意味する。
つまり――今まで彼らが俺のおかげで得ていた「かさ増しステータス」が消え、俺が預けていた膨大な「累積経験値」が全て俺に返還されるということだ。
「スキル解除。……さて、長年の利子も含めて、たっぷり返してもらおうか」
その瞬間、俺のレベルは15から9999へ。
一方、勇者たちはレベル70から初期レベルの1へと転落した。
これは、最強の力を取り戻した俺が、雪山の守り神である銀狼(美少女)や、封印されし魔神(美少女)を従えて無双し、新たな国を作る物語。
そして、レベル1に戻ってゴブリンにも勝てなくなった元勇者たちが、絶望のどん底へ落ちていく「ざまぁ」の記録である。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
追放された付与術師、自分自身を『神』へと強化する。~捨てられた俺、実は万能チート。美少女と無双する間に、元仲間は全滅しているようですが?~
たまごころ
ファンタジー
「お前の『付与魔法』は地味で役に立たない。クビだ」
Sランクパーティ『栄光の剣』のお荷物扱いされていた付与術師のレントは、ダンジョンの最下層で無慈悲に追放された。
装備を持たず、魔物の餌食になるのを待つだけ……のはずだった。
しかし、極限状態でレントは覚醒する。
彼の能力は、単に剣や鎧を強化するだけのものではなかった。
自分自身の肉体、魔力、運、そして寿命さえも『付与(エンチャント)』で書き換えることができる、規格外の能力だったのだ。
「え、俺の筋力、ドラゴンより上になってる?」
ゴミ同然の石ころを『神剣』に変え、自分自身に『絶対無敵』を付与したレントは、ダンジョンで出会った訳ありの美少女たち――亡国の姫騎士、封印されし邪竜の娘、聖女――を救い、最強のハーレムパーティを結成する。
一方、レントを追放した『栄光の剣』は、装備のメンテナンスができずに弱体化。
さらにはレントの『運気上昇』の恩恵を失い、転落の一途を辿っていた。
「今さら戻ってきてくれと言われても、もう遅いぞ?」
これは、追放された底辺職の男が、自身を『神』へとアップデートし、地上とダンジョンを支配する成り上がり英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる