72 / 100
第72話:死に戻りによる弱点分析
しおりを挟む
「ガアアアアアアアアアッ!」
『百獣化』したガルムが、理性を失った咆哮を上げた。その巨体はさらに一回り大きくなり、赤黒いオーラが嵐のように吹き荒れている。もはやそこに知性ある将軍の姿はなく、ただ純粋な破壊衝動に突き動かされる天災のような存在が立っていた。
ガルムは地面に突き刺さっていた戦斧を引き抜くと、それをまるで小枝のように軽々と振り回し、ヴォルフへと突進した。その速度はこれまでの比ではない。残像さえ見えるほどの神速の突撃だった。
ヴォルフは、その突撃を正面から迎え撃った。
オリハルコンの大剣と魔鋼の戦斧が激突する。
ズウウウウウウンッ!
これまでとは比較にならない、天を揺るがすほどの衝撃音。
二人の足元の地面が直径数メートルにわたって陥没し、凄まじい衝撃波が周囲の魔族兵たちを吹き飛ばした。
だが、拮抗は一瞬で破れた。
「ぐ……おおおおおおっ!」
ヴォルフの体が、いとも簡単に弾き飛ばされる。彼の渾身の一撃は百獣化したガルムの圧倒的なパワーの前ではあまりにも無力だった。ヴォルフは数十メートル後方まで吹き飛び、俺のすぐ近くの地面に叩きつけられた。
「……がはっ……!」
ヴォルフは口から大量の血を吐き出した。オリハルコンの大剣はその手から離れ、遠くに転がっている。全身の骨が砕けているのが一目で分かった。もはや戦闘不能。
「……つ……ええ……な……」
彼は薄れゆく意識の中でそう呟いた。
ガルムはそんなヴォルフには目もくれず、次の破壊の対象を探すように、その狂気の瞳をぎょろりと動かした。そしてその視線が、地面に倒れたままの俺を捉えた。
「グ……ル……」
ガルムが唸り声を上げ、俺に向かって歩を進めてくる。
まずい。今の俺ではあの一撃を耐えることはできない。
その時だった。
「聖なる光よ、彼に守りの盾を! プロテクション!」
城壁の上からエリナの祈りの声が響いた。
淡い光の障壁が俺の体を包み込む。それはエリナが放てる最大級の防御魔法だった。
「ガアアッ!」
ガルムの戦斧がその障壁へと叩きつけられる。
バリンッ、というガラスが砕けるような音と共に障壁は一撃で粉砕された。だが、その一瞬の防御が俺にほんのわずかな時間を与えてくれた。
俺は最後の力を振り絞り、地面を転がった。
戦斧は俺がいた場所の地面を抉り、巨大なクレーターを作り出す。
(……助かった)
だが、状況は何も変わっていない。ガルムは再び戦斧を振りかぶり、俺にとどめを刺そうとしている。
シルフィリアも城壁の上から必死に魔法を放っているが、百獣化したガルムの体表を覆う赤黒いオーラがその全てを弾き返していた。
万事休すか。
俺は迫り来る死を覚悟した。
だが、その瞬間、俺の頭の中に、ある考えが閃いた。
(……そうだ。死ねばいい)
俺はもう何度も死んできた。
そしてその死の経験こそが、俺の最大の武器なのだ。
この絶望的な状況を覆す方法は一つしかない。
俺がガルムの奥義『百獣化』の攻撃をその身で受け続ける。そしてそのパターンと弱点を、この体に刻み込むのだ。
「……やってやる」
俺は覚悟を決めた。
それはこれまでで最も過酷で、最も苦痛に満ちた『死に戻り』になるだろう。
俺は立ち上がろうとするのをやめ、無防備なままガルムを見上げた。
「……カイル君!?」「大将!?」
仲間たちの悲痛な叫び声が聞こえる。
だが、俺はその声に答えることなく、ただ静かにガルムの振り下ろす死の一撃を待った。
二十一回目の死。
戦斧に脳天から体を両断された。
復活。
アイギスの砦の裏門。全身が引き裂かれる幻の激痛。
俺は歯を食いしばり、すぐに戦場へと戻った。
「グアアア?」
ガルムは殺したはずの俺が再び目の前に現れたことに、獣の本能レベルで混乱しているようだった。
俺は再びガルムの前に立ちはだかった。
そして彼の攻撃をあえて受けた。
二十二回目の死。
胸を貫かれ、心臓を抉り出された。
二十三回目の死。
両腕を叩き折られ、頭部を砕かれた。
二十四回目、二十五回目……。
俺は狂ったように死を繰り返した。
そのたびに俺の体には、『百獣化』したガルムの攻撃パターンが少しずつ、しかし確実に記録されていく。
(……見えてきた)
死の回数が三十回を超えた頃。俺はついにその核心に触れた。
ガルムの攻撃は確かに速く、重い。だが、理性を失っているが故にその動きは完全にパターン化されている。
右の薙ぎ払い。左の突き。そして脳天への振り下ろし。その三つの攻撃を獣の本能の赴くままに、ただ繰り返しているだけなのだ。
そして最も重要な発見。
それは彼が一連の攻撃を終えた後、次の攻撃に移るまでの間に、ほんのコンマ数秒、動きが完全に停止する瞬間があるということ。
おそらく、それは『百獣化』の副作用。強大な力を振るう代償として体に凄まじい負荷がかかり、一時的な硬直を生んでいるのだ。
これだ。
これこそが俺たちに残された唯一の勝機。
俺は三十一回目の死から復活すると、仲間たちがいる城壁の上へと向かった。
俺が再び生きて現れたことに、仲間たちは驚きと安堵の表情を浮かべた。
「カイル! 無事だったのね!」
「大将! てっきりまた無茶な死に方してるのかと……」
「……ヴォルフ」
俺はエリナの治癒魔法でなんとか動けるようになったヴォルフの元へと歩み寄った。
「お前にしか頼めないことがある」
俺は彼の耳元で静かに作戦を告げた。
俺が見つけ出したガルムの弱点。そしてその弱点を突くための、一撃必殺の策を。
俺の言葉を聞いたヴォルフの顔に、驚きと、そしてすぐに獰猛な戦士の笑みが戻った。
「……へっ。なるほどな。面白い。最高にイカした作戦じゃねえか」
彼は砕けた骨がまだ軋む体を、無理やり奮い立たせた。
「やってやるぜ、大将。あいつの首は、この俺が必ず獲る」
俺たちの最後の反撃が始まろうとしていた。
『百獣化』したガルムが、理性を失った咆哮を上げた。その巨体はさらに一回り大きくなり、赤黒いオーラが嵐のように吹き荒れている。もはやそこに知性ある将軍の姿はなく、ただ純粋な破壊衝動に突き動かされる天災のような存在が立っていた。
ガルムは地面に突き刺さっていた戦斧を引き抜くと、それをまるで小枝のように軽々と振り回し、ヴォルフへと突進した。その速度はこれまでの比ではない。残像さえ見えるほどの神速の突撃だった。
ヴォルフは、その突撃を正面から迎え撃った。
オリハルコンの大剣と魔鋼の戦斧が激突する。
ズウウウウウウンッ!
これまでとは比較にならない、天を揺るがすほどの衝撃音。
二人の足元の地面が直径数メートルにわたって陥没し、凄まじい衝撃波が周囲の魔族兵たちを吹き飛ばした。
だが、拮抗は一瞬で破れた。
「ぐ……おおおおおおっ!」
ヴォルフの体が、いとも簡単に弾き飛ばされる。彼の渾身の一撃は百獣化したガルムの圧倒的なパワーの前ではあまりにも無力だった。ヴォルフは数十メートル後方まで吹き飛び、俺のすぐ近くの地面に叩きつけられた。
「……がはっ……!」
ヴォルフは口から大量の血を吐き出した。オリハルコンの大剣はその手から離れ、遠くに転がっている。全身の骨が砕けているのが一目で分かった。もはや戦闘不能。
「……つ……ええ……な……」
彼は薄れゆく意識の中でそう呟いた。
ガルムはそんなヴォルフには目もくれず、次の破壊の対象を探すように、その狂気の瞳をぎょろりと動かした。そしてその視線が、地面に倒れたままの俺を捉えた。
「グ……ル……」
ガルムが唸り声を上げ、俺に向かって歩を進めてくる。
まずい。今の俺ではあの一撃を耐えることはできない。
その時だった。
「聖なる光よ、彼に守りの盾を! プロテクション!」
城壁の上からエリナの祈りの声が響いた。
淡い光の障壁が俺の体を包み込む。それはエリナが放てる最大級の防御魔法だった。
「ガアアッ!」
ガルムの戦斧がその障壁へと叩きつけられる。
バリンッ、というガラスが砕けるような音と共に障壁は一撃で粉砕された。だが、その一瞬の防御が俺にほんのわずかな時間を与えてくれた。
俺は最後の力を振り絞り、地面を転がった。
戦斧は俺がいた場所の地面を抉り、巨大なクレーターを作り出す。
(……助かった)
だが、状況は何も変わっていない。ガルムは再び戦斧を振りかぶり、俺にとどめを刺そうとしている。
シルフィリアも城壁の上から必死に魔法を放っているが、百獣化したガルムの体表を覆う赤黒いオーラがその全てを弾き返していた。
万事休すか。
俺は迫り来る死を覚悟した。
だが、その瞬間、俺の頭の中に、ある考えが閃いた。
(……そうだ。死ねばいい)
俺はもう何度も死んできた。
そしてその死の経験こそが、俺の最大の武器なのだ。
この絶望的な状況を覆す方法は一つしかない。
俺がガルムの奥義『百獣化』の攻撃をその身で受け続ける。そしてそのパターンと弱点を、この体に刻み込むのだ。
「……やってやる」
俺は覚悟を決めた。
それはこれまでで最も過酷で、最も苦痛に満ちた『死に戻り』になるだろう。
俺は立ち上がろうとするのをやめ、無防備なままガルムを見上げた。
「……カイル君!?」「大将!?」
仲間たちの悲痛な叫び声が聞こえる。
だが、俺はその声に答えることなく、ただ静かにガルムの振り下ろす死の一撃を待った。
二十一回目の死。
戦斧に脳天から体を両断された。
復活。
アイギスの砦の裏門。全身が引き裂かれる幻の激痛。
俺は歯を食いしばり、すぐに戦場へと戻った。
「グアアア?」
ガルムは殺したはずの俺が再び目の前に現れたことに、獣の本能レベルで混乱しているようだった。
俺は再びガルムの前に立ちはだかった。
そして彼の攻撃をあえて受けた。
二十二回目の死。
胸を貫かれ、心臓を抉り出された。
二十三回目の死。
両腕を叩き折られ、頭部を砕かれた。
二十四回目、二十五回目……。
俺は狂ったように死を繰り返した。
そのたびに俺の体には、『百獣化』したガルムの攻撃パターンが少しずつ、しかし確実に記録されていく。
(……見えてきた)
死の回数が三十回を超えた頃。俺はついにその核心に触れた。
ガルムの攻撃は確かに速く、重い。だが、理性を失っているが故にその動きは完全にパターン化されている。
右の薙ぎ払い。左の突き。そして脳天への振り下ろし。その三つの攻撃を獣の本能の赴くままに、ただ繰り返しているだけなのだ。
そして最も重要な発見。
それは彼が一連の攻撃を終えた後、次の攻撃に移るまでの間に、ほんのコンマ数秒、動きが完全に停止する瞬間があるということ。
おそらく、それは『百獣化』の副作用。強大な力を振るう代償として体に凄まじい負荷がかかり、一時的な硬直を生んでいるのだ。
これだ。
これこそが俺たちに残された唯一の勝機。
俺は三十一回目の死から復活すると、仲間たちがいる城壁の上へと向かった。
俺が再び生きて現れたことに、仲間たちは驚きと安堵の表情を浮かべた。
「カイル! 無事だったのね!」
「大将! てっきりまた無茶な死に方してるのかと……」
「……ヴォルフ」
俺はエリナの治癒魔法でなんとか動けるようになったヴォルフの元へと歩み寄った。
「お前にしか頼めないことがある」
俺は彼の耳元で静かに作戦を告げた。
俺が見つけ出したガルムの弱点。そしてその弱点を突くための、一撃必殺の策を。
俺の言葉を聞いたヴォルフの顔に、驚きと、そしてすぐに獰猛な戦士の笑みが戻った。
「……へっ。なるほどな。面白い。最高にイカした作戦じゃねえか」
彼は砕けた骨がまだ軋む体を、無理やり奮い立たせた。
「やってやるぜ、大将。あいつの首は、この俺が必ず獲る」
俺たちの最後の反撃が始まろうとしていた。
3
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
「役立たず」と追放されたが、俺のスキルは【経験値委託】だ。解除した瞬間、勇者パーティーはレベル1に戻り、俺だけレベル9999になった
たまごころ
ファンタジー
「悪いがクビだ、アレン。お前のような戦闘スキルのない寄生虫は、魔王討伐の旅には連れていけない」
幼馴染の勇者と、恋人だった聖女からそう告げられ、俺は極寒の雪山に捨てられた。
だが、彼らは勘違いしている。
俺のスキルは、単なる【魔力譲渡】じゃない。
パーティメンバーが得た経験値を管理・分配し、底上げする【経験値委託(キックバック)】という神スキルだったのだ。
俺をパーティから外すということは、契約解除を意味する。
つまり――今まで彼らが俺のおかげで得ていた「かさ増しステータス」が消え、俺が預けていた膨大な「累積経験値」が全て俺に返還されるということだ。
「スキル解除。……さて、長年の利子も含めて、たっぷり返してもらおうか」
その瞬間、俺のレベルは15から9999へ。
一方、勇者たちはレベル70から初期レベルの1へと転落した。
これは、最強の力を取り戻した俺が、雪山の守り神である銀狼(美少女)や、封印されし魔神(美少女)を従えて無双し、新たな国を作る物語。
そして、レベル1に戻ってゴブリンにも勝てなくなった元勇者たちが、絶望のどん底へ落ちていく「ざまぁ」の記録である。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる