34 / 72
第33話 真実を確かめるため、魔王領への潜入を決意
しおりを挟む
嘆きの森に、静寂が戻っていた。
魔王軍幹部、カオス・シェイドがいた場所には、彼の存在を示すものは何一つ残っていない。ただ、彼の最期の言葉だけが、俺たちの心に重く、深く刻み込まれていた。
『魔王様を……あの方を、救ってやってくれ……』
その言葉は、俺たちがこれまで抱いてきた「魔王」という存在のイメージを、根底から覆すものだった。
悪の化身、世界の敵。そう教えられてきた存在が、実は、誰よりもこの世界の歪みに苦しみ、見捨てられた者たちを救うために、孤独な戦いを続けているのかもしれない。
「……なあ、カイト。あいつの話、どこまで信じればいいんだ?」
馬車に戻り、焚き火を囲みながら、フレアがポツリと呟いた。その声には、いつもの快活さはなく、深い混乱が滲んでいる。
「敵の言うことだ。俺たちを騙すための、罠かもしれねえだろ?」
「その可能性もゼロじゃない」
俺は、揺れる炎を見つめながら答えた。
「だが、彼のステータスは、嘘をつけない。彼の存在そのものが、バグによって深く汚染され、崩壊寸前だった。それは、俺の【システム解析】が保証する、紛れもない事実だ。彼の苦しみは、本物だった」
「わたくしも、そう思います」
ルナが、静かに続けた。
「彼の言葉には、憎しみや絶望だけではなく、魔王様という方への、純粋な敬愛と、そして、救いを求める悲痛な響きがありました。あれが、偽りだとは思えません」
三人の意見は、一致していた。
魔王の真意、そして、この世界の真実。それを、俺たち自身の目で確かめなければならない。
「よし」
俺は、膝を叩いて立ち上がった。
「方針は決まった。俺たちは、魔王領に潜入し、魔王と直接会う。そして、彼が敵なのか、味方なのか……あるいは、救うべき対象なのかを、見極める」
「潜入、ねえ……。言うのは簡単だけどよ。どうやって、あの魔王軍の警戒網を抜けるんだ?」
フレアが、地図を広げながら、現実的な問題を口にした。
魔王領は、地図上では広大な領域を占めている。カオス・シェイドのような幹部クラスが、他にも何人もいると考えるのが自然だ。正面から乗り込めば、待っているのは総力戦、そして確実な死だろう。
「力ずくで突破するのは、最悪の選択肢だ。俺たちの目的は、戦闘じゃない。対話だ。だから、可能な限り、隠密に行動する必要がある」
俺は、地図の上に手をかざし、意識を集中させた。
「【システム解析】――広域スキャンモード、起動。対象、魔王領全域の魔力分布、及び、結界構造を解析」
俺のスキルは、ドワーフの国でのギルバートとの技術交換、そして神々の観測所での膨大な情報のインプットを経て、さらに進化していた。もはや、俺の視界は、目の前のオブジェクトだけでなく、この世界という巨大なサーバーの、広範囲なデータを読み解くことが可能になっている。
俺の脳内に、魔王領全体の、巨大なネットワーク構成図のようなものが、立体的に展開された。
無数の赤い点滅は、魔物の配置。
網の目のように張り巡らされた紫色の線は、魔王領全体を覆う、強力な防衛結界。
そして、その中心、一際大きく、禍々しい輝きを放つノードが、魔王城だ。
「……なるほどな。確かに、鉄壁の守りだ。だが……」
俺は、その完璧に見える防衛網の中に、いくつかの、微細な綻びを発見した。
「この結界、最新の魔術理論で構築されているように見えて、その基礎部分は、非常に古い、古代の地脈のエネルギーを利用している。そして、その古い地脈の中には、今はもう使われていない、忘れられた『精霊の通り道』が、いくつか残っている」
「精霊の、通り道……?」
ルナが、その言葉に反応した。
「ああ。例えるなら、最新の光ファイバー網の中に、一本だけ、昔のアナログ回線が、廃線になったまま放置されているようなものだ。セキュリティホール、あるいは、システムの『バックドア』と言ってもいい」
俺は、地図上の一点を指さした。
「ここだ。嘆きの森の、さらに奥。この古い精霊の通り道を使えば、魔王軍の主要な警戒網を全て迂回して、魔王城の、かなり近くまで、誰にも気づかれずに接近できるはずだ」
俺の立てた潜入計画に、フレアとルナは、驚きと期待の入り混じった表情を浮かべた。
「すげえな、カイト! そんなことまで分かるのかよ!」
「カイト様……。あなた様のその力は、本当に、神々の理すら超えていますね」
「まあな。元SEを、なめるなよ」
俺は、少しだけ得意げに笑ってみせた。
作戦は決まった。
俺たちは、ギルバートから貰った『空間収納の腕輪(アイテムボックス)』から、潜入に必要な装備を取り出し、準備を始めた。
気配を遮断する効果のある『影隠しのマント』。
長期間の潜入に備えた、高カロリーの保存食。
いざという時のための、各種ポーションや解毒剤。
そして、俺がドゥリンヘイムで作り上げた、通信機能を持つ、対のイヤリング。これがあれば、離れた場所でも、互いに連絡を取り合うことができる。
全ての準備を終え、俺たちは、再び馬車を進めた。
嘆きの森を、さらに深くへ。
森の景色は、進むにつれて、より一層、異様さを増していった。空は、常に鉛色の雲に覆われ、太陽の光はほとんど届かない。木々は、まるで苦痛にのたうつ罪人のように、奇怪な形にねじ曲がっている。
だが、俺には、その光景が、ただ邪悪なものだとは思えなかった。
むしろ、それは、この世界中の歪みと苦しみを、一身に引き受けているかのような、悲壮な美しさすら感じさせた。
「大地が……泣いています……」
ルナが、馬車の窓から外を見つめ、ぽつりと呟いた。
その言葉が、この土地の本質を、的確に表しているように思えた。
やがて、俺たちは、地図に示された、潜入ポイントにたどり着いた。
そこは、一見すると、ただの苔むした、巨大な岩壁があるだけだった。
「本当に、ここなのか?」
フレアが、訝しげに岩壁を叩く。
「ああ。この岩は、物理的なカモフラージュだ。その内側にある、古代の精霊魔法の術式を起動させれば、道は開く」
俺は、ルナに合図を送った。
ルナは、静かに頷くと、岩壁の前に立ち、両手をそっと触れさせた。
「……古き、大地の精霊よ。道に迷いし、我らのために、その隠されたる門を、お開きください」
彼女が、澄んだ声で祈りを捧げると、その手のひらから、柔らかな緑色の光が溢れ出し、岩壁に刻まれた、目には見えない古代の紋様を、なぞるように広がっていく。
ゴゴゴゴゴ……。
重々しい音と共に、巨大な岩壁が、ゆっくりと、内側に向かって沈み込んでいく。
その奥には、闇へと続く、トンネルのような、洞窟の入り口が、ぽっかりと口を開けていた。
ひんやりとした、湿った空気が、中から流れ出してくる。
この先は、未知の領域。
魔王の支配する、本当の敵地だ。
「よし」
俺は、息を一つ吸い込み、二人に向き直った。
「行くぞ。ここから先は、一歩間違えれば、生きては戻れない。絶対に、気を抜くな」
「おう!」
「はい、マスター」
フレアとルナの、力強い返事が、暗い洞窟の中に響いた。
俺たちは、互いの顔を見合わせ、頷き合うと、固い決意を胸に、その闇の中へと、静かに足を踏み入れた。
世界の運命を賭けた、前代未聞の潜入ミッションが、今、始まった。
魔王軍幹部、カオス・シェイドがいた場所には、彼の存在を示すものは何一つ残っていない。ただ、彼の最期の言葉だけが、俺たちの心に重く、深く刻み込まれていた。
『魔王様を……あの方を、救ってやってくれ……』
その言葉は、俺たちがこれまで抱いてきた「魔王」という存在のイメージを、根底から覆すものだった。
悪の化身、世界の敵。そう教えられてきた存在が、実は、誰よりもこの世界の歪みに苦しみ、見捨てられた者たちを救うために、孤独な戦いを続けているのかもしれない。
「……なあ、カイト。あいつの話、どこまで信じればいいんだ?」
馬車に戻り、焚き火を囲みながら、フレアがポツリと呟いた。その声には、いつもの快活さはなく、深い混乱が滲んでいる。
「敵の言うことだ。俺たちを騙すための、罠かもしれねえだろ?」
「その可能性もゼロじゃない」
俺は、揺れる炎を見つめながら答えた。
「だが、彼のステータスは、嘘をつけない。彼の存在そのものが、バグによって深く汚染され、崩壊寸前だった。それは、俺の【システム解析】が保証する、紛れもない事実だ。彼の苦しみは、本物だった」
「わたくしも、そう思います」
ルナが、静かに続けた。
「彼の言葉には、憎しみや絶望だけではなく、魔王様という方への、純粋な敬愛と、そして、救いを求める悲痛な響きがありました。あれが、偽りだとは思えません」
三人の意見は、一致していた。
魔王の真意、そして、この世界の真実。それを、俺たち自身の目で確かめなければならない。
「よし」
俺は、膝を叩いて立ち上がった。
「方針は決まった。俺たちは、魔王領に潜入し、魔王と直接会う。そして、彼が敵なのか、味方なのか……あるいは、救うべき対象なのかを、見極める」
「潜入、ねえ……。言うのは簡単だけどよ。どうやって、あの魔王軍の警戒網を抜けるんだ?」
フレアが、地図を広げながら、現実的な問題を口にした。
魔王領は、地図上では広大な領域を占めている。カオス・シェイドのような幹部クラスが、他にも何人もいると考えるのが自然だ。正面から乗り込めば、待っているのは総力戦、そして確実な死だろう。
「力ずくで突破するのは、最悪の選択肢だ。俺たちの目的は、戦闘じゃない。対話だ。だから、可能な限り、隠密に行動する必要がある」
俺は、地図の上に手をかざし、意識を集中させた。
「【システム解析】――広域スキャンモード、起動。対象、魔王領全域の魔力分布、及び、結界構造を解析」
俺のスキルは、ドワーフの国でのギルバートとの技術交換、そして神々の観測所での膨大な情報のインプットを経て、さらに進化していた。もはや、俺の視界は、目の前のオブジェクトだけでなく、この世界という巨大なサーバーの、広範囲なデータを読み解くことが可能になっている。
俺の脳内に、魔王領全体の、巨大なネットワーク構成図のようなものが、立体的に展開された。
無数の赤い点滅は、魔物の配置。
網の目のように張り巡らされた紫色の線は、魔王領全体を覆う、強力な防衛結界。
そして、その中心、一際大きく、禍々しい輝きを放つノードが、魔王城だ。
「……なるほどな。確かに、鉄壁の守りだ。だが……」
俺は、その完璧に見える防衛網の中に、いくつかの、微細な綻びを発見した。
「この結界、最新の魔術理論で構築されているように見えて、その基礎部分は、非常に古い、古代の地脈のエネルギーを利用している。そして、その古い地脈の中には、今はもう使われていない、忘れられた『精霊の通り道』が、いくつか残っている」
「精霊の、通り道……?」
ルナが、その言葉に反応した。
「ああ。例えるなら、最新の光ファイバー網の中に、一本だけ、昔のアナログ回線が、廃線になったまま放置されているようなものだ。セキュリティホール、あるいは、システムの『バックドア』と言ってもいい」
俺は、地図上の一点を指さした。
「ここだ。嘆きの森の、さらに奥。この古い精霊の通り道を使えば、魔王軍の主要な警戒網を全て迂回して、魔王城の、かなり近くまで、誰にも気づかれずに接近できるはずだ」
俺の立てた潜入計画に、フレアとルナは、驚きと期待の入り混じった表情を浮かべた。
「すげえな、カイト! そんなことまで分かるのかよ!」
「カイト様……。あなた様のその力は、本当に、神々の理すら超えていますね」
「まあな。元SEを、なめるなよ」
俺は、少しだけ得意げに笑ってみせた。
作戦は決まった。
俺たちは、ギルバートから貰った『空間収納の腕輪(アイテムボックス)』から、潜入に必要な装備を取り出し、準備を始めた。
気配を遮断する効果のある『影隠しのマント』。
長期間の潜入に備えた、高カロリーの保存食。
いざという時のための、各種ポーションや解毒剤。
そして、俺がドゥリンヘイムで作り上げた、通信機能を持つ、対のイヤリング。これがあれば、離れた場所でも、互いに連絡を取り合うことができる。
全ての準備を終え、俺たちは、再び馬車を進めた。
嘆きの森を、さらに深くへ。
森の景色は、進むにつれて、より一層、異様さを増していった。空は、常に鉛色の雲に覆われ、太陽の光はほとんど届かない。木々は、まるで苦痛にのたうつ罪人のように、奇怪な形にねじ曲がっている。
だが、俺には、その光景が、ただ邪悪なものだとは思えなかった。
むしろ、それは、この世界中の歪みと苦しみを、一身に引き受けているかのような、悲壮な美しさすら感じさせた。
「大地が……泣いています……」
ルナが、馬車の窓から外を見つめ、ぽつりと呟いた。
その言葉が、この土地の本質を、的確に表しているように思えた。
やがて、俺たちは、地図に示された、潜入ポイントにたどり着いた。
そこは、一見すると、ただの苔むした、巨大な岩壁があるだけだった。
「本当に、ここなのか?」
フレアが、訝しげに岩壁を叩く。
「ああ。この岩は、物理的なカモフラージュだ。その内側にある、古代の精霊魔法の術式を起動させれば、道は開く」
俺は、ルナに合図を送った。
ルナは、静かに頷くと、岩壁の前に立ち、両手をそっと触れさせた。
「……古き、大地の精霊よ。道に迷いし、我らのために、その隠されたる門を、お開きください」
彼女が、澄んだ声で祈りを捧げると、その手のひらから、柔らかな緑色の光が溢れ出し、岩壁に刻まれた、目には見えない古代の紋様を、なぞるように広がっていく。
ゴゴゴゴゴ……。
重々しい音と共に、巨大な岩壁が、ゆっくりと、内側に向かって沈み込んでいく。
その奥には、闇へと続く、トンネルのような、洞窟の入り口が、ぽっかりと口を開けていた。
ひんやりとした、湿った空気が、中から流れ出してくる。
この先は、未知の領域。
魔王の支配する、本当の敵地だ。
「よし」
俺は、息を一つ吸い込み、二人に向き直った。
「行くぞ。ここから先は、一歩間違えれば、生きては戻れない。絶対に、気を抜くな」
「おう!」
「はい、マスター」
フレアとルナの、力強い返事が、暗い洞窟の中に響いた。
俺たちは、互いの顔を見合わせ、頷き合うと、固い決意を胸に、その闇の中へと、静かに足を踏み入れた。
世界の運命を賭けた、前代未聞の潜入ミッションが、今、始まった。
53
あなたにおすすめの小説
俺のスキル、説明すると大体笑われるが、そんな他人からの評価なんてどうでもいいわ
ささみやき
ファンタジー
平凡に生きてたはずの俺は、ある日なぜか死んだ。
気づけば真っ白な空間で、美人のお姉さんとご対面。
「転生します? 特典はAかBね」
A:チート付き、記憶なし
B:スキルはガチャ、記憶あり
そんな博打みたいな転生があるかよ……と思いつつ、
記憶を失うのは嫌なのでBを選択。
どうやら行き先の《生界世界》と《冥界世界》は、
魂の循環でつながってるらしいが、
そのバランスが魔王たちのせいでグチャグチャに。
で、なぜか俺がその修復に駆り出されることに。
転生先では仲間ができて、
なんやかんやで魔王の幹部と戦う日々。
でも旅を続けるうちに、
「この世界、なんか裏があるぞ……?」
と気づき始める。
謎の転生、調停者のお姉さんの妙な微笑み、
そして思わせぶりな“世界の秘密”。
死んでからの人生(?)、
どうしてこうなった。
ガチャスキル、変な魔王、怪しい美人。
そんな異世界で右往左往しつつも、
世界の謎に迫っていく、ゆるコメディ転生ファンタジー!
シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~
尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。
だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。
全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。
勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。
そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。
エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。
これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。
…その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。
妹とは血の繋がりであろうか?
妹とは魂の繋がりである。
兄とは何か?
妹を護る存在である。
かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
帰還勇者の盲愛生活〜異世界で失った仲間たちが現代で蘇り、俺を甘やかしてくる~
キョウキョウ
ファンタジー
普通の会社員だった佐藤隼人(さとうはやと)は、ある日突然異世界に招かれる。
異世界で勇者として10年間を旅して過ごしながら魔王との戦いに決着をつけた隼人。
役目を終えて、彼は異世界に旅立った直後の現代に戻ってきた。
隼人の意識では10年間という月日が流れていたが、こちらでは一瞬の出来事だった。
戻ってきたと実感した直後、彼の体に激痛が走る。
異世界での経験と成長が現代の体に統合される過程で、隼人は1ヶ月間寝込むことに。
まるで生まれ変わるかのような激しい体の変化が続き、思うように動けなくなった。
ようやく落ち着いた頃には無断欠勤により会社をクビになり、それを知った恋人から別れを告げられる。
それでも隼人は現代に戻ってきて、生きられることに感謝する。
次の仕事を見つけて、新しい生活を始めようと前向きになった矢先、とある人物が部屋を訪ねてくる。
その人物とは、異世界で戦友だった者の名を口にする女子高生だった。
「ハヤト様。私たちの世界を救ってくれて、本当にありがとう。今度は、私たちがあなたのことを幸せにします!」
※カクヨムにも掲載中です。
Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜
2nd kanta
ファンタジー
愛する可愛い奥様達の為、俺は理不尽と戦います。
人違いで刺された俺は死ぬ間際に、得体の知れない何者かに異世界に飛ばされた。
そこは、テンプレの勇者召喚の場だった。
しかし召喚された俺の腹にはドスが刺さったままだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる