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第21話 クラスメイトとの遭遇
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俺の暴挙によって、カフェの空気は甘くも気まずいものになってしまった。
雫はしばらく顔を上げてくれなかったが、俺が必死に「本当にごめん!」「他意はないんだ!」と手話で弁解すると、やがて顔を覆っていた指の隙間から、ちらりとこちらを窺ってきた。その潤んだ瞳には、怒りではなく、恥じらいと戸惑いの色が浮かんでいる。
俺がほっと胸を撫で下ろしていると、彼女は観念したようにゆっくりと顔を上げた。まだ頬は林檎のように赤いままだったが、その表情は少しだけ和らいでいた。
気まずさを払拭するように、俺たちは当たり障りのない話題を筆談で続けた。
テストの結果どうだったとか、次の連休は何をするかとか。
それでも、時折視線が合うと、お互いにクリーム事件を思い出してしまうのか、ふっと視線を逸らしてしまう。その初々しいやり取りが、逆にデートっぽさを加速させていることには、俺も彼女も気づいていなかった。
しばらくして、彼女がトイレに立った。
一人になった俺は、ふう、と大きく息をつく。心臓がずっと全力疾走だ。デートって、こんなに体力を使うものだったのか。
窓の外をぼんやりと眺めていると、不意に、カフェの入り口のドアベルがカラン、と鳴った。
誰か来たんだな、と何気なくそちらに視線を向けた、その瞬間。
俺は、全身の血が凍りつくのを感じた。
「あー、マジ疲れたー。テスト終わったんだから部活も休みにしろっての」
「まあまあ。終わった後の甘いものは格別だって」
「それなー!」
そこに立っていたのは、見慣れすぎたクラスメイトの男女四人組だった。
その中心には、快活な笑顔を振りまく、俺の親友・鈴木健太の姿が。
――終わった。
俺の脳内に、その二文字が大きく浮かび上がった。
よりにもよって、なぜこのタイミングで、このメンバーに遭遇してしまうのか。
健太たちのグループには、クラスで一番可愛いとされる天野莉奈も混じっている。彼女たちの情報網は、学校の放送室より正確で速い。
ここで俺と雫が二人きりでいるのを見られたら、月曜日の朝には、学校中の人間が知ることになるだろう。
「やべえ」
俺は咄嗟に身をかがめ、メニュー表で顔を隠した。だが、時すでに遅し。
「あれ? あそこにいるの、相田じゃね?」
健太の目が、的確に俺の姿を捉えていた。サッカーで鍛えられた視野の広さが、ここでも遺憾なく発揮されている。恨めしい。
健太たちが、ずかずかと俺のテーブルに近づいてくる。
「よお、航! やっぱりお前か。こんなとこで何してんの?」
悪気なく肩を叩いてくる健太。俺は引きつった笑みを浮かべることしかできない。
「お、おう、健太。奇遇だな。いや、ちょっと……」
俺がしどろもどろになっていると、天野さんが俺の向かいの席を見て、目を丸くした。
「え、相田くん一人じゃないじゃん。誰か待ってんの?」
その言葉と同時に、最悪のタイミングで、雫がトイレから戻ってきた。
ふわりとしたスカートを揺らし、少し不思議そうな顔で、俺たちのテーブルに近づいてくる。
「「「あ」」」
健太、天野さん、そして他のメンバーたちの声が、綺麗にハモった。
全員の視線が、俺と雫の間を何度も往復している。
驚き、困惑、そして強烈な好奇心。彼らの顔には、そう書かれていた。
「え、月宮さん!? なんで相田と!?」
一番に声を上げたのは、天野さんだった。彼女の驚きように、雫の肩がびくりと震える。
「お、おい航、どういうことだよコレ!?」
健太が俺の肩を掴んで、ガクガクと揺さぶってくる。
まずい。非常に、まずい。
雫は突然の事態に完全に固まってしまい、不安そうに俺の顔を見つめているだけだ。
ここで下手に言い訳をすれば、余計に怪しまれるだけだ。
俺は数秒で頭をフル回転させ、最も無難で、最も правдоподобныйな言い訳を捻り出した。
「いや、違うんだって! これは、その……勉強会の、帰り!」
俺は必死の形相で叫んだ。
「テスト期間中、月宮さんに勉強教えてもらっててさ! そのお礼に、今日ケーキ奢っただけだって!」
我ながら、苦しすぎる言い訳だ。だが、これしか思いつかなかった。
雫が勉強を教えていた、という部分に少し無理があるが、そこはもう勢いで押し通すしかない。
俺の必死の弁明を聞いて、健太たちは顔を見合わせた。
「へえ、勉強会ねえ」
健太が、全てをお見通しだと言わんばかりのニヤニヤ顔で俺を見る。
「そっかー、珍しい組み合わせだからびっくりしちゃった。月宮さん、相田くんに勉強教えてあげてたんだ。偉いねー」
天野さんは、まだ少し疑っているようだったが、空気を読んでくれたのか、にこやかにそう言った。
雫は、俺の咄嗟の嘘に合わせて、こくり、と小さく頷いた。その完璧なアシストに、俺は心の中で感謝の涙を流す。
「じゃあ、俺たちはあっちの席座るから。お邪魔しましたー」
健太は俺の肩をぽん、と意味ありげに叩くと、仲間たちを引き連れて少し離れたテーブルへと向かっていった。
嵐が去った後のような静けさが、俺たちのテーブルに戻ってきた。
俺は全身の力が抜けて、ぐったりと椅子の背もたれに体を預けた。心臓が、まだバクバクと音を立てている。
雫も、まだ緊張が解けないのか、固い表情で俯いていた。
俺は、彼女を安心させたくて、テーブルの下でそっと手話を使った。
『ごめん。俺のせいで』
すると彼女は、ふるふると首を横に振り、同じようにテーブルの下で返事をくれた。
『航くんは、悪くない』
そして、少しだけ間を置いてから、付け加えた。
『びっくりしたけど……ちょっと、ドキドキした』
そう言って、彼女は恥ずかしそうに、でも少しだけ楽しそうに、ふわりと微笑んだ。
その笑顔を見て、俺の緊張もようやく解けていった。
確かに、心臓に悪いハプニングだった。
でも、二人で一緒に秘密を隠し通したことで、俺たちの絆はまた少しだけ強くなったような気がした。
まるで、スリル満点のアトラクションを一緒に乗り越えた後のような、不思議な連帯感。
俺は健太たちの席にバレないように、こっそりと雫に手話で送った。
『俺も』
二人だけの秘密が、また一つ増えた。
初めてのデートは、予想外のハプニングに見舞われたけれど、それもまた忘れられない、甘くてスリリングな思い出になったのだった。
雫はしばらく顔を上げてくれなかったが、俺が必死に「本当にごめん!」「他意はないんだ!」と手話で弁解すると、やがて顔を覆っていた指の隙間から、ちらりとこちらを窺ってきた。その潤んだ瞳には、怒りではなく、恥じらいと戸惑いの色が浮かんでいる。
俺がほっと胸を撫で下ろしていると、彼女は観念したようにゆっくりと顔を上げた。まだ頬は林檎のように赤いままだったが、その表情は少しだけ和らいでいた。
気まずさを払拭するように、俺たちは当たり障りのない話題を筆談で続けた。
テストの結果どうだったとか、次の連休は何をするかとか。
それでも、時折視線が合うと、お互いにクリーム事件を思い出してしまうのか、ふっと視線を逸らしてしまう。その初々しいやり取りが、逆にデートっぽさを加速させていることには、俺も彼女も気づいていなかった。
しばらくして、彼女がトイレに立った。
一人になった俺は、ふう、と大きく息をつく。心臓がずっと全力疾走だ。デートって、こんなに体力を使うものだったのか。
窓の外をぼんやりと眺めていると、不意に、カフェの入り口のドアベルがカラン、と鳴った。
誰か来たんだな、と何気なくそちらに視線を向けた、その瞬間。
俺は、全身の血が凍りつくのを感じた。
「あー、マジ疲れたー。テスト終わったんだから部活も休みにしろっての」
「まあまあ。終わった後の甘いものは格別だって」
「それなー!」
そこに立っていたのは、見慣れすぎたクラスメイトの男女四人組だった。
その中心には、快活な笑顔を振りまく、俺の親友・鈴木健太の姿が。
――終わった。
俺の脳内に、その二文字が大きく浮かび上がった。
よりにもよって、なぜこのタイミングで、このメンバーに遭遇してしまうのか。
健太たちのグループには、クラスで一番可愛いとされる天野莉奈も混じっている。彼女たちの情報網は、学校の放送室より正確で速い。
ここで俺と雫が二人きりでいるのを見られたら、月曜日の朝には、学校中の人間が知ることになるだろう。
「やべえ」
俺は咄嗟に身をかがめ、メニュー表で顔を隠した。だが、時すでに遅し。
「あれ? あそこにいるの、相田じゃね?」
健太の目が、的確に俺の姿を捉えていた。サッカーで鍛えられた視野の広さが、ここでも遺憾なく発揮されている。恨めしい。
健太たちが、ずかずかと俺のテーブルに近づいてくる。
「よお、航! やっぱりお前か。こんなとこで何してんの?」
悪気なく肩を叩いてくる健太。俺は引きつった笑みを浮かべることしかできない。
「お、おう、健太。奇遇だな。いや、ちょっと……」
俺がしどろもどろになっていると、天野さんが俺の向かいの席を見て、目を丸くした。
「え、相田くん一人じゃないじゃん。誰か待ってんの?」
その言葉と同時に、最悪のタイミングで、雫がトイレから戻ってきた。
ふわりとしたスカートを揺らし、少し不思議そうな顔で、俺たちのテーブルに近づいてくる。
「「「あ」」」
健太、天野さん、そして他のメンバーたちの声が、綺麗にハモった。
全員の視線が、俺と雫の間を何度も往復している。
驚き、困惑、そして強烈な好奇心。彼らの顔には、そう書かれていた。
「え、月宮さん!? なんで相田と!?」
一番に声を上げたのは、天野さんだった。彼女の驚きように、雫の肩がびくりと震える。
「お、おい航、どういうことだよコレ!?」
健太が俺の肩を掴んで、ガクガクと揺さぶってくる。
まずい。非常に、まずい。
雫は突然の事態に完全に固まってしまい、不安そうに俺の顔を見つめているだけだ。
ここで下手に言い訳をすれば、余計に怪しまれるだけだ。
俺は数秒で頭をフル回転させ、最も無難で、最も правдоподобныйな言い訳を捻り出した。
「いや、違うんだって! これは、その……勉強会の、帰り!」
俺は必死の形相で叫んだ。
「テスト期間中、月宮さんに勉強教えてもらっててさ! そのお礼に、今日ケーキ奢っただけだって!」
我ながら、苦しすぎる言い訳だ。だが、これしか思いつかなかった。
雫が勉強を教えていた、という部分に少し無理があるが、そこはもう勢いで押し通すしかない。
俺の必死の弁明を聞いて、健太たちは顔を見合わせた。
「へえ、勉強会ねえ」
健太が、全てをお見通しだと言わんばかりのニヤニヤ顔で俺を見る。
「そっかー、珍しい組み合わせだからびっくりしちゃった。月宮さん、相田くんに勉強教えてあげてたんだ。偉いねー」
天野さんは、まだ少し疑っているようだったが、空気を読んでくれたのか、にこやかにそう言った。
雫は、俺の咄嗟の嘘に合わせて、こくり、と小さく頷いた。その完璧なアシストに、俺は心の中で感謝の涙を流す。
「じゃあ、俺たちはあっちの席座るから。お邪魔しましたー」
健太は俺の肩をぽん、と意味ありげに叩くと、仲間たちを引き連れて少し離れたテーブルへと向かっていった。
嵐が去った後のような静けさが、俺たちのテーブルに戻ってきた。
俺は全身の力が抜けて、ぐったりと椅子の背もたれに体を預けた。心臓が、まだバクバクと音を立てている。
雫も、まだ緊張が解けないのか、固い表情で俯いていた。
俺は、彼女を安心させたくて、テーブルの下でそっと手話を使った。
『ごめん。俺のせいで』
すると彼女は、ふるふると首を横に振り、同じようにテーブルの下で返事をくれた。
『航くんは、悪くない』
そして、少しだけ間を置いてから、付け加えた。
『びっくりしたけど……ちょっと、ドキドキした』
そう言って、彼女は恥ずかしそうに、でも少しだけ楽しそうに、ふわりと微笑んだ。
その笑顔を見て、俺の緊張もようやく解けていった。
確かに、心臓に悪いハプニングだった。
でも、二人で一緒に秘密を隠し通したことで、俺たちの絆はまた少しだけ強くなったような気がした。
まるで、スリル満点のアトラクションを一緒に乗り越えた後のような、不思議な連帯感。
俺は健太たちの席にバレないように、こっそりと雫に手話で送った。
『俺も』
二人だけの秘密が、また一つ増えた。
初めてのデートは、予想外のハプニングに見舞われたけれど、それもまた忘れられない、甘くてスリリングな思い出になったのだった。
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