30 / 50
第三十話 蠢く陰謀
しおりを挟む
過去との決別を果たした翌朝、フロンティアの空気はいつもと変わらず澄んでいた。
俺は宿屋の窓から差し込む光を浴びながら、静かに呼吸を整える。アレクシスたちとの再会は、俺の心に小さな波紋を立てた。だが、それはもう過ぎ去った嵐だ。俺が見据えるべきは、この先にある試練だけだ。
「カイン、準備はできたか?」
シルフィが、凛とした声で部屋に入ってきた。彼女の手には、昨日手に入れた『真実の書』が握られている。
「ああ。行こう。俺たちの新しい力を試しに」
俺たちは、古の神殿へと向かった。
目的は、ソウルイーターと星導の指輪の性能を完全に引き出し、俺の体と魂に馴染ませること。そして、最後の試練に備えて、さらなる高みへと到達することだ。
ダンジョン中層エリア。かつて苦戦したクリスタルゴーレムの群れが、俺たちの前に再び立ちはだかる。
だが、今の俺たちにとって、それはもはや障害ではなかった。
「シルフィ、頼む」
俺の短い言葉だけで、シルフィは意図を理解した。
彼女が魔導書を掲げ、星の運行を読む。
「星の導きによれば、三秒後、右から二番目の個体のコアが無防備になる」
未来予知。星導の指輪にも備わっていた力が、魔導書によってさらに増幅されている。
その三秒後。
俺はソウルイーターを抜き放ち、地を蹴った。
まるで、最初からそこにいることが分かっていたかのように、ゴーレムの懐に飛び込む。予言通り、その胸部中央に赤いコアが露出した。
俺は躊躇なく、ソウルイーターを突き立てる。
剣がコアを貫いた瞬間、凄まじい量の魂が剣に吸い込まれていくのを感じた。
『魂喰い』。吸収した魂が、俺自身の力へと変換されていく。ステータスが、スキルレベルが、目に見えないゲージを満たしていくような感覚。
「すごい……。なんて力だ」
一撃。たった一撃で、B+ランクに匹敵するゴーレムが塵と化した。これが、Sランクの魔剣の力。
残りのゴーレムたちは、フェンが神速で攪乱し、シルフィが的確な射撃でコアを破壊していく。戦闘は、数分とかからずに終わった。
「カイン、その剣……。使うたびにお前の力が増しているのが分かる」
「ああ。だが、まだだ。この力を完全に制御できなければ、意味がない」
俺たちはその後も、ダンジョンの深部を目指した。
ソウルイーターは敵を屠るたびに俺を強化し、星導の指輪は進むべき最適解を示してくれる。俺の【神の眼】による戦術指揮と合わさり、俺たちはもはや無敵の攻略機械と化していた。
その頃、フロンティアの衛兵詰所では、卑劣な陰謀が蠢き始めていた。
「……つまり、その『銀色の流星』とかいう連中は、素性の知れない危険な流れ者だということですか、アレクシス様」
恰幅のいい衛兵隊長が、額に汗を浮かべながら、媚びるような笑みを浮かべていた。
彼の目の前には、Sランクパーティー『ブレイジング・ソード』のリーダー、アレクシスがいる。落ちぶれたとはいえ、その肩書は辺境の役人にとっては絶大な権威を持っていた。
「その通りだ。奴らは、我々が追っていた凶悪犯の可能性が高い。特に、リーダー格の男カインは、危険な古代の武具を所持している。あれは、野放しにしておいていい代物ではない」
アレクシスは、平然と嘘を並べ立てた。正攻法でカインに勝てないと悟った彼が選んだのは、公権力を使った排除という、最も卑劣な手段だった。
「なるほど……。しかし、彼らはギルドにも貢献しており、街の商人たちからの評判も悪くないと聞いておりますが……」
衛兵隊長は、ギルドマスターであるガングの顔を思い浮かべ、少しだけ躊躇を見せた。
「それは奴らの見せかけの姿だ!」
リリアナが、甲高い声で割り込む。
「彼らのおかげで街が潤っているなどとんでもない! あのダンジョンから得られる富は、本来、王国に帰属すべきもの。それを、あの者たちが不当に独占しているのです! これは、王国に対する反逆行為に他なりませんわ!」
王国への反逆。その言葉に、衛兵隊長の顔色が変わった。
アレクシスは、その反応を見て、勝利を確信した笑みを浮かべた。
「まずは、武器の押収という名目で、奴らを拘束しろ。抵抗するようなら、公務執行妨害で捕らえればいい。後のことは、我々がうまくやる。そうすれば、お前の手柄にもなるのだぞ」
その甘い言葉は、権威に弱い衛兵隊長の心を完全に捉えた。
「わ、分かりました! この街の治安を守るのが、我々衛兵隊の務め! 早速、手配いたしましょう!」
その日の夕方。
ダンジョンから帰還した俺たちは、街の雰囲気がいつもと違うことに気づいた。
人々が、俺たちを遠巻きに見ている。その視線には、以前のような尊敬や憧れではなく、恐怖と不審の色が混じっていた。
「どうしたんだ、カイン。街の様子がおかしい」
「ああ。何かあったらしいな」
俺たちがギルドに入ろうとした、その時だった。
十数人の武装した衛兵が、俺たちの行く手を塞いだ。先頭に立つのは、あの恰幅のいい衛兵隊長だ。
彼は、震える声で、しかし尊大に言い放った。
「カインと名乗る者、及びその一行に告ぐ! 貴様らには、危険な禁制品の不法所持、及び王国への反逆の疑いがある! 武器を捨て、大人しく投降せよ!」
その言葉に、シルフィとフェンが即座に臨戦態勢に入る。
俺は、二人を手で制しながら、この茶番の裏にいる人物の顔を思い浮かべて、静かにため息をついた。
どうやら、あの落ちぶれた英雄は、まだ俺に付きまとうことを諦めてはいないらしい。面倒なことになった。だが、面白い。そこまで堕ちた彼らが、これからどんな無様な姿を晒してくれるのか。
俺はソウルイーターの柄を握りしめ、不敵な笑みを浮かべた。
俺は宿屋の窓から差し込む光を浴びながら、静かに呼吸を整える。アレクシスたちとの再会は、俺の心に小さな波紋を立てた。だが、それはもう過ぎ去った嵐だ。俺が見据えるべきは、この先にある試練だけだ。
「カイン、準備はできたか?」
シルフィが、凛とした声で部屋に入ってきた。彼女の手には、昨日手に入れた『真実の書』が握られている。
「ああ。行こう。俺たちの新しい力を試しに」
俺たちは、古の神殿へと向かった。
目的は、ソウルイーターと星導の指輪の性能を完全に引き出し、俺の体と魂に馴染ませること。そして、最後の試練に備えて、さらなる高みへと到達することだ。
ダンジョン中層エリア。かつて苦戦したクリスタルゴーレムの群れが、俺たちの前に再び立ちはだかる。
だが、今の俺たちにとって、それはもはや障害ではなかった。
「シルフィ、頼む」
俺の短い言葉だけで、シルフィは意図を理解した。
彼女が魔導書を掲げ、星の運行を読む。
「星の導きによれば、三秒後、右から二番目の個体のコアが無防備になる」
未来予知。星導の指輪にも備わっていた力が、魔導書によってさらに増幅されている。
その三秒後。
俺はソウルイーターを抜き放ち、地を蹴った。
まるで、最初からそこにいることが分かっていたかのように、ゴーレムの懐に飛び込む。予言通り、その胸部中央に赤いコアが露出した。
俺は躊躇なく、ソウルイーターを突き立てる。
剣がコアを貫いた瞬間、凄まじい量の魂が剣に吸い込まれていくのを感じた。
『魂喰い』。吸収した魂が、俺自身の力へと変換されていく。ステータスが、スキルレベルが、目に見えないゲージを満たしていくような感覚。
「すごい……。なんて力だ」
一撃。たった一撃で、B+ランクに匹敵するゴーレムが塵と化した。これが、Sランクの魔剣の力。
残りのゴーレムたちは、フェンが神速で攪乱し、シルフィが的確な射撃でコアを破壊していく。戦闘は、数分とかからずに終わった。
「カイン、その剣……。使うたびにお前の力が増しているのが分かる」
「ああ。だが、まだだ。この力を完全に制御できなければ、意味がない」
俺たちはその後も、ダンジョンの深部を目指した。
ソウルイーターは敵を屠るたびに俺を強化し、星導の指輪は進むべき最適解を示してくれる。俺の【神の眼】による戦術指揮と合わさり、俺たちはもはや無敵の攻略機械と化していた。
その頃、フロンティアの衛兵詰所では、卑劣な陰謀が蠢き始めていた。
「……つまり、その『銀色の流星』とかいう連中は、素性の知れない危険な流れ者だということですか、アレクシス様」
恰幅のいい衛兵隊長が、額に汗を浮かべながら、媚びるような笑みを浮かべていた。
彼の目の前には、Sランクパーティー『ブレイジング・ソード』のリーダー、アレクシスがいる。落ちぶれたとはいえ、その肩書は辺境の役人にとっては絶大な権威を持っていた。
「その通りだ。奴らは、我々が追っていた凶悪犯の可能性が高い。特に、リーダー格の男カインは、危険な古代の武具を所持している。あれは、野放しにしておいていい代物ではない」
アレクシスは、平然と嘘を並べ立てた。正攻法でカインに勝てないと悟った彼が選んだのは、公権力を使った排除という、最も卑劣な手段だった。
「なるほど……。しかし、彼らはギルドにも貢献しており、街の商人たちからの評判も悪くないと聞いておりますが……」
衛兵隊長は、ギルドマスターであるガングの顔を思い浮かべ、少しだけ躊躇を見せた。
「それは奴らの見せかけの姿だ!」
リリアナが、甲高い声で割り込む。
「彼らのおかげで街が潤っているなどとんでもない! あのダンジョンから得られる富は、本来、王国に帰属すべきもの。それを、あの者たちが不当に独占しているのです! これは、王国に対する反逆行為に他なりませんわ!」
王国への反逆。その言葉に、衛兵隊長の顔色が変わった。
アレクシスは、その反応を見て、勝利を確信した笑みを浮かべた。
「まずは、武器の押収という名目で、奴らを拘束しろ。抵抗するようなら、公務執行妨害で捕らえればいい。後のことは、我々がうまくやる。そうすれば、お前の手柄にもなるのだぞ」
その甘い言葉は、権威に弱い衛兵隊長の心を完全に捉えた。
「わ、分かりました! この街の治安を守るのが、我々衛兵隊の務め! 早速、手配いたしましょう!」
その日の夕方。
ダンジョンから帰還した俺たちは、街の雰囲気がいつもと違うことに気づいた。
人々が、俺たちを遠巻きに見ている。その視線には、以前のような尊敬や憧れではなく、恐怖と不審の色が混じっていた。
「どうしたんだ、カイン。街の様子がおかしい」
「ああ。何かあったらしいな」
俺たちがギルドに入ろうとした、その時だった。
十数人の武装した衛兵が、俺たちの行く手を塞いだ。先頭に立つのは、あの恰幅のいい衛兵隊長だ。
彼は、震える声で、しかし尊大に言い放った。
「カインと名乗る者、及びその一行に告ぐ! 貴様らには、危険な禁制品の不法所持、及び王国への反逆の疑いがある! 武器を捨て、大人しく投降せよ!」
その言葉に、シルフィとフェンが即座に臨戦態勢に入る。
俺は、二人を手で制しながら、この茶番の裏にいる人物の顔を思い浮かべて、静かにため息をついた。
どうやら、あの落ちぶれた英雄は、まだ俺に付きまとうことを諦めてはいないらしい。面倒なことになった。だが、面白い。そこまで堕ちた彼らが、これからどんな無様な姿を晒してくれるのか。
俺はソウルイーターの柄を握りしめ、不敵な笑みを浮かべた。
116
あなたにおすすめの小説
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
防御力ゼロと追放された盾使い、実は受けたダメージを100倍で反射する最強スキルを持ってました
黒崎隼人
ファンタジー
どんな攻撃も防げない【盾使い】のアッシュは、仲間から「歩く的」と罵られ、理不尽の限りを尽くされてパーティーを追放される。長年想いを寄せた少女にも裏切られ、全てを失った彼が死の淵で目覚めたのは、受けたダメージを百倍にして反射する攻防一体の最強スキルだった!
これは、無能と蔑まれた心優しき盾使いが、真の力に目覚め、最高の仲間と出会い、自分を虐げた者たちに鮮やかな鉄槌を下す、痛快な成り上がり英雄譚! 「もうお前たちの壁にはならない」――絶望の底から這い上がった男の、爽快な逆転劇が今、始まる。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる