7 / 95
第7話:森のエルフ、シルフィ
しおりを挟む
テルマの街から農園への帰り道。俺の足取りは驚くほど軽かった。
背負った袋には、新調したばかりの鋼鉄製のクワとシャベル、それに大量の種や苗木が入っている。腰の革袋には、ずしりとした金貨の重み。あの日、ガイウスに投げつけられた銀貨数枚とは比べ物にならない財産だ。
「これだけあれば、しばらくは安泰だな」
だが、浮かれてはいられない。俺のポーションの噂は、おそらくもう街中に広まっている。今はまだ「謎の薬師が作ったすごいポーション」で済んでいるが、出所が俺の農園だと知られるのも時間の問題だろう。そうなれば、厄介な連中が嗅ぎつけてくるかもしれない。
農園に戻った俺は、まず買ってきた道具を拠点に運び込んだ。鋼鉄製のクワは、これまでの安物とは輝きが違う。スキルで土を柔らかくできるとはいえ、頑丈な道具があればさらに作業効率が上がるはずだ。
一息つくと、俺はすぐにダンジョンへと向かった。
第一階層の草原は、昨日と何も変わらない穏やかな光景が広がっていた。俺はまず、ポーション草が群生している一角を、新しいクワで丁寧に耕した。ここに、収穫したポーション草から取った種を蒔き、栽培を試みるつもりだ。マナウォーターを定期的に撒けば、きっとすぐに芽吹くだろう。
次に、スタミナベリーの木から数本枝を切り取り、地上に持ち帰る。挿し木で増やせるかもしれないと思ったからだ。ダンジョン産の植物が地上で育つかは未知数だが、試してみる価値はある。
俺の生活は、地上とダンジョンを行き来する新たなサイクルで回り始めた。
地上では畑を広げ、野菜の種を蒔く。ダンジョンではポーション草を栽培し、未探索のエリアを少しずつ調べる。食事はダンジョンで採れた栄養満点のキノコやベリー。夜は満点の星空の下で眠る。
追放されたことなど、もう遠い昔の出来事のように感じられた。満ち足りた、静かで穏やかな日々。この生活がずっと続けばいい。俺は心からそう願っていた。
そんなある日の昼下がり。
俺が地上の畑で、種芋を植え付ける作業をしている時だった。
ふと、視線を感じた。
振り返るが、そこには誰もいない。ただ、広大な畑と、その向こうに広がる「嘆きの森」の木々が見えるだけだ。
気のせいか。俺はそう思い、作業を再開しようとした。
だが、視線は消えない。それどころか、ますます強くなっている。それは敵意とは違う、もっと純粋な探究心と警戒心が入り混じったような、鋭い視線だった。
俺はゆっくりと立ち上がり、森の方向を睨んだ。
「……そこにいるのは誰だ」
俺の声に応えるように、森の木々の間から、一人の人影がすっと姿を現した。
俺は思わず息を呑んだ。
現れたのは、一人のエルフだった。
陽光を反射して輝く銀色の長い髪。尖った耳。彫刻のように整った顔立ち。その姿は、まるで物語から抜け出してきたかのように幻想的で、人間離れした美しさをたたえていた。
歳は俺と同じくらいに見えるが、長命なエルフのことだ、実年齢は分からない。翠玉(すいぎょく)のような瞳が、真っ直ぐに俺を射抜いている。背中には美しい装飾が施された弓を背負い、腰には短剣を差していた。ただ者ではないことが、一目で分かった。
彼女は警戒を解かないまま、ゆっくりと森から出て、俺の畑の境界線で足を止めた。
「……あなたが、この土地の主ですか」
凛とした、鈴の鳴るような声だった。
「そうだが、あんたは?」
俺はクワを握りしめたまま、油断なく答えた。
「私の名はシルフィ。森を旅する薬師です」
彼女はそう名乗った。「単刀直入にお聞きします。数日前、テルマの街に突如として現れた特効薬……あのポーションを作ったのは、あなたですね?」
やはり、噂を聞きつけてきたか。
俺の警戒心はさらに強まった。ダンジョンのことは絶対に知られてはならない。
「……さあ、何のことだか」
俺がしらを切ると、シルフィはわずかに眉を寄せた。
「隠す必要はありません。この土地から、あのポーションと同じ……いいえ、それ以上に濃密な生命の気配がします。これほどの気配を発する薬草を育てられる人間など、そうはいないはずです」
彼女の翠の瞳が、俺の足元の土、そして畑全体を観察するように動く。
「それに、この土……。信じられないほど肥沃で、魔力を帯びている。まるで、世界樹の麓の土のようです」
俺は驚きを隠せなかった。このエルフは、ただの薬師ではない。一目見ただけで、この土地の異常性を見抜いている。
ごまかしは通用しない相手だと、瞬時に悟った。
「……そうだ。俺が作った」
俺が認めると、シルフィの瞳がわずかに輝いた。
「やはり。では、もう一つ質問を。あなたは、どんな薬草を材料にしたのですか? 私が知る限り、既存のどの薬草をどう調合しても、あのような奇跡的な効果は生まれません」
彼女の口調は、詰問というよりは、純粋な学術的好奇心に満ちていた。
俺は言葉を選びながら答える。
「あんたに教える義理はない。それは俺の商売の秘密だ」
「金銭が目的ではありません」
シルフィは即座に否定した。「私は、ある薬草を探しています。エルフの森に伝わる古文書にのみ記された、伝説の薬草……『生命の雫』を」
『生命の雫』。初めて聞く名前だった。
「その薬草は、あらゆる病を癒やし、傷を瞬時に再生させ、枯れた大地さえも蘇らせる力を持つと言われています。あなたのポーションには、その伝説の薬草と酷似した特性がある。私は、その手がかりを求めてここまで来たのです」
彼女の言葉には、切実な響きがあった。ただの興味本位ではない。何か、強い目的意識を持っている。
俺は少し考えた後、口を開いた。
「俺が使ったのは、この畑で偶然見つけた新種の薬草だ。名前は……『ポーション草』とでも呼んでおこう」
嘘ではない。ダンジョンは俺の畑の下にあるのだから、俺の畑で見つけたと言っても間違いではないはずだ。
「新種……。この土地で、ですか?」
「ああ。俺のスキルが、この土地と相性が良かったらしい」
シルフィは疑うように俺の顔をじっと見つめた。その視線は、人の心の奥底まで見透かすかのようだ。
しばらく沈黙が続いた。畑を渡る風の音だけが、やけに大きく聞こえる。
やがて、彼女は決心したように口を開いた。
「分かりました。あなたの言葉を信じましょう。ですが、納得するには足りません」
彼女は一歩、畑の中に足を踏み入れた。
「その『ポーション草』を、この目で見せていただくことはできませんか? 薬師として、伝説の真偽を確かめたいのです。決して、他言はしません。エルフの名にかけて誓います」
真剣な眼差しだった。そこに嘘や悪意は感じられない。ただ、薬草の真実を知りたいという、研究者としての純粋な探求心だけが燃えている。
だが、俺は躊躇した。
ポーション草はダンジョンの中にしかない。彼女に見せるには、あの入り口を、ダンジョンの存在を明かす必要がある。
このエルフは信用できるのか?
彼女をダンジョンに案内することが、この手に入れたばかりの平穏な生活を脅かすことにはならないか?
俺が秘密を明かした途端、彼女が豹変してすべてを奪おうとする可能性だって、ゼロではない。
「……どうして、そこまでしてその薬草を?」
俺は問いかけた。
シルフィは少し目を伏せ、遠い目をした。
「……故郷の森が、病んでいます。原因不明の病で、古き木々が次々と枯れているのです。エルフの賢者たちも、手の施しようがないと。もし『生命の雫』が実在するのなら、森を救えるかもしれない」
彼女の横顔に、深い憂いと悲しみが浮かんでいた。
故郷を救いたい。その一心で、彼女は旅をしているのだ。
俺の心は大きく揺れた。
追放され、孤独になった俺にとって、この農園は唯一の安息の地だ。誰にも邪魔されたくない。
だが、目の前には助けを求める者がいる。彼女の目的は、私利私欲ではない。
俺はどうするべきなのか。
クワを握る手に、じっとりと汗が滲んだ。
シルフィは、俺の答えを静かに待っていた。
背負った袋には、新調したばかりの鋼鉄製のクワとシャベル、それに大量の種や苗木が入っている。腰の革袋には、ずしりとした金貨の重み。あの日、ガイウスに投げつけられた銀貨数枚とは比べ物にならない財産だ。
「これだけあれば、しばらくは安泰だな」
だが、浮かれてはいられない。俺のポーションの噂は、おそらくもう街中に広まっている。今はまだ「謎の薬師が作ったすごいポーション」で済んでいるが、出所が俺の農園だと知られるのも時間の問題だろう。そうなれば、厄介な連中が嗅ぎつけてくるかもしれない。
農園に戻った俺は、まず買ってきた道具を拠点に運び込んだ。鋼鉄製のクワは、これまでの安物とは輝きが違う。スキルで土を柔らかくできるとはいえ、頑丈な道具があればさらに作業効率が上がるはずだ。
一息つくと、俺はすぐにダンジョンへと向かった。
第一階層の草原は、昨日と何も変わらない穏やかな光景が広がっていた。俺はまず、ポーション草が群生している一角を、新しいクワで丁寧に耕した。ここに、収穫したポーション草から取った種を蒔き、栽培を試みるつもりだ。マナウォーターを定期的に撒けば、きっとすぐに芽吹くだろう。
次に、スタミナベリーの木から数本枝を切り取り、地上に持ち帰る。挿し木で増やせるかもしれないと思ったからだ。ダンジョン産の植物が地上で育つかは未知数だが、試してみる価値はある。
俺の生活は、地上とダンジョンを行き来する新たなサイクルで回り始めた。
地上では畑を広げ、野菜の種を蒔く。ダンジョンではポーション草を栽培し、未探索のエリアを少しずつ調べる。食事はダンジョンで採れた栄養満点のキノコやベリー。夜は満点の星空の下で眠る。
追放されたことなど、もう遠い昔の出来事のように感じられた。満ち足りた、静かで穏やかな日々。この生活がずっと続けばいい。俺は心からそう願っていた。
そんなある日の昼下がり。
俺が地上の畑で、種芋を植え付ける作業をしている時だった。
ふと、視線を感じた。
振り返るが、そこには誰もいない。ただ、広大な畑と、その向こうに広がる「嘆きの森」の木々が見えるだけだ。
気のせいか。俺はそう思い、作業を再開しようとした。
だが、視線は消えない。それどころか、ますます強くなっている。それは敵意とは違う、もっと純粋な探究心と警戒心が入り混じったような、鋭い視線だった。
俺はゆっくりと立ち上がり、森の方向を睨んだ。
「……そこにいるのは誰だ」
俺の声に応えるように、森の木々の間から、一人の人影がすっと姿を現した。
俺は思わず息を呑んだ。
現れたのは、一人のエルフだった。
陽光を反射して輝く銀色の長い髪。尖った耳。彫刻のように整った顔立ち。その姿は、まるで物語から抜け出してきたかのように幻想的で、人間離れした美しさをたたえていた。
歳は俺と同じくらいに見えるが、長命なエルフのことだ、実年齢は分からない。翠玉(すいぎょく)のような瞳が、真っ直ぐに俺を射抜いている。背中には美しい装飾が施された弓を背負い、腰には短剣を差していた。ただ者ではないことが、一目で分かった。
彼女は警戒を解かないまま、ゆっくりと森から出て、俺の畑の境界線で足を止めた。
「……あなたが、この土地の主ですか」
凛とした、鈴の鳴るような声だった。
「そうだが、あんたは?」
俺はクワを握りしめたまま、油断なく答えた。
「私の名はシルフィ。森を旅する薬師です」
彼女はそう名乗った。「単刀直入にお聞きします。数日前、テルマの街に突如として現れた特効薬……あのポーションを作ったのは、あなたですね?」
やはり、噂を聞きつけてきたか。
俺の警戒心はさらに強まった。ダンジョンのことは絶対に知られてはならない。
「……さあ、何のことだか」
俺がしらを切ると、シルフィはわずかに眉を寄せた。
「隠す必要はありません。この土地から、あのポーションと同じ……いいえ、それ以上に濃密な生命の気配がします。これほどの気配を発する薬草を育てられる人間など、そうはいないはずです」
彼女の翠の瞳が、俺の足元の土、そして畑全体を観察するように動く。
「それに、この土……。信じられないほど肥沃で、魔力を帯びている。まるで、世界樹の麓の土のようです」
俺は驚きを隠せなかった。このエルフは、ただの薬師ではない。一目見ただけで、この土地の異常性を見抜いている。
ごまかしは通用しない相手だと、瞬時に悟った。
「……そうだ。俺が作った」
俺が認めると、シルフィの瞳がわずかに輝いた。
「やはり。では、もう一つ質問を。あなたは、どんな薬草を材料にしたのですか? 私が知る限り、既存のどの薬草をどう調合しても、あのような奇跡的な効果は生まれません」
彼女の口調は、詰問というよりは、純粋な学術的好奇心に満ちていた。
俺は言葉を選びながら答える。
「あんたに教える義理はない。それは俺の商売の秘密だ」
「金銭が目的ではありません」
シルフィは即座に否定した。「私は、ある薬草を探しています。エルフの森に伝わる古文書にのみ記された、伝説の薬草……『生命の雫』を」
『生命の雫』。初めて聞く名前だった。
「その薬草は、あらゆる病を癒やし、傷を瞬時に再生させ、枯れた大地さえも蘇らせる力を持つと言われています。あなたのポーションには、その伝説の薬草と酷似した特性がある。私は、その手がかりを求めてここまで来たのです」
彼女の言葉には、切実な響きがあった。ただの興味本位ではない。何か、強い目的意識を持っている。
俺は少し考えた後、口を開いた。
「俺が使ったのは、この畑で偶然見つけた新種の薬草だ。名前は……『ポーション草』とでも呼んでおこう」
嘘ではない。ダンジョンは俺の畑の下にあるのだから、俺の畑で見つけたと言っても間違いではないはずだ。
「新種……。この土地で、ですか?」
「ああ。俺のスキルが、この土地と相性が良かったらしい」
シルフィは疑うように俺の顔をじっと見つめた。その視線は、人の心の奥底まで見透かすかのようだ。
しばらく沈黙が続いた。畑を渡る風の音だけが、やけに大きく聞こえる。
やがて、彼女は決心したように口を開いた。
「分かりました。あなたの言葉を信じましょう。ですが、納得するには足りません」
彼女は一歩、畑の中に足を踏み入れた。
「その『ポーション草』を、この目で見せていただくことはできませんか? 薬師として、伝説の真偽を確かめたいのです。決して、他言はしません。エルフの名にかけて誓います」
真剣な眼差しだった。そこに嘘や悪意は感じられない。ただ、薬草の真実を知りたいという、研究者としての純粋な探求心だけが燃えている。
だが、俺は躊躇した。
ポーション草はダンジョンの中にしかない。彼女に見せるには、あの入り口を、ダンジョンの存在を明かす必要がある。
このエルフは信用できるのか?
彼女をダンジョンに案内することが、この手に入れたばかりの平穏な生活を脅かすことにはならないか?
俺が秘密を明かした途端、彼女が豹変してすべてを奪おうとする可能性だって、ゼロではない。
「……どうして、そこまでしてその薬草を?」
俺は問いかけた。
シルフィは少し目を伏せ、遠い目をした。
「……故郷の森が、病んでいます。原因不明の病で、古き木々が次々と枯れているのです。エルフの賢者たちも、手の施しようがないと。もし『生命の雫』が実在するのなら、森を救えるかもしれない」
彼女の横顔に、深い憂いと悲しみが浮かんでいた。
故郷を救いたい。その一心で、彼女は旅をしているのだ。
俺の心は大きく揺れた。
追放され、孤独になった俺にとって、この農園は唯一の安息の地だ。誰にも邪魔されたくない。
だが、目の前には助けを求める者がいる。彼女の目的は、私利私欲ではない。
俺はどうするべきなのか。
クワを握る手に、じっとりと汗が滲んだ。
シルフィは、俺の答えを静かに待っていた。
66
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
『ゴミ掃除』が役立たずと追放されたが、実は『存在抹消』級のチートだった。勇者一行がゴミで溺れているが、俺は辺境で美少女と温泉宿を経営中なので
eringi
ファンタジー
「悪いが、お前のスキル『ゴミ掃除』は魔王討伐の役には立たない。クビだ」
勇者パーティの雑用係だったアレクは、戦闘の役に立たないという理由で、ダンジョンの最深部手前で追放されてしまう。
しかし、勇者たちは気づいていなかった。
彼らの装備が常に新品同様だったのも、野営地が快適だったのも、襲い来る高レベルモンスターの死体が跡形もなく消えていたのも、すべてアレクが『掃除』していたからだということに。
アレクのスキルは単なる掃除ではない。対象を空間ごと削り取る『存在抹消』レベルの規格外チートだったのだ。
一人になったアレクは、気ままに生こうと辺境の廃村にたどり着く。
そこでボロボロになっていた伝説のフェンリル(美少女化)を『洗浄』して懐かれたり、呪われたエルフの姫君を『シミ抜き』して救ったりしているうちに、いつの間にかそこは世界最高峰の温泉宿になっていて……?
一方、アレクを失った勇者パーティは、武器は錆びつき、悪臭にまみれ、雑魚モンスターの処理すら追いつかず破滅の一途をたどっていた。
「今さら戻ってきてくれと言われても、俺はお客さん(美少女)の背中を流すのに忙しいんで」
これは、掃除屋の少年が無自覚に最強の座に君臨し、幸せなスローライフを送る物語。
借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~
わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」
現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。
渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。
私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル!
「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」
提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。
家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。
裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。
錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。
主人公無双×のんびり錬金スローライフ!
72時間ワンオペ死した元球児、女神の『ボッタクリ』通販と『絶対破壊不能』のノートPCで異世界最強のコンビニ・スローライフを始める
月神世一
ファンタジー
「剣? 魔法? いいえ、俺の武器は『鈍器になるノートPC』と『時速160kmの剛速球』です」
あらすじ
ブラックコンビニで72時間連続勤務の末、過労死した元甲子園優勝投手・赤木大地。
目覚めた彼を待っていたのは、コタツでソシャゲ三昧のダメ女神・ルチアナだった。
「手違いで死なせちゃった☆ 詫び石代わりにこれあげる」
渡されたのは、地球のAmazonもGoogleも使える『絶対破壊不能』のノートPC。
ただし、購入レートは定価の10倍という超ボッタクリ仕様!?
「ふざけんな! 俺は静かに暮らしたいんだよ!」
ブラック労働はもうこりごり。大地は異世界の緩衝地帯「ポポロ村」で、地球の物資とコンビニ知識、そして「うなる右腕(ジャイロボール)」を武器に、悠々自適なスローライフを目指す!
……はずが、可愛い月兎族の村長を助けたり、腹ペコのエルフ王女を餌付けしたり、気づけば村の英雄に!?
元球児が投げる「紅蓮の魔球」が唸り、女神の「ボッタクリ通販」が世界を変える!
異世界コンビニ・コメディ、開店ガラガラ!
『追放された底辺付与術師、実は【全自動化】のチートスキル持ちでした〜ブラックギルドを追い出されたので、辺境で商会を立ち上げたら勝手に世界規
NagiKurou
ファンタジー
「お前のような、一日中デスクに座って何もしない無能はクビだ!」
国内最大のギルド『栄光の剣』で、底辺の付与術師として働いていたアルスは、ある日突然、強欲なギルドマスターから追放を言い渡される。
しかし、彼らは知らなかった。ギルドの武器の自動修復、物流の最適化、資金管理に至るまで、すべてアルスの固有スキル【全自動化(ワークフロー構築)】によって完璧にシステム化され、回っていたことを。
「俺がいなくなったら、あの自動化システム、全部止まるけど……まあいいか」
管理権限を解除し、辺境へと旅立ったアルス。彼は自身のスキルを使って、圧倒的な耐久力を誇る銀色の四輪型重装ゴーレムを作り出し、気ままな行商を始める。
一度構築すれば無限に富を生み出す「全自動」のチートスキルで、アルスの商会は瞬く間に世界規模へとスケールしていく!
一方、すべてを失ったギルドは、生産ラインが崩壊し、絶望のどん底へと突き落とされていくのだった……。
「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~
eringi
ファンタジー
「たかが雑草を抜くだけのスキルなんて、勇者パーティには不要だ!」
王立アカデミーを首席で卒業したものの、発現したスキルが『草むしり』だった少年・ノエル。
彼は幼馴染の勇者に見下され、パーティから追放されてしまう。
失意のノエルは、人里離れた「魔の森」で静かに暮らすことを決意する。
しかし彼は知らなかった。彼のスキル『草むしり』は、対象を「不要な雑草」と認識すれば、たとえドラゴンであろうと古代兵器であろうと、根こそぎ引っこ抜いて消滅させる即死チートだったのだ。
「あれ? この森の雑草、ずいぶん頑丈だな(ドラゴンを引っこ抜きながら)」
ノエルが庭の手入れをするだけで、Sランク魔物が次々と「除草」され、やがて森は伝説の聖域へと生まれ変わっていく。
その実力に惹かれ、森の精霊(美女)や、亡国の女騎士、魔王の娘までもが彼の「庭」に集まり、いつしかハーレム状態に。
一方、ノエルを追放した勇者たちは、ダンジョンの茨や毒草の処理ができずに進行不能となり、さらにはノエルが密かに「除草」していた強力な魔物たちに囲まれ、絶望の淵に立たされていた。
「ノエル! 戻ってきてくれ!」
「いや、いま家庭菜園が忙しいんで」
これは、ただ庭いじりをしているだけの少年が、無自覚に世界最強に至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる