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第12話:神狼の子
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ミスリル大根の一件から数日、俺たちの農園はいつもの穏やかな日常を取り戻していた。
第二階層の探索は一時中断し、俺たちは地上の畑とダンジョン第一階層の育成に専念することにした。シルフィが開発した改良型ポーションの評判は上々で、第一階層で栽培しているポーション草も順調に収穫量を増やしている。
その日の午後も、俺は新しく開墾した区画に、街で買ってきたカボチャの種を植えていた。ふかふかの土に指で穴を開け、一粒ずつ丁寧に種を落としていく。地味だが、満ち足りた作業だ。シルフィは少し離れた場所で、薬草の乾燥具合を確認している。
そんな穏やかな時間が、不意に破られた。
「……キャンッ!」
甲高く、そして悲痛な鳴き声が、どこからか聞こえてきた。
俺は手を止め、顔を上げた。声は、農園のすぐ隣に広がる「嘆きの森」の方角からだ。
鳥か何かだろうか。俺は一度はそう思ったが、すぐにまた同じ鳴き声が響いた。今度は、弱々しく、助けを求めるような響きがあった。
「アルフォンス、今の……」
シルフィも気づいたようで、心配そうな顔でこちらを見ている。
「ああ。ただの獣じゃないかもしれない」
嘆きの森は、ゴブリンやワイルドボアといった低級モンスターの巣窟だ。弱い生き物が迷い込めば、ひとたまりもないだろう。
放っておくこともできた。危険な森に、わざわざ足を踏み入れる必要はない。
だが、あの助けを求めるような声が、どうしても耳について離れなかった。
「……少し、様子を見てくる」
俺は立ち上がり、土を払った。
「危険です。私も行きます」
シルフィが弓を手に、すぐに隣に並び立つ。彼女のこういうところは、本当に頼もしく思えた。
俺たちは二人で、鳴き声が聞こえた森の入り口へと向かった。
普段は決して近づかない領域。一歩足を踏み入れると、ひんやりとした薄暗い空気が肌を撫でた。不気味な静寂の中、俺たちは血の匂いを確かに嗅ぎ取った。
「こっちだ」
匂いの元を辿って進むと、シダの茂みの奥に、小さな影がうずくまっているのを見つけた。
それは、一匹の子犬ほどの大きさの獣だった。
だが、ただの子犬ではない。
全身を覆う毛は、月光を編み込んだかのような美しい銀色。額からは、小さな角のようなものが一本突き出している。そして何より、その身から放たれる気配が、普通の動物とは明らかに異なっていた。弱ってはいるが、どこか神聖で、気高い。
「これは……まさか……」
隣のシルフィが、息を呑んで呟いた。
「神狼(しんろう)……? 伝説の聖獣……なぜこんなところに……」
その神狼の子は、ひどい怪我を負っていた。脇腹が大きく裂け、銀色の毛が血で赤黒く染まっている。呼吸は浅く、小さな体は小刻みに震えていた。おそらく、親とはぐれて森の魔物に襲われたのだろう。このままでは、長くはもたない。
俺は迷わなかった。
懐から、シルフィが改良してくれた特製のポーションを取り出す。
俺が近づくと、子狼は最後の力を振り絞るように身を起こし、弱々しく唸り声を上げた。その瞳には、人間への強い警戒心と、諦めにも似た色が浮かんでいた。
「大丈夫だ。助けに来た」
俺はできるだけ優しい声で話しかけながら、ゆっくりと膝をついた。そして、怯えさせないよう慎重に手を伸ばし、小瓶を傾けて傷口に緑色の液体を数滴垂らした。
ポーションが傷に触れた瞬間、まばゆい光が溢れ出す。
「クゥン……?」
子狼は驚いたように目を見開いたが、暴れることはなかった。温かい光が傷を包み込み、痛みが和らいでいくのを感じ取っているようだった。
光が収まる頃には、あれほど深かった裂傷は跡形もなく消え去っていた。
「……すごい」
シルフィが、改めてポーションの効果に感嘆の声を漏らす。
子狼は、自分の脇腹を不思議そうにぺろりと舐めると、きょとんとした顔で俺を見上げた。さっきまでの警戒心は消え、純粋な好奇心に満ちた瞳をしている。
俺はそっと手を伸ばし、その頭を撫でてやった。銀色の毛は、絹のように滑らかな手触りだった。子狼は気持ちよさそうに目を細め、俺の手にすり寄ってきた。
「よしよし。もう大丈夫だ」
俺はその小さな体を優しく抱き上げ、農園へと連れ帰った。
拠点に運び、石皿に入れたマナウォーターを与えると、子狼は勢いよく飲み干した。さらに、試しにスタミナベリーを数粒差し出すと、ぺろりと平らげてしまう。
すると、みるみるうちにその体には活力が戻り、よろよろしていた足取りもしっかりとしたものになった。
完全に元気を取り戻した子狼は、命の恩人である俺にすっかり懐いてしまった。
俺が歩けば足元にじゃれつき、座れば膝の上に飛び乗ってくる。その仕草は、普通の愛らしい子犬そのものだった。
「神狼が、人間にこれほど懐くなんて……。前代未聞です」
シルフィは驚きと感動が入り混じった表情で、俺と子狼の姿を眺めている。
「こいつ、腹が減ってただけじゃないのか?」
俺が言うと、子狼は「キャン!」と肯定するように鳴いた。
「この子、どうするんですか? 森に返すといっても、まだ小さい。また他の魔物に襲われてしまいます」
シルフィの言う通りだ。それに、これだけ懐かれてしまうと、今更突き放すこともできなかった。
「……うちで飼うか」
俺の言葉に、子狼は尻尾をちぎれんばかりに振って喜んだ。
「名前をつけないとな。そうだな……」
俺は少し考え、その銀色の毛並みと神々しい姿から、ある神話の狼の名前を思い出した。
「お前の名前は、フェンリルだ」
その名を告げると、子狼は嬉しそうに一声高く鳴いた。自分の名前を、理解したかのようだった。
こうして、俺の農園に、二人目(一匹目)の仲間が加わった。
エルフの薬師シルフィに、伝説の聖獣フェンリル。
ポーション草、ミスリル大根に続き、俺の農園はますます人間離れした、規格外の場所になっていく。
だが、俺は不安よりも、温かい気持ちで満たされていた。
フェンリルを膝に乗せ、その柔らかい毛を撫でる。シルフィが、その様子を微笑みながら見守っている。
一人きりだったこの農園が、少しずつ賑やかになっていく。
それは、俺が追放された時には想像もできなかった、幸せな光景だった。
この場所を、この仲間たちを、何があっても守り抜こう。
俺は膝の上で丸くなるフェンリルの寝息を聞きながら、静かに、しかし強く、そう誓った。
俺のスローライフは、守るべきものができたことで、新たな意味を持ち始めていた。
第二階層の探索は一時中断し、俺たちは地上の畑とダンジョン第一階層の育成に専念することにした。シルフィが開発した改良型ポーションの評判は上々で、第一階層で栽培しているポーション草も順調に収穫量を増やしている。
その日の午後も、俺は新しく開墾した区画に、街で買ってきたカボチャの種を植えていた。ふかふかの土に指で穴を開け、一粒ずつ丁寧に種を落としていく。地味だが、満ち足りた作業だ。シルフィは少し離れた場所で、薬草の乾燥具合を確認している。
そんな穏やかな時間が、不意に破られた。
「……キャンッ!」
甲高く、そして悲痛な鳴き声が、どこからか聞こえてきた。
俺は手を止め、顔を上げた。声は、農園のすぐ隣に広がる「嘆きの森」の方角からだ。
鳥か何かだろうか。俺は一度はそう思ったが、すぐにまた同じ鳴き声が響いた。今度は、弱々しく、助けを求めるような響きがあった。
「アルフォンス、今の……」
シルフィも気づいたようで、心配そうな顔でこちらを見ている。
「ああ。ただの獣じゃないかもしれない」
嘆きの森は、ゴブリンやワイルドボアといった低級モンスターの巣窟だ。弱い生き物が迷い込めば、ひとたまりもないだろう。
放っておくこともできた。危険な森に、わざわざ足を踏み入れる必要はない。
だが、あの助けを求めるような声が、どうしても耳について離れなかった。
「……少し、様子を見てくる」
俺は立ち上がり、土を払った。
「危険です。私も行きます」
シルフィが弓を手に、すぐに隣に並び立つ。彼女のこういうところは、本当に頼もしく思えた。
俺たちは二人で、鳴き声が聞こえた森の入り口へと向かった。
普段は決して近づかない領域。一歩足を踏み入れると、ひんやりとした薄暗い空気が肌を撫でた。不気味な静寂の中、俺たちは血の匂いを確かに嗅ぎ取った。
「こっちだ」
匂いの元を辿って進むと、シダの茂みの奥に、小さな影がうずくまっているのを見つけた。
それは、一匹の子犬ほどの大きさの獣だった。
だが、ただの子犬ではない。
全身を覆う毛は、月光を編み込んだかのような美しい銀色。額からは、小さな角のようなものが一本突き出している。そして何より、その身から放たれる気配が、普通の動物とは明らかに異なっていた。弱ってはいるが、どこか神聖で、気高い。
「これは……まさか……」
隣のシルフィが、息を呑んで呟いた。
「神狼(しんろう)……? 伝説の聖獣……なぜこんなところに……」
その神狼の子は、ひどい怪我を負っていた。脇腹が大きく裂け、銀色の毛が血で赤黒く染まっている。呼吸は浅く、小さな体は小刻みに震えていた。おそらく、親とはぐれて森の魔物に襲われたのだろう。このままでは、長くはもたない。
俺は迷わなかった。
懐から、シルフィが改良してくれた特製のポーションを取り出す。
俺が近づくと、子狼は最後の力を振り絞るように身を起こし、弱々しく唸り声を上げた。その瞳には、人間への強い警戒心と、諦めにも似た色が浮かんでいた。
「大丈夫だ。助けに来た」
俺はできるだけ優しい声で話しかけながら、ゆっくりと膝をついた。そして、怯えさせないよう慎重に手を伸ばし、小瓶を傾けて傷口に緑色の液体を数滴垂らした。
ポーションが傷に触れた瞬間、まばゆい光が溢れ出す。
「クゥン……?」
子狼は驚いたように目を見開いたが、暴れることはなかった。温かい光が傷を包み込み、痛みが和らいでいくのを感じ取っているようだった。
光が収まる頃には、あれほど深かった裂傷は跡形もなく消え去っていた。
「……すごい」
シルフィが、改めてポーションの効果に感嘆の声を漏らす。
子狼は、自分の脇腹を不思議そうにぺろりと舐めると、きょとんとした顔で俺を見上げた。さっきまでの警戒心は消え、純粋な好奇心に満ちた瞳をしている。
俺はそっと手を伸ばし、その頭を撫でてやった。銀色の毛は、絹のように滑らかな手触りだった。子狼は気持ちよさそうに目を細め、俺の手にすり寄ってきた。
「よしよし。もう大丈夫だ」
俺はその小さな体を優しく抱き上げ、農園へと連れ帰った。
拠点に運び、石皿に入れたマナウォーターを与えると、子狼は勢いよく飲み干した。さらに、試しにスタミナベリーを数粒差し出すと、ぺろりと平らげてしまう。
すると、みるみるうちにその体には活力が戻り、よろよろしていた足取りもしっかりとしたものになった。
完全に元気を取り戻した子狼は、命の恩人である俺にすっかり懐いてしまった。
俺が歩けば足元にじゃれつき、座れば膝の上に飛び乗ってくる。その仕草は、普通の愛らしい子犬そのものだった。
「神狼が、人間にこれほど懐くなんて……。前代未聞です」
シルフィは驚きと感動が入り混じった表情で、俺と子狼の姿を眺めている。
「こいつ、腹が減ってただけじゃないのか?」
俺が言うと、子狼は「キャン!」と肯定するように鳴いた。
「この子、どうするんですか? 森に返すといっても、まだ小さい。また他の魔物に襲われてしまいます」
シルフィの言う通りだ。それに、これだけ懐かれてしまうと、今更突き放すこともできなかった。
「……うちで飼うか」
俺の言葉に、子狼は尻尾をちぎれんばかりに振って喜んだ。
「名前をつけないとな。そうだな……」
俺は少し考え、その銀色の毛並みと神々しい姿から、ある神話の狼の名前を思い出した。
「お前の名前は、フェンリルだ」
その名を告げると、子狼は嬉しそうに一声高く鳴いた。自分の名前を、理解したかのようだった。
こうして、俺の農園に、二人目(一匹目)の仲間が加わった。
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ポーション草、ミスリル大根に続き、俺の農園はますます人間離れした、規格外の場所になっていく。
だが、俺は不安よりも、温かい気持ちで満たされていた。
フェンリルを膝に乗せ、その柔らかい毛を撫でる。シルフィが、その様子を微笑みながら見守っている。
一人きりだったこの農園が、少しずつ賑やかになっていく。
それは、俺が追放された時には想像もできなかった、幸せな光景だった。
この場所を、この仲間たちを、何があっても守り抜こう。
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