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第2話 無謀な突撃
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夜明けと共に、一行は活動を再開した。焚き火の残滓を土に埋め、手際よくテントを畳む。そのほとんどの作業をアレンが一人でこなしていた。彼は全ての荷物を再び巨大なバックパックに詰め込むと、よろめきながらそれを背負った。
「よし、行くぞ!今日の目標は中層エリアの突破だ!」
ガリウスが高らかに宣言し、ダンジョンの入り口へと歩き出す。その足取りに迷いはない。彼の背中をティナとジェイクが続き、聖女リリアがそれに倣う。そして最後尾を、重荷に喘ぐアレンがとぼとぼとついて行った。
彼らが挑むのは、高難易度ダンジョン《奈落の口》。その名の通り、まるで大地が巨大な口を開けたかのような不気味な縦穴が、暗い深淵へと続いている。洞窟の壁からは常に湿った空気が流れ出し、時折聞こえるモンスターの咆哮が反響して、冒険者の肝を冷やす場所だ。
「おいアレン、聞いてるのか」
先頭を歩くガリウスが、振り返りもせずに言った。
「今日からは敵も強くなる。ヒールを切らすなよ。それがお前の唯一の存在価値なんだからな」
「……はい」
アレンは短く答える。分かっている。自分がここにいる理由は、ただ回復するためだけ。ガリウスの盾となり、彼の無謀な戦いを支えるための道具として存在している。それ以外の価値は、このパーティにはない。
ダンジョン内部は、じめじめとした空気が淀んでいた。壁や天井からは粘液のようなものが滴り落ち、足元にはモンスターのものらしき骨が散らばっている。ジェイクが斥候として先行し、罠の有無を確認しながら進む。やがて、最初の広間に出た。
「ガリウスさん、いますぜ。オークが五匹。リーダー格も混じってる」
物陰から戻ったジェイクが囁く。通常なら、前衛が盾を構え、後衛の魔法で牽制しつつ慎重に戦うべき相手だ。しかし、ガリウスの戦術は常に一つしかない。
「上等だ。俺一人で十分だ!」
ガリウスは雄叫びを上げると、大剣を抜き放ち、真正面からオークの群れへと突っ込んでいった。あまりにも無謀な単独突撃。オークたちもまさか人間が一人で突っ込んでくるとは思わなかったのか、一瞬反応が遅れた。
その隙をガリウスは見逃さない。
「うおおおっ!」
最初の一匹に渾身の袈裟斬りを叩き込む。分厚い筋肉と骨を断ち割り、オークは悲鳴を上げる間もなく絶命した。だが、その一撃は大きな隙を生む。左右から残りのオークたちが棍棒を振りかぶって殺到した。
「ガリウス様!」
リリアが悲鳴に近い声を上げる。だが、ガリウスは避ける素振りも見せない。彼の視線は、後方にいるアレンへと向けられていた。
「アレン!」
その一言が合図だった。アレンは即座に杖を構え、意識を集中させる。
「《ヒール》!」
ガリウスの体に緑色の光が降り注ぐ。まさにその瞬間、彼の両脇腹にオークの棍棒がめり込んだ。ゴッ、と鈍い音が響き、常人なら内臓破裂で即死しているであろう一撃。しかしガリウスはアレンの回復魔法によってダメージを相殺し、怯むことなく大剣を薙ぎ払った。
「甘い!」
回転の勢いを乗せた一閃が、二匹のオークの胴体をまとめて切り裂く。凄まじい剣技。だがそれは、アレンの回復があることを前提とした、あまりにも危険な諸刃の剣だった。
「ティナ!ジェイク!何をぼさっとしてる!」
ガリウスの号令で、我に返った仲間たちが動き出す。
「はいですわ!燃え尽きなさい!《ファイアボール》!」
ティナの詠唱と共に、巨大な火球が残りのオークを呑み込んだ。熱風と悲鳴が広間に渦巻く。その混乱の中を、ジェイクが影のように駆け抜けた。リーダー格のオークの背後に回り込み、黒焦げになった首筋に容赦なく短剣を突き立てる。
戦闘はあっという間に終わった。結果だけ見れば圧勝だ。しかし、アレンの額には冷たい汗が滲んでいた。もし、自分のヒールが一瞬でも遅れていたら。そう考えると、背筋が凍る思いだった。
「ちっ、今の回復、コンマ一秒遅かったぞアレン」
ガリウスは満足するどころか、アレンを睨みつけて吐き捨てた。
「俺の動きに集中しろ。次はないと思え」
「……申し訳、ありません」
アレンは再び頭を下げる。彼の心臓はまだ激しく鼓動していた。魔力の消耗も馬鹿にならない。ガリウスが受けるダメージは、その都度アレンの魔力に変換されているようなものだ。ポーションを使うよりも遥かに早く、そしてコストもかからない回復。ガリウスにとって、アレンはまさに都合のいい「魔力タンク」でしかなかった。
その後も、彼らの進撃は続いた。ガリウスは敵を見つけるたびに、防御を一切無視した突撃を繰り返す。巨大な蝙蝠の群れには、その無数の牙による攻撃を全身で受け止めながらカウンターを放ち、硬い甲殻を持つ大蠍(ジャイアントスコーピオン)の毒針をわざと腕で受けて隙を作り、その頭を叩き割った。
その度に、アレンの《ヒール》が飛ぶ。
ガリウスが傷を負う。アレンが癒す。ガリウスがさらに無茶な攻撃を仕掛ける。アレンが必死に回復する。
その繰り返し。まるで壊れた人形劇を見ているかのようだった。
ティナもジェイクも、その戦い方を当然のこととして受け入れている。ガリウスの圧倒的な攻撃力と、アレンの無限とも思える回復力。それが【熾天の剣】の強さの根幹だと信じて疑っていなかった。
リリアだけが、心配そうにアレンの顔色を窺っていた。彼女の使う聖魔法は、広範囲の味方の能力を底上げしたり、状態異常を防いだりするものが主だ。回復もできるが、単体への即時回復量では専門のヒーラーであるアレンに及ばない。彼女はアレンの負担を少しでも減らそうと補助魔法をかけるが、ガリウスの無謀な戦いぶりは、そんなささやかな助力をあざ笑うかのようにエスカレートしていくばかりだった。
ダンジョンを進むにつれて、アレンの消耗は目に見えて激しくなっていった。魔力の枯渇を示す軽い目眩が、断続的に彼を襲い始める。ポーチに忍ばせた魔力回復薬に手を伸ばしたいが、そんな素振りを見せれば、ガリウスに何を言われるか分からない。
(まだだ……まだ、大丈夫だ)
アレンは自分に言い聞かせ、ふらつく足に力を込めた。
そして、彼らはついに中層エリアへの入り口となる大広間にたどり着いた。そこには、一体の巨大なミノタウロスが門番のように鎮座していた。これまでの敵とは明らかに格が違う。その筋肉質な体躯、手にした巨大な戦斧からは、凄まじい圧が放たれていた。
「ミノタウロス・チャンピオンか。面白い」
ガリウスは獰猛な笑みを浮かべた。普通なら、一度退いて万全の準備を整えるべき相手だ。だが、彼の選択肢に撤退はない。
「一気に叩き潰すぞ!」
「待ってください、ガリウス様!少し休みましょう!アレンの顔色が……!」
リリアが制止の声を上げた。その言葉に、ガリウスは心底不愉快そうな顔でアレンを一瞥した。
「なんだアレン、もう音を上げるのか?回復しか能のないお前が、その役目すら果たせないと?それでもSランクの冒険者か!」
「い、いえ!大丈夫です!まだ、やれます!」
アレンは咄嗟にそう叫んでいた。ここで弱みを見せれば、自分の居場所が本当になくなってしまう。その恐怖が、彼を突き動かした。
「ふん、ならいい。行くぞ!」
ガリウスはアレンの返事を聞くなり、再び猛然と突進した。ミノタウロスもそれに応じ、地響きを立てながら戦斧を振りかぶる。
金属と金属がぶつかり合う甲高い音が、広間に響き渡った。ガリウスの剣技は確かに天才的だ。格上のミノタウロス相手にも、一歩も引けを取らない。だが、その戦い方はやはり同じだった。敵の攻撃を紙一重で避けるのではなく、あえて急所を外した部位で受け止め、その隙にカウンターを叩き込む。
腕を斬られ、脚を打たれ、肩を砕かれる。その全てが、アレンの《ヒール》によって瞬時に再生されていく。緑の光が、まるでガリウスの体から常に発せられているかのように、絶え間なく降り注いだ。
アレンの視界が、ぐらりと揺れた。
魔力が底をつきかけている。頭の芯が痺れ、立っているのがやっとだった。
(まずい……このままじゃ……)
焦りが彼の心を支配する。だが、戦いは待ってくれない。ミノタウロスが怒りの咆哮を上げ、これまでで最大の一撃をガリウスに見舞おうとしていた。戦斧が紅蓮の光を纏う。スキル攻撃だ。
「アレン!回復が遅れてるぞ!殺す気か!」
ガリウスの怒声が飛ぶ。彼はその必殺の一撃を避けるどころか、むしろ踏み込んでカウンターを狙っていた。アレンの回復を、絶対的に信頼して。
アレンは最後の力を振り絞った。歯を食いしばり、朦朧とする意識の中で、ただひたすらに祈るように魔法を紡ぐ。
「――《ヒール》!」
放たれた光は、いつもより少しだけ弱々しいものだった。
その光がガリウスに届くよりも早く、紅蓮の戦斧が振り下ろされる。
アレンの目に映ったのは、信じられないものを見るかのように目を見開いたガリウスの顔だった。
「よし、行くぞ!今日の目標は中層エリアの突破だ!」
ガリウスが高らかに宣言し、ダンジョンの入り口へと歩き出す。その足取りに迷いはない。彼の背中をティナとジェイクが続き、聖女リリアがそれに倣う。そして最後尾を、重荷に喘ぐアレンがとぼとぼとついて行った。
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「おいアレン、聞いてるのか」
先頭を歩くガリウスが、振り返りもせずに言った。
「今日からは敵も強くなる。ヒールを切らすなよ。それがお前の唯一の存在価値なんだからな」
「……はい」
アレンは短く答える。分かっている。自分がここにいる理由は、ただ回復するためだけ。ガリウスの盾となり、彼の無謀な戦いを支えるための道具として存在している。それ以外の価値は、このパーティにはない。
ダンジョン内部は、じめじめとした空気が淀んでいた。壁や天井からは粘液のようなものが滴り落ち、足元にはモンスターのものらしき骨が散らばっている。ジェイクが斥候として先行し、罠の有無を確認しながら進む。やがて、最初の広間に出た。
「ガリウスさん、いますぜ。オークが五匹。リーダー格も混じってる」
物陰から戻ったジェイクが囁く。通常なら、前衛が盾を構え、後衛の魔法で牽制しつつ慎重に戦うべき相手だ。しかし、ガリウスの戦術は常に一つしかない。
「上等だ。俺一人で十分だ!」
ガリウスは雄叫びを上げると、大剣を抜き放ち、真正面からオークの群れへと突っ込んでいった。あまりにも無謀な単独突撃。オークたちもまさか人間が一人で突っ込んでくるとは思わなかったのか、一瞬反応が遅れた。
その隙をガリウスは見逃さない。
「うおおおっ!」
最初の一匹に渾身の袈裟斬りを叩き込む。分厚い筋肉と骨を断ち割り、オークは悲鳴を上げる間もなく絶命した。だが、その一撃は大きな隙を生む。左右から残りのオークたちが棍棒を振りかぶって殺到した。
「ガリウス様!」
リリアが悲鳴に近い声を上げる。だが、ガリウスは避ける素振りも見せない。彼の視線は、後方にいるアレンへと向けられていた。
「アレン!」
その一言が合図だった。アレンは即座に杖を構え、意識を集中させる。
「《ヒール》!」
ガリウスの体に緑色の光が降り注ぐ。まさにその瞬間、彼の両脇腹にオークの棍棒がめり込んだ。ゴッ、と鈍い音が響き、常人なら内臓破裂で即死しているであろう一撃。しかしガリウスはアレンの回復魔法によってダメージを相殺し、怯むことなく大剣を薙ぎ払った。
「甘い!」
回転の勢いを乗せた一閃が、二匹のオークの胴体をまとめて切り裂く。凄まじい剣技。だがそれは、アレンの回復があることを前提とした、あまりにも危険な諸刃の剣だった。
「ティナ!ジェイク!何をぼさっとしてる!」
ガリウスの号令で、我に返った仲間たちが動き出す。
「はいですわ!燃え尽きなさい!《ファイアボール》!」
ティナの詠唱と共に、巨大な火球が残りのオークを呑み込んだ。熱風と悲鳴が広間に渦巻く。その混乱の中を、ジェイクが影のように駆け抜けた。リーダー格のオークの背後に回り込み、黒焦げになった首筋に容赦なく短剣を突き立てる。
戦闘はあっという間に終わった。結果だけ見れば圧勝だ。しかし、アレンの額には冷たい汗が滲んでいた。もし、自分のヒールが一瞬でも遅れていたら。そう考えると、背筋が凍る思いだった。
「ちっ、今の回復、コンマ一秒遅かったぞアレン」
ガリウスは満足するどころか、アレンを睨みつけて吐き捨てた。
「俺の動きに集中しろ。次はないと思え」
「……申し訳、ありません」
アレンは再び頭を下げる。彼の心臓はまだ激しく鼓動していた。魔力の消耗も馬鹿にならない。ガリウスが受けるダメージは、その都度アレンの魔力に変換されているようなものだ。ポーションを使うよりも遥かに早く、そしてコストもかからない回復。ガリウスにとって、アレンはまさに都合のいい「魔力タンク」でしかなかった。
その後も、彼らの進撃は続いた。ガリウスは敵を見つけるたびに、防御を一切無視した突撃を繰り返す。巨大な蝙蝠の群れには、その無数の牙による攻撃を全身で受け止めながらカウンターを放ち、硬い甲殻を持つ大蠍(ジャイアントスコーピオン)の毒針をわざと腕で受けて隙を作り、その頭を叩き割った。
その度に、アレンの《ヒール》が飛ぶ。
ガリウスが傷を負う。アレンが癒す。ガリウスがさらに無茶な攻撃を仕掛ける。アレンが必死に回復する。
その繰り返し。まるで壊れた人形劇を見ているかのようだった。
ティナもジェイクも、その戦い方を当然のこととして受け入れている。ガリウスの圧倒的な攻撃力と、アレンの無限とも思える回復力。それが【熾天の剣】の強さの根幹だと信じて疑っていなかった。
リリアだけが、心配そうにアレンの顔色を窺っていた。彼女の使う聖魔法は、広範囲の味方の能力を底上げしたり、状態異常を防いだりするものが主だ。回復もできるが、単体への即時回復量では専門のヒーラーであるアレンに及ばない。彼女はアレンの負担を少しでも減らそうと補助魔法をかけるが、ガリウスの無謀な戦いぶりは、そんなささやかな助力をあざ笑うかのようにエスカレートしていくばかりだった。
ダンジョンを進むにつれて、アレンの消耗は目に見えて激しくなっていった。魔力の枯渇を示す軽い目眩が、断続的に彼を襲い始める。ポーチに忍ばせた魔力回復薬に手を伸ばしたいが、そんな素振りを見せれば、ガリウスに何を言われるか分からない。
(まだだ……まだ、大丈夫だ)
アレンは自分に言い聞かせ、ふらつく足に力を込めた。
そして、彼らはついに中層エリアへの入り口となる大広間にたどり着いた。そこには、一体の巨大なミノタウロスが門番のように鎮座していた。これまでの敵とは明らかに格が違う。その筋肉質な体躯、手にした巨大な戦斧からは、凄まじい圧が放たれていた。
「ミノタウロス・チャンピオンか。面白い」
ガリウスは獰猛な笑みを浮かべた。普通なら、一度退いて万全の準備を整えるべき相手だ。だが、彼の選択肢に撤退はない。
「一気に叩き潰すぞ!」
「待ってください、ガリウス様!少し休みましょう!アレンの顔色が……!」
リリアが制止の声を上げた。その言葉に、ガリウスは心底不愉快そうな顔でアレンを一瞥した。
「なんだアレン、もう音を上げるのか?回復しか能のないお前が、その役目すら果たせないと?それでもSランクの冒険者か!」
「い、いえ!大丈夫です!まだ、やれます!」
アレンは咄嗟にそう叫んでいた。ここで弱みを見せれば、自分の居場所が本当になくなってしまう。その恐怖が、彼を突き動かした。
「ふん、ならいい。行くぞ!」
ガリウスはアレンの返事を聞くなり、再び猛然と突進した。ミノタウロスもそれに応じ、地響きを立てながら戦斧を振りかぶる。
金属と金属がぶつかり合う甲高い音が、広間に響き渡った。ガリウスの剣技は確かに天才的だ。格上のミノタウロス相手にも、一歩も引けを取らない。だが、その戦い方はやはり同じだった。敵の攻撃を紙一重で避けるのではなく、あえて急所を外した部位で受け止め、その隙にカウンターを叩き込む。
腕を斬られ、脚を打たれ、肩を砕かれる。その全てが、アレンの《ヒール》によって瞬時に再生されていく。緑の光が、まるでガリウスの体から常に発せられているかのように、絶え間なく降り注いだ。
アレンの視界が、ぐらりと揺れた。
魔力が底をつきかけている。頭の芯が痺れ、立っているのがやっとだった。
(まずい……このままじゃ……)
焦りが彼の心を支配する。だが、戦いは待ってくれない。ミノタウロスが怒りの咆哮を上げ、これまでで最大の一撃をガリウスに見舞おうとしていた。戦斧が紅蓮の光を纏う。スキル攻撃だ。
「アレン!回復が遅れてるぞ!殺す気か!」
ガリウスの怒声が飛ぶ。彼はその必殺の一撃を避けるどころか、むしろ踏み込んでカウンターを狙っていた。アレンの回復を、絶対的に信頼して。
アレンは最後の力を振り絞った。歯を食いしばり、朦朧とする意識の中で、ただひたすらに祈るように魔法を紡ぐ。
「――《ヒール》!」
放たれた光は、いつもより少しだけ弱々しいものだった。
その光がガリウスに届くよりも早く、紅蓮の戦斧が振り下ろされる。
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