87 / 98
第89話 決別
しおりを挟む
アレンが背を向けた瞬間、リリアの中で何かが終わった。それは幼い頃から続いていた彼との長い長い物語の、本当の終幕だった。もう彼が振り返ることはない。二人の道が再び交わることもない。
彼女は地面に突伏したまま動けなかった。アレンが告げた最後の言葉が、重い錨のように彼女の心を縛り付けている。
『自分たちの行いの結末は、自分たちで受け入れろ』
その言葉の意味を、彼女は今、全身で理解していた。
アレンは仲間たちと共に村の広場へと戻っていく。その背中はリリアにはもう見えなかった。彼女の涙で滲んだ視界には、ただ彼らが残した温かい世界の残像が揺らめいているだけだった。
「……アレン」
ソフィアが隣を歩くアレンに低い声で話しかけた。
「……本当に、よかったのか」
その問いは少しだけ意外なものだった。常にリリアに対して敵意を剥き出しにしていた彼女が、今、アレンの決断を気遣っている。
アレンは空を見上げたまま静かに答えた。
「……ああ。よかったんだ」
「あいつはたしかに許せないことをした。だが……」
ソフィアは言葉を選んだ。
「……あんたが一番辛いんじゃないかと思っただけだ。昔、好きだった相手をあんな風に突き放すのは」
その不器用な優しさに、アレンはふっと笑みを漏らした。
「……ありがとう、ソフィア。だが、もう平気だ。俺が突き放したのは過去の幻影だけだ。今の彼女はもう俺の知っているリリアじゃない。そして俺も、彼女の知っているアレンじゃない」
彼は仲間たちの顔を一人一人見つめた。
「それに、俺にはあんたたちがいる。もう俺は一人で悲しむ必要も、一人で苦しむ必要もないんだ」
その言葉にソフィアは何も言えず、ただぶっきらぼうに「……ふん」と鼻を鳴らしただけだった。だが、その横顔はどこか優しかった。
カイもリーナも何も言わない。だが、彼らがアレンに寄せる絶対的な信頼は、言葉以上に雄弁だった。
彼らが広場に戻ると、村長のバルトロが心配そうな顔で駆け寄ってきた。
「アレン、大丈夫だったか? あの娘さんは……」
「ええ。もう大丈夫です」
アレンは穏やかに頷いた。
「ただの昔の感傷ですよ。さあ、祭りの続きをしましょう。せっかくのリーナの快気祝いなんですから」
彼は何事もなかったかのように明るく振る舞った。
その姿に村人たちも安堵し、広場には再び楽しげな音楽と笑い声が戻ってきた。
アレンはリーナの手を引き、村人たちの踊りの輪の中へと入っていく。ソフィアも最初は嫌がっていたが、村の娘たちに引っ張られ、いつの間にか楽しそうにステップを踏んでいる。カイは相変わらず輪の外で腕を組んでいたが、その口元にはかすかな笑みが浮かんでいた。
その、あまりにも平和で幸せな光景。
それはアレンが自らの手で過去と決別し、未来を選び取った証だった。
彼は踊りながら、一度だけ村の入り口の方を振り返った。
リリアの姿はもうどこにもなかった。
彼女がこれからどこへ行き、どう生きていくのか。
それは彼女自身の物語だ。
もう自分の物語とは決して交わることのない。
アレンは心の中のリリアという名前が書かれたページを静かに閉じ、そして鍵をかけた。
もう二度と開くことはないだろう。
過去との完全な決別。
それは痛みを伴うものだった。だが、それを乗り越えた先にこそ本当の未来があることを彼は知っていた。
彼は仲間たちの笑顔に包まれながら、心の底から笑った。
空は高く、青く澄み渡っていた。
まるで彼の新しい人生の門出を祝福するかのように。
一方、リリアは村から続く道を一人、とぼとぼと歩いていた。
涙はもう枯れ果てていた。
心は空っぽだった。
だが不思議と、絶望だけではなかった。
リーナがくれた半分このパン。それを彼女はまだ大事に握りしめていた。
そのかすかな温もりだけが、彼女が今、この世界に繋ぎ止められている唯一の証だった。
アレンの最後の言葉。
リーナの厳しい優しさ。
それらが彼女の空っぽの心の中で、小さな羅針盤のように一つの方向を指し示していた。
(……償い)
彼女はその言葉を何度も何度も心の中で繰り返した。
自分がこれからどうすべきなのか。
その答えはまだ見つからない。
だが、進まなければならない。
自分の足で。
アレンに頼るのではなく、自分自身の力でその答えを見つけ出すために。
彼女の贖罪の旅路はまだ終わってはいなかった。
むしろ今、本当の意味で始まったのかもしれない。
彼女は一度も振り返ることなく、夕日に染まる道をただひたすらに歩き続けた。
その先にどんな運命が待ち受けていようとも、それを受け入れる覚悟を胸に秘めて。
彼女は地面に突伏したまま動けなかった。アレンが告げた最後の言葉が、重い錨のように彼女の心を縛り付けている。
『自分たちの行いの結末は、自分たちで受け入れろ』
その言葉の意味を、彼女は今、全身で理解していた。
アレンは仲間たちと共に村の広場へと戻っていく。その背中はリリアにはもう見えなかった。彼女の涙で滲んだ視界には、ただ彼らが残した温かい世界の残像が揺らめいているだけだった。
「……アレン」
ソフィアが隣を歩くアレンに低い声で話しかけた。
「……本当に、よかったのか」
その問いは少しだけ意外なものだった。常にリリアに対して敵意を剥き出しにしていた彼女が、今、アレンの決断を気遣っている。
アレンは空を見上げたまま静かに答えた。
「……ああ。よかったんだ」
「あいつはたしかに許せないことをした。だが……」
ソフィアは言葉を選んだ。
「……あんたが一番辛いんじゃないかと思っただけだ。昔、好きだった相手をあんな風に突き放すのは」
その不器用な優しさに、アレンはふっと笑みを漏らした。
「……ありがとう、ソフィア。だが、もう平気だ。俺が突き放したのは過去の幻影だけだ。今の彼女はもう俺の知っているリリアじゃない。そして俺も、彼女の知っているアレンじゃない」
彼は仲間たちの顔を一人一人見つめた。
「それに、俺にはあんたたちがいる。もう俺は一人で悲しむ必要も、一人で苦しむ必要もないんだ」
その言葉にソフィアは何も言えず、ただぶっきらぼうに「……ふん」と鼻を鳴らしただけだった。だが、その横顔はどこか優しかった。
カイもリーナも何も言わない。だが、彼らがアレンに寄せる絶対的な信頼は、言葉以上に雄弁だった。
彼らが広場に戻ると、村長のバルトロが心配そうな顔で駆け寄ってきた。
「アレン、大丈夫だったか? あの娘さんは……」
「ええ。もう大丈夫です」
アレンは穏やかに頷いた。
「ただの昔の感傷ですよ。さあ、祭りの続きをしましょう。せっかくのリーナの快気祝いなんですから」
彼は何事もなかったかのように明るく振る舞った。
その姿に村人たちも安堵し、広場には再び楽しげな音楽と笑い声が戻ってきた。
アレンはリーナの手を引き、村人たちの踊りの輪の中へと入っていく。ソフィアも最初は嫌がっていたが、村の娘たちに引っ張られ、いつの間にか楽しそうにステップを踏んでいる。カイは相変わらず輪の外で腕を組んでいたが、その口元にはかすかな笑みが浮かんでいた。
その、あまりにも平和で幸せな光景。
それはアレンが自らの手で過去と決別し、未来を選び取った証だった。
彼は踊りながら、一度だけ村の入り口の方を振り返った。
リリアの姿はもうどこにもなかった。
彼女がこれからどこへ行き、どう生きていくのか。
それは彼女自身の物語だ。
もう自分の物語とは決して交わることのない。
アレンは心の中のリリアという名前が書かれたページを静かに閉じ、そして鍵をかけた。
もう二度と開くことはないだろう。
過去との完全な決別。
それは痛みを伴うものだった。だが、それを乗り越えた先にこそ本当の未来があることを彼は知っていた。
彼は仲間たちの笑顔に包まれながら、心の底から笑った。
空は高く、青く澄み渡っていた。
まるで彼の新しい人生の門出を祝福するかのように。
一方、リリアは村から続く道を一人、とぼとぼと歩いていた。
涙はもう枯れ果てていた。
心は空っぽだった。
だが不思議と、絶望だけではなかった。
リーナがくれた半分このパン。それを彼女はまだ大事に握りしめていた。
そのかすかな温もりだけが、彼女が今、この世界に繋ぎ止められている唯一の証だった。
アレンの最後の言葉。
リーナの厳しい優しさ。
それらが彼女の空っぽの心の中で、小さな羅針盤のように一つの方向を指し示していた。
(……償い)
彼女はその言葉を何度も何度も心の中で繰り返した。
自分がこれからどうすべきなのか。
その答えはまだ見つからない。
だが、進まなければならない。
自分の足で。
アレンに頼るのではなく、自分自身の力でその答えを見つけ出すために。
彼女の贖罪の旅路はまだ終わってはいなかった。
むしろ今、本当の意味で始まったのかもしれない。
彼女は一度も振り返ることなく、夕日に染まる道をただひたすらに歩き続けた。
その先にどんな運命が待ち受けていようとも、それを受け入れる覚悟を胸に秘めて。
16
あなたにおすすめの小説
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる