86 / 98
第88話 最後の言葉
しおりを挟む
「俺には今、命に代えても守りたい家族がいる」
アレンのその言葉は、まるで教会の鐘の音のようにリリアの頭の中で何度も何度も反響した。彼の隣で誇らしげに立つソフィア。静かに頷くカイ。そして、幸せそうにアレンに抱きつくリーナ。
それは完璧なまでに完成された一つの世界だった。
温かく、光に満ちた揺るぎない絆の世界。
そして、その世界に自分が入り込む余地などひとかけらも存在しないことを、リリアは痛いほど理解させられた。
彼女の膝から力が抜けていく。
ああ、そうか。
もう、本当に終わりなんだ。
自分が夢見ていたやり直しの未来など、最初からどこにも存在しなかったのだ。
「……どうして……」
彼女の唇から、か細い最後の問いが漏れた。
「どうしてあなたはそんなに強くなれたの……?」
「どうしてあなたはそんなに素敵な仲間を見つけられたの……?」
「どうして私とあなたはこんなに違ってしまったの……?」
その答えのない問いに、アレンは初めて少しだけ悲しそうな顔をした。
彼は仲間たちの肩からそっと手を離すと、リリアの前に一歩だけ歩み寄った。
そして、彼女の目線に合わせるように静かに屈み込んだ。
「……君は勘違いをしている」
彼の声は穏やかだった。
「俺は強くなんかない。今でも弱い人間だ。追放された日の悪夢にうなされることだってある」
「え……?」
「俺がここまで来れたのは俺一人の力じゃない。ソフィアが俺の臆病な背中を押してくれたからだ。カイが俺の進むべき道を静かに照らしてくれたからだ。リーナが俺の凍てついた心をその笑顔で溶かしてくれたからだ」
彼は仲間たちの方を愛おしそうに振り返った。
「俺は、この仲間たちに生かされているんだ。強くさせてもらっているんだ。一人だったら俺はとっくにどこかの路地裏で朽ち果てていたさ」
その言葉は、アレンの偽りのない本心だった。
彼は自分の弱さを認め、そして仲間と共にいることの強さを誰よりも知っていた。
「……君たちにもその可能性はあったはずだ」
アレンはリリアに視線を戻した。
「ガリウスの傲慢さをティナの皮肉でいなし、ジェイクの狡猾さで手綱を握り、そして君の優しさで皆を包み込む。そうやって互いの弱さを補い合っていれば、君たちは最強のパーティになれたはずだ。俺がいなくてもな」
だが、と彼は続けた。
その瞳には、深い、深い失望の色が浮かんでいた。
「君たちはそれを選ばなかった。互いを支え合うのではなく、互いを貶め、見下し、そして最後には裏切った。自分の弱さと向き合わず、全ての責任を一番弱い立場の俺一人に押し付けた。そうだろ?」
その言葉は真実だった。
リリアは何も言い返せない。
アレンは静かに立ち上がった。
そして、彼女に最後の言葉を告げた。
それは審判の言葉であり、そして彼が彼女に与えることのできる最後の慈悲だった。
「君たちのために使う奇跡はもうない」
彼の声は静かだったが、その一言一言がリリアの心に重く、そして深く刻み込まれていった。
「自分たちの行いの結末は自分たちで受け入れろ」
「それが君たちがこれから生きていく上で背負わなければならない唯一の十字架だ。俺にそれを降ろさせようとするな。それは君たちの罪に対する最大の侮辱になる」
「ガリウスたちを本当に悼むというのなら、彼らを蘇らせて過去をなかったことにするんじゃない。彼らがなぜ死ななければならなかったのか。その理由と君自身の罪と、生涯をかけて向き合い続けろ」
「それが唯一の、君にできる償いだ」
最後の言葉。
それは拒絶でありながら、同時に彼女がこれから進むべき一筋の道を示す道標でもあった。
もうアレンに頼ることはできない。
奇跡は起きない。
ただ、自分の足でこの罪を背負って生きていくしかないのだ。
リリアは、その言葉の意味をようやく理解した。
彼女の瞳から涙が静かに流れ落ちた。
それはもはや懇願の涙ではなかった。
自分の犯した過ちの、そのあまりの重さにようやく向き合った贖罪の涙だった。
「……ありがとう……アレン」
彼女の口からか細い、しかし確かな感謝の言葉が漏れた。
そして、ごめんなさい、と。
彼女は心の中で、何度も何度も繰り返した。
アレンは、その言葉を聞くと静かに頷いた。
そして、今度こそ本当に彼女に背を向けた。
もう彼が彼女に語るべき言葉は何もなかった。
二人の道はここで、完全に分かたれたのだ。
アレンのその言葉は、まるで教会の鐘の音のようにリリアの頭の中で何度も何度も反響した。彼の隣で誇らしげに立つソフィア。静かに頷くカイ。そして、幸せそうにアレンに抱きつくリーナ。
それは完璧なまでに完成された一つの世界だった。
温かく、光に満ちた揺るぎない絆の世界。
そして、その世界に自分が入り込む余地などひとかけらも存在しないことを、リリアは痛いほど理解させられた。
彼女の膝から力が抜けていく。
ああ、そうか。
もう、本当に終わりなんだ。
自分が夢見ていたやり直しの未来など、最初からどこにも存在しなかったのだ。
「……どうして……」
彼女の唇から、か細い最後の問いが漏れた。
「どうしてあなたはそんなに強くなれたの……?」
「どうしてあなたはそんなに素敵な仲間を見つけられたの……?」
「どうして私とあなたはこんなに違ってしまったの……?」
その答えのない問いに、アレンは初めて少しだけ悲しそうな顔をした。
彼は仲間たちの肩からそっと手を離すと、リリアの前に一歩だけ歩み寄った。
そして、彼女の目線に合わせるように静かに屈み込んだ。
「……君は勘違いをしている」
彼の声は穏やかだった。
「俺は強くなんかない。今でも弱い人間だ。追放された日の悪夢にうなされることだってある」
「え……?」
「俺がここまで来れたのは俺一人の力じゃない。ソフィアが俺の臆病な背中を押してくれたからだ。カイが俺の進むべき道を静かに照らしてくれたからだ。リーナが俺の凍てついた心をその笑顔で溶かしてくれたからだ」
彼は仲間たちの方を愛おしそうに振り返った。
「俺は、この仲間たちに生かされているんだ。強くさせてもらっているんだ。一人だったら俺はとっくにどこかの路地裏で朽ち果てていたさ」
その言葉は、アレンの偽りのない本心だった。
彼は自分の弱さを認め、そして仲間と共にいることの強さを誰よりも知っていた。
「……君たちにもその可能性はあったはずだ」
アレンはリリアに視線を戻した。
「ガリウスの傲慢さをティナの皮肉でいなし、ジェイクの狡猾さで手綱を握り、そして君の優しさで皆を包み込む。そうやって互いの弱さを補い合っていれば、君たちは最強のパーティになれたはずだ。俺がいなくてもな」
だが、と彼は続けた。
その瞳には、深い、深い失望の色が浮かんでいた。
「君たちはそれを選ばなかった。互いを支え合うのではなく、互いを貶め、見下し、そして最後には裏切った。自分の弱さと向き合わず、全ての責任を一番弱い立場の俺一人に押し付けた。そうだろ?」
その言葉は真実だった。
リリアは何も言い返せない。
アレンは静かに立ち上がった。
そして、彼女に最後の言葉を告げた。
それは審判の言葉であり、そして彼が彼女に与えることのできる最後の慈悲だった。
「君たちのために使う奇跡はもうない」
彼の声は静かだったが、その一言一言がリリアの心に重く、そして深く刻み込まれていった。
「自分たちの行いの結末は自分たちで受け入れろ」
「それが君たちがこれから生きていく上で背負わなければならない唯一の十字架だ。俺にそれを降ろさせようとするな。それは君たちの罪に対する最大の侮辱になる」
「ガリウスたちを本当に悼むというのなら、彼らを蘇らせて過去をなかったことにするんじゃない。彼らがなぜ死ななければならなかったのか。その理由と君自身の罪と、生涯をかけて向き合い続けろ」
「それが唯一の、君にできる償いだ」
最後の言葉。
それは拒絶でありながら、同時に彼女がこれから進むべき一筋の道を示す道標でもあった。
もうアレンに頼ることはできない。
奇跡は起きない。
ただ、自分の足でこの罪を背負って生きていくしかないのだ。
リリアは、その言葉の意味をようやく理解した。
彼女の瞳から涙が静かに流れ落ちた。
それはもはや懇願の涙ではなかった。
自分の犯した過ちの、そのあまりの重さにようやく向き合った贖罪の涙だった。
「……ありがとう……アレン」
彼女の口からか細い、しかし確かな感謝の言葉が漏れた。
そして、ごめんなさい、と。
彼女は心の中で、何度も何度も繰り返した。
アレンは、その言葉を聞くと静かに頷いた。
そして、今度こそ本当に彼女に背を向けた。
もう彼が彼女に語るべき言葉は何もなかった。
二人の道はここで、完全に分かたれたのだ。
14
あなたにおすすめの小説
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる