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第2話:全滅
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アッシュの姿が荒野の向こうに消えるのを、ガイアスは腕を組んで見送っていた。
その口元には、邪魔者を排除した支配者の笑みが浮かんでいる。
「ふん、やっといなくなったか。実に清々する」
「ええ、ガイアス様。これでわたくしたちの神聖な旅路を汚す者はいなくなりましたわ」
聖女セシリアがうっとりとガイアスに寄り添う。その声は蜜のように甘ったるい。
賢者レオンは冷静な口調で分析を口にした。
「計算上、我々の進軍速度は荷物持ちがいないことで約12%向上する。食料消費も抑えられ、野営時間も短縮できる。実に合理的だ」
「おうよ! あんなヒョロヒョロの役立たず、いるだけ無駄だったんだ!」
戦士ゾルタンが戦斧を肩で弾ませ、豪快に笑った。
彼らの間に流れるのは、絶対的な自信と楽観だった。
無能な【荷物持ち】という最後の枷が外れた。これで自分たちの真価が発揮できる。魔王討伐など、もはや時間の問題だと誰もが信じて疑わなかった。
「よし、行くぞ! 伝説はここから始まる!」
ガイアスが高らかに宣言し、聖剣の柄に手をかける。
彼を先頭に、栄光に満ちたパーティが「絶望の奈落」へと足を踏み入れた。
その瞬間だった。
【1秒目】
「……え?」
最初に異変に気づいたのは、聖女セシリアだった。
ダンジョンに満ちる瘴気が、まるで意志を持ったかのようにその濃度を増していく。今まで感じていた不快感とは次元が違う。肌を刺すような悪意。魂を直接握り潰されるような圧迫感。
「ガイアス様、これは……!?」
セシリアが防御結界を展開しようと聖印を結ぶ。しかし、彼女の指先から放たれた光は、濃密な瘴気に触れた瞬間に泡のように弾けて消えた。
「そん、な……わたくしの聖力が……!」
足元だった。
ダンジョンの石畳に、黒い茨のような紋様が禍々しい光を放ちながら浮かび上がる。それは瞬く間にパーティ全員の足元に広がり、呪いの鎖となって彼らの動きを縫い止めた。
「馬鹿な! これは古代語で記された即死呪詛だと!? なぜ今まで気づかなかった!」
賢者レオンが驚愕の声を上げる。彼の知識が、それが回避不能の死の宣告であることを告げていた。いつもなら、彼の探知魔法が真っ先に警告を発するはずだった。だが、今日は何も反応しなかった。まるで、ついさっきまでそこには何も無かったかのように。
【2秒目】
呪詛に意識を奪われた、その一瞬。
ゴウッ、と空気を切り裂く音と共に、天井が崩落した。
それはただの落石ではない。直径数メートルはあろうかという巨大な岩塊が、パーティを押し潰さんと連鎖的に降り注ぐ。計算され尽くした殺人トラップだった。
「うおおおっ!」
戦士ゾルタンが反応する。彼は自慢の剛力でパーティを守るべく、巨大な戦斧を構え、落下してくる岩塊の真下へと飛び出した。
「俺に任せろ!」
轟音と共に、岩塊がゾルタンに激突する。
いつもなら、この程度の岩は彼の怪力で弾き飛ばせるはずだった。
だが。
ミシリ、と骨の砕ける鈍い音が響いた。
「……がっ!?」
ゾルタンの屈強な両腕が、ありえない角度に折れ曲がる。彼の目が見開かれ、信じられないという表情を浮かべた。岩が、重い。今まで経験したことのない、星が落ちてきたかのような圧倒的な質量。
抵抗は一秒も持たなかった。
戦士ゾルタンは断末魔の叫びを上げる間もなく、肉塊となって岩の下に圧殺された。
「ゾルタン!」
「防御魔法が……詠唱できない! 魔力が霧散する!」
レオンの悲痛な声が響く。即死呪詛が、彼の魔力循環そのものを阻害していたのだ。
【3秒目】
粉塵が舞い、視界が奪われる。
呪詛に縛られ、落盤に仲間を殺され、パーティは完全に混乱の渦中にあった。
その絶望的な状況を嘲笑うかのように、闇が動いた。
天井の暗がり。今まで誰も気づかなかった場所に潜んでいた影が、音もなく降下する。
それは、石像のような硬質の翼を持つ高位悪魔。ガーゴイル・ロード。
その鉤爪は鋼鉄をも容易く引き裂き、その眼は獲物の絶望を好んで映す。
いつもなら、その強烈な殺気に誰かが気づくはずだった。奇襲など成立するはずがなかった。
「ぐ……あ!?」
賢者レオンと聖女セシリアが、同時に悲鳴を上げた。
悪魔の鉤爪が、二人の体を紙のように貫いていた。レオンは最後まで何かを分析しようと目を見開き、セシリアは信じられないという顔で自らの胸から突き出た爪を見つめていた。
二つの体は、すぐに命の光を失い、崩れ落ちた。
残るは勇者ガイアスのみ。
「き、貴様ああああ!」
彼は恐怖と怒りに震えながら、ついに聖剣を引き抜いた。
しかし、呪詛は彼の体から力を奪い、粉塵は敵の姿を捉えさせない。聖剣の輝きも、今は弱々しく揺らめくだけだ。
その時、ガイアスの脳裏に、なぜか静かに去っていったアッシュの後ろ姿が浮かんだ。
あの男がいなくなってから、全てがおかしくなった。
いつもならあり得ないことばかりが起きる。
まるで、世界が俺たちを殺しにかかっているようだ。
まさか、あの男が……?
思考は、そこで途切れた。
背後から忍び寄ったもう一体の悪魔の爪が、ガイアスの心臓を正確に貫いた。
「……な、ぜ……」
それが、英雄と呼ばれた男の最期の言葉だった。
轟音と悲鳴が止み、ダンジョンの入り口には不気味な静寂だけが残された。
床には三つの無残な亡骸と、一つの巨大な岩塊。
高位悪魔たちは亡骸を一瞥すると、興味を失ったように再び天井の闇へと溶けていった。
王国が、そして世界が希望を託した勇者パーティ。
その伝説の旅は、一人の【荷物持ち】を追放してから、わずか3秒で幕を閉じた。
その口元には、邪魔者を排除した支配者の笑みが浮かんでいる。
「ふん、やっといなくなったか。実に清々する」
「ええ、ガイアス様。これでわたくしたちの神聖な旅路を汚す者はいなくなりましたわ」
聖女セシリアがうっとりとガイアスに寄り添う。その声は蜜のように甘ったるい。
賢者レオンは冷静な口調で分析を口にした。
「計算上、我々の進軍速度は荷物持ちがいないことで約12%向上する。食料消費も抑えられ、野営時間も短縮できる。実に合理的だ」
「おうよ! あんなヒョロヒョロの役立たず、いるだけ無駄だったんだ!」
戦士ゾルタンが戦斧を肩で弾ませ、豪快に笑った。
彼らの間に流れるのは、絶対的な自信と楽観だった。
無能な【荷物持ち】という最後の枷が外れた。これで自分たちの真価が発揮できる。魔王討伐など、もはや時間の問題だと誰もが信じて疑わなかった。
「よし、行くぞ! 伝説はここから始まる!」
ガイアスが高らかに宣言し、聖剣の柄に手をかける。
彼を先頭に、栄光に満ちたパーティが「絶望の奈落」へと足を踏み入れた。
その瞬間だった。
【1秒目】
「……え?」
最初に異変に気づいたのは、聖女セシリアだった。
ダンジョンに満ちる瘴気が、まるで意志を持ったかのようにその濃度を増していく。今まで感じていた不快感とは次元が違う。肌を刺すような悪意。魂を直接握り潰されるような圧迫感。
「ガイアス様、これは……!?」
セシリアが防御結界を展開しようと聖印を結ぶ。しかし、彼女の指先から放たれた光は、濃密な瘴気に触れた瞬間に泡のように弾けて消えた。
「そん、な……わたくしの聖力が……!」
足元だった。
ダンジョンの石畳に、黒い茨のような紋様が禍々しい光を放ちながら浮かび上がる。それは瞬く間にパーティ全員の足元に広がり、呪いの鎖となって彼らの動きを縫い止めた。
「馬鹿な! これは古代語で記された即死呪詛だと!? なぜ今まで気づかなかった!」
賢者レオンが驚愕の声を上げる。彼の知識が、それが回避不能の死の宣告であることを告げていた。いつもなら、彼の探知魔法が真っ先に警告を発するはずだった。だが、今日は何も反応しなかった。まるで、ついさっきまでそこには何も無かったかのように。
【2秒目】
呪詛に意識を奪われた、その一瞬。
ゴウッ、と空気を切り裂く音と共に、天井が崩落した。
それはただの落石ではない。直径数メートルはあろうかという巨大な岩塊が、パーティを押し潰さんと連鎖的に降り注ぐ。計算され尽くした殺人トラップだった。
「うおおおっ!」
戦士ゾルタンが反応する。彼は自慢の剛力でパーティを守るべく、巨大な戦斧を構え、落下してくる岩塊の真下へと飛び出した。
「俺に任せろ!」
轟音と共に、岩塊がゾルタンに激突する。
いつもなら、この程度の岩は彼の怪力で弾き飛ばせるはずだった。
だが。
ミシリ、と骨の砕ける鈍い音が響いた。
「……がっ!?」
ゾルタンの屈強な両腕が、ありえない角度に折れ曲がる。彼の目が見開かれ、信じられないという表情を浮かべた。岩が、重い。今まで経験したことのない、星が落ちてきたかのような圧倒的な質量。
抵抗は一秒も持たなかった。
戦士ゾルタンは断末魔の叫びを上げる間もなく、肉塊となって岩の下に圧殺された。
「ゾルタン!」
「防御魔法が……詠唱できない! 魔力が霧散する!」
レオンの悲痛な声が響く。即死呪詛が、彼の魔力循環そのものを阻害していたのだ。
【3秒目】
粉塵が舞い、視界が奪われる。
呪詛に縛られ、落盤に仲間を殺され、パーティは完全に混乱の渦中にあった。
その絶望的な状況を嘲笑うかのように、闇が動いた。
天井の暗がり。今まで誰も気づかなかった場所に潜んでいた影が、音もなく降下する。
それは、石像のような硬質の翼を持つ高位悪魔。ガーゴイル・ロード。
その鉤爪は鋼鉄をも容易く引き裂き、その眼は獲物の絶望を好んで映す。
いつもなら、その強烈な殺気に誰かが気づくはずだった。奇襲など成立するはずがなかった。
「ぐ……あ!?」
賢者レオンと聖女セシリアが、同時に悲鳴を上げた。
悪魔の鉤爪が、二人の体を紙のように貫いていた。レオンは最後まで何かを分析しようと目を見開き、セシリアは信じられないという顔で自らの胸から突き出た爪を見つめていた。
二つの体は、すぐに命の光を失い、崩れ落ちた。
残るは勇者ガイアスのみ。
「き、貴様ああああ!」
彼は恐怖と怒りに震えながら、ついに聖剣を引き抜いた。
しかし、呪詛は彼の体から力を奪い、粉塵は敵の姿を捉えさせない。聖剣の輝きも、今は弱々しく揺らめくだけだ。
その時、ガイアスの脳裏に、なぜか静かに去っていったアッシュの後ろ姿が浮かんだ。
あの男がいなくなってから、全てがおかしくなった。
いつもならあり得ないことばかりが起きる。
まるで、世界が俺たちを殺しにかかっているようだ。
まさか、あの男が……?
思考は、そこで途切れた。
背後から忍び寄ったもう一体の悪魔の爪が、ガイアスの心臓を正確に貫いた。
「……な、ぜ……」
それが、英雄と呼ばれた男の最期の言葉だった。
轟音と悲鳴が止み、ダンジョンの入り口には不気味な静寂だけが残された。
床には三つの無残な亡骸と、一つの巨大な岩塊。
高位悪魔たちは亡骸を一瞥すると、興味を失ったように再び天井の闇へと溶けていった。
王国が、そして世界が希望を託した勇者パーティ。
その伝説の旅は、一人の【荷物持ち】を追放してから、わずか3秒で幕を閉じた。
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