6 / 96
第6話 リーダーへの挑戦
しおりを挟む
俺が一体のゴブリンを惨殺してから数日が過ぎた。洞窟内の空気は明らかに変わった。以前のように俺を殴りつけようとする者はいなくなり、俺が通る道は自然と開けられるようになった。弱いゴブリンたちは俺の視線を恐れ、幹部クラスのゴブリンたちでさえ、どこか探るような目でこちらを遠巻きに見ている。
暴力は、最も分かりやすい言語だ。俺はそれを改めて実感した。
しかし、状況が好転したとは言い難い。俺は相変わらず最下層の一員であり、まともな食事と安全な寝床が保証されたわけではない。手に入れたのは、一時的な不可侵領域だけ。このままでは、いずれ腹を空かせた別のゴブリンが俺に挑んでくるか、あるいは俺が狩りに失敗して衰弱するかのどちらかだ。
根本的な問題を解決しなければならない。この非効率で、未来のない群れのシステムそのものを変える必要がある。そのためには、トップに立つしかない。
俺の視線は自然と、広場の中心にある巨大な岩に座る一体のゴブリンへと向かっていた。
ボスゴブリン。
この洞窟の絶対的な支配者。その体躯は他のゴブリンとは比較にならないほど大きく、鍛え上げられた筋肉は岩のように硬質だ。全身に刻まれた無数の傷跡が、彼の戦いの歴史を物語っている。その手には、獲物の大腿骨を加工した巨大な棍棒。あれで殴られれば、俺の身体など一撃で肉塊と化すだろう。
俺は冷静にボスの強さを分析する。純粋なパワー、耐久力、おそらくは長年の戦闘で培われた経験。全てが俺を上回っている。まともに戦えば、勝率はゼロだ。
だが、俺には奴が持たない武器がある。知恵と、そしてユニークスキル【弱肉強食】によって得た多彩なスキルだ。
俺は自分のステータスを再確認する。
【溶解液 Lv1】
【毒牙 Lv1】
【硬質外皮 Lv1】
レベルは2。百足を倒し、同族を殺したことで、ステータスは初期状態から見違えるほど向上している。だが、それでもボスとの間には絶望的な差があるだろう。
この差をどう埋めるか。
俺は頭の中で何度も戦闘シミュレーションを繰り返した。
まず、正面からの殴り合いは絶対に避ける。ボスの土俵で戦うのは愚の骨頂だ。俺が活かすべきは、体格差から生まれるスピード。そして、相手が想定しない攻撃パターンだ。
第一手は【溶解液】。目潰しとして使えれば理想的だが、射程は短い。接近しなければならない。
接近すれば、ボスの棍棒の餌食になる。そこで【硬質外皮】の出番だ。致命傷だけは避けるための保険として使う。だが、多用はできない。衝撃までは殺しきれないし、MPの消費も馬鹿にならない。
最大の切り札は【毒牙】。あの巨体にどれほどの効果があるかは未知数だ。だが、一瞬でも動きを鈍らせることができれば、そこに勝機が生まれる。
防御で耐え、隙を作り、毒で動きを止め、致命傷を与える。
言葉にすれば簡単だが、実行は困難を極めるだろう。一度でも読みを誤れば、即死。まさに綱渡りのような戦いになる。
それでも、やるしかない。
このまま最底辺で燻り続けるくらいなら、全てを賭けて王座を奪いに行く。前世で諦めることしか知らなかった俺は、もういない。
決意を固めた俺は、次の食事の分配を待った。狩り部隊が持ち帰った獲物をボスが食らい、幹部が食らい、そして下級ゴブリンたちが争う、いつもの光景。
俺はその争いの輪には加わらず、広場の中央へと真っ直ぐに進み出た。
俺の異様な行動に、争っていたゴブリンたちの動きが止まる。誰もが固唾を飲んで俺の行く末を見守っていた。ざわめきが波のように広がり、やがてそれはボスゴブリンの耳にも届いた。
肉塊にかぶりついていたボスが、ゆっくりと顔を上げる。その黄色い瞳が、血と肉に汚れた口元で、俺を正確に捉えた。
「……ナニカ、用カ。チビ」
地響きのような低い声。それだけで周囲のゴブリンたちが震え上がるほどの威圧感。幹部のゴブリンたちが、威嚇するように俺の前に立ちはだかった。
俺は彼らを無視し、ボスだけを見据えて言い放った。
「挑戦スル」
稚拙なゴブリンの言葉。だが、その意味は誰の耳にもはっきりと届いた。
広場が、水を打ったように静まり返る。そして次の瞬間、爆発的な嘲笑が巻き起こった。
「チビガ、ボスニ!」
「気ガ狂ッタカ!」
ゴブリンたちが腹を抱えて笑い転げる。幹部の一体は、俺を侮蔑の目で見下ろし、棍棒を振り上げた。
「殺サレタイラシイナ」
だが、その棍棒が振り下ろされることはなかった。
「待テ」
ボスの制止の声。幹部は驚いたように動きを止め、ボスを振り返った。
ボスゴブリンは、岩の玉座からゆっくりと立ち上がった。その巨体が立ち上がるだけで、凄まじい圧力が広場全体に広がる。嘲笑はピタリと止み、誰もが支配者の次の言葉を待っていた。
ボスは俺の前に進み出ると、その巨体を見下ろすように俺を睨みつけた。
「オマエ、先日ノ……。名ハ?」
「ゴブ」
「ゴブ。オマエ、ワカッテルノカ。俺ニ挑戦スルトイウコトガ」
「アア。オマエヲ殺シ、俺ガ新シイボスニナル」
俺は臆することなく言い切った。俺の目を見たボスは、一瞬だけ意外そうな表情を浮かべた。そして、ニヤリと残忍な笑みを浮かべた。その口からはみ出した牙が、不気味な光を放つ。
「面白い。久シブリダ。俺ノ前デ、ソコマデ目ノ据ワッタ奴ハ」
ボスは俺の挑戦を、まるで余興のように楽しんでいるようだった。
「イイダロウ。受ケテヤル。群レノ前デ、オマエガドンナ風ニ肉塊ニナルカ、見セテヤル」
挑戦は、受諾された。
「場所ハ、ココダ。時ハ、次ノ狩リノ前。ソレデ文句ハナイナ」
「ない」
俺が頷くと、ボスは満足そうに鼻を鳴らし、再び玉座へと戻っていった。
決まった。もう後戻りはできない。周囲のゴブリンたちは、興味と恐怖、そしてわずかな期待が入り混じった目で俺を見ていた。この群れに、初めて下剋上という概念が生まれようとしていた。
俺はその視線を背に受けながら、静かにその場を離れた。洞窟の隅にある、俺だけの寝床へ。
決戦の時は近い。俺は暗闇の中で目を閉じ、神経を研ぎ澄ませていく。これから始まるのは、ただの殺し合いではない。俺という存在の価値を問う、最初の試練。
勝てば全てを手にし、負ければ死ぬ。
単純で、分かりやすい。それでこそ、この弱肉強食の世界に相応しい。俺は冷たい岩肌に背を預け、静かにその時を待った。
暴力は、最も分かりやすい言語だ。俺はそれを改めて実感した。
しかし、状況が好転したとは言い難い。俺は相変わらず最下層の一員であり、まともな食事と安全な寝床が保証されたわけではない。手に入れたのは、一時的な不可侵領域だけ。このままでは、いずれ腹を空かせた別のゴブリンが俺に挑んでくるか、あるいは俺が狩りに失敗して衰弱するかのどちらかだ。
根本的な問題を解決しなければならない。この非効率で、未来のない群れのシステムそのものを変える必要がある。そのためには、トップに立つしかない。
俺の視線は自然と、広場の中心にある巨大な岩に座る一体のゴブリンへと向かっていた。
ボスゴブリン。
この洞窟の絶対的な支配者。その体躯は他のゴブリンとは比較にならないほど大きく、鍛え上げられた筋肉は岩のように硬質だ。全身に刻まれた無数の傷跡が、彼の戦いの歴史を物語っている。その手には、獲物の大腿骨を加工した巨大な棍棒。あれで殴られれば、俺の身体など一撃で肉塊と化すだろう。
俺は冷静にボスの強さを分析する。純粋なパワー、耐久力、おそらくは長年の戦闘で培われた経験。全てが俺を上回っている。まともに戦えば、勝率はゼロだ。
だが、俺には奴が持たない武器がある。知恵と、そしてユニークスキル【弱肉強食】によって得た多彩なスキルだ。
俺は自分のステータスを再確認する。
【溶解液 Lv1】
【毒牙 Lv1】
【硬質外皮 Lv1】
レベルは2。百足を倒し、同族を殺したことで、ステータスは初期状態から見違えるほど向上している。だが、それでもボスとの間には絶望的な差があるだろう。
この差をどう埋めるか。
俺は頭の中で何度も戦闘シミュレーションを繰り返した。
まず、正面からの殴り合いは絶対に避ける。ボスの土俵で戦うのは愚の骨頂だ。俺が活かすべきは、体格差から生まれるスピード。そして、相手が想定しない攻撃パターンだ。
第一手は【溶解液】。目潰しとして使えれば理想的だが、射程は短い。接近しなければならない。
接近すれば、ボスの棍棒の餌食になる。そこで【硬質外皮】の出番だ。致命傷だけは避けるための保険として使う。だが、多用はできない。衝撃までは殺しきれないし、MPの消費も馬鹿にならない。
最大の切り札は【毒牙】。あの巨体にどれほどの効果があるかは未知数だ。だが、一瞬でも動きを鈍らせることができれば、そこに勝機が生まれる。
防御で耐え、隙を作り、毒で動きを止め、致命傷を与える。
言葉にすれば簡単だが、実行は困難を極めるだろう。一度でも読みを誤れば、即死。まさに綱渡りのような戦いになる。
それでも、やるしかない。
このまま最底辺で燻り続けるくらいなら、全てを賭けて王座を奪いに行く。前世で諦めることしか知らなかった俺は、もういない。
決意を固めた俺は、次の食事の分配を待った。狩り部隊が持ち帰った獲物をボスが食らい、幹部が食らい、そして下級ゴブリンたちが争う、いつもの光景。
俺はその争いの輪には加わらず、広場の中央へと真っ直ぐに進み出た。
俺の異様な行動に、争っていたゴブリンたちの動きが止まる。誰もが固唾を飲んで俺の行く末を見守っていた。ざわめきが波のように広がり、やがてそれはボスゴブリンの耳にも届いた。
肉塊にかぶりついていたボスが、ゆっくりと顔を上げる。その黄色い瞳が、血と肉に汚れた口元で、俺を正確に捉えた。
「……ナニカ、用カ。チビ」
地響きのような低い声。それだけで周囲のゴブリンたちが震え上がるほどの威圧感。幹部のゴブリンたちが、威嚇するように俺の前に立ちはだかった。
俺は彼らを無視し、ボスだけを見据えて言い放った。
「挑戦スル」
稚拙なゴブリンの言葉。だが、その意味は誰の耳にもはっきりと届いた。
広場が、水を打ったように静まり返る。そして次の瞬間、爆発的な嘲笑が巻き起こった。
「チビガ、ボスニ!」
「気ガ狂ッタカ!」
ゴブリンたちが腹を抱えて笑い転げる。幹部の一体は、俺を侮蔑の目で見下ろし、棍棒を振り上げた。
「殺サレタイラシイナ」
だが、その棍棒が振り下ろされることはなかった。
「待テ」
ボスの制止の声。幹部は驚いたように動きを止め、ボスを振り返った。
ボスゴブリンは、岩の玉座からゆっくりと立ち上がった。その巨体が立ち上がるだけで、凄まじい圧力が広場全体に広がる。嘲笑はピタリと止み、誰もが支配者の次の言葉を待っていた。
ボスは俺の前に進み出ると、その巨体を見下ろすように俺を睨みつけた。
「オマエ、先日ノ……。名ハ?」
「ゴブ」
「ゴブ。オマエ、ワカッテルノカ。俺ニ挑戦スルトイウコトガ」
「アア。オマエヲ殺シ、俺ガ新シイボスニナル」
俺は臆することなく言い切った。俺の目を見たボスは、一瞬だけ意外そうな表情を浮かべた。そして、ニヤリと残忍な笑みを浮かべた。その口からはみ出した牙が、不気味な光を放つ。
「面白い。久シブリダ。俺ノ前デ、ソコマデ目ノ据ワッタ奴ハ」
ボスは俺の挑戦を、まるで余興のように楽しんでいるようだった。
「イイダロウ。受ケテヤル。群レノ前デ、オマエガドンナ風ニ肉塊ニナルカ、見セテヤル」
挑戦は、受諾された。
「場所ハ、ココダ。時ハ、次ノ狩リノ前。ソレデ文句ハナイナ」
「ない」
俺が頷くと、ボスは満足そうに鼻を鳴らし、再び玉座へと戻っていった。
決まった。もう後戻りはできない。周囲のゴブリンたちは、興味と恐怖、そしてわずかな期待が入り混じった目で俺を見ていた。この群れに、初めて下剋上という概念が生まれようとしていた。
俺はその視線を背に受けながら、静かにその場を離れた。洞窟の隅にある、俺だけの寝床へ。
決戦の時は近い。俺は暗闇の中で目を閉じ、神経を研ぎ澄ませていく。これから始まるのは、ただの殺し合いではない。俺という存在の価値を問う、最初の試練。
勝てば全てを手にし、負ければ死ぬ。
単純で、分かりやすい。それでこそ、この弱肉強食の世界に相応しい。俺は冷たい岩肌に背を預け、静かにその時を待った。
85
あなたにおすすめの小説
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
M.M.O. - Monster Maker Online
夏見ナイ
SF
現実世界に居場所を見出せない大学生、神代悠。彼が救いを求めたのは、モンスターを自由に創造できる新作VRMMO『M.M.O.』だった。
彼が選んだのは、戦闘能力ゼロの不遇職【モンスターメイカー】。周囲に笑われながらも、悠はゴミ同然の素材と無限の発想力を武器に、誰も見たことのないユニークなモンスターを次々と生み出していく。
その常識外れの力は、孤高の美少女聖騎士や抜け目のない商人少女といった仲間を引き寄せ、やがて彼の名はサーバーに轟く。しかし、それは同時にゲームの支配を目論む悪徳ギルドとの全面対決の始まりを意味していた。
これは、最弱の職から唯一無二の相棒を創り出し、仲間と世界を守るために戦う、創造と成り上がりの物語。
雑魚で貧乏な俺にゲームの悪役貴族が憑依した結果、ゲームヒロインのモデルとパーティーを組むことになった
ぐうのすけ
ファンタジー
無才・貧乏・底辺高校生の稲生アキラ(イナセアキラ)にゲームの悪役貴族が憑依した。
悪役貴族がアキラに話しかける。
「そうか、お前、魂の片割れだな? はははははは!喜べ!魂が1つになれば強さも、女も、名声も思うがままだ!」
アキラは悪役貴族を警戒するがあらゆる事件を通してお互いの境遇を知り、魂が融合し力を手に入れていく。
ある時はモンスターを無双し、ある時は配信で人気を得て、ヒロインとパーティーを組み、アキラの人生は好転し、自分の人生を切り開いていく。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
小国の若き王、ラスボスを拾う~何気なしに助けたラスボスたるダウナー系のヤンデレ魔女から愛され過ぎて辛い!~
リヒト
ファンタジー
人類を恐怖のどん底に陥れていた魔女が勇者の手によって倒され、世界は平和になった。そんなめでたしめでたしで終わったハッピーエンドから───それが、たった十年後のこと。
権力闘争に巻き込まれた勇者が処刑され、魔女が作った空白地帯を巡って世界各国が争い合う平和とは程遠い血みどろの世界。
そんな世界で吹けば飛ぶような小国の王子に転生し、父が若くして死んでしまった為に王となってしまった僕はある日、ゲームのラスボスであった封印され苦しむ魔女を拾った。
ゲーム知識から悪い人ではないことを知っていた僕はその魔女を助けるのだが───その魔女がヤンデレ化していた上に僕を世界の覇王にしようとしていて!?
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる