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第82話 騎士団長の強さ
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人間の最初の偵察部隊を撃退してから数日が過ぎた。
俺たちは彼らが持ち帰ったであろう「偽の情報」が敵陣でどのような影響を与えるか、静観の構えを取っていた。斥候網は前線基地の周囲に張り巡らされ、彼らのどんな小さな動きも見逃すことはない。
そしてその日は来た。
「報告! 前線基地より大規模な部隊が出撃! その数およそ百! 基地のほぼ全戦力と思われます!」
『黒曜の爪』からの緊急報告が、王城の作戦室に緊張を走らせた。
百……。俺たちの予想を遥かに上回る数だ。
「奴ら、本気で森の掃討に乗り出す気か!」
ガロンが吐き捨てるように言った。
「それだけではない」俺は報告の続きを促した。「部隊の先頭に立つ者の特徴は?」
斥候はゴクリと喉を鳴らし、震える声で答えた。
「……白銀の鎧。その姿はまるで伝説の英雄のようだった、と。おそらく彼こそが白銀騎士団長、アラン・フォン・ヴァイス……」
アラン・フォン・ヴァイス。
その名が出た瞬間、リリアが小さく息を呑んだ。
「……アークライト王国最強の騎士。エルフの間でもその名は知られています。彼一人の武力は千の兵に匹敵すると……」
千の兵。
つまり俺が相手にしようとしているのは、百の騎士団ではなく実質千百の軍勢ということか。
「……面白い」
俺の口から笑みが漏れた。
恐怖ではない。武者震いだ。
この世界の「最強」が一体どれほどのものなのか。この目で、この肌で確かめてみたくなった。
「ガロン」
「はっ!」
「鉄槌軍団、疾風軍団、全軍に出撃準備を命じろ。決戦の地は前回と同じ東の沼地帯だ。地の利は我々にある」
「御意!」
ガロンが勇ましく部屋を飛び出していく。
「リリア」
「はい……」
「お前は衛生部隊と共に後方で待機。そして竜翼軍団(ドラグーン)にも出撃準備をさせておけ。だが俺の合図があるまで決して動くな。彼らは我々の最後の切り札だ」
リリアは不安げな表情を浮かべながらも、力強く頷いた。
魔森連合軍、総力戦。
ついにこの時が来たのだ。
数時間後。東の沼地帯。
俺はガロンと共に丘の上から、静かに行軍してくる白銀騎士団の姿を眺めていた。
その軍勢はまさに圧巻だった。
百名の騎士たちが一糸乱れぬ隊列を組み、静かに、しかし圧倒的な威圧感を放ちながら森を進んでくる。彼らの鎧が立てる規則正しい金属音だけが、不気味に響き渡っていた。
そして、その先頭。
一頭の白馬に跨り、悠然と進む白銀の騎士。
アラン・フォン・ヴァイス。
遠目に見ても分かる。格が違う。
彼一人だけが周囲の風景から浮き上がっているかのように、神々しいオーラを放っていた。
「……あれが騎士団長か」
ガロンがゴクリと喉を鳴らす。オーク最強の戦士である彼でさえ、アランの放つ覇気に気圧されているのが分かった。
「ガロン。作戦は前と同じだ。森の地形を使い、奴らの隊列を乱し分断する。そして各個撃破する。だが一つだけ違うことがある」
「……と、申しますと?」
「あの白銀の騎士団長は、俺がやる」
俺はそう言い残すと、ガロンに地上部隊の指揮を任せ、一人で丘を駆け下りた。
「全軍、かかれ!」
ガロンの号令を合図に、森の四方八方から俺の軍勢が雄叫びを上げて白銀騎士団に襲いかかった。
だが白銀騎士団は、前回の偵察部隊とは全く違った。
「全軍、方陣を組め! 斧兵(オーク)の突撃は盾で受け止めろ! 弓兵、側面から来るゴブリンを牽制!」
アランの冷静でよく通る声が戦場に響き渡る。
騎士たちはその声に寸分の狂いもなく反応し、瞬く間に巨大な盾壁を備えた鉄壁の方陣を組み上げた。
オークたちの猛攻はその盾壁に阻まれ、全く歯が立たない。ゴブリンたちの奇襲も弓兵の的確な牽制射撃の前に近づくことさえできない。
そしてその鉄壁の陣形の中心で、アランは静かに俺の姿を探していた。
彼の蒼い瞳が俺を正確に捉える。
彼は白馬からひらりと降り立つと、腰の聖剣デュランダルをゆっくりと抜き放った。
キィン、という澄んだ音。
剣が抜かれた瞬間、彼の周囲の空気が聖なる力で浄化されていくかのように清浄なものに変わった。
「――お前がこの魔物の群れを率いる王か」
アランの声は静かだった。だがその言葉には、絶対的な強者だけが持つ揺ぎない自信が満ちていた。
俺は彼の前に進み出た。
「いかにも。俺がゴブ。魔森連合の王だ」
「ゴブ……。奇妙な名だ。だがその力、本物のようだ。私の騎士たちをよくもここまで手こずらせてくれた」
「お前たちの騎士団もなかなかのものだ。俺の兵たちが楽しませてもらっている」
俺たちは周囲で繰り広げられる激しい戦闘など意にも介さないように、互いを見据えていた。
戦場の喧騒が嘘のように遠のいていく。
「問おう、魔物の王よ」アランが剣を正眼に構えた。「何故我々人間に牙を剥く。何故この森に無用な混乱を招く。お前の目的は何だ?」
「目的か。単純なことだ。俺は俺の仲間たちが平和に暮らせる国をここに作っている。それだけだ。お前たち人間こそ、なぜ我々の聖域を土足で踏み荒らす?」
「聖域だと?」アランは鼻で笑った。「魔物が支配する土地など、浄化すべき穢れでしかない。平和を望むなら我々人間の法と秩序の下にひれ伏すがいい」
交渉は決裂だ。
俺たちが相容れることは決してない。
ならば残るは力で示すのみ。
「――ならばかかってこい。人間の英雄」
「――望むところだ。魔物の王よ」
俺とアランの身体が同時に地を蹴った。
ゴブリンロードの魔力と白銀騎士団長の聖なる力が、戦場の中央で激突した。
凄まじい衝撃波が周囲の木々を薙ぎ倒し、戦っていた両軍の兵士たちを吹き飛ばす。
誰もがその異次元の戦いに息を呑んだ。
俺の長剣とアランの聖剣が火花を散らす。
速い。そして重い。
ガロンのパワーとも盗賊のスピードとも違う、洗練され尽くした完璧な剣技。
俺はゾルガから受け継いだオークの戦闘経験と、人間の剣士から奪った【剣術】スキルを総動員して彼の攻撃に対応する。
だがそれでも押されていた。
一合、二合と打ち合ううちに俺は理解した。
こいつは俺がこれまで戦ってきた誰とも違う。
俺の動き、俺のスキル、その全てを彼は初見で見切り、そしてその上を行く一手を常に打ち返してくる。
天才。
天賦の才と血の滲むような努力によって、人の身でありながら武の極致へと至った本物の天才。
キィン!
甲高い音と共に俺の長剣が中ほどからあっさりと折れた。聖剣デュランダルの圧倒的な切れ味と聖なる力の前に、オークが鍛えた鋼はあまりにも脆かった。
「終わりだ」
アランの冷たい声。
がら空きになった俺の胴体へと、聖剣の切っ先が寸分の狂いもなく突き込まれた。
俺はその光景をスローモーションのように見つめていた。
これがアークライト王国最強。
これが人間の英雄。
俺の完敗だった。
その時だった。
俺とアランの間に巨大な影が割り込んだ。
ドゴォォォン!
凄まじい衝撃音と共に聖剣の突きを、その身をもって受け止めたのは将軍ガロンだった。
彼の黒鉄の鎧は聖剣の一撃で無残に砕け散り、その下の肉を深く抉っていた。
「……ガ……ロン……!?」
「……我が王に指一本触れさせるものか……!」
ガロンは口から血を流しながらも、その巨体でアランの剣を抑え込み、俺に向かって絶叫した。
「ボス! お逃げください! ここは我々が!」
彼の覚悟。
それは俺の心を絶望の淵から再び引きずり出した。
俺はまだ負けられない。
俺の背後には俺を信じ、命を懸けてくれる仲間がいるのだから。
俺たちは彼らが持ち帰ったであろう「偽の情報」が敵陣でどのような影響を与えるか、静観の構えを取っていた。斥候網は前線基地の周囲に張り巡らされ、彼らのどんな小さな動きも見逃すことはない。
そしてその日は来た。
「報告! 前線基地より大規模な部隊が出撃! その数およそ百! 基地のほぼ全戦力と思われます!」
『黒曜の爪』からの緊急報告が、王城の作戦室に緊張を走らせた。
百……。俺たちの予想を遥かに上回る数だ。
「奴ら、本気で森の掃討に乗り出す気か!」
ガロンが吐き捨てるように言った。
「それだけではない」俺は報告の続きを促した。「部隊の先頭に立つ者の特徴は?」
斥候はゴクリと喉を鳴らし、震える声で答えた。
「……白銀の鎧。その姿はまるで伝説の英雄のようだった、と。おそらく彼こそが白銀騎士団長、アラン・フォン・ヴァイス……」
アラン・フォン・ヴァイス。
その名が出た瞬間、リリアが小さく息を呑んだ。
「……アークライト王国最強の騎士。エルフの間でもその名は知られています。彼一人の武力は千の兵に匹敵すると……」
千の兵。
つまり俺が相手にしようとしているのは、百の騎士団ではなく実質千百の軍勢ということか。
「……面白い」
俺の口から笑みが漏れた。
恐怖ではない。武者震いだ。
この世界の「最強」が一体どれほどのものなのか。この目で、この肌で確かめてみたくなった。
「ガロン」
「はっ!」
「鉄槌軍団、疾風軍団、全軍に出撃準備を命じろ。決戦の地は前回と同じ東の沼地帯だ。地の利は我々にある」
「御意!」
ガロンが勇ましく部屋を飛び出していく。
「リリア」
「はい……」
「お前は衛生部隊と共に後方で待機。そして竜翼軍団(ドラグーン)にも出撃準備をさせておけ。だが俺の合図があるまで決して動くな。彼らは我々の最後の切り札だ」
リリアは不安げな表情を浮かべながらも、力強く頷いた。
魔森連合軍、総力戦。
ついにこの時が来たのだ。
数時間後。東の沼地帯。
俺はガロンと共に丘の上から、静かに行軍してくる白銀騎士団の姿を眺めていた。
その軍勢はまさに圧巻だった。
百名の騎士たちが一糸乱れぬ隊列を組み、静かに、しかし圧倒的な威圧感を放ちながら森を進んでくる。彼らの鎧が立てる規則正しい金属音だけが、不気味に響き渡っていた。
そして、その先頭。
一頭の白馬に跨り、悠然と進む白銀の騎士。
アラン・フォン・ヴァイス。
遠目に見ても分かる。格が違う。
彼一人だけが周囲の風景から浮き上がっているかのように、神々しいオーラを放っていた。
「……あれが騎士団長か」
ガロンがゴクリと喉を鳴らす。オーク最強の戦士である彼でさえ、アランの放つ覇気に気圧されているのが分かった。
「ガロン。作戦は前と同じだ。森の地形を使い、奴らの隊列を乱し分断する。そして各個撃破する。だが一つだけ違うことがある」
「……と、申しますと?」
「あの白銀の騎士団長は、俺がやる」
俺はそう言い残すと、ガロンに地上部隊の指揮を任せ、一人で丘を駆け下りた。
「全軍、かかれ!」
ガロンの号令を合図に、森の四方八方から俺の軍勢が雄叫びを上げて白銀騎士団に襲いかかった。
だが白銀騎士団は、前回の偵察部隊とは全く違った。
「全軍、方陣を組め! 斧兵(オーク)の突撃は盾で受け止めろ! 弓兵、側面から来るゴブリンを牽制!」
アランの冷静でよく通る声が戦場に響き渡る。
騎士たちはその声に寸分の狂いもなく反応し、瞬く間に巨大な盾壁を備えた鉄壁の方陣を組み上げた。
オークたちの猛攻はその盾壁に阻まれ、全く歯が立たない。ゴブリンたちの奇襲も弓兵の的確な牽制射撃の前に近づくことさえできない。
そしてその鉄壁の陣形の中心で、アランは静かに俺の姿を探していた。
彼の蒼い瞳が俺を正確に捉える。
彼は白馬からひらりと降り立つと、腰の聖剣デュランダルをゆっくりと抜き放った。
キィン、という澄んだ音。
剣が抜かれた瞬間、彼の周囲の空気が聖なる力で浄化されていくかのように清浄なものに変わった。
「――お前がこの魔物の群れを率いる王か」
アランの声は静かだった。だがその言葉には、絶対的な強者だけが持つ揺ぎない自信が満ちていた。
俺は彼の前に進み出た。
「いかにも。俺がゴブ。魔森連合の王だ」
「ゴブ……。奇妙な名だ。だがその力、本物のようだ。私の騎士たちをよくもここまで手こずらせてくれた」
「お前たちの騎士団もなかなかのものだ。俺の兵たちが楽しませてもらっている」
俺たちは周囲で繰り広げられる激しい戦闘など意にも介さないように、互いを見据えていた。
戦場の喧騒が嘘のように遠のいていく。
「問おう、魔物の王よ」アランが剣を正眼に構えた。「何故我々人間に牙を剥く。何故この森に無用な混乱を招く。お前の目的は何だ?」
「目的か。単純なことだ。俺は俺の仲間たちが平和に暮らせる国をここに作っている。それだけだ。お前たち人間こそ、なぜ我々の聖域を土足で踏み荒らす?」
「聖域だと?」アランは鼻で笑った。「魔物が支配する土地など、浄化すべき穢れでしかない。平和を望むなら我々人間の法と秩序の下にひれ伏すがいい」
交渉は決裂だ。
俺たちが相容れることは決してない。
ならば残るは力で示すのみ。
「――ならばかかってこい。人間の英雄」
「――望むところだ。魔物の王よ」
俺とアランの身体が同時に地を蹴った。
ゴブリンロードの魔力と白銀騎士団長の聖なる力が、戦場の中央で激突した。
凄まじい衝撃波が周囲の木々を薙ぎ倒し、戦っていた両軍の兵士たちを吹き飛ばす。
誰もがその異次元の戦いに息を呑んだ。
俺の長剣とアランの聖剣が火花を散らす。
速い。そして重い。
ガロンのパワーとも盗賊のスピードとも違う、洗練され尽くした完璧な剣技。
俺はゾルガから受け継いだオークの戦闘経験と、人間の剣士から奪った【剣術】スキルを総動員して彼の攻撃に対応する。
だがそれでも押されていた。
一合、二合と打ち合ううちに俺は理解した。
こいつは俺がこれまで戦ってきた誰とも違う。
俺の動き、俺のスキル、その全てを彼は初見で見切り、そしてその上を行く一手を常に打ち返してくる。
天才。
天賦の才と血の滲むような努力によって、人の身でありながら武の極致へと至った本物の天才。
キィン!
甲高い音と共に俺の長剣が中ほどからあっさりと折れた。聖剣デュランダルの圧倒的な切れ味と聖なる力の前に、オークが鍛えた鋼はあまりにも脆かった。
「終わりだ」
アランの冷たい声。
がら空きになった俺の胴体へと、聖剣の切っ先が寸分の狂いもなく突き込まれた。
俺はその光景をスローモーションのように見つめていた。
これがアークライト王国最強。
これが人間の英雄。
俺の完敗だった。
その時だった。
俺とアランの間に巨大な影が割り込んだ。
ドゴォォォン!
凄まじい衝撃音と共に聖剣の突きを、その身をもって受け止めたのは将軍ガロンだった。
彼の黒鉄の鎧は聖剣の一撃で無残に砕け散り、その下の肉を深く抉っていた。
「……ガ……ロン……!?」
「……我が王に指一本触れさせるものか……!」
ガロンは口から血を流しながらも、その巨体でアランの剣を抑え込み、俺に向かって絶叫した。
「ボス! お逃げください! ここは我々が!」
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