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第84話 地下への道
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首筋に触れる死神の鎌の冷たい感触。時間が止まった。
教主の動きはあまりにも速く、そして静かだった。リゼットですらその瞬間移動のような動きに、警告を発するのが精一杯だった。
「動くなよ、若者」
教主の囁きは穏やかですらあった。だが、その声に含まれる絶対的な威圧感が俺の体の自由を完全に奪っていた。少しでも動けばこの鎌は、俺の首を容易く刈り取るだろう。
「ルーク!」
「ルークの旦那!」
リゼットとギムリが血相を変えてこちらへ駆け寄ろうとする。だが、異形の幹部ザラキエルが巨大な闇の腕を広げ、二人の前に立ちはだかった。
「貴様らの相手は、この私だと言ったはずだ」
ザラキエルの体から凄まじい闘気が放たれる。リゼットとギムリは俺を助けたくても、目の前の強敵に足止めされてしまう。
メインホールは再び混沌の渦へと戻った。ミストラル自警団と神殿騎士たちが押し寄せる邪教徒たちと死闘を繰り広げている。ノエルは負傷者の治療と戦況のコントロールで手一杯だ。
誰も俺を助けられない。俺は敵の首魁の手に完全に落ちてしまった。
「さて」
教主は俺の耳元で満足げに息をついた。
「少し場所を変えようか。ここはどうにも騒がしすぎて、話に集中できん」
彼がそう言った瞬間、俺たちの足元に黒い渦のような魔法陣が浮かび上がった。転移魔法だ。
「……っ!」
俺は最後の抵抗として、ポケットに忍ばせていたノエル特製の『痺れ花の鱗粉』を背後の教主に向かって投げつけようとした。だが、それよりも早く鎌の柄で後頭部を強打され、俺の意識は急速に遠のいていった。
(……みんな……すまない……)
それが俺が最後に思ったことだった。
俺の体が光を失っていくのを、リゼットが絶望的な顔で見つめていた。
「ルークーーーーッ!」
彼女の悲痛な叫びが、メインホールに虚しく響き渡った。
―――どれくらいの時間が経ったのか。
冷たい石の感触で俺は意識を取り戻した。頭がガンガンと痛む。
「……う……」
ゆっくりと目を開けると、そこは薄暗い石造りの空間だった。壁には松明が等間隔に灯され、その炎が不気味な影を踊らせている。空気はひどく乾燥し、古びた石と死の匂いがした。
大神殿の地下。それもかなり深い場所だということは、すぐに分かった。
「……目が覚めたか」
声のした方を見ると、教主が少し離れた場所で石の祭壇のようなものに腰掛けていた。その手にはもう鎌は握られていない。彼はまるで旧知の友と語らうかのように、穏やかな表情で俺を見ていた。
俺は慌てて自分の体を確かめた。手足に枷はない。武器も取り上げられてはいないようだった。腰のポーチも創生水の革袋も、そのままだった。
「……なぜ俺を殺さない。なぜ武器を取り上げない」
「言っただろう。少し話をしたいだけだと」
教主は肩をすくめた。
「それに、お前を殺しては意味がない。我々が必要なのは生きたお前だ。そして、武器などお前にとってはもはや何の役にも立たんよ」
彼の言葉の意味を俺は測りかねた。
「ここはどこです」
「大神殿の最深部。禁断の聖域へと続く最後の回廊だ。……もうすぐ、我らの悲願が成就する」
彼は恍惚とした表情で、回廊のさらに奥、巨大な石の扉が閉ざされている方を指さした。あの扉の向こうに『邪神の心臓』が眠っているのだ。
俺は周囲を見回した。逃げ道はない。この回廊は一本道。そして、その入り口には教主が立っている。
「……なぜ俺の力が必要なのですか」
俺は単刀直入に尋ねた。
「邪神の力を制御するためですか」
「ほう。そこまで解明していたか。大したものだ」
教主は感心したように頷いた。
「その通りだよ、若者。邪神様の御力はあまりにも強大で不純だ。不完全な人間がその力を受け入れれば、ザラキエルのようにいずれは肉体が崩壊し、魂ごと喰われてしまう。だが、お前の『創生の力』があれば話は別だ」
彼は立ち上がると、ゆっくりと俺に近づいてきた。
「お前の力は、いわば究極の『濾過装置(フィルター)』だ。邪神様の不純な力を、お前という器を通して純粋な、そして制御可能なエネルギーへと変換する。そうすれば我らが主は、邪神の力を完全にその身に宿すことができるのだ」
「……あなた自身が邪神になる、と?」
「いかにも」
教主は両手を広げ、陶酔したように言った。
「私は新たなる神となり、この腐敗した世界を一度無に帰す。そして、奈落の静寂に満ちた真の楽園を創造するのだ! お前は、その偉大なる計画の最後のピースとなる栄誉を与えられたのだよ!」
狂信。彼の瞳には一点の曇りもない純粋な狂気が宿っていた。もはや言葉で彼を説得することは不可能だろう。
その時だった。
回廊の入り口の方から大きな破壊音と邪教徒たちの悲鳴が聞こえてきた。
「……ほう。思ったより早いお着きだ」
教主は少しも動じず、ただ面白そうに入り口の方を見つめた。
壁を突き破り、最初に姿を現したのは巨大な戦鎚だった。ギムリだ。
「見つけたぞ、外道どもが!」
彼の雄叫びと共に、リゼット、ノエル、そして神殿騎士の精鋭たちが次々と回廊になだれ込んできた。彼らはメインホールの邪教徒たちを殲滅し、俺の消えた魔法陣の痕跡を追い、この地下深くへとたどり着いたのだ。
「ルーク! 無事か!」
リゼットが安堵と怒りが入り混じった顔で、俺の名を叫んだ。
俺は仲間たちの姿を見て、胸が熱くなるのを感じた。
教主はそんな俺たちの再会を、まるで演劇でも見るかのように静かに眺めていた。
「……さて。役者は揃ったようだな」
彼は虚空から、再びあの巨大な黒曜石の鎌をその手に召喚した。
「ここから先は我らの最も神聖な儀式の場。一人たりとも通すわけにはいかん」
彼は鎌を構え、俺たちの前に静かに、しかし絶対的な壁として立ちはだかった。
「ザラキエル。そして、我が『門番』たちよ。客人の、おもてなしをしてやれ」
彼の呼びかけに応え、回廊の左右の壁から石像だと思われていたガーゴイルたちが赤い目を光らせ、次々と動き出した。そして、異形の幹部ザラキエルも傷ついた体を引きずりながら、教主の隣に立つ。
最後の戦いが、始まろうとしていた。
俺は仲間たちの元へと駆け寄った。
「皆さん……!」
「説教は後だ、ルーク!」
リゼットはそう言うと、俺の前に立ち剣を構えた。
「行くぞ! 我らの仲間を取り戻す!」
彼女の号令一下、俺たちの最後の突撃が始まった。
教主の動きはあまりにも速く、そして静かだった。リゼットですらその瞬間移動のような動きに、警告を発するのが精一杯だった。
「動くなよ、若者」
教主の囁きは穏やかですらあった。だが、その声に含まれる絶対的な威圧感が俺の体の自由を完全に奪っていた。少しでも動けばこの鎌は、俺の首を容易く刈り取るだろう。
「ルーク!」
「ルークの旦那!」
リゼットとギムリが血相を変えてこちらへ駆け寄ろうとする。だが、異形の幹部ザラキエルが巨大な闇の腕を広げ、二人の前に立ちはだかった。
「貴様らの相手は、この私だと言ったはずだ」
ザラキエルの体から凄まじい闘気が放たれる。リゼットとギムリは俺を助けたくても、目の前の強敵に足止めされてしまう。
メインホールは再び混沌の渦へと戻った。ミストラル自警団と神殿騎士たちが押し寄せる邪教徒たちと死闘を繰り広げている。ノエルは負傷者の治療と戦況のコントロールで手一杯だ。
誰も俺を助けられない。俺は敵の首魁の手に完全に落ちてしまった。
「さて」
教主は俺の耳元で満足げに息をついた。
「少し場所を変えようか。ここはどうにも騒がしすぎて、話に集中できん」
彼がそう言った瞬間、俺たちの足元に黒い渦のような魔法陣が浮かび上がった。転移魔法だ。
「……っ!」
俺は最後の抵抗として、ポケットに忍ばせていたノエル特製の『痺れ花の鱗粉』を背後の教主に向かって投げつけようとした。だが、それよりも早く鎌の柄で後頭部を強打され、俺の意識は急速に遠のいていった。
(……みんな……すまない……)
それが俺が最後に思ったことだった。
俺の体が光を失っていくのを、リゼットが絶望的な顔で見つめていた。
「ルークーーーーッ!」
彼女の悲痛な叫びが、メインホールに虚しく響き渡った。
―――どれくらいの時間が経ったのか。
冷たい石の感触で俺は意識を取り戻した。頭がガンガンと痛む。
「……う……」
ゆっくりと目を開けると、そこは薄暗い石造りの空間だった。壁には松明が等間隔に灯され、その炎が不気味な影を踊らせている。空気はひどく乾燥し、古びた石と死の匂いがした。
大神殿の地下。それもかなり深い場所だということは、すぐに分かった。
「……目が覚めたか」
声のした方を見ると、教主が少し離れた場所で石の祭壇のようなものに腰掛けていた。その手にはもう鎌は握られていない。彼はまるで旧知の友と語らうかのように、穏やかな表情で俺を見ていた。
俺は慌てて自分の体を確かめた。手足に枷はない。武器も取り上げられてはいないようだった。腰のポーチも創生水の革袋も、そのままだった。
「……なぜ俺を殺さない。なぜ武器を取り上げない」
「言っただろう。少し話をしたいだけだと」
教主は肩をすくめた。
「それに、お前を殺しては意味がない。我々が必要なのは生きたお前だ。そして、武器などお前にとってはもはや何の役にも立たんよ」
彼の言葉の意味を俺は測りかねた。
「ここはどこです」
「大神殿の最深部。禁断の聖域へと続く最後の回廊だ。……もうすぐ、我らの悲願が成就する」
彼は恍惚とした表情で、回廊のさらに奥、巨大な石の扉が閉ざされている方を指さした。あの扉の向こうに『邪神の心臓』が眠っているのだ。
俺は周囲を見回した。逃げ道はない。この回廊は一本道。そして、その入り口には教主が立っている。
「……なぜ俺の力が必要なのですか」
俺は単刀直入に尋ねた。
「邪神の力を制御するためですか」
「ほう。そこまで解明していたか。大したものだ」
教主は感心したように頷いた。
「その通りだよ、若者。邪神様の御力はあまりにも強大で不純だ。不完全な人間がその力を受け入れれば、ザラキエルのようにいずれは肉体が崩壊し、魂ごと喰われてしまう。だが、お前の『創生の力』があれば話は別だ」
彼は立ち上がると、ゆっくりと俺に近づいてきた。
「お前の力は、いわば究極の『濾過装置(フィルター)』だ。邪神様の不純な力を、お前という器を通して純粋な、そして制御可能なエネルギーへと変換する。そうすれば我らが主は、邪神の力を完全にその身に宿すことができるのだ」
「……あなた自身が邪神になる、と?」
「いかにも」
教主は両手を広げ、陶酔したように言った。
「私は新たなる神となり、この腐敗した世界を一度無に帰す。そして、奈落の静寂に満ちた真の楽園を創造するのだ! お前は、その偉大なる計画の最後のピースとなる栄誉を与えられたのだよ!」
狂信。彼の瞳には一点の曇りもない純粋な狂気が宿っていた。もはや言葉で彼を説得することは不可能だろう。
その時だった。
回廊の入り口の方から大きな破壊音と邪教徒たちの悲鳴が聞こえてきた。
「……ほう。思ったより早いお着きだ」
教主は少しも動じず、ただ面白そうに入り口の方を見つめた。
壁を突き破り、最初に姿を現したのは巨大な戦鎚だった。ギムリだ。
「見つけたぞ、外道どもが!」
彼の雄叫びと共に、リゼット、ノエル、そして神殿騎士の精鋭たちが次々と回廊になだれ込んできた。彼らはメインホールの邪教徒たちを殲滅し、俺の消えた魔法陣の痕跡を追い、この地下深くへとたどり着いたのだ。
「ルーク! 無事か!」
リゼットが安堵と怒りが入り混じった顔で、俺の名を叫んだ。
俺は仲間たちの姿を見て、胸が熱くなるのを感じた。
教主はそんな俺たちの再会を、まるで演劇でも見るかのように静かに眺めていた。
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最後の戦いが、始まろうとしていた。
俺は仲間たちの元へと駆け寄った。
「皆さん……!」
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