元・異世界一般人(Lv.1)、現代にて全ステータスカンストで転生したので、好き放題やらせていただきます

夏見ナイ

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第一話:覚醒 - 全ステータス、カンストしました

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ざわざわとした喧騒が、まるで遠い世界の音のように鼓膜を揺らす。
厳かな雰囲気の講堂。パイプオルガンの荘重な響き。硬い椅子の感触。そして、新入生たちの期待と不安が入り混じった独特の熱気。
視界の端に映る、揃いの真新しい制服。黒を基調としたブレザーに、金色の刺繍で校章があしらわれている。確か、帝聖学園とかいう、とんでもなく偏差値が高くて、とんでもなく学費が高いことで有名な私立高校の制服だ。

(……ん? なんで俺は、こんなところに?)

違和感。猛烈な既視感。
頭の中で、バラバラだったパズルのピースが急速に組み合わさっていくような感覚。
脳髄を直接掴まれて揺さぶられるような激しい眩暈と共に、膨大な記憶の濁流が意識を飲み込んだ。

『グ、ガァァァァァッ!』

耳をつんざくような咆哮。地響き。土埃と血の匂い。
燃え盛る家々。逃げ惑う村人たちの悲鳴。
目の前で、幼馴染が巨大な影に薙ぎ払われる。赤い飛沫が宙を舞った。
動けない。足が竦んで、声も出ない。
自分に向かって振り下ろされる、岩のような巨大な拳。
痛みよりも先に感じたのは、圧倒的なまでの無力感と、焼け付くような後悔。

(ああ、こんな……こんな死に方、嫌だ……もっと……もっと力があれば……違う人生だったら……!)

それが、俺――エルヴィンという名の、異世界のしがない村人だった男の、最期の記憶。

「――新入生総代、神崎 蓮君。前へ」

凛とした声が、俺の名前を呼んだ。
ハッと我に返る。
周囲の視線が一斉に俺に突き刺さるのを感じた。
俺? 神崎 蓮?

混乱する思考の中で、しかし、流れ込んできたもう一つの記憶が、今の状況を正確に告げていた。
そうだ、俺は神崎 蓮。現代日本で生まれ育った、16歳の少年。大企業「神崎グループ」会長の長男。そして今日、この帝聖学園高等部に入学した。
エルヴィンとしての死の記憶と、神崎蓮としての16年間の人生の記憶が、今、完全に一つになったのだ。

(転生……ってやつか? しかも、なんだ、この……恵まれすぎたスペックは?)

ゆっくりと立ち上がり、演台へと歩き出す。
数百人の視線が集中しているはずなのに、不思議と緊張はなかった。むしろ、全ての視線、全ての音が、驚くほどクリアに認識できる。
講堂の隅で小さく咳払いをした教師の音。後方の席で隣の生徒に何かを囁いている女子生徒の微かな声。壇上に立つ校長の、わずかに震える指先。
五感が異常なまでに研ぎ澄まされている。

そして、頭脳。
壇上へ向かうわずかな時間で、先ほど流れ込んできたエルヴィンとしての人生と、神崎蓮としての人生の記憶が完全に整理され、統合されていく。二つの人生、合計36年分の経験と知識が、完璧な形で俺の中に収まった。
まるで高性能なコンピューターがデータを最適化するように、膨大な情報が瞬時に処理されていく。

(完全記憶能力……高度な情報処理能力……それに、この身体……)

軽く指を動かしてみる。イメージした通りに、寸分の狂いもなく動く。体全体が羽のように軽く、内に秘めたエネルギーが満ち溢れているのを感じる。視力も、聴力も、おそらく他の感覚も、常人の域を遥かに超えている。
エルヴィンだった頃の、平凡で非力な肉体とはまるで違う。神崎蓮の肉体は、まさしく「完璧」という言葉が相応しい。

演台の前に立つ。目の前にはマイク。そして、講堂を埋め尽くす生徒と教職員たち。
ふと、演台の脇に置かれた姿見に、自分の姿が映っているのが見えた。

(これが……今の俺……神崎 蓮……)

息を呑むほどの美貌だった。
自分で言うのもなんだが、これはもう、人間というより芸術作品の域だ。滑らかな白い肌、通った鼻筋、やや切れ長で理知的な光を宿す瞳、そして、艶やかな黒髪。全体的なバランスも完璧で、どこか人間離れしたオーラさえ漂っている。
モデル並みのスタイル、というより、もはや伝説の彫刻家が魂を込めて作り上げた最高傑作。エルヴィンだった頃の、平凡で特徴のない顔立ちとは比べ物にならない。

「……新入生総代、神崎 蓮です」

マイクを通して、自分の声が講堂に響く。
落ち着いた、それでいてよく通る、心地よいバリトン。これもまた、天賦の才なのだろう。

本来、新入生代表の挨拶は、別の生徒が務めるはずだった。入学試験で次点の成績だった女子生徒。だが、俺――神崎蓮が、全科目満点という前代未聞の成績で首席になったため、急遽変更されたらしい。
挨拶文など用意していない。しかし、問題はなかった。

「本日、私たちは帝聖学園高等部の一員となりました。歴史と伝統あるこの学び舎で、新たな一歩を踏み出せることを、新入生一同、心より光栄に思います」

淀みなく言葉が紡ぎ出される。事前に用意された原稿を読むのではなく、その場で思考し、最も適切で、最も人の心に響く言葉を選び、構成していく。完全記憶能力と高度な情報処理能力が、それを可能にしていた。

「私たちを取り巻く社会は、かつてないスピードで変化し続けています。未知なる課題、複雑化する問題。これからの時代を生きる私たちには、幅広い知識と深い教養、そして、変化を恐れず挑戦し続ける強い意志が求められるでしょう」

異世界での経験。エルヴィンとして生きた20年間は、決して無駄ではなかった。異なる文化、異なる価値観、そして、理不尽なまでの死。それらの経験が、神崎蓮の言葉に深みと説得力を与えている。

「この帝聖学園には、最高の教育環境と、共に切磋琢磨できる素晴らしい仲間たちがいます。私たちは、この恵まれた環境に感謝し、自らの可能性を最大限に引き出すべく、日々の学びに励むことを誓います。そして、将来、社会に貢献できる人間となるべく、精一杯努力していく所存です」

前世の無念。力なく死んでいった後悔。それを繰り返さないために。
この与えられた規格外の才能と環境を、最大限に活用するために。

「結びに、校長先生をはじめ、諸先生方、並びに在校生の皆様、本日は私たちのためにこのような素晴らしい式典を催していただき、誠にありがとうございます。未熟な私たちではございますが、これから三年間、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」

完璧なタイミングで締めくくり、深々と一礼する。
一瞬の静寂の後、講堂は割れんばかりの拍手に包まれた。
驚嘆、称賛、そして、わずかな畏敬の念が入り混じった視線が、俺に注がれる。

(ふむ……悪くない。いや、最高だ)

口元に微かな笑みが浮かぶのを自覚する。
前世では決して味わうことのできなかった、この全能感。注目される快感。
これが、今の俺。神崎 蓮。

演台から降り、自分の席へと戻る途中、数人の生徒と目が合った。
その中に、ひときわ強い意志を宿した瞳でこちらを見つめる女子生徒がいた。胸元には生徒会長のバッジが輝いている。長い黒髪を一つに束ね、涼やかな目元が印象的な、怜悧な美貌の持ち主。高嶺 椿。確か、そんな名前だったはずだ。彼女の視線には、単なる好奇心以上の、何かを探るような色が混じっているように感じた。

(面白い……)

これから始まる学園生活が、少し楽しみになった。

***

入学式が終わり、新入生は各クラスへと移動した。
俺が配属されたのは、一年A組。おそらく、成績上位者を集めたクラスなのだろう。
教室に入ると、再び視線が集まる。囁き声が聞こえてくる。

「あれが神崎蓮……噂通りのイケメン……」
「入学式のアドリブスピーチ、凄かったわよね」
「全教科満点だって……人間じゃないみたい」
「神崎グループの御曹司だろ? 住む世界が違うよな……」

羨望、嫉妬、好奇心。様々な感情が渦巻いているのが手に取るように分かる。だが、それらは今の俺にとって、心地よいBGMのようなものだった。

自分の席は窓際の一番後ろ。特等席だ。
席に着き、窓の外に広がる緑豊かな中庭を眺めていると、隣の席の女子生徒が遠慮がちに声をかけてきた。

「あ、あの……神崎君、だよね? 私は橘 葵。よろしくね!」

太陽みたいに明るい笑顔を向けてきたのは、ポニーテールがよく似合う快活そうな少女だった。健康的に日焼けした肌と、大きな瞳が印象的だ。どうやら、俺と同じクラスらしい。

「ああ、よろしく。橘さん」
軽く会釈を返すと、橘葵は少し頬を赤らめて、慌てたように自分の席に座った。

(ふむ、この学園、美少女のレベルも高いな……)

前世では、村の娘くらいしか知らなかったエルヴィンにとって、現代日本の、しかも超名門校の女子生徒たちは眩しすぎる存在だった。

やがて担任教師が入ってきて、ホームルームが始まった。
教師の名前は、鈴木。どこにでもいそうな、人の良さそうな中年男性だ。彼は出席簿を確認しながら、時折、俺の方をチラチラと見ては、緊張したような表情を浮かべている。神崎グループの息がかかった学園だ。俺の存在は、教師にとってもプレッシャーなのだろう。

自己紹介の時間がやってきた。
生徒たちが順番に前に出て、自分の名前や趣味、抱負などを語っていく。
そして、俺の番が来た。

「神崎 蓮です。趣味は……そうですね、人間観察と、新しいことを学ぶこと、でしょうか。この学園で、たくさんの刺激的な出会いと経験ができることを楽しみにしています。三年間、よろしくお願いします」

当たり障りのない、しかし、どこか含みのある自己紹介。完全記憶能力のおかげで、クラス全員の名前と顔、そして自己紹介の内容は既にインプット済みだ。

「神崎君は、入学試験で全教科満点という素晴らしい成績を収めました。何か、特別な勉強法でもあるのかな?」
鈴木先生が、興味津々といった様子で尋ねてくる。

「特別なことは何も。教科書を読んで、内容を理解しただけです」
事実を述べただけだが、教室はわずかにどよめいた。まるで「そんな馬鹿な」と言わんばかりの空気。

「そ、そうか……。では、何か得意な科目は?」
「強いて言うなら、全て得意です」

謙遜する、という思考が今の俺にはなかった。持っている力を隠す必要性を感じない。むしろ、見せつけたいという欲求の方が強い。前世での抑圧された思いが、そうさせるのかもしれない。

教室が再び静まり返る。ある者は呆気に取られ、ある者は呆れたような、あるいは感心したような表情を浮かべている。隣の席の橘葵は、目を丸くしてこちらを見ていた。

(まあ、これから嫌でも思い知ることになるだろうさ。俺が、どれだけ規格外なのかを)

退屈だったホームルームが終わり、今日の授業はこれで終了となった。

***

迎えの黒塗りの高級車に乗り込み、神崎家の豪邸へと帰宅する。
都内の一等地に聳え立つ、城と見紛うばかりの洋館。広大な庭園には手入れの行き届いた芝生が広がり、季節の花々が咲き誇っている。これが、俺の「実家」だ。エルヴィンが住んでいた、粗末な木造の家とは天と地ほどの差がある。

玄関ホールで、執事の老紳士が出迎えてくれた。
「お帰りなさいませ、蓮様。入学式、お疲れ様でございました」
「ああ、ただいま」

リビングへ向かうと、ソファで寛いでいた父と目が合った。
神崎グループ会長、神崎龍一郎。鋭い眼光を持つ、威厳のある男だ。俺の現世での父親。

「おかえり、蓮。どうだった、初めての学園は?」
「まあ、退屈はしなさそうです」
素っ気なく答えると、父は面白そうに口角を上げた。

「そうか。新入生代表の挨拶、見事だったと聞いたぞ。さすがは私の息子だ」
父の声には、純粋な称賛と、それ以上の何か……期待のようなものが含まれている気がした。この父親は、俺の「異常さ」に気づいているのかもしれない。あるいは、何かを知っているのか。

「当然でしょう。父さんの息子なんですから」
軽口で返す。父はそれ以上何も言わず、読んでいた経済紙に視線を戻した。

そこへ、階段を駆け下りてくる軽快な足音。
「お兄様! おかえりなさい!」
現れたのは、俺の妹、神崎 雫(しずく)。中学三年生の、人形のように愛らしい少女だ。

「ただいま、雫」
「入学式、どうだった? きっとお兄様、また何かやらかしたんでしょ!」
キラキラした瞳で、無邪気に聞いてくる。この妹は、昔から俺の「普通じゃない」ところに気づいていて、それを面白がっている節がある。

「人聞きの悪いことを言うな。新入生代表の挨拶を、少しばかり見事にこなしただけだ」
「やっぱり! さすがはお兄様!」
雫は屈託なく笑った。

この家族との関係は、悪くない。むしろ、恵まれていると言っていいだろう。
前世では、早くに両親を亡くし、孤独だったエルヴィンにとって、この温かな(?)家庭環境は、少しばかり擽ったい。

***

自室に戻る。
広さは、エルヴィンが住んでいた家全体よりも広いかもしれない。キングサイズのベッド、最新鋭のデスクトップPC、壁一面の本棚にはあらゆるジャンルの書籍が並んでいる。窓からは、ライトアップされた庭園と、遠くに広がる都心の夜景が見えた。

改めて、自分の掌を見つめる。
この手に宿った、規格外の力。
頭脳、身体、容姿、家柄、財力……何もかもが、前世とは比較にならないほど恵まれている。

(エルヴィンとしての俺は、何もできずに死んだ)

あの時の無力感と後悔は、今も鮮明に胸に残っている。
もう二度と、あんな思いはしたくない。

(神崎蓮としての俺は、何でもできる)

この力があれば、どんなことでも成し遂げられるだろう。
学業で頂点を極めること。スポーツで世界記録を塗り替えること。芸術で人々を感動させること。ビジネスで莫大な富を築くこと。科学技術を発展させること。あるいは、世界の裏側で暗躍することだって……。

選択肢は無限にある。
何を選ぶ? 何を成し遂げる?

(決まっている)

ニヤリと、口角が上がる。

(全部だ)

この二度目の人生、手に入れた全ての力を使って、やりたいことを、好きなだけ、好き放題にやってやる。
それが、前世で何もできなかった俺への、最高の手向けになるはずだ。

まずは、この帝聖学園からだ。
明日からは、本格的に授業が始まる。体力測定もあるらしい。

(さて、どれだけ驚かせてやろうか)

窓の外に広がる煌びやかな夜景を見下ろしながら、神崎蓮――いや、エルヴィンの魂を受け継いだ新しい俺は、これから始まる波乱に満ちた日々に、胸を高鳴らせていた。
最初の獲物は、退屈な日常。それを、根こそぎ塗り替えてやる。

異世界帰りの一般人が、現代日本で最強のチート能力を手に入れた。
物語は、まだ始まったばかりだ。
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